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15 誘導〈ニコラスside〉
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私が兄上の部屋に行くと、いつもより穏やかな表情で出迎えられた。
兄上は最初のころよりはずっと良くなっていて、日中は居間のソファーに座っていられるようになっていたが、まだ長時間は辛いようで午前中はベッドで過ごしている。
「おはようございます兄上。今日はお加減がよろしいみたいですね」
「おはようニコラス。今日は話があるんだ。そこに座りなさい」
私は大人しくベッドサイドの椅子に座った。
「例の準備はどうかな?」
「根回しは済んでいます。しかし、兄上は本当に……その……ご覧になりたいのですか?」
あえて念を押して聴きたくなるほど、この計画は異常なものだ。
神殿の教えに叛いたやり方で男女が交わることの比ではない。
兄上が実際にやって見せて欲しいと言った体位や、それに至るまでの行為は、異国の文化から生まれた男女の営みだからだ。
いままで私がレティシアにしてきた数々の行為は、神殿からは禁止されているが、この国で昔は行われていて今は野蛮と言われている行為で、予想の範囲内なのだが……。
私が彼女にしようとしていることは、異国から持ち込まれた図解本で見ただけでも、子作りの意味は薄く快楽を求めるのがメインで、かなり刺激が強いと思う。
「今までも、お前はレティーに色々していたじゃないか」
そう言ってニヤリと笑う兄上は、先日出窓から夫を見送るレティシアが、実は私に突かれながらそれを隠して笑顔で手を振っていた姿を思い出しているに違いなかった。
「私に知られないようにしている様子がまた良い……」
「しかしレティシアは『初夜の間』の意味を知らないのでは? それでは兄上の趣旨から逸れませんか?」
「神官たちが見ていたことは知っているはずだが……」
「初夜ですからね。普通は緊張していて、行為以外のことは覚えていないなんてことはザラですよ?」
「そうか……。まぁ、手は打ってある。すぐに逃げ道はなくなるだろう」
少しはレティシアの心の動きを読む気になったかと思ったが、肩をすくめて笑っただけだった。
「そうやって『政治も色恋も囲い込むのがお得意』というのは、どうも噂だけではなかったということですかね?」
レティシアのことを好きでたまらないのに、彼女の心の機微に疎い兄を少しだけ揶揄してみたが、効果はなさそうだ。
「まぁ、それもあと数日のこと……そこからはニコラスがハミルトン公爵だ」
私は息を呑んだ。
公爵位の生前譲渡は、当主の死後に行うより遥かに簡単だとは聞いていたが、ここまで早いとは思っていなかった。
お披露目が終わらない限り、完全に自分が公爵だと認識されないまでも、この館の中での立場はすぐに変わる。
そうなった時、レティシアはどうするだろう?
「私はもう子を残す必要がなくなるからね。ちゃんとニコラスに孕ませてもらうように、私からも言って聞かせる」
「その流れで、新当主となる私とレティシアが『初夜の間』で契るのですか……」
「その時に見届けるのは、前当主と神官だろう?」
「……見られることを知った状態のレティシアをお望みなのですね?」
兄は返事の代わりににっこりと微笑んだ。
* * * * *
そんな計画が進んでいるとは知らないレティシアは、その宣告を受けるまで私のことをできるだけ避けていたようだ。
それは当然だろう。
彼女にしたら、愛する夫が子を作ることができると分かったのだから、兄上の子を確実に身籠りたいと願うのは普通のことだ。
そんな、兄上に一途なレティシアが愛おしい。
彼女の体を知る前なら、きっと我慢しただろう。
いや、兄上が一言。
『正式に婚姻が整うまで待ってくれ』
そう言いえば、私は何がなんでも手は出さないだろう。
だけど実際は違う。
兄上は罪悪感を感じつつ、私の肉棒を欲しがり、自分の意思とは関係なく感じてしまう彼女の話を聞きたがる。
これまでの情事を聴いている時の兄上は、それはもう生きいきとしていて……。
私のほうがまだマトモな性癖なのでは?
そう思ってしまうほどだ。
* * * * *
「ニコラス?」
思考の淵へと引きずられていた私に声をかけたのは、私が呼び出したレティシアだ。
「すみません。少し考え事を……」
「いえ、いいの。それより話って何かしら?」
なんの警戒心もなく不思議そうに小首を傾げる彼女の、その細っそりして白い首筋に今すぐかぶり付きたい。
「レティシアは兄上から何か聞いていますか?」
「何かって……当主のこと?」
「それもですが……今後の私とレティシアのこととか……」
「あの……それは……」
言い難そうに目を逸らすレティシア。
「兄上から相談されましたが……。兄上が生きている間に、レティシアを正式に私の妻にすることはできませんからね」
今度は少しだけホッとしたような……それでもまだ警戒は解いてはもらえない。
「レティシア。生まれて来る子のことですが……」
「……それは、当主様のお子が必要ということですよね?」
「えぇ。例え兄上の子と公表したとしても、それが私の子であるほうが良いと、兄上は仰られた。キミは何と……?」
「……ジョルジュは『現当主の子を』と……」
「レティシアは、兄上の言葉に従うのは抵抗がありますか?」
「……えーと……」
レティシアは相当に葛藤しているようだった。
でもここで逃がすことはできない。
私の中で、兄上の言葉は絶対なのだ。
それに今回は自分の欲望に沿っている。
兄上ではない男に、気は進まずとも自ら抱かれに来るレティシアに、この上なく欲情する。
「も、もし……」
「何を言っても怒ったりしません。だから全部話してしまいなさい」
私の言葉で決心したらしい。
レティシアは真剣な表情で、膝に置いた手が白くなるほど握り締められている。
「ニコラスと子作りは……し、します。だからジョルジュとも……しても良いですか?」
「それは……どちらの子か分からなくなっても良いのですか?」
私としては、兄上の子を産みたいと言うのではないかと思っていたので、ある意味驚いた。
しかし考えてみると、兄上はレティシアに私の子をと望まれたはずだ。
死期の迫った兄上の希望はすべて叶えたいと思っているレティシアは、きっと本人には嫌とは言えなかったのだろう。
「はい。私は生まれて来る子がジョルジュの子と信じたいの……ニコラスには悪いと思うけど、でも……」
「なるほど分かりました。良いですよ。私も兄上の子だったら嬉しい」
「良いのですか?」
「兄上が良いなら、私は構わないですね」
「……それなら、ジョルジュにお願いして……」
「その代わり」
私は畳みかけるように言葉を被せた。
「兄上の望み通りに『初夜の間』で、私と契ることができると証明してもらう必要があります」
「はい」
あぁ。
レティシアは気が付いていないんだろうか?
何に自分が同意したのかを……。
兄上の罠に引っかかったことを憐れんだ私の耳に、レティシアの声が聞こえてきた。
「あの……神官様が、いらっしゃるのですよね?」
「……知ってたんですね」
「はい。でもその時はもう、何がなんだか分からないうちに終わったので……すっかり存在を忘れていたのですが……」
「あとから思い出した?」
「はい……」
ここで私は気が付いた。
レティシアが兄上と結婚した時、もう既に私たちの父は他界していた。
彼女は公爵子息と結婚したのではない。
最初から公爵と結婚したのだ。
ということは……。
兄上との時に隠し部屋から見ていたのは、前当主と神官ではなく、神官2名だったということだ。
このままレティシアが誤解したままで、その場で急に兄上が見ていると知ったら?
これは何だか予想以上に兄上に喜んでもらえそうだ。
私は独り、ほくそ笑んだのだった。
兄上は最初のころよりはずっと良くなっていて、日中は居間のソファーに座っていられるようになっていたが、まだ長時間は辛いようで午前中はベッドで過ごしている。
「おはようございます兄上。今日はお加減がよろしいみたいですね」
「おはようニコラス。今日は話があるんだ。そこに座りなさい」
私は大人しくベッドサイドの椅子に座った。
「例の準備はどうかな?」
「根回しは済んでいます。しかし、兄上は本当に……その……ご覧になりたいのですか?」
あえて念を押して聴きたくなるほど、この計画は異常なものだ。
神殿の教えに叛いたやり方で男女が交わることの比ではない。
兄上が実際にやって見せて欲しいと言った体位や、それに至るまでの行為は、異国の文化から生まれた男女の営みだからだ。
いままで私がレティシアにしてきた数々の行為は、神殿からは禁止されているが、この国で昔は行われていて今は野蛮と言われている行為で、予想の範囲内なのだが……。
私が彼女にしようとしていることは、異国から持ち込まれた図解本で見ただけでも、子作りの意味は薄く快楽を求めるのがメインで、かなり刺激が強いと思う。
「今までも、お前はレティーに色々していたじゃないか」
そう言ってニヤリと笑う兄上は、先日出窓から夫を見送るレティシアが、実は私に突かれながらそれを隠して笑顔で手を振っていた姿を思い出しているに違いなかった。
「私に知られないようにしている様子がまた良い……」
「しかしレティシアは『初夜の間』の意味を知らないのでは? それでは兄上の趣旨から逸れませんか?」
「神官たちが見ていたことは知っているはずだが……」
「初夜ですからね。普通は緊張していて、行為以外のことは覚えていないなんてことはザラですよ?」
「そうか……。まぁ、手は打ってある。すぐに逃げ道はなくなるだろう」
少しはレティシアの心の動きを読む気になったかと思ったが、肩をすくめて笑っただけだった。
「そうやって『政治も色恋も囲い込むのがお得意』というのは、どうも噂だけではなかったということですかね?」
レティシアのことを好きでたまらないのに、彼女の心の機微に疎い兄を少しだけ揶揄してみたが、効果はなさそうだ。
「まぁ、それもあと数日のこと……そこからはニコラスがハミルトン公爵だ」
私は息を呑んだ。
公爵位の生前譲渡は、当主の死後に行うより遥かに簡単だとは聞いていたが、ここまで早いとは思っていなかった。
お披露目が終わらない限り、完全に自分が公爵だと認識されないまでも、この館の中での立場はすぐに変わる。
そうなった時、レティシアはどうするだろう?
「私はもう子を残す必要がなくなるからね。ちゃんとニコラスに孕ませてもらうように、私からも言って聞かせる」
「その流れで、新当主となる私とレティシアが『初夜の間』で契るのですか……」
「その時に見届けるのは、前当主と神官だろう?」
「……見られることを知った状態のレティシアをお望みなのですね?」
兄は返事の代わりににっこりと微笑んだ。
* * * * *
そんな計画が進んでいるとは知らないレティシアは、その宣告を受けるまで私のことをできるだけ避けていたようだ。
それは当然だろう。
彼女にしたら、愛する夫が子を作ることができると分かったのだから、兄上の子を確実に身籠りたいと願うのは普通のことだ。
そんな、兄上に一途なレティシアが愛おしい。
彼女の体を知る前なら、きっと我慢しただろう。
いや、兄上が一言。
『正式に婚姻が整うまで待ってくれ』
そう言いえば、私は何がなんでも手は出さないだろう。
だけど実際は違う。
兄上は罪悪感を感じつつ、私の肉棒を欲しがり、自分の意思とは関係なく感じてしまう彼女の話を聞きたがる。
これまでの情事を聴いている時の兄上は、それはもう生きいきとしていて……。
私のほうがまだマトモな性癖なのでは?
そう思ってしまうほどだ。
* * * * *
「ニコラス?」
思考の淵へと引きずられていた私に声をかけたのは、私が呼び出したレティシアだ。
「すみません。少し考え事を……」
「いえ、いいの。それより話って何かしら?」
なんの警戒心もなく不思議そうに小首を傾げる彼女の、その細っそりして白い首筋に今すぐかぶり付きたい。
「レティシアは兄上から何か聞いていますか?」
「何かって……当主のこと?」
「それもですが……今後の私とレティシアのこととか……」
「あの……それは……」
言い難そうに目を逸らすレティシア。
「兄上から相談されましたが……。兄上が生きている間に、レティシアを正式に私の妻にすることはできませんからね」
今度は少しだけホッとしたような……それでもまだ警戒は解いてはもらえない。
「レティシア。生まれて来る子のことですが……」
「……それは、当主様のお子が必要ということですよね?」
「えぇ。例え兄上の子と公表したとしても、それが私の子であるほうが良いと、兄上は仰られた。キミは何と……?」
「……ジョルジュは『現当主の子を』と……」
「レティシアは、兄上の言葉に従うのは抵抗がありますか?」
「……えーと……」
レティシアは相当に葛藤しているようだった。
でもここで逃がすことはできない。
私の中で、兄上の言葉は絶対なのだ。
それに今回は自分の欲望に沿っている。
兄上ではない男に、気は進まずとも自ら抱かれに来るレティシアに、この上なく欲情する。
「も、もし……」
「何を言っても怒ったりしません。だから全部話してしまいなさい」
私の言葉で決心したらしい。
レティシアは真剣な表情で、膝に置いた手が白くなるほど握り締められている。
「ニコラスと子作りは……し、します。だからジョルジュとも……しても良いですか?」
「それは……どちらの子か分からなくなっても良いのですか?」
私としては、兄上の子を産みたいと言うのではないかと思っていたので、ある意味驚いた。
しかし考えてみると、兄上はレティシアに私の子をと望まれたはずだ。
死期の迫った兄上の希望はすべて叶えたいと思っているレティシアは、きっと本人には嫌とは言えなかったのだろう。
「はい。私は生まれて来る子がジョルジュの子と信じたいの……ニコラスには悪いと思うけど、でも……」
「なるほど分かりました。良いですよ。私も兄上の子だったら嬉しい」
「良いのですか?」
「兄上が良いなら、私は構わないですね」
「……それなら、ジョルジュにお願いして……」
「その代わり」
私は畳みかけるように言葉を被せた。
「兄上の望み通りに『初夜の間』で、私と契ることができると証明してもらう必要があります」
「はい」
あぁ。
レティシアは気が付いていないんだろうか?
何に自分が同意したのかを……。
兄上の罠に引っかかったことを憐れんだ私の耳に、レティシアの声が聞こえてきた。
「あの……神官様が、いらっしゃるのですよね?」
「……知ってたんですね」
「はい。でもその時はもう、何がなんだか分からないうちに終わったので……すっかり存在を忘れていたのですが……」
「あとから思い出した?」
「はい……」
ここで私は気が付いた。
レティシアが兄上と結婚した時、もう既に私たちの父は他界していた。
彼女は公爵子息と結婚したのではない。
最初から公爵と結婚したのだ。
ということは……。
兄上との時に隠し部屋から見ていたのは、前当主と神官ではなく、神官2名だったということだ。
このままレティシアが誤解したままで、その場で急に兄上が見ていると知ったら?
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