男の性春

はりお

文字の大きさ
8 / 134
第一章 性の覚醒め(小学校6年編)

1-7 一夏の思い出

しおりを挟む
夏休みに入ると夏期講習で忙しい日々を過ごした。そして、あっという間に夏期講習の前半戦が終了し、8月上旬、合宿の朝となった。夏の前半戦は順調に勉強もできているし、色々な悩みもおさまりつつある。というよりはおさえるようにしている。
合宿については行きのバスからみんな下ネタのオンパレード。特に飯田いいだという隣の学校の奴がうるさい。普段の塾で、彼は俺より一つ下のクラスであるが、前は同じクラスだったこともありよく知っている。前から陽気なやつであった。その飯田の周りにいるやつらは、"ちんちん、まんこ"といったしょうもない話だけでなく、
「宿舎ついたらみんなで乱交しようぜ」
とか好き放題やっている。また、お風呂はやはり共用らしく、
「お前の風呂でじっくりみるけど、どんくらい?」
「お前には見せねえよ」
とか話している。俺は幸いそのうるさい奴らと一緒の部屋になるのが嫌であえて部屋分けの希望を出さなかった。その結果、自分の校舎の大人しめの子1人と、他の校舎の知らない子4人と同じ部屋となった。まあそうした面では安心である。
実際宿舎について同部屋の子達と顔を合わせたが、みんな大人しそうな子達であった。うち3人はいかにもガリ勉風という容姿であるが、吉田よしだくんという子1人はサッカーをやっていてさわやかイケメンっていう感じだ。小柄な体型だが下半身はしっかりしてる。
ダメだ、やはり油断すると達也以外にもそういうことを考え出してしまう。
初日の授業を終えて風呂の時間となったが、俺はあえて吉田くんには近寄らないことにした。勉強しに合宿に来ているのに余計なことを考えてはダメだ。そうやって感情をコントロールして何事もなく風呂の時間は乗り切った。

二日目以降も同様、勉強のことだけを考えた。おかげで勉強は好調。武がいる全国トップレベルの秀才達が集まるクラスに次ぐ、上から2番目のクラスで授業を受けたが、そのクラス内ではトップに近い成績を残せていた。

そしてあっという間に5泊6日の最後の晩が来た。この5日間で俺は吉田くんと仲良くなった。彼とは授業でも同じクラスで、頭も良くお互い高めあうことができた。今日の合宿の成果テストでは、俺がクラス2番で彼が3番だった。そんな時を経て俺は彼に結構惹かれてしまった。彼は隣の県の学校を志望しているためこの合宿を終えたらおそらく会うことはもうない。であれば、最後くらい良いかなと思い、その日は吉田くんとお風呂の時間を共にすることにした。一緒に部屋から会話しながら大浴場に向かい脱衣所に着いた。少しドキドキする。俺のように、吉田くんが股間をタオルで隠すタイプであれば、この脱衣所が勝負である。
彼は上半身を脱いだ。やはりサッカーをヤッてるだけあって、身体は美しい。そして短パンを脱ぎ灰色のボクサーパンツ1枚に。俺の体に少しばかり緊張が走る。だが、続いて吉田くんはタオルを手に取って、腰に巻き付けてしまった。これでは見れない。このガードっぷりだと当然体洗うときもタオルを股間に置くであろうし、浴槽の温泉の水はかなり濁っていて期待できない。実際その通りで浴室内ではダメだった。最後のチャンスと思った入浴後の着替えの時も真っ先に大きなバスタオルを腰に巻いてしまい何も見えなかった。分かったのは薄い色のパンツ一枚に浮かび上がった股間の膨らみのみ。それだけで推測する限りでは、例えば史恩や孝宏のとは違い、アソコの成長が始まったサイズなのであろう。しかし、俺は中身を見ることができずに一夏の短い思い出を終えた。
しおりを挟む
感想 15

あなたにおすすめの小説

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

【短編集】こども病院の日常

moa
キャラ文芸
ここの病院は、こども病院です。 18歳以下の子供が通う病院、 診療科はたくさんあります。 内科、外科、耳鼻科、歯科、皮膚科etc… ただただ医者目線で色々な病気を治療していくだけの小説です。 恋愛要素などは一切ありません。 密着病院24時!的な感じです。 人物像などは表記していない為、読者様のご想像にお任せします。 ※泣く表現、痛い表現など嫌いな方は読むのをお控えください。 歯科以外の医療知識はそこまで詳しくないのですみませんがご了承ください。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

小学生をもう一度

廣瀬純七
青春
大学生の松岡翔太が小学生の女の子の松岡翔子になって二度目の人生を始める話

身体検査

RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、 選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

BL 男達の性事情

蔵屋
BL
 漁師の仕事は、海や川で魚介類を獲ることである。 漁獲だけでなく、養殖業に携わる漁師もいる。  漁師の仕事は多岐にわたる。 例えば漁船の操縦や漁具の準備や漁獲物の処理等。  陸上での魚の選別や船や漁具の手入れなど、 多彩だ。  漁師の日常は毎日漁に出て魚介類を獲るのが主な業務だ。  漁獲とは海や川で魚介類を獲ること。  養殖の場合は魚介類を育ててから出荷する養殖業もある。  陸上作業の場合は獲った魚の選別、船や漁具の手入れを行うことだ。  漁業の種類と言われる仕事がある。 漁師の仕事だ。  仕事の内容は漁を行う場所や方法によって多様である。  沿岸漁業と言われる比較的に浜から近い漁場で行われ、日帰りが基本。  日本の漁師の多くがこの形態なのだ。  沖合(近海)漁業という仕事もある。 沿岸漁業よりも遠い漁場で行われる。  遠洋漁業は数ヶ月以上漁船で生活することになる。  内水面漁業というのは川や湖で行われる漁業のことだ。  漁師の働き方は、さまざま。 漁業の種類や狙う魚によって異なるのだ。  出漁時間は早朝や深夜に出漁し、市場が開くまでに港に戻り魚の選別を終えるという仕事が日常である。  休日でも釣りをしたり、漁具の手入れをしたりと、海を愛する男達が多い。  個人事業主になれば漁船や漁具を自分で用意し、漁業権などの資格も必要になってくる。  漁師には、豊富な知識と経験が必要だ。  専門知識は魚類の生態や漁場に関する知識、漁法の技術と言えるだろう。  資格は小型船舶操縦士免許、海上特殊無線技士免許、潜水士免許などの資格があれば役に立つ。  漁師の仕事は、自然を相手にする厳しさもあるが大きなやりがいがある。  食の提供は人々の毎日の食卓に新鮮な海の幸を届ける重要な役割を担っているのだ。  地域との連携も必要である。 沿岸漁業では地域社会との結びつきが強く、地元のイベントにも関わってくる。  この物語の主人公は極楽翔太。18歳。 翔太は来年4月から地元で漁師となり働くことが決まっている。  もう一人の主人公は木下英二。28歳。 地元で料理旅館を経営するオーナー。  翔太がアルバイトしている地元のガソリンスタンドで英二と偶然あったのだ。 この物語の始まりである。  この物語はフィクションです。 この物語に出てくる団体名や個人名など同じであってもまったく関係ありません。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

処理中です...