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兄弟でカップリング決めるのおかしいから!!
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本日の一ノ瀬家は四人揃って寝室でくつろいでいた。布団も納さずゆうは寝転び呆けて半目で漫画を読んでいる。それもそのはず、今日は土曜日。学校もバイトもない自由な一日。正直オフのゆうはきり並みにマイペースだ。
「無職って毎日こんななのか。いいなぁ」
「お、ゆうちゃん。君もマイペースの仲間に入るかね?」
「入れて入れて。マイペース部」
「二人とも空気怠けるからやめてくれる!?」
ゆうの怠けさに呆れてツッコミを入れるリョウ。
「皆、暇なら俺の話聞いてよ」
口を次に開いたのはレイだった。
「BL大好き兄はどうせBLの話しかしないでしょ」
「そうだよ。ケツでヤるって素晴らしい!」
「男の前でそういうこと言うな!!」
リョウのキレツッコミを聞くと、レイは寝転げた体を起こして三人を真顔で見る。
「俺さ、皆に隠してたんだけどさ、実は俺の中では兄弟の中でカップリングが出来てるんだ」
「兄弟でそんな妄想するな!」
「更に言うと、それはきり兄ちゃんとゆう兄ちゃんなんだよ」
「ちょっと待てェ!!」
レイの衝撃の台詞に今日初めてゆうにスイッチが入る。
「更に言うと、受けはゆう兄ちゃんなんだ」
「ちょっと待てっつってんだろうが!! 何でよりにもよって僕が受けなんだよ!!」
「攻めがいいの?」
「重要なのそこじゃねぇんだよ!!」
ゆうはキレながら持っていた漫画本を壁に投げつける。
「そっかぁ。じゃぁ俺が受けなのか」
横からまたややこしいヤツが会話に入り込む。
「兄貴カップリングの意味理解してる!? 両方受けだったら何も始まらねぇよ!!」
「俺必死で堪えてたんだよ。二人の日常的なやり取りを見て鼻血が出そうになるのを」
「堪える以前の問題なんだよそれは!! マジでホモやめてくれ!!」
「ホモじゃない。BL」
「両方一緒なんだよ! 言い方が違うだけだよ!」
「ゆう兄、この際レイをBLから引っ張り出して通常に戻さない? 学校で俺スッゲェめんどくさいんだよね」
「ナイスアイデアだなリョウ!」
ということで始まりました脱BL大会。えーメンバーはきり、ゆう、リョウ、レイの四人です。果たして、レイの脱BLは叶うのか。
「ではまず僕がお教えしましょう。レイさん、いいですか? 男同士がくっついてもメリットがないのです。子供が作れますか?」
「え? 子供要らないけど」
「ガハッ!!」
「次は俺がやる。レイ、あのね、相手が男だとなかとかないんだよ?」
「ケツの穴があれば十分」
「ゴバッ!!」
「レイレイ、彼女出来ないなら風俗とかあるよ?」
「え? 女体には興味ないし彼女が出来ないんじゃないよ。俺が彼女を作らないの」
「ゴビベッ!!」
惨敗。
「な、なんて手強いんだ…!!」
「僕の計算が狂った!! 本来なら一言目で引っ張り出したかった!」
「考え方がまるで敵わない!! 何故そんなにもポジェテェブッツ(※ポジティブ)になれるんだ!!」
「リョウなんか鈍ってる」
最強ホモのレイにボロ負けした三人はあちらこちらに膝をつく。
「くそ、コイツを救うことはもう出来ないのかっ…」
「いやまだだ! まだ諦めてはいけない!」
「でもどうすればっ…」
「僕にいい考えがある!」
「レイさん。相手が男なんてどっこにも良いことないよ? よく考えてみて? おかしいよね。相手が女の子だと、始めるときにまず手順が人によって変わるけど、男だともうひとつしかないんだよね。寂しいよね」
哀れむ瞳でゆうはレイに話す。その様子にレイはポカンと口を開いたまま閉じようとしなかった。
「え、チ※ピーーーしかないってこと?」
「………う、うん。そう」
「俺らホモはそれを理解した上で男に好意抱いてんだよ? それに男にも乳○あるし」
あまりの異常すぎる考え方にゆうは一瞬思考が吹っ飛ぶ。奥に控えていたきりとリョウも気絶寸前までに陥っていた。しかしゆうは正気を取り戻しレイと再び言霊戦を再開する。
「だ、だっておかしいでしょ!? お、男に…その、興奮するって…異常だよね!?」
「えー、俺からすれば女相手に興奮する方が引く」
「………」
レイのその一言にゆうはキレる。眉間にシワは寄せず、顔全体を闇のオーラで漂わせてレイの前にふらりと立ち上がり、レイは「え?」という顔でゆうを見上げる。
「言ったな? お前今、全NL人民を敵に回したぞ」
「へ? ちょ、ゆう兄ちゃん? あの………」
「あーあ。ゆう兄怒らせちゃった。俺知ーらないっ」
「俺もっ」
ゆうがレイの前に立つなか、回りの人間が次々にその場を去っていく。ゆうは怒らせると一番怖いのだ。皆はそれを知っているため、自分の身を守ろうと距離をとる。しかし、ゆうのターゲットであるレイはその場を動けなかった。ゆうの威圧に気圧され金縛り状態。ゆうは口を三日月の横に倒した形で保ち、二つの目を紅くゆらゆらと光らせる。いわばほぼシルエット。
「フフフッ。覚悟、出来てんだろうな?」
「え………」
「無職って毎日こんななのか。いいなぁ」
「お、ゆうちゃん。君もマイペースの仲間に入るかね?」
「入れて入れて。マイペース部」
「二人とも空気怠けるからやめてくれる!?」
ゆうの怠けさに呆れてツッコミを入れるリョウ。
「皆、暇なら俺の話聞いてよ」
口を次に開いたのはレイだった。
「BL大好き兄はどうせBLの話しかしないでしょ」
「そうだよ。ケツでヤるって素晴らしい!」
「男の前でそういうこと言うな!!」
リョウのキレツッコミを聞くと、レイは寝転げた体を起こして三人を真顔で見る。
「俺さ、皆に隠してたんだけどさ、実は俺の中では兄弟の中でカップリングが出来てるんだ」
「兄弟でそんな妄想するな!」
「更に言うと、それはきり兄ちゃんとゆう兄ちゃんなんだよ」
「ちょっと待てェ!!」
レイの衝撃の台詞に今日初めてゆうにスイッチが入る。
「更に言うと、受けはゆう兄ちゃんなんだ」
「ちょっと待てっつってんだろうが!! 何でよりにもよって僕が受けなんだよ!!」
「攻めがいいの?」
「重要なのそこじゃねぇんだよ!!」
ゆうはキレながら持っていた漫画本を壁に投げつける。
「そっかぁ。じゃぁ俺が受けなのか」
横からまたややこしいヤツが会話に入り込む。
「兄貴カップリングの意味理解してる!? 両方受けだったら何も始まらねぇよ!!」
「俺必死で堪えてたんだよ。二人の日常的なやり取りを見て鼻血が出そうになるのを」
「堪える以前の問題なんだよそれは!! マジでホモやめてくれ!!」
「ホモじゃない。BL」
「両方一緒なんだよ! 言い方が違うだけだよ!」
「ゆう兄、この際レイをBLから引っ張り出して通常に戻さない? 学校で俺スッゲェめんどくさいんだよね」
「ナイスアイデアだなリョウ!」
ということで始まりました脱BL大会。えーメンバーはきり、ゆう、リョウ、レイの四人です。果たして、レイの脱BLは叶うのか。
「ではまず僕がお教えしましょう。レイさん、いいですか? 男同士がくっついてもメリットがないのです。子供が作れますか?」
「え? 子供要らないけど」
「ガハッ!!」
「次は俺がやる。レイ、あのね、相手が男だとなかとかないんだよ?」
「ケツの穴があれば十分」
「ゴバッ!!」
「レイレイ、彼女出来ないなら風俗とかあるよ?」
「え? 女体には興味ないし彼女が出来ないんじゃないよ。俺が彼女を作らないの」
「ゴビベッ!!」
惨敗。
「な、なんて手強いんだ…!!」
「僕の計算が狂った!! 本来なら一言目で引っ張り出したかった!」
「考え方がまるで敵わない!! 何故そんなにもポジェテェブッツ(※ポジティブ)になれるんだ!!」
「リョウなんか鈍ってる」
最強ホモのレイにボロ負けした三人はあちらこちらに膝をつく。
「くそ、コイツを救うことはもう出来ないのかっ…」
「いやまだだ! まだ諦めてはいけない!」
「でもどうすればっ…」
「僕にいい考えがある!」
「レイさん。相手が男なんてどっこにも良いことないよ? よく考えてみて? おかしいよね。相手が女の子だと、始めるときにまず手順が人によって変わるけど、男だともうひとつしかないんだよね。寂しいよね」
哀れむ瞳でゆうはレイに話す。その様子にレイはポカンと口を開いたまま閉じようとしなかった。
「え、チ※ピーーーしかないってこと?」
「………う、うん。そう」
「俺らホモはそれを理解した上で男に好意抱いてんだよ? それに男にも乳○あるし」
あまりの異常すぎる考え方にゆうは一瞬思考が吹っ飛ぶ。奥に控えていたきりとリョウも気絶寸前までに陥っていた。しかしゆうは正気を取り戻しレイと再び言霊戦を再開する。
「だ、だっておかしいでしょ!? お、男に…その、興奮するって…異常だよね!?」
「えー、俺からすれば女相手に興奮する方が引く」
「………」
レイのその一言にゆうはキレる。眉間にシワは寄せず、顔全体を闇のオーラで漂わせてレイの前にふらりと立ち上がり、レイは「え?」という顔でゆうを見上げる。
「言ったな? お前今、全NL人民を敵に回したぞ」
「へ? ちょ、ゆう兄ちゃん? あの………」
「あーあ。ゆう兄怒らせちゃった。俺知ーらないっ」
「俺もっ」
ゆうがレイの前に立つなか、回りの人間が次々にその場を去っていく。ゆうは怒らせると一番怖いのだ。皆はそれを知っているため、自分の身を守ろうと距離をとる。しかし、ゆうのターゲットであるレイはその場を動けなかった。ゆうの威圧に気圧され金縛り状態。ゆうは口を三日月の横に倒した形で保ち、二つの目を紅くゆらゆらと光らせる。いわばほぼシルエット。
「フフフッ。覚悟、出来てんだろうな?」
「え………」
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