【R18】今夜私は義弟に抱かれる〜不治の病に侵された夫は寝取られに目覚めてしまった模様です〜

栗花

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18 初夜の間②☆

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 ニコラスが夜着やぎのスカートを掻き分けて顔を出した。

 秘所を舐められてイカされたばかりの私はガクガクとひざを震わせ、彼に支えられてやっと立っている状態だ。

 こんなにいやらしいことをされているのに、まだ夜着は少しも乱れていない。

 実際にさっきのおこないを見ていなかったら、私がボーっと立っているだけに見えるかも。



 この国の宗教は北の極星ポールスターを神とあがめていて、全ての女性は神から与えられた聖なる器女性器ゆうし、地上の男性の子孫を残す役目を持っているとされている。

 だから性行為は神聖な儀式であり、女性器は神の所有物なので、男性はなるべく触れないようにと教えられている……はずだった。
 


 それなのにニコラスがさっきした事は神の教えと程遠く、異教を信じる不届き者として神殿から破門されかねない行為で……。

 神官様の目の前でなぜニコラスはあんな事をしたのか、私には理解できなかった。

 快感の余韻よいんでしばらく動けなかった私はまだ混乱していて、ニコラスに手を引かれるのも抵抗なく、そのまま彼の胡座あぐらの上に座らされ抱きしめられてしまう。

 夜着の上から胸を揉まれ、先端をつままれて……。

 その刺激で意識がはっきりしてきた。



「あぁ……ニコラス……あぁ……」



 刺激を与えられた胸のいただきがピンとち、ふっくらとふくらんで美味しそうにその存在を主張している。

 ニコラスは舌なめずりしてそれを口に含んだ。



「はぁぁ……」




 薄絹越しに吸い付かれ、絹擦きぬずれの刺激まで加わり、彼の唾液で濡れた布がピッタリと張り付き、体中のあらゆる感度が上がった気がする。

 強い刺激は私の神経を逆撫で、頭がおかしくなりそう……。



「……だめ……そんな……無理……」




 逃れようともがくけど、彼の腕の中から抜けることなんて出来ない。

 胸に吸い付いたまま上目遣いに見上げられると、ニコラスの端正な顔に更に色気が乗っている分、私の中でいやらしい気持ちが増していく。

 やっと離してくれたと思ったら、彼がしゃぶったそこが自己主張するように、テカテカと光っているのが視界に映り込んだ。



「いやらしいですね」



 私に同意を求められても困るんだけど……。



 聞かれただけで恥ずかしくて頬が熱くなる。

 指先でねながらまたキスされて……。




「うんん……うぅん……」



 舌を伝い唾液を流され、それが徐々に口の中に溜まり始めた。

 いっぱいになって条件反射的に飲み込んだら、全部飲み終わるまで観察されてしまい居たたまれない。

 お尻に当たってる彼のアレがビクッと震え、質量を増したみたい。

 飲み切れなくて、口の端から垂れた一筋を彼はべろりと舐め、熱い唇はそのまま首筋へっていく。

 彼の手が胸元で結んでいたリボンを引くと、シュッと小気味良い音と共に簡単に解けてしまう。

 スケスケの夜着はゆっくりと焦らすように、ニコラスによってぎ取られ、急に肌が外気に晒されて思わず震えた。

 優しくシーツの上に横たえられ、ニコラスが覆い被さり鎖骨を甘噛みされる。



「痛っ……」



 成すがままにされていたから、反応が無くて意地悪されたんだ。

 軽くめ付けたらクスッと笑われた。



「レティシアの胸は触り心地が良い」



 そんなところ褒められると何て返したら良いのか分からない。

 何も言えずに横を向いた私は、ふと視線を感じた。



 これってもしかして……?




 ベッドより部屋のほうが暗くて良く見えないけど、幾何学模様の壁に、何ヶ所か影になっているように見えるところがある。

 アレが窓になっている場所だと直感した。

 目を凝らしても、その奥は見えない。



「よそ見は良くないですよ」

「あっ! やぁぁ……」



 ニコラスが両手で胸を寄せて、同時に先っぽを口に含んだ。

 ジョルジュがよくやる方法で、それをされると条件反射のように私のアソコは濡れてしまうのに……。

 ジュワッとお露が染み出し、お尻のほうへ伝って行くのが分かる。

 ニコラスは悪い顔でわらうと、片手を離して下腹部から股間に滑らせた。

 彼の長い指が、今日のためにツルツルに剃られた恥丘ちきゅうを撫で、割れ目につぷりと入って行く。

 優しくなぞり蜜壺にたどり着くと周囲を探るように触った。



「はぁん……あぁ……」



 前回ジョルジュのときのように生娘きむすめだったなら、何をされるか分からない不安でいっぱいだったけど、今は違う。

 ジョルジュに子作りを教わり、ニコラスに快楽を教わった私は、触ってもらえる快感を期待して……彼の手が到達するのをドキドキして待っていた。

 だから……。



「ニコラス……」



 もう少しで『もっとして』と強請ねだりそうで……必死に口を引き結んだ。

 彼もそれが分かっていて、わざと膣内なかに指を入れてくれない。

 そして時々、クリの周囲をなぞるのだ。



 触って……。
 もっと強く。
 ぐちゃぐちゃに掻き回して……。



 神官様が見ている以上、そんな事は言えないから、私はニコラスを切なげに見詰めることしかできなかった。



「すごいですね。もうこんなに……」



 耳元でささやかれ、愛液で濡れた指を見せられた。

 もう我慢できなくて、私は神官様たちから見えないように、そっと彼の剛直ごうちょくを握った。

 手にしたそれはもの凄く熱い。

 いつもにも増して大きくて、長さだけじゃなく太さもある。

 気のせいじゃない……。



「ニコラス……ちょうだい……」

「もう我慢できなくなったのですか?」



 私は彼のモノを手で扱きながら頷いた。



「では、観てる人から良く見えるように挿入れましょう」

「え?」

「間違いなく挿入いってるって、見せるんですよ」

「そ、そんな……だって前はそんなこと……」

「今回は少し訳がありましてね……だから嫌がってもダメです」



 ニコラスの真剣さに驚いて何も言えなくなる。

 無言は肯定と受け取ったのか、私のアソコが良く見えるように彼は位置を変えた。

 同時に、横を向くと覗き窓がある壁が見えて──いまだにどこから観てるのか分からなかったけど、私は恥ずかしくて手で顔を覆ってしまう。



「レティシア、隠さないで」

「……はい」



 そう言われて、替え玉じゃないって証明するために顔は隠せないことを思い出す。

 仕方なしに上を向き、できるだけ覗き窓は気にしないようにした。

 足元に目をれば、ニコラスが股の間に座って私の膣穴あなを凝視していて……。

 今度こそ羞恥心で死ねそう。



挿入れますよ」

「はい」



 見られながらする覚悟を決めた直後、両足首を持ち上げられて驚く。



「えっ!? やだ……!」



 のがれようと身をよじったけど無駄だった。

 高く持ち上げられた足で見えない向こう側。

 ニコラスの長く太い肉茎にくけいがズブリと突き立てられる。



「あっ……あぁぁ……はぁ……」

「くっ……」



 いつもより質量のある彼のアレが私の最奥に届く。

 視覚に頼らず感覚に集中していた私は、感じ取る快感が強過ぎて声が抑えられない。

 ニコラスも気持ち良いのを耐えてるみたいで、切なそうに眉根を寄せた顔で足を抱きしめている。

 その時、ハッキリと壁のほうから気配が伝わってきた。

 それに気を取られ顔を向けると、さっきは見えなかった小窓の奥で薄灯りがともっていて、人が居るのが分かった。

 私は引っかかるものを感じて凝視する。

 そしてそこに見えたのは……。



「ジョルジュ……?」



 目が合ったのは間違いようもない……。

 私の最愛の夫だった。


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