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学年トーナメント戦 本戦編
9話 はい、会長です♪
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凄まじい音が響いた。こんな爆音聞いたのは人生でもそうないぞ。それが知り合い同士の片方親友の試合なのだ。いつものふざけた思考も出来るはずなどない。
隣では星叶も、いつになく真剣な表情でフィールドを見ていた。俺達を含めた誰も何も言葉を発していない。静寂がスタジアムに充満している。
カズミネが上梨の防護陣を破壊した後、そのままの勢いで床に直撃し、フィールド上の二人がいた場所には煙が舞っていた。あまりの煙の量に二人がどうなっているのかが全くわからない。いや、勝敗はわかってるんだ。わからないのは二人の、主に上梨の安否か。
カズミネのあんな一撃をまともに喰らってなくても、衝撃波だけでかなりのダメージを負うだろう。上梨は一体無事なのか……?それに、カズミネのあの“翼”はなんなんだ。アレがカズミネ自身の能力って事なのか?
永遠に続くかもしれなかった静寂は唐突に破られた。
『き、決まったぁぁぁ!!まさかの逆転大勝利!!防戦を強いられていた春日原君でしたが、中盤からの勢いある攻めを見せてくれました!!翼を生やしたその姿はまさに神様と言った方がいいですね!』
と、アナウンスがスタジアムにやけに響いた。それから遅れて誰かの拍手が鳴り、次第に歓声も大きくなってきた。カズミネの勝利だが、それは素直に喜べない。
アイツは能力を使いたがっていなかったんだぞ。それがなんで急に使いだしたんだ。上梨が強敵だったからか?それは違う。上梨は強いが、それだけの理由で今まで頑なに守ってきていた事を破るなんてありえない。ならアイツの意志で発動させていない事は明らかだ。じゃあ一体何が原因なのか………。
本当にどうしちまったんだよ。カズミネ。
拍手も歓声も、周りからはうるさいくらいに上がっているというのに、俺は何も出来ずにただ座ったままだった。しかし仲間がもう一人、星叶も俺と同じく固まっていた。そしてこちらに手を伸ばし、肩を掴んでユサユサと揺らしてきた。
「田中さん………今のって……」
「ああ、アレがカズミネ自身の能力なんだろうな。アイツが否が応でも使おうとしていなかった。使いたがらなかった方のな」
「やっぱり……でもなんでその能力を使ったんでしょう」
その疑問に対する回答を今の俺は持ち合わせていない。俺とカズミネは親友だ。だが俺は、カズミネを取り巻いている状況について何も知らなすぎた。何故だか、俺の心は無力感に支配されつつあった。だが━━━━
「ヴ、ぅうあがぁぁぁぁああああああ!!」
おおよそ人の発する事の出来ない声が、周りの歓声を塗りつぶす勢いでスタジアムに反響する。その音を声と判断できたのは、発声源がカズミネであったから。煙の晴れたフィールド上。意識を失っているらしい上梨が地面に倒れていて、そのそばでカズミネが6枚の翼を広げて叫んでいた。
とても正気とは思えない。今のカズミネはカズミネじゃない。
盛り上がったスタジアム内も、冷水をぶっかけられたかのように静まる。いや、カズミネが叫び続けてるから静まっちゃいないなこりゃ。
カズミネは慟哭している。それは一体何の為か。怒りか悲しみか。それとも、憎悪か。
星叶が掴んでいた俺の裾から、彼女の震えが伝わってくる。怯えているのか。まぁ無理もない。俺も困惑真っ最中だしな。
誰も何も行動出来ない。慟哭し続けるカズミネをただ見ているだけ。変に動けば、この僅かな硬直の糸が切られてしまうかもしれない。皆、そんな思考にとらわれていた。だけどあの人だけは、この状況で黙って見ていられる訳がなかった。
「上梨ぃぃぃ!!」
山田さんがギャラリー席の手すりに捕まって、今にもフィールドに飛び降りんばかりの勢いで叫んでいた。若干涙声でもあった山田さんの声は倒れ伏す上梨に届くはずもなく、そばに立つカズミネを振り向かせるに留まった。
ゆっくりと、カズミネの視線が山田さんへと向かう。先程までの慟哭は止まっている。嫌な予感が俺の全身に走る。山田さんは手すりを掴んでフィールド上に飛び出した。ギャラリー席からフィールドまでの高さは3メートル弱程。それなりの高さなのだが、どうやら山田さんは興奮しているらしく、そんな事まで頭に回っていないみたいだ。
止める間もなく、山田さんの背は去っていく。下手な着地だったが怪我はしていないみたいだ。………ってこんな冷静に観察してる場合じゃないだろ!
俺は星叶も連れて、ギャラリー席の最前列へと移動した。他の生徒達は皆、固まってしまったかの様に動かない。スルスルと通路を抜けてあっという間に手すりにまで到着出来た。
山田さんは既に走り出しており、上梨めがけて一直線だ。彼女と上梨達の距離はまだ10数メートル離れている。何とも言えない焦燥が俺を突き動かして、俺も手すりを飛び越えフィールドへと降り立った。
しかし、今の俺に何が出来る?あのカズミネを元に戻す手段なんて持ち合わせちゃいない。だからと言って、見ているだけなのも癪だ。あぁくそ!自分で自分が面倒くさい奴だって思うさ!
取り敢えず、アイツ等に近づかない事には始まらない。そう思ってカズミネ達のいる方向へと視線を向けた。
「………おい。何してんだよ」
俺の視線の向かう先。山田さんは既に上梨達の元へと辿り着いていた。だが、山田さんに映っているのは上梨だけなのか。周りを見る事もなく、カズミネを無視して、上梨へと駆けていた。
その横。左右三対の翼をはためかせたカズミネが拳を引いて構えていた。まるで今から通る少女を殴らんとするかのように。
今は試合中じゃない。山田さんには防護陣など展開されてはいない。防護陣が展開されて、尚且つ直撃を避けた上梨でさえも倒れる一撃だ。生身の人間が喰らったら、どうなるかなんて想像したくない。
「何っ…やってんだよ!!」
もう一度叫んで、俺も駆け出した。しかし、身体能力が強化されていない今の俺じゃ、カズミネ達までの距離が以上に長く感じてしまう。足が遅すぎる。思うように進めない。俺の能力、《混沌なる誇り》を使えばこんな距離一瞬なのだが、俺の脳内にはこの学園の規則がへばりついて落ちてくれない。
『模擬戦が終了した後に許可なく能力使うと違反になるから注意してね』
『違反になったらどうなるんですか?』
『さぁ?どうだろ。噂では死より恐ろしい罰が待っているとか』
『死より恐ろしい罰!?』
以前した会話が思い出された。許可のない能力の使用は御法度。この学園最大のルールだ。俺は歯噛みした。今の俺が向かった所で何の役にも立たない。能力を使えない俺じゃ……!
能力の使用を許可された例外達。そんな奴等じゃない俺は、これから起こる未来をただ見てる事しか出来ないのかよ………!!
ついに山田さんがカズミネの前を過ぎ去ろうとする。そのタイミングを測っていたのか、最高のタイミングでカズミネの拳は放たれた。くそっ、間に合わない!このままじゃ、山田さんは━━━━!
「グ、ヴァァァァァァァ!!!」
突然、カズミネが叫んだ。先程の慟哭とは違い、悶え苦しむ感じだ。その証拠に放たれた拳は既に解かれており、カズミネは両手で頭を抱え込んでいた。一体何が、あったんだ。その答えは直ぐに降ってきた。
間違いなく、俺の飛び降りてきた高さ以上の位置から飛んだはずなのに、スタッと軽やかな音を立てて、彼女はカズミネと山田さんの間に着地した。山田さんは上梨の元へと辿り着き、上梨を抱え起こしている。
彼女が誰か。俺は知らなかったが、知っていた。名前も知らない彼女の腕には、腕章が。カズミネがいつもつけていたデザインと同じ、だが文字の異なる腕章。そこには『会長』の二文字が刻まれていた。
「会、長…?」
面識などない彼女を役職でそう呼ぶ。するとその声が聞こえていたのか、女子生徒はくるりとその場で回転して俺の真正面に身体を向けてくる。
「はい、会長です」
そう言ってニコリと微笑む会長は、初対面にも関わらずやけに頼もしくかんじられた。
隣では星叶も、いつになく真剣な表情でフィールドを見ていた。俺達を含めた誰も何も言葉を発していない。静寂がスタジアムに充満している。
カズミネが上梨の防護陣を破壊した後、そのままの勢いで床に直撃し、フィールド上の二人がいた場所には煙が舞っていた。あまりの煙の量に二人がどうなっているのかが全くわからない。いや、勝敗はわかってるんだ。わからないのは二人の、主に上梨の安否か。
カズミネのあんな一撃をまともに喰らってなくても、衝撃波だけでかなりのダメージを負うだろう。上梨は一体無事なのか……?それに、カズミネのあの“翼”はなんなんだ。アレがカズミネ自身の能力って事なのか?
永遠に続くかもしれなかった静寂は唐突に破られた。
『き、決まったぁぁぁ!!まさかの逆転大勝利!!防戦を強いられていた春日原君でしたが、中盤からの勢いある攻めを見せてくれました!!翼を生やしたその姿はまさに神様と言った方がいいですね!』
と、アナウンスがスタジアムにやけに響いた。それから遅れて誰かの拍手が鳴り、次第に歓声も大きくなってきた。カズミネの勝利だが、それは素直に喜べない。
アイツは能力を使いたがっていなかったんだぞ。それがなんで急に使いだしたんだ。上梨が強敵だったからか?それは違う。上梨は強いが、それだけの理由で今まで頑なに守ってきていた事を破るなんてありえない。ならアイツの意志で発動させていない事は明らかだ。じゃあ一体何が原因なのか………。
本当にどうしちまったんだよ。カズミネ。
拍手も歓声も、周りからはうるさいくらいに上がっているというのに、俺は何も出来ずにただ座ったままだった。しかし仲間がもう一人、星叶も俺と同じく固まっていた。そしてこちらに手を伸ばし、肩を掴んでユサユサと揺らしてきた。
「田中さん………今のって……」
「ああ、アレがカズミネ自身の能力なんだろうな。アイツが否が応でも使おうとしていなかった。使いたがらなかった方のな」
「やっぱり……でもなんでその能力を使ったんでしょう」
その疑問に対する回答を今の俺は持ち合わせていない。俺とカズミネは親友だ。だが俺は、カズミネを取り巻いている状況について何も知らなすぎた。何故だか、俺の心は無力感に支配されつつあった。だが━━━━
「ヴ、ぅうあがぁぁぁぁああああああ!!」
おおよそ人の発する事の出来ない声が、周りの歓声を塗りつぶす勢いでスタジアムに反響する。その音を声と判断できたのは、発声源がカズミネであったから。煙の晴れたフィールド上。意識を失っているらしい上梨が地面に倒れていて、そのそばでカズミネが6枚の翼を広げて叫んでいた。
とても正気とは思えない。今のカズミネはカズミネじゃない。
盛り上がったスタジアム内も、冷水をぶっかけられたかのように静まる。いや、カズミネが叫び続けてるから静まっちゃいないなこりゃ。
カズミネは慟哭している。それは一体何の為か。怒りか悲しみか。それとも、憎悪か。
星叶が掴んでいた俺の裾から、彼女の震えが伝わってくる。怯えているのか。まぁ無理もない。俺も困惑真っ最中だしな。
誰も何も行動出来ない。慟哭し続けるカズミネをただ見ているだけ。変に動けば、この僅かな硬直の糸が切られてしまうかもしれない。皆、そんな思考にとらわれていた。だけどあの人だけは、この状況で黙って見ていられる訳がなかった。
「上梨ぃぃぃ!!」
山田さんがギャラリー席の手すりに捕まって、今にもフィールドに飛び降りんばかりの勢いで叫んでいた。若干涙声でもあった山田さんの声は倒れ伏す上梨に届くはずもなく、そばに立つカズミネを振り向かせるに留まった。
ゆっくりと、カズミネの視線が山田さんへと向かう。先程までの慟哭は止まっている。嫌な予感が俺の全身に走る。山田さんは手すりを掴んでフィールド上に飛び出した。ギャラリー席からフィールドまでの高さは3メートル弱程。それなりの高さなのだが、どうやら山田さんは興奮しているらしく、そんな事まで頭に回っていないみたいだ。
止める間もなく、山田さんの背は去っていく。下手な着地だったが怪我はしていないみたいだ。………ってこんな冷静に観察してる場合じゃないだろ!
俺は星叶も連れて、ギャラリー席の最前列へと移動した。他の生徒達は皆、固まってしまったかの様に動かない。スルスルと通路を抜けてあっという間に手すりにまで到着出来た。
山田さんは既に走り出しており、上梨めがけて一直線だ。彼女と上梨達の距離はまだ10数メートル離れている。何とも言えない焦燥が俺を突き動かして、俺も手すりを飛び越えフィールドへと降り立った。
しかし、今の俺に何が出来る?あのカズミネを元に戻す手段なんて持ち合わせちゃいない。だからと言って、見ているだけなのも癪だ。あぁくそ!自分で自分が面倒くさい奴だって思うさ!
取り敢えず、アイツ等に近づかない事には始まらない。そう思ってカズミネ達のいる方向へと視線を向けた。
「………おい。何してんだよ」
俺の視線の向かう先。山田さんは既に上梨達の元へと辿り着いていた。だが、山田さんに映っているのは上梨だけなのか。周りを見る事もなく、カズミネを無視して、上梨へと駆けていた。
その横。左右三対の翼をはためかせたカズミネが拳を引いて構えていた。まるで今から通る少女を殴らんとするかのように。
今は試合中じゃない。山田さんには防護陣など展開されてはいない。防護陣が展開されて、尚且つ直撃を避けた上梨でさえも倒れる一撃だ。生身の人間が喰らったら、どうなるかなんて想像したくない。
「何っ…やってんだよ!!」
もう一度叫んで、俺も駆け出した。しかし、身体能力が強化されていない今の俺じゃ、カズミネ達までの距離が以上に長く感じてしまう。足が遅すぎる。思うように進めない。俺の能力、《混沌なる誇り》を使えばこんな距離一瞬なのだが、俺の脳内にはこの学園の規則がへばりついて落ちてくれない。
『模擬戦が終了した後に許可なく能力使うと違反になるから注意してね』
『違反になったらどうなるんですか?』
『さぁ?どうだろ。噂では死より恐ろしい罰が待っているとか』
『死より恐ろしい罰!?』
以前した会話が思い出された。許可のない能力の使用は御法度。この学園最大のルールだ。俺は歯噛みした。今の俺が向かった所で何の役にも立たない。能力を使えない俺じゃ……!
能力の使用を許可された例外達。そんな奴等じゃない俺は、これから起こる未来をただ見てる事しか出来ないのかよ………!!
ついに山田さんがカズミネの前を過ぎ去ろうとする。そのタイミングを測っていたのか、最高のタイミングでカズミネの拳は放たれた。くそっ、間に合わない!このままじゃ、山田さんは━━━━!
「グ、ヴァァァァァァァ!!!」
突然、カズミネが叫んだ。先程の慟哭とは違い、悶え苦しむ感じだ。その証拠に放たれた拳は既に解かれており、カズミネは両手で頭を抱え込んでいた。一体何が、あったんだ。その答えは直ぐに降ってきた。
間違いなく、俺の飛び降りてきた高さ以上の位置から飛んだはずなのに、スタッと軽やかな音を立てて、彼女はカズミネと山田さんの間に着地した。山田さんは上梨の元へと辿り着き、上梨を抱え起こしている。
彼女が誰か。俺は知らなかったが、知っていた。名前も知らない彼女の腕には、腕章が。カズミネがいつもつけていたデザインと同じ、だが文字の異なる腕章。そこには『会長』の二文字が刻まれていた。
「会、長…?」
面識などない彼女を役職でそう呼ぶ。するとその声が聞こえていたのか、女子生徒はくるりとその場で回転して俺の真正面に身体を向けてくる。
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