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72 ロリコン疑惑!?
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朝になり、七時前にセフティーホームから宿の部屋に出た。
いつもより一時間も早く起きたから眠い。あくびが止まらず朝飯もホットドッグ一つしか食べれなかったよ。ラダリオンはいつもと同じく食べたけど。
食堂に降りると、ロンダリオさんたちは集まっており、朝飯をもりもり食っていた。同じ歳くらいなのに元気な胃をお持ちで羨ましい限りだ。
「おはようございま~す。朝食はどうしますか?」
「オレたちはいらないよ。部屋で軽く食べたから。もう部屋には戻らんから確かめてくれ」
「わかりました~」
この子も朝から元気だよ。その若さが羨ましいぜ。
てか、他にも宿に泊まる冒険者がいたんだ。そんなに冒険者が必要となる仕事があるのか?
「お客さん。部屋、大丈夫でした。ありがとうございまーす」
女の子から了承が出たので、オレたちはギルド支部の前でロンダリオさんたちを待つことにした。
宿から出てギルド支部に向かったら、また教会の前で通行税の徴収を行っていた。
「あ、おじさん、おはよー!」
寝惚けた振りして通りすぎようとしたが、昨日の子供に見つかってしまった。クソ。目ざといガキは嫌いだよ。
「朝早くからご苦労様だな」
「あたしグズだから、こうしてお恵みをもらうしかできないの」
あ、この子、女の子なんだ。髪ボサボサでわからんかったよ。
「グズならグズなりに一つのことをコツコツやっていけば誰にも負けない力となるもんさ」
少なくとも容赦なくオレから通行税をむしり取る能力は一級品だと褒めてやるよ。
オレの負けだと銀貨一枚を取り出して募金箱に入れてやった。
「ありがとー、おじさん!」
「気まぐれでやってることだ。礼などいらんよ」
いつか絶対素通りしてやるからな。そのときは咽び泣くがよい。徴税人め!
敗北感を胸にギルド支部へやってくると、すでに開店(開所か?)しており、中を覗いてみたら粗末な装備をした者たちで混雑していた。
……ほんと、なんの仕事があるのやら……?
忙しそうなので外に出て、横の広場でロンダリオさんたちを待つことにした。
「……なんだ?」
地面に座り、缶コーヒーを飲みながら時間を潰していると、ラダリオンが見下すような目を向けてきた。な、なによ? お前のヤ○ルト飲んだのまだ怒ってるのか?
「タカト、小さい女の子が好きなの?」
はぁ? なに突然のロリコン疑惑? オレはノーマルだよ! 分相応だよ! と叫びたいのをグッと堪える。ここで下手に慌てたら肯定したと思われてしまうからな。
「なんでそう思うんだ? オレ、お前に悪戯したか?」
小さくなってもラダリオンの腕力はオレの数倍はある。何度かスパーリングの相手になってもらったが、重たい一撃を何度も受けて何度も悶絶もした。それで悪戯しようとする気概など起こるわけもない。いや、最初から悪戯しようとも思ってないけど!
「小さい女の子に優しい」
「ん? オレ、小さい女の子に優しくしたことなんてしたか?」
ラダリオンは小さくても大きかったし、ミシニーは幼児た──スレンダーだったが大人の女だ。他に小さい女の子と言ったらゴルグんところの子か? だが、なにされるかわからんから接触もしてない。いったいどこの小さい女の子のことを言ってんだよ?
「……タカト、無自覚すぎ……」
無自覚? なにが? オレ、なんかした?
「もういい」
と、そっぽを向かれてしまった。だからなによ?!
下手に追及するとさらにラダリオンを怒らせるような気がしたので無理矢理流しておいた。
「待たせたな」
缶コーヒーを飲み干した頃にロンダリオさんたちがやってきた。
「準備はよろしいので?」
あまり荷物は持ってないみたいだが。
「荷物持ちを雇うから少し待っててくれ」
荷物持ち? と思ってたら仲間の一人が支部に入り、しばらくして少年三人を連れてきた。
「毎回荷物持ちを雇うんですか?」
「緊急依頼でない限りは雇うな。後輩の育成も先輩の役目なんで」
随分と優しい冒険者ギルドだ。漫画とかなら使い潰す存在だろうに。
荷物は支部の預かり所ってところが裏にあり、少年三人が荷物を背負ってきた。
「食料はどうするんです?」
今回は一泊を予定している。オレも冒険者の野営がどんなものか学びたいんでな。
「途中で買うよ。今からいけば売れ残りを安く買えるからな」
使うところには使い削るところは削るか。豪胆であり堅実でもあるか。高位冒険者は違うな。
ロンダリオさんたちを先頭に町の市場へやってくると、萎びた野菜や燻製肉、殴ったら鈍器になりそうな棒のような堅パンを買い、少年三人に振り分けた。
「タカトは買わないのか?」
「ゴブリン駆除員は専用のところから買えますんで。まあ、ロンダリオさんもゴブリンを狩れば買えるんですけど、未知の食材を使うのは抵抗があるでしょう? それは少しずつ自分たちで試してください」
今日、オレらはカレーにしようとラダリオンに鍋を背負ってもらってます。材料はアポートポーチから出せるよう細かくしてきました。
「お前、そう言うことは先に言えよ。無駄になっただろう」
「美味くなるものをあげますから無駄にはなりませんよ。どうせなら大鍋を一つ持っておくといいですよ。今後役に立ちますから」
どうせ荷物持ちの少年たちに持たせるだろうし、依頼で野営することもあるだろう。外で食うカレーは美味いぞ。
「そう、なのか?」
と、ラダリオンが背負う鍋に目を向けた。
「まあ、買う買わないはご自由に。こちらはこちらで作りますから」
少し悩み、仲間たちと相談して大鍋を買うことにしたようだ。
「ゴブリンを狩ったら買えるんだよな?」
さすがロンダリオさん。引っかからないか。
「ええ。二匹も狩ればこれと同じものが買えますよ」
「ハァ~。まずはゴブリンを狩ってから、ってことか」
理解が早くて助かります。
「町を出たら詳しく説明しますよ」
まだ請負カードは渡してない。元の世界のものを手に入れられるってのはいろいろ問題を引き寄せるだろうからな。そのことも言い聞かせておかないとな。
いつもより一時間も早く起きたから眠い。あくびが止まらず朝飯もホットドッグ一つしか食べれなかったよ。ラダリオンはいつもと同じく食べたけど。
食堂に降りると、ロンダリオさんたちは集まっており、朝飯をもりもり食っていた。同じ歳くらいなのに元気な胃をお持ちで羨ましい限りだ。
「おはようございま~す。朝食はどうしますか?」
「オレたちはいらないよ。部屋で軽く食べたから。もう部屋には戻らんから確かめてくれ」
「わかりました~」
この子も朝から元気だよ。その若さが羨ましいぜ。
てか、他にも宿に泊まる冒険者がいたんだ。そんなに冒険者が必要となる仕事があるのか?
「お客さん。部屋、大丈夫でした。ありがとうございまーす」
女の子から了承が出たので、オレたちはギルド支部の前でロンダリオさんたちを待つことにした。
宿から出てギルド支部に向かったら、また教会の前で通行税の徴収を行っていた。
「あ、おじさん、おはよー!」
寝惚けた振りして通りすぎようとしたが、昨日の子供に見つかってしまった。クソ。目ざといガキは嫌いだよ。
「朝早くからご苦労様だな」
「あたしグズだから、こうしてお恵みをもらうしかできないの」
あ、この子、女の子なんだ。髪ボサボサでわからんかったよ。
「グズならグズなりに一つのことをコツコツやっていけば誰にも負けない力となるもんさ」
少なくとも容赦なくオレから通行税をむしり取る能力は一級品だと褒めてやるよ。
オレの負けだと銀貨一枚を取り出して募金箱に入れてやった。
「ありがとー、おじさん!」
「気まぐれでやってることだ。礼などいらんよ」
いつか絶対素通りしてやるからな。そのときは咽び泣くがよい。徴税人め!
敗北感を胸にギルド支部へやってくると、すでに開店(開所か?)しており、中を覗いてみたら粗末な装備をした者たちで混雑していた。
……ほんと、なんの仕事があるのやら……?
忙しそうなので外に出て、横の広場でロンダリオさんたちを待つことにした。
「……なんだ?」
地面に座り、缶コーヒーを飲みながら時間を潰していると、ラダリオンが見下すような目を向けてきた。な、なによ? お前のヤ○ルト飲んだのまだ怒ってるのか?
「タカト、小さい女の子が好きなの?」
はぁ? なに突然のロリコン疑惑? オレはノーマルだよ! 分相応だよ! と叫びたいのをグッと堪える。ここで下手に慌てたら肯定したと思われてしまうからな。
「なんでそう思うんだ? オレ、お前に悪戯したか?」
小さくなってもラダリオンの腕力はオレの数倍はある。何度かスパーリングの相手になってもらったが、重たい一撃を何度も受けて何度も悶絶もした。それで悪戯しようとする気概など起こるわけもない。いや、最初から悪戯しようとも思ってないけど!
「小さい女の子に優しい」
「ん? オレ、小さい女の子に優しくしたことなんてしたか?」
ラダリオンは小さくても大きかったし、ミシニーは幼児た──スレンダーだったが大人の女だ。他に小さい女の子と言ったらゴルグんところの子か? だが、なにされるかわからんから接触もしてない。いったいどこの小さい女の子のことを言ってんだよ?
「……タカト、無自覚すぎ……」
無自覚? なにが? オレ、なんかした?
「もういい」
と、そっぽを向かれてしまった。だからなによ?!
下手に追及するとさらにラダリオンを怒らせるような気がしたので無理矢理流しておいた。
「待たせたな」
缶コーヒーを飲み干した頃にロンダリオさんたちがやってきた。
「準備はよろしいので?」
あまり荷物は持ってないみたいだが。
「荷物持ちを雇うから少し待っててくれ」
荷物持ち? と思ってたら仲間の一人が支部に入り、しばらくして少年三人を連れてきた。
「毎回荷物持ちを雇うんですか?」
「緊急依頼でない限りは雇うな。後輩の育成も先輩の役目なんで」
随分と優しい冒険者ギルドだ。漫画とかなら使い潰す存在だろうに。
荷物は支部の預かり所ってところが裏にあり、少年三人が荷物を背負ってきた。
「食料はどうするんです?」
今回は一泊を予定している。オレも冒険者の野営がどんなものか学びたいんでな。
「途中で買うよ。今からいけば売れ残りを安く買えるからな」
使うところには使い削るところは削るか。豪胆であり堅実でもあるか。高位冒険者は違うな。
ロンダリオさんたちを先頭に町の市場へやってくると、萎びた野菜や燻製肉、殴ったら鈍器になりそうな棒のような堅パンを買い、少年三人に振り分けた。
「タカトは買わないのか?」
「ゴブリン駆除員は専用のところから買えますんで。まあ、ロンダリオさんもゴブリンを狩れば買えるんですけど、未知の食材を使うのは抵抗があるでしょう? それは少しずつ自分たちで試してください」
今日、オレらはカレーにしようとラダリオンに鍋を背負ってもらってます。材料はアポートポーチから出せるよう細かくしてきました。
「お前、そう言うことは先に言えよ。無駄になっただろう」
「美味くなるものをあげますから無駄にはなりませんよ。どうせなら大鍋を一つ持っておくといいですよ。今後役に立ちますから」
どうせ荷物持ちの少年たちに持たせるだろうし、依頼で野営することもあるだろう。外で食うカレーは美味いぞ。
「そう、なのか?」
と、ラダリオンが背負う鍋に目を向けた。
「まあ、買う買わないはご自由に。こちらはこちらで作りますから」
少し悩み、仲間たちと相談して大鍋を買うことにしたようだ。
「ゴブリンを狩ったら買えるんだよな?」
さすがロンダリオさん。引っかからないか。
「ええ。二匹も狩ればこれと同じものが買えますよ」
「ハァ~。まずはゴブリンを狩ってから、ってことか」
理解が早くて助かります。
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