結婚しても別居して私は楽しくくらしたいので、どうぞ好きな女性を作ってください

シンさん

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ニーナなのにニナ3


無事に本屋に到着したけれど…

大きすぎない?…ここって王家が管理してる図書館っぽいよね。警備が半端ないもの。
「エドワード殿下…。ここは本屋じゃない気がしますが…」
「そうだけど、好きな本を持って帰っていいよ。本当に大事な本はこんなところ置いてないから。」
そういって、マール君を抱っこして行ってしまった。

隣にいるクリフを見ると呆れた顔をしていた。

それが少し面白くて笑ったら、ギロっと睨まれた。

「貴女はニーナ様、でしょう?」
「…何故ですか?」
「貴女がニーナ様なら、テイラー様に連絡をとって婚約を破棄する手筈を整えます。」
「クール様に…。」
「全てご存知でしょう。なら話しは早いですからね。陛下が何故ニーナ様を連れてきたのかは解りませんが、出来るだけの事はします。無事進めば、それからの人生は貴女の自由です。もう、私達の我が儘に付き合わされる事もありませんし、そして2度と会う事もありません。私のせいで、大変な目にあわせてしまい、申し訳ありませんでした。」

「………」

「さぁ、殿下がお待ちですので、行きましょう。」

何があったの…何だか怖いんだけど……。
お払い箱って受け取っていいよね?
やっと運気上がってきたわ!婚約破棄!
お払い箱!!夢見てた事が現実味を帯びてきたよね!

でも今『ニーナです。』っていうのもリスクが無い訳じゃないよね。クール様の名前が出てるとなると、テイラー家にも火の粉がかかる可能性だってあるもの。
どうしようかな…。

「ニーナ様からは、その話は既に進んでいると聞いてます。」
私はニナに徹して、婚約破棄だけは進めて貰えばいいよね。

「…どういう意味ですか?」

「え?」

婚約破棄するってエドワードは言ってたよね。もしかして知らないの?
ニーナの事でクリフが知らない事があるはずないわ。もし婚姻の日を迎えるまで私を捕まえておきたいとすれば、どちらにしてもこの申し入れはおかしい…。

エドワードはやっぱり私をニーナだと信じてない…って事だよね。

「直接ボナースにいるニーナ様にお話になるのがいいかと。私はニナですので。」

「………」


「2人とも遅いよ。」

エドワードとマール君が、私達を呼びに来た。

「申し訳ありません!マール君、ごめんね。行こうか。」

「来週、私1人でボナースへ伺います。
ニーナ様にそうお伝えして下さい。この話はニーナ様としますので。」

「はい。」

クリフは気がついてる。けど、これで話が
進めばお払い箱よ!逃げ隠れしないで良くなる!

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