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16 つよがり
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こんばんわぁ、と緩めた声で言う。
「ゲリラ配信になっちゃってごめんなさい。誰かいるかなぁ」
俺の言葉の後、少しの間があって手の上がる絵文字が並んだ。
今、同時接続しているのは三人。いつもより少ないけど、そのことにほっとする。
すかさずスパチャが飛んできて、肩越しに背中の男を睨んだ。配信用のカメラはオフになっていて、当然こっちの様子は画面の向こうに映らない。
「えっと、ちょっとだけね。ちょっとだけ、なんだけど、付き合ってもらえると嬉しいです」
俺の声は、少し震えていて。大丈夫かと心配するコメントが書き込まれて、大丈夫だよと返す。
それから、俺を自分の長い足の間に座らせて楽しそうに携帯電話を弄る透をもう一度睨み付けた。
配信用のマイクに向かって喋っている間も、その手は俺の素肌を撫でている。思わず上がりそうになる声を何とか押しとどめ平静を装って、えっと、とつぶやいた。
「台本付きの配信って、メンバー限定でやったことなかったよなぁと思って」
人の腹筋を撫で続けている男から、再びスパチャが飛んでくる。楽しみと書かれたそれに、思わず眉を寄せた。
「なので、今日は台本というか、シチュエーション用意してみました。ちょっとだけ試し読みって感じでやります――タイトルは、『十年ぶりに再会した幼なじみに開発、される』だって」
にやにやと笑いを浮かべながら見せてきた携帯電話に書かれた文字を読み上げる。
一体全体、なんでこんなことになっているのか、俺の頭は今もまだ追いついていなかった。
「ん、っ」
柔く耳を噛まれて声が出る。何度か甘噛みを繰り返した唇が開いて、耳の中で濡れた音が響いた。
「ひぁ、っ、や、みみ、やだっ」
身を捩って拒否を示してみるけれど、腰のあたりをがっちりとホールドされていては何の意味もない。
「湊」
「っ」
「ちゃんと何されてるか言わないと」
マイクには届かないよう、耳元で囁かれる。
「っ、あ、や、耳の中、舌、いれなっ、やだぁ」
「よくできました」
「っあ!」
笑いつつ小さな声で言われて、手が上に伸びてきて、
緩い服の中で、ぐり、と乳首を潰されて背中が反った。
楽しそうに弄んでいた指先が、やがてゆるゆると全体を撫でる動きに変わる。
「あ、ぁっ、う、んっ」
自分で『してる振り』をしながらの配信の時は、声をどう出そうか、とか。気持ちよさそうに聞こえるだろうか、とか、そんなことばかりを気にしていたのに。
今、透に触られているだけで、俺の口からはぽろぽろと勝手に甘い声が零れていた。
「ふあ、っ、ぁあ、あっ」
「こら、ちゃんと説明しろってば」
「ん、う……っ、ゆ、ゆび、なか、はいって……っ、だ、だめ、そこだめっ」
「イイ、の間違いだろ?」
「っあ!あぁっ、あ、だめ、そこおさな、っひ、うっ」
いやいやと首を横に振る。
けれどそれで解放されるわけもなく、あっさりと達してしまった俺は、荒い呼吸を繰り返しながら後ろの体に寄りかかった。
ぼやけた視界に、配信画面が映る。人数がいない分、コメントもほとんどない。
「ん、っ……それ、すき、かも……あたま、なでられるの」
それならいいや、と脳内で都合よく結論付けて、甘えるように鼻先を寄せた。
湊、と耳元で声がする。
「……ごめん、挿れていい?」
「え、っ?」
「そのつもりなかったんだけど。悪い、お前の中、挿れたい」
息がかかって、低い声は俺の内側を痺れさせて。
腰の下辺りに触れる固い感触に、単純な俺の体は、腹の内側がやけに疼き始めてしまう。
お願い、とつぶやいた息がうなじにかかる。どうしようもない俺は、小さく頷いた。
それでも、少しばかり悔しくて。マイクに目線をやり、あえて笑う。
「っ、ねぇ……俺もう、ほしい……っ」
「な、っ」
「おまえ、が、そうしたんだろ……?」
焦った透の声が入らないよう被せて言えば、歯ぎしりの音が聞こえた。
切羽詰っているのはたぶん俺の方で、配信の体を保ちたがっているのは、ただの強がりだ。
息を吐いたと思ったら、小さな舌打ち。もともと下は何も履いていなかった俺の腰が掴まれる。
「――っあ、ぁああぅっ」
そのまま後ろから挿入されて、がくがくと跳ねた。
首筋にかかる、余裕のない息遣いがなぜか嬉しい。軽く噛みつかれて、そんなものにすら感じてしまうのに。
「んぅ、う、あぁああぁっ!ひ、ま、まって、や、とま、って」
「無理」
「やだ、やぁあぁっ!も、イった、イったからっ」
達した俺の言葉は綺麗に無視され、揺さぶられ続ける。
後ろに弱々しく伸ばした手は簡単に捕まえられ、もっと深くを穿たれて息が止まった。
「――っは、ぅっ」
目の前がちかちかする。酸欠の口は空気を求めて震え、それでも体の内側は快感を得て蠢いた。
見開いた目から涙が落ちる。閉じられなくなった口からは、制御できない嬌声と唾液が落ちた。
はっきり覚えているのはそのあたりまでで。どこで意識が途切れたのかも、定かじゃない。
「――ん」
自分の声で感覚が浮上し、瞼を開ける。見慣れた背中が何かを弄っているのがわかった。
それはほどなくして振り返り、笑みを浮かべて近づいてくる。
「大丈夫か?」
「……え、っと……」
頭が追い付かない。
差し出された水を受け取って一口飲んで息を吐く。不思議そうな俺に苦笑してから、透が横に座った。
「悪かった、歯止め効かなくて」
「え、っと……」
「落ちるまでするつもりじゃなかったんだけど。つかそもそも、挿れるはずじゃなかったし」
言われたことを咀嚼して考えて、あ、とつぶやく。
急激に恥ずかしさがこみあげてきて、両手で顔を覆った。それで何が誤魔化せるわけもなく、くしゃりと頭を撫でられる。
「は、配信、どーなった?」
「心配すんのそこかよ」
「だ、だって」
万が一でも透の声が入ってしまっていたら一大事だ。
俺は自分の意思で配信しているから、多少身バレの覚悟もしているけれど、こいつはそういうわけじゃないんだし。
「大丈夫だって。俺もパソコンや機材の類は弄れるんだぜ」
「え、そうなの?」
「そ。まあ、もともと好きだったってのもあるけど一番はお前の役に立てるかなって思ってさ」
「……え?」
「言ったろ?好きにさせてみせるって。湊のためなら俺は何でもできるからな」
またそんな冗談染みたこと言って、と返そうとして言葉に詰まる。それほどに、透の目が真剣だったから。
思わず息を飲んで、その吸い込まれそうに大きな目を見つめてしまう。
自然と顔が近づいて、静かに唇が重なった。
「……どう?」
睫毛が触れあうんじゃないかっていうぐらいの至近距離で、小さく言う。
大きな黒目には俺が映っているのが見えて、今俺の目に映っているお前も見られているんだろうかなんてことを考えた。
何が、と息だけで問いかけてみる。まったく、と呆れたように笑う顔は、ずっと見ていたいと思った。
「少しは俺のこと好きになった?」
頷いてしまえばいいのかもしれない。
透の好きだという言葉に身を委ねて、俺もと答えてしまえば楽なのかもしれない。
だけど。だけど、俺の脳裏を、好きだった人の面影がよぎっていく。
苦しめてしまった。幸せを願えなかった。そんな罪悪感は、今も俺の腹の底でぐるぐると渦巻いていた。
「どうかな?」
「ちぇ、本当つれねえの」
「知ってるだろ?そんなこと」
だから、俺は小さな嘘をつく。
本当はとっくに透に惹かれているくせに、好きだなんて言葉を口にすることはできない。
「ああ、でも」
その代わり、というように俺は小さく笑った。
「あとで別のアカウント、送っとく」
ささやくようにそう伝えると、透が数秒のあと目を見開く。
どうして、とわずかに動く唇に触れたくなって、自制心を必死に働かせた。
「聞いて欲しいって思った。お前が俺のためにしてくれることに、何か返したくなった。こんなんで、返せてるかはわかんねぇけど」
「……十分だ。ずっと聞いてみたかった。嬉しい」
顔の位置がずれて、ぎゅうと抱きしめられる。
力強い両腕の感触を与えられながら、俺は本当にずるくて卑怯で嘘つきだななんて、自虐的な思いが浮かんでは消えた。
「ゲリラ配信になっちゃってごめんなさい。誰かいるかなぁ」
俺の言葉の後、少しの間があって手の上がる絵文字が並んだ。
今、同時接続しているのは三人。いつもより少ないけど、そのことにほっとする。
すかさずスパチャが飛んできて、肩越しに背中の男を睨んだ。配信用のカメラはオフになっていて、当然こっちの様子は画面の向こうに映らない。
「えっと、ちょっとだけね。ちょっとだけ、なんだけど、付き合ってもらえると嬉しいです」
俺の声は、少し震えていて。大丈夫かと心配するコメントが書き込まれて、大丈夫だよと返す。
それから、俺を自分の長い足の間に座らせて楽しそうに携帯電話を弄る透をもう一度睨み付けた。
配信用のマイクに向かって喋っている間も、その手は俺の素肌を撫でている。思わず上がりそうになる声を何とか押しとどめ平静を装って、えっと、とつぶやいた。
「台本付きの配信って、メンバー限定でやったことなかったよなぁと思って」
人の腹筋を撫で続けている男から、再びスパチャが飛んでくる。楽しみと書かれたそれに、思わず眉を寄せた。
「なので、今日は台本というか、シチュエーション用意してみました。ちょっとだけ試し読みって感じでやります――タイトルは、『十年ぶりに再会した幼なじみに開発、される』だって」
にやにやと笑いを浮かべながら見せてきた携帯電話に書かれた文字を読み上げる。
一体全体、なんでこんなことになっているのか、俺の頭は今もまだ追いついていなかった。
「ん、っ」
柔く耳を噛まれて声が出る。何度か甘噛みを繰り返した唇が開いて、耳の中で濡れた音が響いた。
「ひぁ、っ、や、みみ、やだっ」
身を捩って拒否を示してみるけれど、腰のあたりをがっちりとホールドされていては何の意味もない。
「湊」
「っ」
「ちゃんと何されてるか言わないと」
マイクには届かないよう、耳元で囁かれる。
「っ、あ、や、耳の中、舌、いれなっ、やだぁ」
「よくできました」
「っあ!」
笑いつつ小さな声で言われて、手が上に伸びてきて、
緩い服の中で、ぐり、と乳首を潰されて背中が反った。
楽しそうに弄んでいた指先が、やがてゆるゆると全体を撫でる動きに変わる。
「あ、ぁっ、う、んっ」
自分で『してる振り』をしながらの配信の時は、声をどう出そうか、とか。気持ちよさそうに聞こえるだろうか、とか、そんなことばかりを気にしていたのに。
今、透に触られているだけで、俺の口からはぽろぽろと勝手に甘い声が零れていた。
「ふあ、っ、ぁあ、あっ」
「こら、ちゃんと説明しろってば」
「ん、う……っ、ゆ、ゆび、なか、はいって……っ、だ、だめ、そこだめっ」
「イイ、の間違いだろ?」
「っあ!あぁっ、あ、だめ、そこおさな、っひ、うっ」
いやいやと首を横に振る。
けれどそれで解放されるわけもなく、あっさりと達してしまった俺は、荒い呼吸を繰り返しながら後ろの体に寄りかかった。
ぼやけた視界に、配信画面が映る。人数がいない分、コメントもほとんどない。
「ん、っ……それ、すき、かも……あたま、なでられるの」
それならいいや、と脳内で都合よく結論付けて、甘えるように鼻先を寄せた。
湊、と耳元で声がする。
「……ごめん、挿れていい?」
「え、っ?」
「そのつもりなかったんだけど。悪い、お前の中、挿れたい」
息がかかって、低い声は俺の内側を痺れさせて。
腰の下辺りに触れる固い感触に、単純な俺の体は、腹の内側がやけに疼き始めてしまう。
お願い、とつぶやいた息がうなじにかかる。どうしようもない俺は、小さく頷いた。
それでも、少しばかり悔しくて。マイクに目線をやり、あえて笑う。
「っ、ねぇ……俺もう、ほしい……っ」
「な、っ」
「おまえ、が、そうしたんだろ……?」
焦った透の声が入らないよう被せて言えば、歯ぎしりの音が聞こえた。
切羽詰っているのはたぶん俺の方で、配信の体を保ちたがっているのは、ただの強がりだ。
息を吐いたと思ったら、小さな舌打ち。もともと下は何も履いていなかった俺の腰が掴まれる。
「――っあ、ぁああぅっ」
そのまま後ろから挿入されて、がくがくと跳ねた。
首筋にかかる、余裕のない息遣いがなぜか嬉しい。軽く噛みつかれて、そんなものにすら感じてしまうのに。
「んぅ、う、あぁああぁっ!ひ、ま、まって、や、とま、って」
「無理」
「やだ、やぁあぁっ!も、イった、イったからっ」
達した俺の言葉は綺麗に無視され、揺さぶられ続ける。
後ろに弱々しく伸ばした手は簡単に捕まえられ、もっと深くを穿たれて息が止まった。
「――っは、ぅっ」
目の前がちかちかする。酸欠の口は空気を求めて震え、それでも体の内側は快感を得て蠢いた。
見開いた目から涙が落ちる。閉じられなくなった口からは、制御できない嬌声と唾液が落ちた。
はっきり覚えているのはそのあたりまでで。どこで意識が途切れたのかも、定かじゃない。
「――ん」
自分の声で感覚が浮上し、瞼を開ける。見慣れた背中が何かを弄っているのがわかった。
それはほどなくして振り返り、笑みを浮かべて近づいてくる。
「大丈夫か?」
「……え、っと……」
頭が追い付かない。
差し出された水を受け取って一口飲んで息を吐く。不思議そうな俺に苦笑してから、透が横に座った。
「悪かった、歯止め効かなくて」
「え、っと……」
「落ちるまでするつもりじゃなかったんだけど。つかそもそも、挿れるはずじゃなかったし」
言われたことを咀嚼して考えて、あ、とつぶやく。
急激に恥ずかしさがこみあげてきて、両手で顔を覆った。それで何が誤魔化せるわけもなく、くしゃりと頭を撫でられる。
「は、配信、どーなった?」
「心配すんのそこかよ」
「だ、だって」
万が一でも透の声が入ってしまっていたら一大事だ。
俺は自分の意思で配信しているから、多少身バレの覚悟もしているけれど、こいつはそういうわけじゃないんだし。
「大丈夫だって。俺もパソコンや機材の類は弄れるんだぜ」
「え、そうなの?」
「そ。まあ、もともと好きだったってのもあるけど一番はお前の役に立てるかなって思ってさ」
「……え?」
「言ったろ?好きにさせてみせるって。湊のためなら俺は何でもできるからな」
またそんな冗談染みたこと言って、と返そうとして言葉に詰まる。それほどに、透の目が真剣だったから。
思わず息を飲んで、その吸い込まれそうに大きな目を見つめてしまう。
自然と顔が近づいて、静かに唇が重なった。
「……どう?」
睫毛が触れあうんじゃないかっていうぐらいの至近距離で、小さく言う。
大きな黒目には俺が映っているのが見えて、今俺の目に映っているお前も見られているんだろうかなんてことを考えた。
何が、と息だけで問いかけてみる。まったく、と呆れたように笑う顔は、ずっと見ていたいと思った。
「少しは俺のこと好きになった?」
頷いてしまえばいいのかもしれない。
透の好きだという言葉に身を委ねて、俺もと答えてしまえば楽なのかもしれない。
だけど。だけど、俺の脳裏を、好きだった人の面影がよぎっていく。
苦しめてしまった。幸せを願えなかった。そんな罪悪感は、今も俺の腹の底でぐるぐると渦巻いていた。
「どうかな?」
「ちぇ、本当つれねえの」
「知ってるだろ?そんなこと」
だから、俺は小さな嘘をつく。
本当はとっくに透に惹かれているくせに、好きだなんて言葉を口にすることはできない。
「ああ、でも」
その代わり、というように俺は小さく笑った。
「あとで別のアカウント、送っとく」
ささやくようにそう伝えると、透が数秒のあと目を見開く。
どうして、とわずかに動く唇に触れたくなって、自制心を必死に働かせた。
「聞いて欲しいって思った。お前が俺のためにしてくれることに、何か返したくなった。こんなんで、返せてるかはわかんねぇけど」
「……十分だ。ずっと聞いてみたかった。嬉しい」
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