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王都
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4年ぶりの王都は、もはや私が知る王都じゃなかった。
昔より栄えているし、道は全てきれいに舗装されている。見た事のないお店や邸、大きな教会、けれどその中で変わらない物が1つだけある。
都の中心部にそびえ立つ王城。
「少し散歩しませんか?」
「いいえ、王に会わせて。そこ以外に、私が行きたい所は無いから」
この腕輪の外し方を聞き出してみせる。知らないはずないもの。
「とても悪い顔になってますが、父に拷問しようと考えていませんか……?」
「そんな事はしないわよ」
「人殺しにはなりたくないんですよね?」
「死なない程度なら問題な……」
「それを拷問と言うんですよ」
「最終的に完璧に人体修復するから良いじゃない!私の幸せをぶち壊したんだから、それなりの酬いを受けるべきだわ」
これからの人生の選択肢すら奪おうとするなら、私は許さない。
「くくっ……」
「何を笑ってるの?」
「祖父に聞いていた通りの女性だと思って」
「ガスパールに?」
「無鉄砲で向こう見ず、魔力が強すぎてコントロールが下手くそ、大雑把でガサツ」
良い所が1つもない……
もしかして、私の事を嫌いだったのかな。褒めるのも嫌なくらい。
「それに、何事にもまっすぐで、優しく可愛い女性だと」
優しく可愛い……
「そんなの、ありえないわ」
「そういえば、素直じゃないとも言ってましたね」
「ガスパールの代わりに殴られたい?」
「それは遠慮します」
少し困った顔で笑うレナードは、ガスパールとそっくり……。でも、別人。私の好きな人はもういない。
「貴女は優しいですよ」
「私の何を知っててそんな事が言えるの?」
「腕輪を外す方法を聞いても、貴女は実行しなかった」
「腕輪を作った錬金術師の腕が凄いのよ。私はそれに勝てなかっただけ」
「1番簡単な方法は、俺を殺す事だと解っていたのに、それをしなかった」
「さっきも言ったでしょう。人殺しにはなりたくないの」
「俺の腕を切り落として、腕輪の効力の維持を確かめる事も出来たのに、自分の腕を切り落とそうとしたのは何故ですか?」
「無鉄砲で向こう見ずで大雑把な性格だからよ」
私自身の体なら、時間をかければ再生出来るから……なんて、言わないけどね。
「さ、王城へ行きましょう。素直に連れて行かないなら、あの脆弱な結界をやぶって強行突入するわよ」
「……今すぐお連れします」
昔より栄えているし、道は全てきれいに舗装されている。見た事のないお店や邸、大きな教会、けれどその中で変わらない物が1つだけある。
都の中心部にそびえ立つ王城。
「少し散歩しませんか?」
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この腕輪の外し方を聞き出してみせる。知らないはずないもの。
「とても悪い顔になってますが、父に拷問しようと考えていませんか……?」
「そんな事はしないわよ」
「人殺しにはなりたくないんですよね?」
「死なない程度なら問題な……」
「それを拷問と言うんですよ」
「最終的に完璧に人体修復するから良いじゃない!私の幸せをぶち壊したんだから、それなりの酬いを受けるべきだわ」
これからの人生の選択肢すら奪おうとするなら、私は許さない。
「くくっ……」
「何を笑ってるの?」
「祖父に聞いていた通りの女性だと思って」
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良い所が1つもない……
もしかして、私の事を嫌いだったのかな。褒めるのも嫌なくらい。
「それに、何事にもまっすぐで、優しく可愛い女性だと」
優しく可愛い……
「そんなの、ありえないわ」
「そういえば、素直じゃないとも言ってましたね」
「ガスパールの代わりに殴られたい?」
「それは遠慮します」
少し困った顔で笑うレナードは、ガスパールとそっくり……。でも、別人。私の好きな人はもういない。
「貴女は優しいですよ」
「私の何を知っててそんな事が言えるの?」
「腕輪を外す方法を聞いても、貴女は実行しなかった」
「腕輪を作った錬金術師の腕が凄いのよ。私はそれに勝てなかっただけ」
「1番簡単な方法は、俺を殺す事だと解っていたのに、それをしなかった」
「さっきも言ったでしょう。人殺しにはなりたくないの」
「俺の腕を切り落として、腕輪の効力の維持を確かめる事も出来たのに、自分の腕を切り落とそうとしたのは何故ですか?」
「無鉄砲で向こう見ずで大雑把な性格だからよ」
私自身の体なら、時間をかければ再生出来るから……なんて、言わないけどね。
「さ、王城へ行きましょう。素直に連れて行かないなら、あの脆弱な結界をやぶって強行突入するわよ」
「……今すぐお連れします」
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