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密偵
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疑われ初めまして、こんにちわ。
トウモロコシで…
穀類のせいで…
今日も見張りがついています。
昨日『ロレッソ君にしか話せない』…って言ったことにより、密偵扱いされております。悩みの元凶に言える訳がない!!
「あの…ここまでするなら私を解雇していただければ…」
良いのではなかろうか…
「既に何か重大な事を知っている可能性がある。簡単には帰せない」
……私にも限界というものがある!!
「私をお兄様にしたのは姫なのに、私に嫌疑がかかるのはおかしいと思います!」
こっちが下手に出ていれば…この兄妹は……
「もともとお兄様にと連行さたのはアランで私ではないし、なのに疑われるのが私なのはおかしなはなじゃない!なんなのよ!!」
「………」
王様絶句です。
「…わ…たしは間違ってませんから、謝罪はしません!」
それに、なぜ疑ってる私に
いまだに仕事をさせているのか意味がわからない!
しかも最近マアサ姫にも会ってません!
計画が上手く行きそうにないから、次の作戦でも作ってるのかもしれない!もう、全てがイライラするっ!
「静かにしろ…仕方がないだろう。今家に帰せば『何か知ってるのではないか』と情報を聞きにくる奴が必ずいる。」
「どういう事でしょうか?」
「このあいだ可決された法案は反対も多い。ここで俺と一緒に仕事をしているアリスは、俺の足元をすくえるようなネタを持っていないか、…と、拐われる可能性もある。」
まさか、ちゃんと考えてくれてた!
「ありがとう…ございます。…最初から説明してくれてたら良いじゃないですか。」
「言わなかったのは、戦おうとすると思ったからだ。『喧嘩しても負けない』とか言ってるが、拳でなんとかなるようなレベルじゃない」
「そんな無謀な戦いはしませんよ…」
「そうか…ならいいが、いくら男に見えたってお前は女だ。危ない事はするな。」
一言多い……
『お前は女だ、危ない事はするな。』
で、いいのでわ?
「その法案とやらの為に狙われる期間はどれくらいでしょうか。」
「…わからん。」
「その間は家に帰れない…という事でしょうか?」
「そうだ。」
「そんなの嫌ですよ!!外に遊びに行きたいし、こんなところに閉じ込められるなんてっ!」
「……わかった。善処する。」
「本当ですか!?」
やったー!
「俺と一緒に行けばいい。」
「……」
ただ役職が護衛になるだけ…。
「どうした、嬉しくないのか?」
「…嬉しいです。」
「……」
「終了時間なので、私はこれで失礼します。」
はぁ、王様の側にいたらもうどこにも行けない。
トウモロコシで…
穀類のせいで…
今日も見張りがついています。
昨日『ロレッソ君にしか話せない』…って言ったことにより、密偵扱いされております。悩みの元凶に言える訳がない!!
「あの…ここまでするなら私を解雇していただければ…」
良いのではなかろうか…
「既に何か重大な事を知っている可能性がある。簡単には帰せない」
……私にも限界というものがある!!
「私をお兄様にしたのは姫なのに、私に嫌疑がかかるのはおかしいと思います!」
こっちが下手に出ていれば…この兄妹は……
「もともとお兄様にと連行さたのはアランで私ではないし、なのに疑われるのが私なのはおかしなはなじゃない!なんなのよ!!」
「………」
王様絶句です。
「…わ…たしは間違ってませんから、謝罪はしません!」
それに、なぜ疑ってる私に
いまだに仕事をさせているのか意味がわからない!
しかも最近マアサ姫にも会ってません!
計画が上手く行きそうにないから、次の作戦でも作ってるのかもしれない!もう、全てがイライラするっ!
「静かにしろ…仕方がないだろう。今家に帰せば『何か知ってるのではないか』と情報を聞きにくる奴が必ずいる。」
「どういう事でしょうか?」
「このあいだ可決された法案は反対も多い。ここで俺と一緒に仕事をしているアリスは、俺の足元をすくえるようなネタを持っていないか、…と、拐われる可能性もある。」
まさか、ちゃんと考えてくれてた!
「ありがとう…ございます。…最初から説明してくれてたら良いじゃないですか。」
「言わなかったのは、戦おうとすると思ったからだ。『喧嘩しても負けない』とか言ってるが、拳でなんとかなるようなレベルじゃない」
「そんな無謀な戦いはしませんよ…」
「そうか…ならいいが、いくら男に見えたってお前は女だ。危ない事はするな。」
一言多い……
『お前は女だ、危ない事はするな。』
で、いいのでわ?
「その法案とやらの為に狙われる期間はどれくらいでしょうか。」
「…わからん。」
「その間は家に帰れない…という事でしょうか?」
「そうだ。」
「そんなの嫌ですよ!!外に遊びに行きたいし、こんなところに閉じ込められるなんてっ!」
「……わかった。善処する。」
「本当ですか!?」
やったー!
「俺と一緒に行けばいい。」
「……」
ただ役職が護衛になるだけ…。
「どうした、嬉しくないのか?」
「…嬉しいです。」
「……」
「終了時間なので、私はこれで失礼します。」
はぁ、王様の側にいたらもうどこにも行けない。
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