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五章
その39 『なかなおり』
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冬花は当てもなく文芸部室を飛び出した。
春がどこにいるかなんて全く考えてすらもいなかった。考えていたのは、春に対する謝罪の念か。ともかく、冬花は目的地を定めないままに走り出した。
(謝らなきゃ…!春に、ごめんなさいと……!)
ただひたすらに焦って、冬花は駆けていた。
この気持ちを今すぐ伝える、そのために。
文芸部室から階段までの直線を駆け抜けて、階段をできるだけ早足で降りていく。冬花は普段から運動しないため、無理に階段を飛ばして行くと怪我をする恐れがある。一段一段しっかりと踏みしめて、降りていった。
やがて一階に辿り着いた冬花は、迷わず屋外へと開放されている部室棟の玄関口を目指した。何かを考えての行動ではない。強いて言うなら、正門を過ぎ去る生徒達の中から春を見つけるつもりだったのだろう。
だが、ここで一つの幸運が訪れる。
それは、冬花が探している春本人も冬花を探していたということ。春は冬花を探すために文芸部を目指していたということだ。
体育館裏から直行で部室棟を目指してきた春と、今まさに部室棟から飛び出そうとしていた冬花がちょうどぶつかった。
「わふっ!」
「わわ!」
女子の中でも特に小柄な体格である冬花が、春の胸に飛び込む形になった。突如として眼前に現れた柔らかな感触に包まれて、冬花は一瞬呼吸が止まった。
春も、いきなり飛び込んできた少女を反射的に抱きとめてしまっていた。そしてすぐに誰なのかを察する。
「フ、フユカ!大丈夫!?」
思わずきつく抱きしめていたので、急いで春は冬花を解放した。そしてすぐに、久しぶりに出会った冬花に対してついつい今まで通りに話しかけていたことに気がつき、冬花の反応をうかがってしまう。
解放された冬花は、言葉を発することなくうつむいていた。
(………やっぱり、まだ怒っているわよね)
当然と言えば当然のその反応。
しかし、決意した春は挫けることなどなかった。
(決めたでしょ私!まずは謝るんだって……!)
春は一度深呼吸をする。そして、冬花を見つめた。
彼女は未だにうつむいているため、視線を合わせることは叶わない。けれども、言葉は、思いはしっかりと告げなければならない。
自分が本当に欲しかったものを、再び手にするために。そのためなら喧嘩をする覚悟だってしてきたのだ。
もう逃げるわけにはいかない。そう考えた春は、冬花に呼びかける。
「ねぇ、フユ━━━━」
しかしその言葉を最後まで発するよりも前に、冬花が再び春の胸に飛び込んできた。
「カ……?」
突然のことで、春にはどうしたら良いのかがわからない。これは一体どういう状況なのだろうか。まだ怒っているのか、それとも許してもらえたのか。
冬花の行動に慌てふためいていた春に、冬花は顔を彼女の胸に押し付けながら叫んだ。
「ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!」
「…………え?」
その冬花の言葉に春は動きを止めた。
涙が入り混じった冬花の謝罪は今もなお続いている。溢れ出る涙を春の制服に染み込ませ、それでも流れる涙は地面に落ちて染みをつくっていた。
「あんなひどいことを言ってごめんなさい!ハルの気持ちを考えなくてごめんなさい!強がって、嫉妬して、羨ましくなって、それでハルもアメも傷つけるようなことを言ってごめんなさい!」
嗚咽混じりの謝罪は途切れることなく続いた。
春の制服を握り締める指は、微かに震えていて。今この状況でさえも、怖いのだと理解できる。
でも、その怖さを圧し殺して冬花はこうやって気持ちを伝えてきていたのだ。
(ああ…、なんだ)
そんな冬花を見て、春の表情は思わずほころんだ。
(フユカも、私と一緒だったんだ)
春は自然と冬花を優しく抱きしめる。右手で優しく冬花の頭を撫でながら、落ち着かせるように優しい声音で語りかけた。
「私も、ごめんね。皆の頑張りを、否定しちゃった。ごめん。ごめんね。それはフユカにとって………皆にとって大切なことだったのに……」
「いいえいいえ!私が子供だったんです!それなのに強がってしまって!寂しいです!ハルもアメもいない文芸部は、寂しいんです!だから、帰ってきて下さい!何回でも謝ります!ですから、文芸部に帰ってきて下さい!」
「うん……うん……。私も、謝るよ。ごめんね。ごめんねぇ…。帰りたいから……私も文芸部に帰りたいから……!ごめん、ねぇ…!」
春の瞳からも、やがて一筋の涙が溢れた。
二人は泣き止むまで、抱きしめ合ったまま謝り続けていた。
◆◆◆
「グスッ……すみません。こんなにボロボロ泣いてしまって……」
「いいわよ別に。私も泣いちゃってたし」
お互い赤い目を擦りながら、笑いあった。
そこには以前までの確執は感じられない。もう、二人の関係は元通りに修復されていた。
「後はシュウとナツキにも謝らなきゃね」
「私も……アメに謝らなきゃいけませんね」
ここで二人が仲直りして、それで一件落着とはいかない。
文芸部は二人だけではない。五人揃って、ようやく文芸部なのだ。誰一人、欠けてはいけない。全員が全員仲直りしなければならないのだ。
あっ、と春が声をもらす。何か大切なことを思い出したかのように。
春は目の前の冬花の両手をとって、瞳を見つめた。
大切なことを忘れるところだった。今伝えなければ、今度はいつピッタリな機会がくるかわからない。それ程までに、大切な言葉をこの少女に告げなければならない。
それが、春の決意。
「ねぇフユカ……」
「はい?」
冬花は、キョトンとした顔で首を傾げる。そんな彼女に、春は微笑みながらお願いをした。
「私と、友達になってくれない?」
「ッ……!」
冬花の目が見開かれる。
友達がいないと言っていた少女。そんな少女の、一番最初の友達になってみせることこそが春の決意。それを成し遂げずして、本当の仲直りとは言えないだろう。
友達になりたいと、そう告げる。本心をそのまま包み隠すことなくぶつける。冬花には、その儀式が必要だったのだ。ただ話しているだけでは友達でははない。こうやってお願いして、初めて友達になれるのだ。
冬花は再び、瞳に涙を浮かべながら頷いた。
「……はい!」
今まで見た以上に魅力的な笑顔で冬花は笑う。
それを見て、春はもう一度冬花を抱きしめた。
晴れて二人は仲直りを果たした。
直した仲は、壊れる以前よりも強固になって。
春がどこにいるかなんて全く考えてすらもいなかった。考えていたのは、春に対する謝罪の念か。ともかく、冬花は目的地を定めないままに走り出した。
(謝らなきゃ…!春に、ごめんなさいと……!)
ただひたすらに焦って、冬花は駆けていた。
この気持ちを今すぐ伝える、そのために。
文芸部室から階段までの直線を駆け抜けて、階段をできるだけ早足で降りていく。冬花は普段から運動しないため、無理に階段を飛ばして行くと怪我をする恐れがある。一段一段しっかりと踏みしめて、降りていった。
やがて一階に辿り着いた冬花は、迷わず屋外へと開放されている部室棟の玄関口を目指した。何かを考えての行動ではない。強いて言うなら、正門を過ぎ去る生徒達の中から春を見つけるつもりだったのだろう。
だが、ここで一つの幸運が訪れる。
それは、冬花が探している春本人も冬花を探していたということ。春は冬花を探すために文芸部を目指していたということだ。
体育館裏から直行で部室棟を目指してきた春と、今まさに部室棟から飛び出そうとしていた冬花がちょうどぶつかった。
「わふっ!」
「わわ!」
女子の中でも特に小柄な体格である冬花が、春の胸に飛び込む形になった。突如として眼前に現れた柔らかな感触に包まれて、冬花は一瞬呼吸が止まった。
春も、いきなり飛び込んできた少女を反射的に抱きとめてしまっていた。そしてすぐに誰なのかを察する。
「フ、フユカ!大丈夫!?」
思わずきつく抱きしめていたので、急いで春は冬花を解放した。そしてすぐに、久しぶりに出会った冬花に対してついつい今まで通りに話しかけていたことに気がつき、冬花の反応をうかがってしまう。
解放された冬花は、言葉を発することなくうつむいていた。
(………やっぱり、まだ怒っているわよね)
当然と言えば当然のその反応。
しかし、決意した春は挫けることなどなかった。
(決めたでしょ私!まずは謝るんだって……!)
春は一度深呼吸をする。そして、冬花を見つめた。
彼女は未だにうつむいているため、視線を合わせることは叶わない。けれども、言葉は、思いはしっかりと告げなければならない。
自分が本当に欲しかったものを、再び手にするために。そのためなら喧嘩をする覚悟だってしてきたのだ。
もう逃げるわけにはいかない。そう考えた春は、冬花に呼びかける。
「ねぇ、フユ━━━━」
しかしその言葉を最後まで発するよりも前に、冬花が再び春の胸に飛び込んできた。
「カ……?」
突然のことで、春にはどうしたら良いのかがわからない。これは一体どういう状況なのだろうか。まだ怒っているのか、それとも許してもらえたのか。
冬花の行動に慌てふためいていた春に、冬花は顔を彼女の胸に押し付けながら叫んだ。
「ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!」
「…………え?」
その冬花の言葉に春は動きを止めた。
涙が入り混じった冬花の謝罪は今もなお続いている。溢れ出る涙を春の制服に染み込ませ、それでも流れる涙は地面に落ちて染みをつくっていた。
「あんなひどいことを言ってごめんなさい!ハルの気持ちを考えなくてごめんなさい!強がって、嫉妬して、羨ましくなって、それでハルもアメも傷つけるようなことを言ってごめんなさい!」
嗚咽混じりの謝罪は途切れることなく続いた。
春の制服を握り締める指は、微かに震えていて。今この状況でさえも、怖いのだと理解できる。
でも、その怖さを圧し殺して冬花はこうやって気持ちを伝えてきていたのだ。
(ああ…、なんだ)
そんな冬花を見て、春の表情は思わずほころんだ。
(フユカも、私と一緒だったんだ)
春は自然と冬花を優しく抱きしめる。右手で優しく冬花の頭を撫でながら、落ち着かせるように優しい声音で語りかけた。
「私も、ごめんね。皆の頑張りを、否定しちゃった。ごめん。ごめんね。それはフユカにとって………皆にとって大切なことだったのに……」
「いいえいいえ!私が子供だったんです!それなのに強がってしまって!寂しいです!ハルもアメもいない文芸部は、寂しいんです!だから、帰ってきて下さい!何回でも謝ります!ですから、文芸部に帰ってきて下さい!」
「うん……うん……。私も、謝るよ。ごめんね。ごめんねぇ…。帰りたいから……私も文芸部に帰りたいから……!ごめん、ねぇ…!」
春の瞳からも、やがて一筋の涙が溢れた。
二人は泣き止むまで、抱きしめ合ったまま謝り続けていた。
◆◆◆
「グスッ……すみません。こんなにボロボロ泣いてしまって……」
「いいわよ別に。私も泣いちゃってたし」
お互い赤い目を擦りながら、笑いあった。
そこには以前までの確執は感じられない。もう、二人の関係は元通りに修復されていた。
「後はシュウとナツキにも謝らなきゃね」
「私も……アメに謝らなきゃいけませんね」
ここで二人が仲直りして、それで一件落着とはいかない。
文芸部は二人だけではない。五人揃って、ようやく文芸部なのだ。誰一人、欠けてはいけない。全員が全員仲直りしなければならないのだ。
あっ、と春が声をもらす。何か大切なことを思い出したかのように。
春は目の前の冬花の両手をとって、瞳を見つめた。
大切なことを忘れるところだった。今伝えなければ、今度はいつピッタリな機会がくるかわからない。それ程までに、大切な言葉をこの少女に告げなければならない。
それが、春の決意。
「ねぇフユカ……」
「はい?」
冬花は、キョトンとした顔で首を傾げる。そんな彼女に、春は微笑みながらお願いをした。
「私と、友達になってくれない?」
「ッ……!」
冬花の目が見開かれる。
友達がいないと言っていた少女。そんな少女の、一番最初の友達になってみせることこそが春の決意。それを成し遂げずして、本当の仲直りとは言えないだろう。
友達になりたいと、そう告げる。本心をそのまま包み隠すことなくぶつける。冬花には、その儀式が必要だったのだ。ただ話しているだけでは友達でははない。こうやってお願いして、初めて友達になれるのだ。
冬花は再び、瞳に涙を浮かべながら頷いた。
「……はい!」
今まで見た以上に魅力的な笑顔で冬花は笑う。
それを見て、春はもう一度冬花を抱きしめた。
晴れて二人は仲直りを果たした。
直した仲は、壊れる以前よりも強固になって。
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