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【第五章】サイラス・フォン・ウォレンス
(3)悪役令息と金
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その日の放課後。
俺は秘密倶楽部へと足を運んだ。
「お待ちしておりましたベリル様」
玄関ホールに到着すると、エリオットが満面の笑顔で俺を出迎えた。
一体どのようなご用件でしょうか?と、彼は食い気味に訪ねてくる。
さながら尻尾を振りながら命令を待つ犬のそれである。
「今日はリズの様子を見に来たのだが…」
「リズですが?今日はショーステージのイベントの担当です。すでに舞台がはじまっていますよ」
あ、ステージ担当だったのか…
サイラスに紹介してしまったわけだが、今日来たらどうしよう?
早くも予定が狂ってしまった。
「すみませんベリル様、私もその準備がありまして…」
他の従者たちも忙しそうに他の客の相手をしている。
今日はいつもより多い気がする。
(リズの名前と顔も随分売れてきたということかな?)
奥の部屋…舞台へと向かう生徒たちを眺めながら俺は口を開く。
「引き止めて悪かった。仕事に励んでくれ」
「ありがとうございます」
せわしなく去ってゆくエリオットの背中を見送りながら俺は思考する。
(まぁ…今日サイラスが来るとは限らないわけだが)
俺がそんな呑気な事を考えていると、玄関ホールに見覚えのある赤毛の生徒の姿。
ニコニコと笑顔を浮かべて係の従者と話をしていた。
サイラス・フォン・ウォレンス。
まさか誘ったその日のうちにやってくるとは。
今日は転入初日だろ?
そんなに飢えているということなのか?
サイラスは一通り倶楽部の説明を聞いているようだった。
紹介した立場上、俺は挨拶をするべきか?
(リズがステージイベント中ならサイラスに鑑賞するように勧めてみよう)
俺はサイラスに声をかけた。
「その日のうちに来てくれるとはな。随分と乗る気のようだ」
「おや、ベリル様も来ていましたか」
「勧めた立場としては当然だ」
予定は狂いかけているが。
「残念だが紹介した生徒はステージイベントの担当だ。一対一の行為はできないが、見に行く事をおすすめするよ」
俺がそう言って自信満々に押し出せば、サイラスは小首をかしげた。
「じゃあ、今日はベリル様でお願いします」
「…へ?」
どういうことだ?
今度は俺が首をかしげる番だった。
サイラスは変わらずニコニコと笑顔を浮かべている。
「それはどういう…」
「俺はベリル様を所望します」
「は!?」
まてまてまて。
「俺はこの秘密倶楽部のオーナー枠だ。奴隷ではないから、お前の望みには従えない」
俺は非売品だ。
「第一、金も無しに俺を買おうとするとはとんだ馬鹿だなお前」
鼻先で笑うとサイラスはすっと懐から何かを取り出した。
それを俺の前に突き出す。
手に持っていたそれは、見事な札束だった。
おい。
まて。
本当に何なんだ???
「足りませんか?」
サイラスは俺に問う。
いやいやいや。
いくら名門の貴族の学園だからって、いきなり懐から札束を出すような典型的な金持ちがいるとは思わなかった。
「いや、それは…足りないも何も…」
「足りないならもっと出せますよ?」
まじかよ。
そういえばこいつ、ここに来る前はフランツの兄の騎士だったとかそういう身分だったのは知っているが。
まさか女を買う時もこんなことをしていたのか?
俺がドン引きしているのに対して、サイラスはニコニコ笑顔そのままである。
「お茶会に誘ってくれたので、少しぐらいは脈ありかなぁなんて思ったのですが、だめですかね?」
「だから、俺はオーナーであって非売品だ!」
「だめですか?」
「駄目だ!!」
サイラスはすっと懐からもう一つの札束を出した。
(ぐぅっ!?)
俺は心の中で呻かずにはいられなかった。
前世の俺はただの一般人の学生に過ぎなかった。
こんな札束を積み上げるところなんて見たことがない。
金金金。
どうしてお金の圧ってこんなにも強力なのか。
顔色を変えない男が札束二つをチラつかせながらこっちを見ている。
怖い。
お金怖い。
エリオットにヘルプを出したかったが、さきほど見送ったばかりだ。
誰か助けてくれ。
「お…俺は金には困っていない…」
そのお金はリズに出してやれよ。
声が震えないように、相手に弱みを握られないように俺が表情を取り繕って答える。
「あ、もしかしてベリル様は抱かれるのが怖いのですか?」
図星だった。
俺はこの世界に来て、まだ処女だった。
それに原作のベリルなら男に抱かれることはない。
自衛するのは当然だが、不自然にならないようにどうやって取り繕えばいいのか。
「怖いも何も、金で何でも買えると思うなよ?」
俺の台詞はこの秘密倶楽部に対する矛盾しかなかった。
自分でも苦しい台詞を言ってしまった気配がする。
「安心してください。俺は無理やりとかそういうことはしませんので」
自らの胸元に手を当てて、キラキラとした笑顔を浮かべて誓いをたてている。
その顔面と態度には騙されないぞ。
「そういう問題じゃないのだが」
雰囲気で相手を流し込む奴とかいるだろう?
お前もそんな空気がにじみ出ているぞサイラス。
絶対に金の力に屈するものかと俺が意地を張っていると、サイラスは「では」と話しを切り替えてくる。
「じゃあこれだけお金を出すので、俺とヌキあいしません?それぐらいだったらお尻が怖いベリル様でも大丈夫でしょ?」
「お前のそれは上から目線じゃないか?」
こいつの言葉は優しさなんかではなくて、俺を馬鹿にしている。
笑顔は胡散臭いだけだ。
それに男同士の関係に対してひねくれている思考を垣間見て、少なからず腹が立ってきた。
「でも怖いと思っているのは確かでしょ?こんなに頑なに守っているのですから」
そうだけれど。
そうなんだけれども。
俺が思考の中でうだうだしていることも見透かされているような気分になる。
「それでも嫌ですか?」
この話に乗るな。
挑発にも乗るな。
こいつはなんだかんだ言いくるめて、口約束のみで後から何をするかわかったものじゃない。
やり方が汚い時点で信用するな。
原作のサイラスはリズのために金を出す…だが、もう少し謙虚だったぞ?
そこで俺はハッとする。
(なるほど。もしかして…俺も手段が汚い同類として判断されているから、こんな方法で対応されているのか?)
それに、俺個人としては処女を守り抜きたいと考えているが、この倶楽部のオーナーとしては話が別だ。
大金を出す客の言う望みを叶えるのは当然。
…当然なのだが…
(いいのか?)
このまま誘いに乗ってほいほいついて行っても?
金を払って受け取った瞬間、契約は成立してしまう。
俺は唸る。
(自分の身は…自分で守る)
当たり前のことだ。
覚悟を決めて俺は口を開いた。
「ヌキあいだけだ」
苦渋の決断だった。
「ええ。わかってますよ」
「…。」
「あ、その目は信用してませんね?安心してくださいよ。俺って女の子は抱いたことありますけれど、男は抱いたこと無いのでそこまで抱くことに固執しませんから」
相変わらず微笑む相手を俺は睨みつける。
そんなことを言っているサイラスだが、原作ではお試し感覚でリズを抱いて固執しているぞ。
(とはいっても、こいつはノンケだしな…)
こんな心配は杞憂に終わる…はず。
自信はないがそうするように俺も努めよう。
「来い」
従者に話を通して部屋を一室要してもらった。
床に絨毯が敷き詰められ、柱が等間隔で並ぶ魔導の廊下を進む。
俺の横にはサイラスがいる。
俺たちは指定された個室へ向かう途中だった。
金を払い、その客の相手をする。
あまり実感がなかった。
「それにしても…なぜよりにもよって俺を選んだ?」
「前にベリル様が従者の相手をしたことがあるという話を先程聞いたので」
「あぁ…」
おいエリオット、お前のせいだぞ。
…などと、俺はエリオットのせいにする。
元はと言えば俺が金とサイラスの言葉にいくるめられたせいなのだが…
(さっさと終わらせてしまおう)
金をもらっているからといって、遠慮する必要はない。
こいつは悪役令息ベリルを所望したのだ。
…こういう時、本来のベリルならどうするのだろうか?
わからない。
それでも、やるしかない。
個室の扉を開くと足を踏み入れる。
俺は秘密倶楽部へと足を運んだ。
「お待ちしておりましたベリル様」
玄関ホールに到着すると、エリオットが満面の笑顔で俺を出迎えた。
一体どのようなご用件でしょうか?と、彼は食い気味に訪ねてくる。
さながら尻尾を振りながら命令を待つ犬のそれである。
「今日はリズの様子を見に来たのだが…」
「リズですが?今日はショーステージのイベントの担当です。すでに舞台がはじまっていますよ」
あ、ステージ担当だったのか…
サイラスに紹介してしまったわけだが、今日来たらどうしよう?
早くも予定が狂ってしまった。
「すみませんベリル様、私もその準備がありまして…」
他の従者たちも忙しそうに他の客の相手をしている。
今日はいつもより多い気がする。
(リズの名前と顔も随分売れてきたということかな?)
奥の部屋…舞台へと向かう生徒たちを眺めながら俺は口を開く。
「引き止めて悪かった。仕事に励んでくれ」
「ありがとうございます」
せわしなく去ってゆくエリオットの背中を見送りながら俺は思考する。
(まぁ…今日サイラスが来るとは限らないわけだが)
俺がそんな呑気な事を考えていると、玄関ホールに見覚えのある赤毛の生徒の姿。
ニコニコと笑顔を浮かべて係の従者と話をしていた。
サイラス・フォン・ウォレンス。
まさか誘ったその日のうちにやってくるとは。
今日は転入初日だろ?
そんなに飢えているということなのか?
サイラスは一通り倶楽部の説明を聞いているようだった。
紹介した立場上、俺は挨拶をするべきか?
(リズがステージイベント中ならサイラスに鑑賞するように勧めてみよう)
俺はサイラスに声をかけた。
「その日のうちに来てくれるとはな。随分と乗る気のようだ」
「おや、ベリル様も来ていましたか」
「勧めた立場としては当然だ」
予定は狂いかけているが。
「残念だが紹介した生徒はステージイベントの担当だ。一対一の行為はできないが、見に行く事をおすすめするよ」
俺がそう言って自信満々に押し出せば、サイラスは小首をかしげた。
「じゃあ、今日はベリル様でお願いします」
「…へ?」
どういうことだ?
今度は俺が首をかしげる番だった。
サイラスは変わらずニコニコと笑顔を浮かべている。
「それはどういう…」
「俺はベリル様を所望します」
「は!?」
まてまてまて。
「俺はこの秘密倶楽部のオーナー枠だ。奴隷ではないから、お前の望みには従えない」
俺は非売品だ。
「第一、金も無しに俺を買おうとするとはとんだ馬鹿だなお前」
鼻先で笑うとサイラスはすっと懐から何かを取り出した。
それを俺の前に突き出す。
手に持っていたそれは、見事な札束だった。
おい。
まて。
本当に何なんだ???
「足りませんか?」
サイラスは俺に問う。
いやいやいや。
いくら名門の貴族の学園だからって、いきなり懐から札束を出すような典型的な金持ちがいるとは思わなかった。
「いや、それは…足りないも何も…」
「足りないならもっと出せますよ?」
まじかよ。
そういえばこいつ、ここに来る前はフランツの兄の騎士だったとかそういう身分だったのは知っているが。
まさか女を買う時もこんなことをしていたのか?
俺がドン引きしているのに対して、サイラスはニコニコ笑顔そのままである。
「お茶会に誘ってくれたので、少しぐらいは脈ありかなぁなんて思ったのですが、だめですかね?」
「だから、俺はオーナーであって非売品だ!」
「だめですか?」
「駄目だ!!」
サイラスはすっと懐からもう一つの札束を出した。
(ぐぅっ!?)
俺は心の中で呻かずにはいられなかった。
前世の俺はただの一般人の学生に過ぎなかった。
こんな札束を積み上げるところなんて見たことがない。
金金金。
どうしてお金の圧ってこんなにも強力なのか。
顔色を変えない男が札束二つをチラつかせながらこっちを見ている。
怖い。
お金怖い。
エリオットにヘルプを出したかったが、さきほど見送ったばかりだ。
誰か助けてくれ。
「お…俺は金には困っていない…」
そのお金はリズに出してやれよ。
声が震えないように、相手に弱みを握られないように俺が表情を取り繕って答える。
「あ、もしかしてベリル様は抱かれるのが怖いのですか?」
図星だった。
俺はこの世界に来て、まだ処女だった。
それに原作のベリルなら男に抱かれることはない。
自衛するのは当然だが、不自然にならないようにどうやって取り繕えばいいのか。
「怖いも何も、金で何でも買えると思うなよ?」
俺の台詞はこの秘密倶楽部に対する矛盾しかなかった。
自分でも苦しい台詞を言ってしまった気配がする。
「安心してください。俺は無理やりとかそういうことはしませんので」
自らの胸元に手を当てて、キラキラとした笑顔を浮かべて誓いをたてている。
その顔面と態度には騙されないぞ。
「そういう問題じゃないのだが」
雰囲気で相手を流し込む奴とかいるだろう?
お前もそんな空気がにじみ出ているぞサイラス。
絶対に金の力に屈するものかと俺が意地を張っていると、サイラスは「では」と話しを切り替えてくる。
「じゃあこれだけお金を出すので、俺とヌキあいしません?それぐらいだったらお尻が怖いベリル様でも大丈夫でしょ?」
「お前のそれは上から目線じゃないか?」
こいつの言葉は優しさなんかではなくて、俺を馬鹿にしている。
笑顔は胡散臭いだけだ。
それに男同士の関係に対してひねくれている思考を垣間見て、少なからず腹が立ってきた。
「でも怖いと思っているのは確かでしょ?こんなに頑なに守っているのですから」
そうだけれど。
そうなんだけれども。
俺が思考の中でうだうだしていることも見透かされているような気分になる。
「それでも嫌ですか?」
この話に乗るな。
挑発にも乗るな。
こいつはなんだかんだ言いくるめて、口約束のみで後から何をするかわかったものじゃない。
やり方が汚い時点で信用するな。
原作のサイラスはリズのために金を出す…だが、もう少し謙虚だったぞ?
そこで俺はハッとする。
(なるほど。もしかして…俺も手段が汚い同類として判断されているから、こんな方法で対応されているのか?)
それに、俺個人としては処女を守り抜きたいと考えているが、この倶楽部のオーナーとしては話が別だ。
大金を出す客の言う望みを叶えるのは当然。
…当然なのだが…
(いいのか?)
このまま誘いに乗ってほいほいついて行っても?
金を払って受け取った瞬間、契約は成立してしまう。
俺は唸る。
(自分の身は…自分で守る)
当たり前のことだ。
覚悟を決めて俺は口を開いた。
「ヌキあいだけだ」
苦渋の決断だった。
「ええ。わかってますよ」
「…。」
「あ、その目は信用してませんね?安心してくださいよ。俺って女の子は抱いたことありますけれど、男は抱いたこと無いのでそこまで抱くことに固執しませんから」
相変わらず微笑む相手を俺は睨みつける。
そんなことを言っているサイラスだが、原作ではお試し感覚でリズを抱いて固執しているぞ。
(とはいっても、こいつはノンケだしな…)
こんな心配は杞憂に終わる…はず。
自信はないがそうするように俺も努めよう。
「来い」
従者に話を通して部屋を一室要してもらった。
床に絨毯が敷き詰められ、柱が等間隔で並ぶ魔導の廊下を進む。
俺の横にはサイラスがいる。
俺たちは指定された個室へ向かう途中だった。
金を払い、その客の相手をする。
あまり実感がなかった。
「それにしても…なぜよりにもよって俺を選んだ?」
「前にベリル様が従者の相手をしたことがあるという話を先程聞いたので」
「あぁ…」
おいエリオット、お前のせいだぞ。
…などと、俺はエリオットのせいにする。
元はと言えば俺が金とサイラスの言葉にいくるめられたせいなのだが…
(さっさと終わらせてしまおう)
金をもらっているからといって、遠慮する必要はない。
こいつは悪役令息ベリルを所望したのだ。
…こういう時、本来のベリルならどうするのだろうか?
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