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蜜夜2 ☆
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「あぁ……。本当に可愛い。何者にも触れられていない薄い姫薔薇が、俺の手によって色づいて濃い色になった」
陶酔した目が見下ろす先には、ぷっくりと赤く腫れ上がったコーネリアの花弁がある。蜜でテラテラと濡れ、剥かれたままになった肉真珠もまるで薔薇の実のようだ。
「……レイ……、様……。旦那さま……」
ハァハァと呼吸を整えるコーネリアは、より強い快楽を求めていた。いや、夫も気持ち良くなる事を望んでいた。
まだ痙攣している体を引きずって起き上がると、天を衝かんばかりにそそり立っているレックスの屹立に手を添える。
「……こんなに大きくされて。お可哀想」
最初は怖いと思った男性の器官も、今はレックスの大事な部分で自分を愛してくれる場所だと理解している。
「お苦しいでしょう? いま楽にして差し上げます」
脚を開いたレックスの前に四つ這いになり、コーネリアは金髪を掻き上げ邪魔にならないようにしつつ、竿を握り先端を口に含んだ。
「ぁ……、コーネリア……」
小さな舌がチロチロと先端をくすぐり、鈴口をかすっては窄まった唇がチュウッと優しく先走りを吸い取る。
そのあとグルリと雁首を舐められ、平らになった舌が裏筋をレロレロと上下した。
ほっそりとした手は根元を握り、指の先がつかないほど太いモノを懸命にしごく。
「んぅ……、んく、ん……ぷ、ぁ。はむ……ん、……ぁ、あむ……ん、ちゅ……」
無意識に妖艶な声を漏らし、コーネリアは懸命に奉仕をする。
この行為も数え切れない夜の営みの中で教え込まれた事だ。最初こそ戸惑ったものの、自分が同じように舐められているので、同様にレックスの屹立を舐めれば気持ち良くなるのも道理だと理解した。
長時間続けていると顎が疲れてくるが、〝これ〟をするとレックスが気持ち良さそうな声を出し、頭を撫でてくれるので気に入っている。まさしく『奉仕』だ。
「コーネリアは随分上手になったな。さすが俺の自慢の妻だ」
レックスはコーネリアの頭を撫でつつ、彼女を寝かせてその秘部に指を滑らせた。
「あぁん……っ、ぁ……。ソレをされるとご奉仕できなくなりますから、おやめになって」
亀頭に熱い吐息を掛けつつ首を振るのだが、レックスは青い目を細めて笑うだけで愛撫をやめてくれない。
「ちゃんと続けなさい。良い妻ならできるだろう?」
「……は……ぃ。んぅ……、ン……ちゅ、は……あぁ、……あン……」
膣内に潜り込んだ指が、またコーネリアの弱い場所を擦ってくる。思わず白い尻をプリプリと振って抵抗すると、「こら」と頭を撫でられる。
「ほら、教えた通りいやらしい音をたてて美味しく味わってごらん?」
「ん……はぃ……」
顔を真っ赤に染め、コーネリアはレックスが一番感じるという雁首にしゃぶりついた。
じゅうっ、ちゅぱっ、ぢゅうぅっと憚らない音がし、コーネリアは王妃である自分が下品な音を立てている事に興奮する。片手は相変わらず逞しい竿を上下にしごき、もう片手は彼の子種が詰まっているという陰嚢を優しく揉みしだいた。
「あぁ、上手だ。美味しいか?」
「ふぁい。おいひぃれふ……」
舌を出して裏筋を舐め下ろし、レックスが好きだというので陰嚢も口に含んで吸い付き、クポクポと音を立てて楽しむ。
相手がレックスだからこそ、コーネリアはどこまでも淫らになれた。
幼い日に出会って婚約者となり、ずっと想い合ってきた。自分が行方をくらまし、普通ならガイに殺されたか、もうすでにお手つきになったと思い諦めただろう。それでもレックスはコーネリアを求めて父すら引きずり下ろし、自らが王になってコーネリアを求めた。
それほどまで執念深い想いに晒され、コーネリアは救出のあの日からずっと再燃した恋心に囚われている。
レックスのどんな姿を見ても「格好いい」と思い、成長した彼の姿を盗み見してときめいた。しなやかな獣のような体も、射るように鋭い目つきも、記憶にあるより少し長くなった髪も、何もかも心を奪ってならない。
彼の香りが好きだ。彼の声を聞くだけで下肢が浅ましくうずき蜜を垂らす。大きくて無骨な手ながら、その長い指が自分を繊細に暴き官能に導いてくれるのを知っている。
絶望の六年を経て、コーネリアはいま幸せの絶頂にいた。
彼から教えられる房事を何でも吸収し、嫌だと思う事など一つもない。「コレをすればレイ様は悦んでくださる」という一心だけで、娼婦顔負けの行為だとも知らずどんな事でも受け入れた。
レックスの精液だって、変わった味だが美味しいと思う。これがガイのものだと思うと身の毛もよだつ思いだが、相手がレックスだと思うだけですべてが薔薇色に見える。
「んンぅっ、んっ、ンっ、んぅ、じゅっ、んちゅうっ」
教わった通りレックスを上目遣いで見上げ、顔を振り立てて先端を舐めしゃぶる。蜜壷の中で蠢くレックスの指にも熱が入り、コーネリアは男の肉棒をしゃぶりながら達した。
「ンぅーっ……!」
ジュウッ……ときつく亀頭を吸って痙攣していると、優しく肩を押され顔を離される。
「もういいよ。ありがとう、コーネリア」
彼女の頭をまるく撫で、レックスがチュッとキスを与えてくれる。
蕩けた顔をして満足気に微笑むコーネリアの前で、レックスはゴロリと仰向けに寝転んだ。
「今日は君が上になってごらん。前も上手にできたから、できるだろう?」
「はい……」
まだ甘い痺れが残る体で起き上がり、コーネリアはレックスの腰を跨いだ。腹までビタンとついている屹立を起こし、唇を半開きにしたまま場所を定める。クチュ……と先端が蜜口に当たると、あまりの期待に胸がドキドキ高鳴った。
(ちゃんと入りますように……)
この体勢は二度目で、少し緊張する。
「ん……。あ……ぁ……」
ゆっくり体重を掛けてゆくと、ズブズブと自分の体にレックスが埋まってゆく。待ち望んだ逞しい肉棒に、背筋に歓喜が駆け抜けた。
だが先端と少しを含んだだけでコーネリアの腰は止まってしまい、彼女は焦って何度も腰を上下させる。
「コーネリア。脚を左右に開いてしゃがんでごらん。力を抜いて蜜口が軟らかくなった所で、体を上下に揺さぶって少しずつ埋めていくんだ」
「は、はい……」
言われた通りコーネリアはレックスに向かってパカリと脚を開き、なるべく腹部の力を抜いて腰を上下に振った。自重と反動で屹立は膣内に収まってゆき、八割ぐらいを呑み込む事ができた。
「あ……あぁ……」
自分がレックスに向かってどれほど淫らなポーズを取っているかも知らず、コーネリアは艶冶な溜め息をつく。
「そこまでにしておこうか。あとは俺が入れてあげよう」
レックスがコーネリアの尻たぶを掴み、下からズンッと突き上げた。
「っあぁアあぁあっ!!」
コーネリアは鋭い歓喜の声を上げ、背中を丸めて淫悦に打ち震える。あろう事か最奥まで夫の肉棒を含んだだけで、コーネリアは淫らに達してしまった。
「さあ、動いてみるんだ」
まだ絶頂で膣内がピクピク震えているのが分かっているのに、レックスはコーネリアのお尻を軽く叩いて促す。
トロリとした翡翠色の目がレックスを見下ろし、濡れた唇を赤い舌が舐める。
「気持ち良くなりたいんだろう?」
もう一度問われ、コーネリアは外に向かって膝を開いたまま、リズミカルに腰を使い出した。
「あんっ……ぁ、ア、あ、……あァ……っ、あん、ぁ、あ……っ」
か細い声を上げ体を上下させるたび、大ぶりの胸がたぷんたぷんと弾む。先端にある可憐な尖りも上下し、まるで宝石が踊っているようだ。
「あぁ。綺麗だ、コーネリア」
思わず伸びたレックスの手が、コーネリアの胸を包みタプタプモチモチと弄ぶ。
「コーネリア。いつも俺が弄ってあげている、可愛いおマメを自分で弄ってごらん」
「ん……っ、ぁ、は……っ、ぅ。あ……っ、あぁアっ!」
ゆっくり腰を上下させつつ、コーネリアは従順に自身の陰核に触れた。レックスがしてくれるように指の腹でツルンと撫でると、それまでになかった喜悦が駆け抜け、ギュウッと膣が締まる。
陶酔した目が見下ろす先には、ぷっくりと赤く腫れ上がったコーネリアの花弁がある。蜜でテラテラと濡れ、剥かれたままになった肉真珠もまるで薔薇の実のようだ。
「……レイ……、様……。旦那さま……」
ハァハァと呼吸を整えるコーネリアは、より強い快楽を求めていた。いや、夫も気持ち良くなる事を望んでいた。
まだ痙攣している体を引きずって起き上がると、天を衝かんばかりにそそり立っているレックスの屹立に手を添える。
「……こんなに大きくされて。お可哀想」
最初は怖いと思った男性の器官も、今はレックスの大事な部分で自分を愛してくれる場所だと理解している。
「お苦しいでしょう? いま楽にして差し上げます」
脚を開いたレックスの前に四つ這いになり、コーネリアは金髪を掻き上げ邪魔にならないようにしつつ、竿を握り先端を口に含んだ。
「ぁ……、コーネリア……」
小さな舌がチロチロと先端をくすぐり、鈴口をかすっては窄まった唇がチュウッと優しく先走りを吸い取る。
そのあとグルリと雁首を舐められ、平らになった舌が裏筋をレロレロと上下した。
ほっそりとした手は根元を握り、指の先がつかないほど太いモノを懸命にしごく。
「んぅ……、んく、ん……ぷ、ぁ。はむ……ん、……ぁ、あむ……ん、ちゅ……」
無意識に妖艶な声を漏らし、コーネリアは懸命に奉仕をする。
この行為も数え切れない夜の営みの中で教え込まれた事だ。最初こそ戸惑ったものの、自分が同じように舐められているので、同様にレックスの屹立を舐めれば気持ち良くなるのも道理だと理解した。
長時間続けていると顎が疲れてくるが、〝これ〟をするとレックスが気持ち良さそうな声を出し、頭を撫でてくれるので気に入っている。まさしく『奉仕』だ。
「コーネリアは随分上手になったな。さすが俺の自慢の妻だ」
レックスはコーネリアの頭を撫でつつ、彼女を寝かせてその秘部に指を滑らせた。
「あぁん……っ、ぁ……。ソレをされるとご奉仕できなくなりますから、おやめになって」
亀頭に熱い吐息を掛けつつ首を振るのだが、レックスは青い目を細めて笑うだけで愛撫をやめてくれない。
「ちゃんと続けなさい。良い妻ならできるだろう?」
「……は……ぃ。んぅ……、ン……ちゅ、は……あぁ、……あン……」
膣内に潜り込んだ指が、またコーネリアの弱い場所を擦ってくる。思わず白い尻をプリプリと振って抵抗すると、「こら」と頭を撫でられる。
「ほら、教えた通りいやらしい音をたてて美味しく味わってごらん?」
「ん……はぃ……」
顔を真っ赤に染め、コーネリアはレックスが一番感じるという雁首にしゃぶりついた。
じゅうっ、ちゅぱっ、ぢゅうぅっと憚らない音がし、コーネリアは王妃である自分が下品な音を立てている事に興奮する。片手は相変わらず逞しい竿を上下にしごき、もう片手は彼の子種が詰まっているという陰嚢を優しく揉みしだいた。
「あぁ、上手だ。美味しいか?」
「ふぁい。おいひぃれふ……」
舌を出して裏筋を舐め下ろし、レックスが好きだというので陰嚢も口に含んで吸い付き、クポクポと音を立てて楽しむ。
相手がレックスだからこそ、コーネリアはどこまでも淫らになれた。
幼い日に出会って婚約者となり、ずっと想い合ってきた。自分が行方をくらまし、普通ならガイに殺されたか、もうすでにお手つきになったと思い諦めただろう。それでもレックスはコーネリアを求めて父すら引きずり下ろし、自らが王になってコーネリアを求めた。
それほどまで執念深い想いに晒され、コーネリアは救出のあの日からずっと再燃した恋心に囚われている。
レックスのどんな姿を見ても「格好いい」と思い、成長した彼の姿を盗み見してときめいた。しなやかな獣のような体も、射るように鋭い目つきも、記憶にあるより少し長くなった髪も、何もかも心を奪ってならない。
彼の香りが好きだ。彼の声を聞くだけで下肢が浅ましくうずき蜜を垂らす。大きくて無骨な手ながら、その長い指が自分を繊細に暴き官能に導いてくれるのを知っている。
絶望の六年を経て、コーネリアはいま幸せの絶頂にいた。
彼から教えられる房事を何でも吸収し、嫌だと思う事など一つもない。「コレをすればレイ様は悦んでくださる」という一心だけで、娼婦顔負けの行為だとも知らずどんな事でも受け入れた。
レックスの精液だって、変わった味だが美味しいと思う。これがガイのものだと思うと身の毛もよだつ思いだが、相手がレックスだと思うだけですべてが薔薇色に見える。
「んンぅっ、んっ、ンっ、んぅ、じゅっ、んちゅうっ」
教わった通りレックスを上目遣いで見上げ、顔を振り立てて先端を舐めしゃぶる。蜜壷の中で蠢くレックスの指にも熱が入り、コーネリアは男の肉棒をしゃぶりながら達した。
「ンぅーっ……!」
ジュウッ……ときつく亀頭を吸って痙攣していると、優しく肩を押され顔を離される。
「もういいよ。ありがとう、コーネリア」
彼女の頭をまるく撫で、レックスがチュッとキスを与えてくれる。
蕩けた顔をして満足気に微笑むコーネリアの前で、レックスはゴロリと仰向けに寝転んだ。
「今日は君が上になってごらん。前も上手にできたから、できるだろう?」
「はい……」
まだ甘い痺れが残る体で起き上がり、コーネリアはレックスの腰を跨いだ。腹までビタンとついている屹立を起こし、唇を半開きにしたまま場所を定める。クチュ……と先端が蜜口に当たると、あまりの期待に胸がドキドキ高鳴った。
(ちゃんと入りますように……)
この体勢は二度目で、少し緊張する。
「ん……。あ……ぁ……」
ゆっくり体重を掛けてゆくと、ズブズブと自分の体にレックスが埋まってゆく。待ち望んだ逞しい肉棒に、背筋に歓喜が駆け抜けた。
だが先端と少しを含んだだけでコーネリアの腰は止まってしまい、彼女は焦って何度も腰を上下させる。
「コーネリア。脚を左右に開いてしゃがんでごらん。力を抜いて蜜口が軟らかくなった所で、体を上下に揺さぶって少しずつ埋めていくんだ」
「は、はい……」
言われた通りコーネリアはレックスに向かってパカリと脚を開き、なるべく腹部の力を抜いて腰を上下に振った。自重と反動で屹立は膣内に収まってゆき、八割ぐらいを呑み込む事ができた。
「あ……あぁ……」
自分がレックスに向かってどれほど淫らなポーズを取っているかも知らず、コーネリアは艶冶な溜め息をつく。
「そこまでにしておこうか。あとは俺が入れてあげよう」
レックスがコーネリアの尻たぶを掴み、下からズンッと突き上げた。
「っあぁアあぁあっ!!」
コーネリアは鋭い歓喜の声を上げ、背中を丸めて淫悦に打ち震える。あろう事か最奥まで夫の肉棒を含んだだけで、コーネリアは淫らに達してしまった。
「さあ、動いてみるんだ」
まだ絶頂で膣内がピクピク震えているのが分かっているのに、レックスはコーネリアのお尻を軽く叩いて促す。
トロリとした翡翠色の目がレックスを見下ろし、濡れた唇を赤い舌が舐める。
「気持ち良くなりたいんだろう?」
もう一度問われ、コーネリアは外に向かって膝を開いたまま、リズミカルに腰を使い出した。
「あんっ……ぁ、ア、あ、……あァ……っ、あん、ぁ、あ……っ」
か細い声を上げ体を上下させるたび、大ぶりの胸がたぷんたぷんと弾む。先端にある可憐な尖りも上下し、まるで宝石が踊っているようだ。
「あぁ。綺麗だ、コーネリア」
思わず伸びたレックスの手が、コーネリアの胸を包みタプタプモチモチと弄ぶ。
「コーネリア。いつも俺が弄ってあげている、可愛いおマメを自分で弄ってごらん」
「ん……っ、ぁ、は……っ、ぅ。あ……っ、あぁアっ!」
ゆっくり腰を上下させつつ、コーネリアは従順に自身の陰核に触れた。レックスがしてくれるように指の腹でツルンと撫でると、それまでになかった喜悦が駆け抜け、ギュウッと膣が締まる。
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