【R18】今夜私は義弟に抱かれる〜不治の病に侵された夫は寝取られに目覚めてしまった模様です〜

栗花

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20 初夜の間④★

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 ニコラスはもう私の膣内なかを熟知しているようだった。

 夫婦や恋人でなくとも、毎晩のようにまぐわっていれば、自然と分かってくるものだ。



「私のコレは、そんなに気持ちが良いのですか?」

「……あぁ……そんなこと……」

「言えない? いつもはコレで揺すぶると『気持ち良い』と言ってくれるのに」

「……それは……あぁぁ」

「こんなに締め付けて来るのに、気持ち良くないはず無いでしょう」

「……そんなの分かんない……あぁ……そこダメ~」

「ダメ? 素直じゃないですね」



 たとえジョルジュが望んだことでも、彼が見てるのにそんなこと言えない。

 でもニコラスは言わせたいんだ……。



「兄上も聞きたいのですよ?」

「うそ……」

「嘘ではありません。レティシアが、私のコレで満足してるのか、知りたいんです」

「え……だって……でも……」

「兄上を見てごらんなさい? 顔が赤い……」



 言われて思わず見ると、私を抱きたい時と同じ表情をしたジョルジュが、食い入るようにこちらを見ていた。



「レティシアが私に抱かれるのを見て興奮してます」

「……本当に?」

「さっきの兄上を思い出してみたらどうです?」

「……それは……その……やっぱり気のせいかも……」



 困って口ごもる私にニコラスはとんでもないことを言う。



「あとで兄上に聞いてみますか?」

「で、できないわ」

「じゃあ、私が聞いてあげましょう。私と一緒に教えてもらえばいい」



 もうこれで決定と言わんばかりに、ニコラスが最奥さいおうにアレを勢いよく突き入れた。



「やっ……ゔ……」



 ブシュッ!



 大量の液体が飛び散った。



 ジョルジュじゃ決して届かない奥の奥。

 そこは突いちゃいけない場所なんじゃないかと思う。

 続けて強く突かれて、何度もお水を撒き散らしてしまった。

 コレってなに?

 でもすごく気持ち良くて……。



「あ、あ、もうダメ! 何か……出ちゃってる……あぁぁぁ!」



 頭の中で何かが弾けホワイトアウトした。



 き、気持ち……良かった……。



 一瞬意識が途切れてニコラスの激しい抽送ちゅうそうで呼び戻された。

 イッたばかりで刺激が強く、頭がおかしくなりそう。



「もう……無理……あ……許して……」

「あと少し……もう射精そうだ」



 ニコラスが快感に負けまいと耐える様子は色気ダダ漏れで、でももう我慢しないで欲しいんだけど……。

 私はもうとっくに限界超えてる。



「……ダメ……いや……あぁ……早く……射精して」



 え?
 また大きくなった!?
 嘘でしょう?



「あぁレティシア……キミはどこでそんなことを……」



 ガンガン腰を打ちつけながら、噛み付くように口付けられた。



「レティシア射精しますよ」

「はい……」

「くっ……!」



 ズンっと突き入れたままニコラスの動きが止まった。

 膣内なかでドクンドクンと脈動し、奥のほうがじんわり暖かくなる。

 そのまましばらくニコラスに抱きしめられたまま、私は彼の子種が自分の中に放出されるのを感じ取っていた。

 何度か抜き差しして、すべて射精し終わったニコラスがボソッと。



「こんなに射精たのは久しぶりです」



 言いながらまだ繋がったままで、私を引っ張り四つんいにする。

 わけが分からない私は惰性だせいで従い、ハッとした。

 ジョルジュから見たら、斜め後ろから私のお尻の全体が見えるはずだ。

 無理に振り返ると、興奮して蒸気した顔のジョルジュがいた。

 ニコラスとアイコンタクトしていて、彼が頷くとまだ芯がしおれ切らない肉茎にくけいがズルっと引き抜かれた。



「あっ……」



 急に抜かれ、最後の快感が駆け抜けていく。

 後ろは見えないから鏡のほうへ顔を向けると、アソコからドロっと白濁液が流れ出て、太ももを伝って垂れていった。

 ジョルジュはそれを恍惚こうこつとした表情で見ていて……。

 その瞬間。

 私の中で何か、大切なものが壊れた音がした。


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