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406 ツーマンセル
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群れでやってきたクセに、ローダーは単独で動いているのがほとんどだった。
サイルスさんのところも五匹から二匹になり、オレを探しているかのように街に散っていた。
ローダーは嗅覚より視覚で獲物を狩るタイプのようで、百メートルまで近づいてもオレに気づくことはない。背後に回り、腹這いになってリンクスを構えた。
距離的に問題はないが、ちゃんと当たるようにスコープを覗いて胴体を狙う。
狙いが定まったら引き金を引く。すぐに第二射。立ち上がって頭を狙って撃った。
「外れた!」
胴体に二発では致命傷にはならない。残り二発を撃ってホームに入った。
すぐに置いていたマガジンを交換。戻っていたミサロに弾込めをお願いしてすぐに外に出た。
致命傷にはなってないものの効果はあったようでローダーが半狂乱な感じで暴れていた。
こちらには気づいてないようなのでしっかり構えて狙いを定め五発を撃ち込んでやる。
さすがに五発も当てたら倒れてくれた。
「悪いな。オレのために死んでくれ」
マガジンを交換して、五十メートルくらいから五発を撃ち込んで止めを刺してやった。
魔石を取り出したいところだが、そんな暇はない。銃声に気づいた近くのヤツらがこちらに向かっている。さっさとトンズラさせていただきます。
こちらにはプランデット様があるのだ。お前らなんかに見つかってたまるかよ! アーホアーホ!
心の中で罵り、次の獲物に向かった。
とは言え、この街広すぎ! 十キロ以上あるリンクスを持って走るの辛っ! 重っ! 横っ腹が痛っ!
「──イチノセ。上からきます」
イチゴの声がしてリンクスを上に向けて引き金を引いた。
視界いっぱいにローダーが。こんな間近まで近づかれるなんて!
反射的に対応できたが、そのあとが続かない。殺られる──ことなくイチゴがタックル。紙一重で命を繋ぎました。
「リンクスを借ります」
転がりながらオレからリンクスを奪い、上から襲ってきたローダーに徹甲弾を撃ち込んでやった。
「イチノセ、無事ですか?」
「あ、ああ。助かった。ありがとな。サイルスさんたちはどうした?」
「自分たちでなんとかするからとイチゴはイチノセのところにいけと指示を受けました」
「そ、そうか……」
ナイス判断でなにも言えません。指示してくれなかったらオレは死んでたよ……。
「やっぱりオレ一人じゃダメだな」
ホームがあるからと油断していた。知らず知らずのうちに強くなったと勘違いしていた。オレはこの世界にきてからなんも強くなってなかったのにな……。
三段階アップしたところでサイルスさんから見たら誤差のようなもの。素手でゴブリンも倒せない雑魚なのだ。一人で戦おうってのが間違いなのだ。
「よし。イチゴ。これからオレと二人一組《ツーマンセル》でいくぞ」
リミット様はこのためにイチゴを授けてくれたんだな。それなら一千万円なんて惜しくはない。いや、自分の命を買ったと思えば安いくらいだ。
「ラー」
イチゴの腕をつかんでホームに入る。装備の変更だ。
イチゴはリンクス装備のままだが、マガジンは五発入りのを使っていた。これはオレも使うからと、極力軽くするために五発入りのを使っていたまで。だが、イチゴ専用装備にするなら十発入りでも構わない。マンダリンを持ち上げられるくらいなんだからな。
十発入りのマガジンを十個買い、一発千円の弾を込めていった。
すべてのマガジンに弾を込めたらタボール7装備に着替える。攻撃はイチゴ。オレは援護兼荷物持ち。作業鞄にリンクスのマガジンを五個入れた。
イチゴも腰にマガジン二個を装備するので三匹くらい集まっても充分足りる量だろうよ。
「イチゴ、いくぞ」
「ラー」
イチゴの腕をつかんで外に。ローダーの動体反応を探した。
「やはり銃声で集まってきてるな」
聴覚まであんのかよ。厄介だぜ。たが、視覚重視っぽいし、フラッシュライトを使えば気を逸らせるはずだ。
「よし、イチゴ。あちらからくるローダーを倒したら煙幕を張る。そしたらタワマンの中に逃げるぞ」
運よく扉が破壊されて中に入れ、タワマンは地下でも繋がっている。モグラ戦法でローダーの後ろを取ってやるぜ。
「ラー」
イチゴがこちらにやってくる方向にリンクスを構え、オレは動体反応に気をつけながらフラッシュライトをつける用意をしておく。
道の向こうにローダー出現。オレらを視認すると飛んで襲ってきた。
しかし、左右をタワマンに挟まれた逃げ道なしの一方通行。お前が誘われたとしりやがれ!
イチゴの判断で射撃は任せる。
百メートルを切ったらフラッシュ攻撃。怯んだところにイチゴが撃った。
一定の間隔で撃っていき、十発を撃ち込んでローダーを落とした。
イチゴの前に出てマガジン交換をしてもらい、終わったら下がる。
「安い弾じゃ死なないか」
でもまあ、致命傷は与えた。放っておけば勝手に死んでくれるだろうさ。
「次がくる。入るぞ」
オレが先頭になりタワマンへ入った瞬間、ローダーが鎌を振り下ろしてくるが、数千年耐えたタワマンを崩すほどではない。自分を痛めるだけだった。
「イチゴ、撃て!」
狙いやすいところにいてくれるんだからありがたく撃たせてもらいます。死ねや!
五発撃ち込んでやったらタワマンの奥へ。地下に続く扉をイチゴに蹴り破ってもらった。
さあ、次の獲物といきますか!
サイルスさんのところも五匹から二匹になり、オレを探しているかのように街に散っていた。
ローダーは嗅覚より視覚で獲物を狩るタイプのようで、百メートルまで近づいてもオレに気づくことはない。背後に回り、腹這いになってリンクスを構えた。
距離的に問題はないが、ちゃんと当たるようにスコープを覗いて胴体を狙う。
狙いが定まったら引き金を引く。すぐに第二射。立ち上がって頭を狙って撃った。
「外れた!」
胴体に二発では致命傷にはならない。残り二発を撃ってホームに入った。
すぐに置いていたマガジンを交換。戻っていたミサロに弾込めをお願いしてすぐに外に出た。
致命傷にはなってないものの効果はあったようでローダーが半狂乱な感じで暴れていた。
こちらには気づいてないようなのでしっかり構えて狙いを定め五発を撃ち込んでやる。
さすがに五発も当てたら倒れてくれた。
「悪いな。オレのために死んでくれ」
マガジンを交換して、五十メートルくらいから五発を撃ち込んで止めを刺してやった。
魔石を取り出したいところだが、そんな暇はない。銃声に気づいた近くのヤツらがこちらに向かっている。さっさとトンズラさせていただきます。
こちらにはプランデット様があるのだ。お前らなんかに見つかってたまるかよ! アーホアーホ!
心の中で罵り、次の獲物に向かった。
とは言え、この街広すぎ! 十キロ以上あるリンクスを持って走るの辛っ! 重っ! 横っ腹が痛っ!
「──イチノセ。上からきます」
イチゴの声がしてリンクスを上に向けて引き金を引いた。
視界いっぱいにローダーが。こんな間近まで近づかれるなんて!
反射的に対応できたが、そのあとが続かない。殺られる──ことなくイチゴがタックル。紙一重で命を繋ぎました。
「リンクスを借ります」
転がりながらオレからリンクスを奪い、上から襲ってきたローダーに徹甲弾を撃ち込んでやった。
「イチノセ、無事ですか?」
「あ、ああ。助かった。ありがとな。サイルスさんたちはどうした?」
「自分たちでなんとかするからとイチゴはイチノセのところにいけと指示を受けました」
「そ、そうか……」
ナイス判断でなにも言えません。指示してくれなかったらオレは死んでたよ……。
「やっぱりオレ一人じゃダメだな」
ホームがあるからと油断していた。知らず知らずのうちに強くなったと勘違いしていた。オレはこの世界にきてからなんも強くなってなかったのにな……。
三段階アップしたところでサイルスさんから見たら誤差のようなもの。素手でゴブリンも倒せない雑魚なのだ。一人で戦おうってのが間違いなのだ。
「よし。イチゴ。これからオレと二人一組《ツーマンセル》でいくぞ」
リミット様はこのためにイチゴを授けてくれたんだな。それなら一千万円なんて惜しくはない。いや、自分の命を買ったと思えば安いくらいだ。
「ラー」
イチゴの腕をつかんでホームに入る。装備の変更だ。
イチゴはリンクス装備のままだが、マガジンは五発入りのを使っていた。これはオレも使うからと、極力軽くするために五発入りのを使っていたまで。だが、イチゴ専用装備にするなら十発入りでも構わない。マンダリンを持ち上げられるくらいなんだからな。
十発入りのマガジンを十個買い、一発千円の弾を込めていった。
すべてのマガジンに弾を込めたらタボール7装備に着替える。攻撃はイチゴ。オレは援護兼荷物持ち。作業鞄にリンクスのマガジンを五個入れた。
イチゴも腰にマガジン二個を装備するので三匹くらい集まっても充分足りる量だろうよ。
「イチゴ、いくぞ」
「ラー」
イチゴの腕をつかんで外に。ローダーの動体反応を探した。
「やはり銃声で集まってきてるな」
聴覚まであんのかよ。厄介だぜ。たが、視覚重視っぽいし、フラッシュライトを使えば気を逸らせるはずだ。
「よし、イチゴ。あちらからくるローダーを倒したら煙幕を張る。そしたらタワマンの中に逃げるぞ」
運よく扉が破壊されて中に入れ、タワマンは地下でも繋がっている。モグラ戦法でローダーの後ろを取ってやるぜ。
「ラー」
イチゴがこちらにやってくる方向にリンクスを構え、オレは動体反応に気をつけながらフラッシュライトをつける用意をしておく。
道の向こうにローダー出現。オレらを視認すると飛んで襲ってきた。
しかし、左右をタワマンに挟まれた逃げ道なしの一方通行。お前が誘われたとしりやがれ!
イチゴの判断で射撃は任せる。
百メートルを切ったらフラッシュ攻撃。怯んだところにイチゴが撃った。
一定の間隔で撃っていき、十発を撃ち込んでローダーを落とした。
イチゴの前に出てマガジン交換をしてもらい、終わったら下がる。
「安い弾じゃ死なないか」
でもまあ、致命傷は与えた。放っておけば勝手に死んでくれるだろうさ。
「次がくる。入るぞ」
オレが先頭になりタワマンへ入った瞬間、ローダーが鎌を振り下ろしてくるが、数千年耐えたタワマンを崩すほどではない。自分を痛めるだけだった。
「イチゴ、撃て!」
狙いやすいところにいてくれるんだからありがたく撃たせてもらいます。死ねや!
五発撃ち込んでやったらタワマンの奥へ。地下に続く扉をイチゴに蹴り破ってもらった。
さあ、次の獲物といきますか!
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