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第二章:高齢プログラマー、奮闘す!
四
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四
仕事の方は足踏みをしつつの感じだが、あっという間に、最初の給料日が来た。
給料は翌月払いで、AC社の口座に振り込まれる。これを伝田と私で現金化し、その現金を事務用品で売られている給料袋に詰める。古めかしいのだが、私は現金で手渡ししたかった。その方が、みんな、何となく“働いている”という実感が湧くと思ったからだ。
各自に給料袋を手渡す。元木が「本当にもらっていいのか?」と言う。まだ具体的な成果物もできていないので後ろめたい、それは正直な気持ちだと思う。室山は、何か感慨深げに給料袋をじっと眺めている。加畑と中村は、「ありがたいことです」と言って、押し頂くように受け取った。
「久々にいいもんだな」。太田の言葉が、一番みんなの気持ちを代表しているように思った。
解析結果の最初の成果物が出来始める。しかしこれが順調とは言えない。
プログラムリストに手書きしていた内容を、パソコンでEXCEL様式に入力して作成するが、これに時間を要している。解析は終わっても、ドキュメント化するという作業に思ったよりも時間をとられてしまうのだ。プログラムを読むのは得意でもドキュメントに落とす(ドキュメント化する)ことが苦手で苦戦しているメンバーも複数いる。
中村あたりは、プログラムを“読んで”いるときは鼻歌気分なのだが、いざドキュメント作成でパソコンに向かいだすと、険悪な顔をして「ふう」というようなため息をつきながらの作業になる。あまりにため息ばかりをついていると、今度は太田の「ふうでない! ふうで!」という、いらいらしたような声も聞こえてくる。
決して良くはない状況である。
最初は生産性が出ず、徐々に生産性が上がっていくとは思ってはいるものの、この一か月の解析に要した時間で生産性を出してみると非常に悪い数字だ。仮に今よりも、五割スピードアップできたら、と、目の子算で計算してみる。
「(今の人数、今のやり方では間に合わないかもしれない・・)」。私は頭を抱え込んだ。
解析作業は思ったようには進まなかった。
相変わらず、加畑や中村は介護のため、フルタイムでは働けなかった。室山も週に一日は通院に費やされている。元気になったとはいえ、太田もメンタル面での経過観察もあって定期通院をしている。
「(五割スピードアップなんて無理だ。今の生産性でいくしかない)」。
ある日のこと、部長の堀田から今回のDX計画をとりまとめたコンサル会社との定期打合せに出席してほしいと言われる。解析作業が思うように進んでいない状況なので、できれば敬遠したかったのだが、紹介しておきたいから、と言われ、伝田と共に、いやいやながら会議室に向かう。
コンサル会社は決定権を持っているわけではなく、DX計画の提案者側の立場から、プロジェクトに助言を行う評論家的な立場だった。そういう打合せが、一週間おきに開催されている。
会議室には、白髪の男が向こうを向いて座っていた。その男が振り向くと、
「いやあ、伝田さん、朝比さん、お久しぶりですね」と、唇をゆがませて嘲笑するような笑顔を向けてきた。
青木正人だった。五十代半ば。元同僚だった。
青木は十年くらい前に、もっと条件の良い会社に行きたいと言ってB社を出て行った人間だ。基盤系も開発系も器用にできる人間で、プレゼンもうまかった。そのためか、自分以外の人間はバカに見えてしかたがない、そんな考え方をする人間だった。しかし、その知識はうわべだけで技術的な深い所は解っていない、という評判もあった。おそらくはそういう人間の方が助言的立場のコンサルには向いているのだろう。
今、その男が目の前にいた。
堀田が、アセンブラ言語のプログラム解析を、退職したメンバーに委託したことを説明すると、「本当に大丈夫なんですかねぇ。足を引っ張らないでくださいよ」と言って、また唇をゆがませて笑った。
伝田が厳しい顔をして、「おまえ」と言いかけたが、私は机の下で伝田の太ももと叩いて制した。こちらも自信をもって大丈夫です、と、今は決して言えない状況だった。
会議室からの帰り、「あの野郎、俺が育てた恩を忘れやがって」と、いつもの伝田らしからぬ怒りようで、ぶつぶつ言っている。青木は、新入社員の頃、伝田の下で仕事の基本を教わった時期があった。それを思い出して頭に来ているらしい。
「おい伝田。落ち着け。お前らしくもないぞ。我々も自信をもって大丈夫とはいえない状況だ。今は受け流そう。所詮はコンサルだ。決定権も何もない。怒りを前面に出したら良いことなんてないんだ。深呼吸しろ」と、私は伝田を落ち着かせる。そして、「それよりもちょっと話がある」と、“島”から少し離れた打合せブースに伝田を誘った。
私はクリアファイルから、昨日計算した解析作業の生産性とこれからかかる工数のメモを出して伝田に見せた。みるみるうちに顔色が変わっていった。
「生産性が出ていないと思っていたけど、こんなに悪いのか?」と言って黙り込んでしまった。そこには、今の生産性では解析だけで一年以上もかかる数字が示されていた。
加畑の夫、中村の父親の状態が思わしくなかった。段々と悪くなっているようだ。以前は、ヘルパーに任せて出勤できていたのに、半日もしくは全日休みをとることが目立ち始めた。
準委任の工数契約とはいえ、その契約工数も見直さなければならない状況だった。
そんなある日、元木が事務所の段差で、つまづいて転んだ。しばらくの間、起き上がることが出来ず、「ううん」と言ってうめいている。
こういう場合、B社では必ず救急車を呼ばなければならない。それが作業ルールになっている。最寄りの救急病院に運ぶ。幸いにも頭を打っておらず、膝をぶつけただけだった。
しかし部長の堀田はこのことに責任を感じ、良い機会だからと言って直ちに事務所のバリアフリー工事を進めた。
また、階段には掴めるような手すりが設置され、洋式トイレの壁にも手すりが設置された。更に、階段にも滑り止めが設置され、一週間もたたずに年寄りが働きやすい環境となった。
そんなある日、元木と中村が屋外の喫煙室に入ると、若者たちが何やら険悪な顔で話をしていた。ちょっと雰囲気が悪いので、そのまま入らずにドアの陰で立ち止まる。
年寄りには喫煙者が多いのは事実だが、最近の若者も意外と喫煙者が多い。年寄りが好きな紙巻きタバコは敬遠するものの、若者には電子タバコの喫煙者が多いという。そういった若者たちが、元木らに気が付かずに、電子タバコを舐めるように吸いながら話している。喫煙室はある意味、息抜きの場になっているのだ。
「なんかバリアフリーとか、手すりとか、年寄りばっかり優遇しているよな。それよりもパソコン買い換えてほしいよな」
「じいさん、ばあさん、役に立っているのかな? ずっと座っているだけに見えるし。まだちゃんとした成果物も出てきてないみたいな話も聞くぞ」
「机には老眼鏡置いてあるしな。雀の子、そこのけそこのけ、“遠目が通る”って感じ」
「全員そろってることってないよな。病気なのかなんなのか知らないけど」
「あの“島”、やっぱ“老人ホーム”だよな。お医者さんでも置けばいいんだよ」
「いや、そのうち誰か死ぬから、坊さんでも置いとけばいいんだ」と言って青白い顔の若者が突然、大声で笑いだした。
それを聞いて中村は、ドアの陰から飛び出すと、「おまえら、言っていいことと悪いことがあるぞ!」と、大声で笑っていた若者の胸倉をつかんだ。中村たちがいたのを知らなかった若者たちは、ふいに現れた中村に驚くとともに凍り付いてしまった。
中村は、昔ツッパッテいたので喧嘩のしかたには慣れていた。しかし今の若者は、そもそも喧嘩などしたことのない環境で育っている。両親に叩かれたこともないだろうし、ましてや学校の先生など、年上の他人から暴力うけたこともないだろう。そのため、凍り付いたまま動けない。そういうひ弱な若者の顔を見ていて中村は可哀そうになった。落ち着きを取り戻し、胸倉から手を外した。
「にいちゃん。すまなかった。年寄りばっかりですまないな」と、寂しそうに言った。
喫煙室での事件はすぐに話題になっていた。彼らが話していたのは、ここにいるみんなの気持ちを代弁しているようにも思えた。
今まで、社員と我々の間には、見えない壁があるように感じていた。世代ギャップというだけでは言い表せないようなその壁が今回の一件で、更に高く厚くなってしまったように思われた。
このままでは、更にその壁が大きく取り返しのつかないものになっていきそうな感じがしていた。
仕事の方は足踏みをしつつの感じだが、あっという間に、最初の給料日が来た。
給料は翌月払いで、AC社の口座に振り込まれる。これを伝田と私で現金化し、その現金を事務用品で売られている給料袋に詰める。古めかしいのだが、私は現金で手渡ししたかった。その方が、みんな、何となく“働いている”という実感が湧くと思ったからだ。
各自に給料袋を手渡す。元木が「本当にもらっていいのか?」と言う。まだ具体的な成果物もできていないので後ろめたい、それは正直な気持ちだと思う。室山は、何か感慨深げに給料袋をじっと眺めている。加畑と中村は、「ありがたいことです」と言って、押し頂くように受け取った。
「久々にいいもんだな」。太田の言葉が、一番みんなの気持ちを代表しているように思った。
解析結果の最初の成果物が出来始める。しかしこれが順調とは言えない。
プログラムリストに手書きしていた内容を、パソコンでEXCEL様式に入力して作成するが、これに時間を要している。解析は終わっても、ドキュメント化するという作業に思ったよりも時間をとられてしまうのだ。プログラムを読むのは得意でもドキュメントに落とす(ドキュメント化する)ことが苦手で苦戦しているメンバーも複数いる。
中村あたりは、プログラムを“読んで”いるときは鼻歌気分なのだが、いざドキュメント作成でパソコンに向かいだすと、険悪な顔をして「ふう」というようなため息をつきながらの作業になる。あまりにため息ばかりをついていると、今度は太田の「ふうでない! ふうで!」という、いらいらしたような声も聞こえてくる。
決して良くはない状況である。
最初は生産性が出ず、徐々に生産性が上がっていくとは思ってはいるものの、この一か月の解析に要した時間で生産性を出してみると非常に悪い数字だ。仮に今よりも、五割スピードアップできたら、と、目の子算で計算してみる。
「(今の人数、今のやり方では間に合わないかもしれない・・)」。私は頭を抱え込んだ。
解析作業は思ったようには進まなかった。
相変わらず、加畑や中村は介護のため、フルタイムでは働けなかった。室山も週に一日は通院に費やされている。元気になったとはいえ、太田もメンタル面での経過観察もあって定期通院をしている。
「(五割スピードアップなんて無理だ。今の生産性でいくしかない)」。
ある日のこと、部長の堀田から今回のDX計画をとりまとめたコンサル会社との定期打合せに出席してほしいと言われる。解析作業が思うように進んでいない状況なので、できれば敬遠したかったのだが、紹介しておきたいから、と言われ、伝田と共に、いやいやながら会議室に向かう。
コンサル会社は決定権を持っているわけではなく、DX計画の提案者側の立場から、プロジェクトに助言を行う評論家的な立場だった。そういう打合せが、一週間おきに開催されている。
会議室には、白髪の男が向こうを向いて座っていた。その男が振り向くと、
「いやあ、伝田さん、朝比さん、お久しぶりですね」と、唇をゆがませて嘲笑するような笑顔を向けてきた。
青木正人だった。五十代半ば。元同僚だった。
青木は十年くらい前に、もっと条件の良い会社に行きたいと言ってB社を出て行った人間だ。基盤系も開発系も器用にできる人間で、プレゼンもうまかった。そのためか、自分以外の人間はバカに見えてしかたがない、そんな考え方をする人間だった。しかし、その知識はうわべだけで技術的な深い所は解っていない、という評判もあった。おそらくはそういう人間の方が助言的立場のコンサルには向いているのだろう。
今、その男が目の前にいた。
堀田が、アセンブラ言語のプログラム解析を、退職したメンバーに委託したことを説明すると、「本当に大丈夫なんですかねぇ。足を引っ張らないでくださいよ」と言って、また唇をゆがませて笑った。
伝田が厳しい顔をして、「おまえ」と言いかけたが、私は机の下で伝田の太ももと叩いて制した。こちらも自信をもって大丈夫です、と、今は決して言えない状況だった。
会議室からの帰り、「あの野郎、俺が育てた恩を忘れやがって」と、いつもの伝田らしからぬ怒りようで、ぶつぶつ言っている。青木は、新入社員の頃、伝田の下で仕事の基本を教わった時期があった。それを思い出して頭に来ているらしい。
「おい伝田。落ち着け。お前らしくもないぞ。我々も自信をもって大丈夫とはいえない状況だ。今は受け流そう。所詮はコンサルだ。決定権も何もない。怒りを前面に出したら良いことなんてないんだ。深呼吸しろ」と、私は伝田を落ち着かせる。そして、「それよりもちょっと話がある」と、“島”から少し離れた打合せブースに伝田を誘った。
私はクリアファイルから、昨日計算した解析作業の生産性とこれからかかる工数のメモを出して伝田に見せた。みるみるうちに顔色が変わっていった。
「生産性が出ていないと思っていたけど、こんなに悪いのか?」と言って黙り込んでしまった。そこには、今の生産性では解析だけで一年以上もかかる数字が示されていた。
加畑の夫、中村の父親の状態が思わしくなかった。段々と悪くなっているようだ。以前は、ヘルパーに任せて出勤できていたのに、半日もしくは全日休みをとることが目立ち始めた。
準委任の工数契約とはいえ、その契約工数も見直さなければならない状況だった。
そんなある日、元木が事務所の段差で、つまづいて転んだ。しばらくの間、起き上がることが出来ず、「ううん」と言ってうめいている。
こういう場合、B社では必ず救急車を呼ばなければならない。それが作業ルールになっている。最寄りの救急病院に運ぶ。幸いにも頭を打っておらず、膝をぶつけただけだった。
しかし部長の堀田はこのことに責任を感じ、良い機会だからと言って直ちに事務所のバリアフリー工事を進めた。
また、階段には掴めるような手すりが設置され、洋式トイレの壁にも手すりが設置された。更に、階段にも滑り止めが設置され、一週間もたたずに年寄りが働きやすい環境となった。
そんなある日、元木と中村が屋外の喫煙室に入ると、若者たちが何やら険悪な顔で話をしていた。ちょっと雰囲気が悪いので、そのまま入らずにドアの陰で立ち止まる。
年寄りには喫煙者が多いのは事実だが、最近の若者も意外と喫煙者が多い。年寄りが好きな紙巻きタバコは敬遠するものの、若者には電子タバコの喫煙者が多いという。そういった若者たちが、元木らに気が付かずに、電子タバコを舐めるように吸いながら話している。喫煙室はある意味、息抜きの場になっているのだ。
「なんかバリアフリーとか、手すりとか、年寄りばっかり優遇しているよな。それよりもパソコン買い換えてほしいよな」
「じいさん、ばあさん、役に立っているのかな? ずっと座っているだけに見えるし。まだちゃんとした成果物も出てきてないみたいな話も聞くぞ」
「机には老眼鏡置いてあるしな。雀の子、そこのけそこのけ、“遠目が通る”って感じ」
「全員そろってることってないよな。病気なのかなんなのか知らないけど」
「あの“島”、やっぱ“老人ホーム”だよな。お医者さんでも置けばいいんだよ」
「いや、そのうち誰か死ぬから、坊さんでも置いとけばいいんだ」と言って青白い顔の若者が突然、大声で笑いだした。
それを聞いて中村は、ドアの陰から飛び出すと、「おまえら、言っていいことと悪いことがあるぞ!」と、大声で笑っていた若者の胸倉をつかんだ。中村たちがいたのを知らなかった若者たちは、ふいに現れた中村に驚くとともに凍り付いてしまった。
中村は、昔ツッパッテいたので喧嘩のしかたには慣れていた。しかし今の若者は、そもそも喧嘩などしたことのない環境で育っている。両親に叩かれたこともないだろうし、ましてや学校の先生など、年上の他人から暴力うけたこともないだろう。そのため、凍り付いたまま動けない。そういうひ弱な若者の顔を見ていて中村は可哀そうになった。落ち着きを取り戻し、胸倉から手を外した。
「にいちゃん。すまなかった。年寄りばっかりですまないな」と、寂しそうに言った。
喫煙室での事件はすぐに話題になっていた。彼らが話していたのは、ここにいるみんなの気持ちを代弁しているようにも思えた。
今まで、社員と我々の間には、見えない壁があるように感じていた。世代ギャップというだけでは言い表せないようなその壁が今回の一件で、更に高く厚くなってしまったように思われた。
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