男の性春

はりお

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最終章 性の行方(高校1年編)

5-12 炎上

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俺はそのショックのせいか熱を出してしまい次の月曜、火曜は休んだ。水曜には俺は回復し登校したが、いつもより遅めに教室に到着すると何だかみんながざわついている。
俺が席に座るとニヤニヤしながら耀司がやってきた。
「壮太体調大丈夫?」
「ありがと、もう全然大丈夫。熱下がったし」
「もう、興奮しちゃって熱まで出しちゃって。おめでとう」
「は?何が?」
「そんなとぼけなくても知ってんだぞ。興味ないとか言っててやることやってんだから」
まさかとは思った。何でそのことを知っているんだ。
そんな困っている俺をみて、真司が俺を廊下に連れ出してくれた。彼は塾が同じであるためか経緯を知っており、俺に教えてくれた。
土曜俺とカラオケに行ってる様子を美穂がインスタのストーリーに上げたらしい。そもそも俺は撮られていることにすら気づかなかったが。そのせいで美穂の学校で、美穂に彼氏ができたと大きな話題になったそうだが、それだけではなく、美穂は俺とカラオケボックスで「エッチな雰囲気になってちょっとしちゃった」と周りに聞かれて答えたそうだ。
美穂の学校と俺の学校は小学校の塾や今通っている塾で一緒の人が多く、あちこちで繋がりがある。一瞬でその話が俺の学校の生徒に伝わったようだ。たった2日休んだだけではやすぎる。恐ろしい。
「お前から変なことはしてないだろ?どうせ、美穂さんのでっち上げか、お前が一方的になんかされただけだろ」
「うん」
普段は俺と美穂のことを冷やかしていた真司だが、彼はいくらふざけていても"限度"はわきまえている。俺は土曜にあったことを全て真司には話した。
そもそも、あの二人っきりになったのはやはり陸上部のやつが仕組んでいたらしい。美穂が俺と2人で遊びたいけど構ってくれないという相談をそいつにして、今回のような流れになったとか。最初は俺と仲良い真司に美穂は相談してきたが、真司は"勉強とサッカーに集中している壮太の邪魔をしたくない"と断ってくれたようだ。
「ごめんよ、噂の火消しをしようと思ったけど、急すぎた」
俺はとにかく面倒くさかった。もちろん否定はするし、もう美穂との縁は切る。問題はしばらくイジられ続けることくらいだろう。そう少し高をくくってはいた。
廊下から教室に戻るとすぐみんなから質問攻めにあう。「どこまでしたんですか?」「おっぱい大きかった?」「どんくらい気持ち良いの?」「カラオケでやるスリル感は最高?」どいつもこいつもうるさい。晴人からは「これで俺の仲間だね」と言われる。
また、本当の俺の好きな人である涼介からは、
「お前あれだけあの女の子のこと興味ないみたいに言ってたけど、結局押されたらやっちゃうんだな。その程度だったんだな。」
かなりそっけなくいわれた。
部活でももちろんからかわれる。
藤田からは、
「俺の要求には応えないくせに」
と言われ、
秀太からは、
「お前ずるいな。俺の体が好きなんじゃないのかよ」
とみんな好き放題言ってくる。
後悔した。他の二人が帰る時に俺らも解散にしておけば良かった。俺の気持ちも考えずに、こんなことをしてくるような美穂には気を使う必要なんてなかった。
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