【R18】今夜私は義弟に抱かれる〜不治の病に侵された夫は寝取られに目覚めてしまった模様です〜

栗花

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28 指南書④★

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 手の中でニコラスの大きな肉棒がビクッと跳ねた。

 横目でうかがうと、熱をはらんだ目で食い入るようにこちらを凝視している。

 その視線があまりにも性的で、無意識に私は太ももをこすり合わせ悶えてしまった。

 それを見逃すようなニコラスではない。



「レティシア、こちらに……」



 ニコラスの差し伸べる手に導かれ、私はひざ立ちで引き寄せられた。

 優しく足を開かれ、腹の上にまたがるように誘導すると彼は私のバスローブを全部脱がしてしまう。

 薄暗い室内の照明でも私の裸体は十分に見ることができるようで、胸や腰のくびれに手を這わせながら全身を視姦しかんされる。

 太ももの内側に、ツッーっと愛液が垂れてきた。



「まだ何もしていないのに、もうこんなになって……本当に感じやすいですね」

「あっ……」



 垂れてきたしずくを指ですくい、元の場所に戻そうとするかのようにズブズブと指を埋められた。

 膣内なかをゆっくり、ゴツゴツした長い指で掻き回す。

 もう片方の手は割れ目を押し開き、隠された突起をね回された。



「あぁ……やっっ……もう……だめぇ……」

「ダメ? では、ここでめますか?」

「えっ? めちゃ……いやぁ……」



 いまやっと気持ち良くなっているのにめるなんて、そんな意地悪なことされたら……。

 もう、早く欲しいのに……。



「やっと素直になりましたか。良いでしょう」



 笑ってそう言うけど、彼がそんなに簡単にくれるとは思えない。

 今まで何度も繰り返された焦らしが、今日に限って無いなんておかしい。

 きっとおねだりしないとダメなのかも……?



「私のコレがそんなに欲しいですか?」

「……ほ、欲しい……ニコラスの……ください……」



 自分で言ったらくれると思っていたのに、彼は動かない。



「あの……」

「あげますよ。レティシア、自分で入れてみせなさい」

「え……? じ、自分で?」

「ここにあるでしょう?」



 ニコラスは自分のモノを私の蜜口に押し付けてこすり付けた。

 ヌメヌメとなぞられ、花芯かしんかすめて行くから、無意識にお尻がそれを追って行く。



「ダメですよ。自分で挿入れないと……」



 そう言って私の手にカチカチの肉棒を握らせた。



 持たされたけど、自分でなんて……。



 ニコラスは自分で肘枕ひじまくらで見易い位置を確保までして、期待した顔で結合部付近を見詰めている。

 恥ずかしいのと見られている興奮と、そして何より夫以外の人のモノを自分の意思で挿入れるという背徳感が、私に激しい動悸をもたらしていた。



 ごめんなさいジョルジュ……。



 私は罪悪感に目をつむり、腰を落としていった。



 ずぶずぶ……。



 先っぽの一番太い部分が入った。

 手が震えて先っぽで膣内なかこすってしまって、それだけで快感が背筋を伝う。



 グジュグジュ……ぐぽぐぽ……。



 半分入ったところで手を退かされた。



「レティシアの中に……挿入いっていく……良い眺めですね」



 吐息混じりにニコラスが言う。

 力の入った腹筋は綺麗に割れていて、眉根を寄せた表情は悩ましい。

 その光景に私のアソコが反応して、彼の剛直をうねうねと締め付けているのが分かる。



「あなたの膣内なかは……本当に凶悪ですね」

「そんな……」



 自分では到底分からないことを言われて困ってしまう。

 だけど彼の長い肉棒は確実に私の中に埋まっていき、程なく最奥さいおう辿たどり着いた。



「ニコラス……あぁ……気持ちいい……」

「私もです。奥でこすれている……」



 もっと刺激が欲しい。



「ん……!」



 私はニコラスに確認もせず、いきなり上下に動き出した。

 段々足が疲れ、今度は両手をベッドに突いて腰を振る。



「レティシア……おぅ……」

「ニコラス……イっちゃう……あ、あぁ……!」



 私は自分で腰を振って、勝手にニコラスのアレを使って果てた。

 倒れ込んだ先はニコラスの胸で……。

 強く抱きしめられ、胸越しに彼の激しい心音が響いてくる。



 彼もイキそうだったのかもしれない。

 もしかして、一番良いところでめてしまった?

 私、とっても酷いことしたかも……?



「レティシア。気持ち良かったですか?」



 そっと顔を見ると、色気たっぷりな分余計に迫力のあるニコラスが笑っている。

 失敗したかも?
 そう思った時にはもう遅かったらしい。

 いきなり起こされ何がなんだか分からないうちに、私はニコラスの胡座あぐらの上で抱っこされていた。

 そしてひょいっと持ち上げられて。



 ずぼっ……!


「え?」



 座って抱き合った状態で、私はニコラスを受け入れてしまった。

 小刻みに動かされ、イったばかりでうねりまくってる膣内なかを刺激される。

 時折り何の支えも無くなって、同時に下から突き上げられた。



「やっ……あぁぁぁ……ふ、深い……」

「レティシアの奥が先端に吸い付いてきて……とても気持ち良いですよ?」



 突くたびに大量の愛液が流れ出る。



「だめ、あ、そこ……あ、あ、あぁあぁ……」

「……またイったのですね……」



 ニコラスは満足そうにわらうけれど、私はもう、イキ過ぎておかしくなりそうだった。



「もう……無理……」

「……仕方ないですね」



 限界だから今日は許してくれるのかと期待して顔を上げたら、濃厚な口付けが落ちてきて……。



「今日はこれで最後にしてあげましょう」

「ふぇ……?」



 ベッドに降ろされ手早く四つん這いにされ、後ろから勢いよく挿入れられた。

 最初からガンガン突かれ、ぶら下がって揺れる乳房を揉まれ、そして最後は腰を掴んで体全部を揺す振ってくる。

 肉を打つ音がパンパンと響き、ニコラスの激しい呼吸音が聞こえてくる。

 長く続く快感に私の意識は朦朧もうろうとして、何も考えられない。



 「んん……はぁ……や、や、や、あぁ……」



 バカな私は、自分のあえぎ声が余計に彼をあおっていたとは気が付かない。
 結果、あと二回追加されることとなる。

 私は夜明けまでニコラスから解放してもらえなかった。

 

 
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