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E.涼介の性春
E-38 夜が明けて(完)
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翌朝目覚めると昨晩起きたことが現実だったのかと疑ってしまった。だが、すぐ隣に壮太がいる。やはり、俺は彼と共に過ごしたのだ。
壮太は昨晩プレイを終えて一緒にお風呂に入ったあと、俺と別々のベッドで寝ようとした。彼は変なところを遠慮する。
「え?こっち来てよ」
と俺から彼に頼むと、その言葉を待ってたかのごとく笑顔で俺のところに来て手を繋いで一緒に寝た。
そんな彼が横で寝ている姿を見ると、彼と結ばれたことについて改めてしみじみとした感情がこみ上げてきた。
あんなこともあったが、彼は紆余曲折はありつつも俺のことを本当に好きでいてくれたみたいだ。
昨日お風呂の中でお互いの性的な遍歴について語り合った。話しててとても恥ずかしくなったが、俺が彼で沢山オナニーをしてきたことも暴露してしまった。
もう7時近くになり朝食のレストランが開く時間となる。俺は彼を起こした。
「おはよう、朝ごはん食べに行かない?」
俺がそういうと壮太は眠そうである。
「むー、9時まで開いてるでしょ。まだ、いいじゃん」
というと壮太は俺を引き寄せまた抱きつこうとしてきた。
「涼介好き」
と言いながら彼は自身の浴衣の前を広げて、ボクサーパンツの突起した部分を俺の下半身に押し当ててくる。
彼はきっと今からまたする気であろう。だが、どうであろうか。
正直に言うとまたしたい気持ちはある。しかし、ここでまたすると、俺は壮太とのセックス癖がついてしまいそうな気がした。俺は壮太とのセックスを価値ある大事なものにしたい。安売りしたくない。
壮太は構わず俺のパンツを下ろそうとしてきたが、そこで俺は彼の手を押さえた。
「まだ恥ずかしがってんの?もう俺は涼介の全部知ってるよ」
といってこんどは俺の乳首を舐めようとしてくる。
俺は少し強めに彼を拒んでしまった。彼はそれまでまだ眠そうにしていたが、俺の拒絶を受けて正気になる。
「ごめん。嫌だった?何か昨日俺悪いことした?」
少し焦った顔でそう言ってきた。だが、そういうことじゃない。
「ちげーよ。お前が良すぎてまたセックスすると依存症になりそうなんだよ」
「何だよそれ。いいじゃん、そんなセックスできる機会ないんだから」
「は?俺たちの関係は始まったばかりだろ。ずっとセックスするんだから今日はやめておこう」
そういうと壮太は残念そうだったが納得してくれた。
そのまま2人で朝食に行った。ホテルの朝食って感じの、これまたバイキング形式である。
食事をとってる時、大きめのウインナーが目についたが、
席に戻ると、
「これ涼介の萎えてる時のちんこくらいあるな」
と案の定壮太は言ってきた。やはりそういうことを言われるのは嫌であるから、俺は無言で睨んでやった。
「ごめん」
と彼は言ってきたため、俺もふざけて
「壮太のだと思うことにするわ」
と言って、ふざけてフェラの真似をしながら食べたりして笑い合った。
もともとは2日目もスキーをするはずだった。俺はどっちでも良かったが、壮太はスキーをしたいかなと思っていた。
だが、
「スキーしたい?涼介スキーより俺と普通に話してるときのほうが楽しそうじゃん」
「お前がやりたいならぜんぜんやるぞ」
「いや、俺もぶっちゃけ疲れた。涼介とイチャラブしたい」
「は?イチャラブはしねーよ」
結局、俺らは部屋のVODで2人で映画を観た。またベッドで2人で並びながら観ていたが、何だか壮太に対して邪な感情が芽生える。
俺は壮太にあるお願いをしたくなった。それは壮太の股間を枕にすることである。俺は以前からよくそんな妄想をしていた。
俺は無言で彼の股間に顔を近づけ、そこを枕にして横になった。ズボン越しに俺の顔がその性器の上に乗ると彼は一瞬ビクンとなる。
「何?涼介。は?」
壮太は驚いている。
「うるせー。黙って映画観てろよ」
俺が理不尽にそういうと彼は素直に黙った。俺はそんな彼の膨らみに心をときめかせながら、映画は気にせずに、うっとりしていると、いつの間にか寝てしまった。
1時間弱寝ていたみたいだが、最後は彼にくすぐられて目を覚ました。もうチェックアウトの時間である。
ホテルを出てからは2人で雪道を散歩して昼ごはんも食べて、初の旅行は終わりを迎えた。本当に幸せな旅行だった。壮太との関係では、とてもつらい時もあったが、それ故一層幸せを感じられてる気がする。
その後の春休みも何度かデートに行った。ただ、エッチはしていない。一度2人でカラオケに行ったときはちょっとそういうことをしたくなった。
壮太は歌もうまくてムカついたため、邪魔をしてやろうというのと、ムラっとしていたこともあり、彼が歌っている最中に彼を襲おうとしたのだ。
だが、予想外に彼から拒否された。
「やめろ、俺カラオケでこういうことすんのにトラウマがあるの」
悪気なくやってしまったが、壮太はあの女の子にカラオケで襲われて要らぬ噂を作られたのだった。それは申し訳なくなったが、それでも数少ない密室でイチャつくチャンスだったため、
「ごめんよ。でも、ちょっとくらい許して」
といってまた"おちんこ枕"だけしてもらった。
デートに行く度に楽しかったし、幸せを感じた。俺はゲイである自分をずっと認めたくなかった。だが今は、壮太のことを好きでよかったと本気で思えている。自分もゲイでなければ彼のような最高の人と結ばれることもなかった。
こんな関係がずっと続いてほしいなと思っている。
壮太が大好きだ。
(涼介の性春 完)
■参考(本編の主な対応話)
5-26
壮太は昨晩プレイを終えて一緒にお風呂に入ったあと、俺と別々のベッドで寝ようとした。彼は変なところを遠慮する。
「え?こっち来てよ」
と俺から彼に頼むと、その言葉を待ってたかのごとく笑顔で俺のところに来て手を繋いで一緒に寝た。
そんな彼が横で寝ている姿を見ると、彼と結ばれたことについて改めてしみじみとした感情がこみ上げてきた。
あんなこともあったが、彼は紆余曲折はありつつも俺のことを本当に好きでいてくれたみたいだ。
昨日お風呂の中でお互いの性的な遍歴について語り合った。話しててとても恥ずかしくなったが、俺が彼で沢山オナニーをしてきたことも暴露してしまった。
もう7時近くになり朝食のレストランが開く時間となる。俺は彼を起こした。
「おはよう、朝ごはん食べに行かない?」
俺がそういうと壮太は眠そうである。
「むー、9時まで開いてるでしょ。まだ、いいじゃん」
というと壮太は俺を引き寄せまた抱きつこうとしてきた。
「涼介好き」
と言いながら彼は自身の浴衣の前を広げて、ボクサーパンツの突起した部分を俺の下半身に押し当ててくる。
彼はきっと今からまたする気であろう。だが、どうであろうか。
正直に言うとまたしたい気持ちはある。しかし、ここでまたすると、俺は壮太とのセックス癖がついてしまいそうな気がした。俺は壮太とのセックスを価値ある大事なものにしたい。安売りしたくない。
壮太は構わず俺のパンツを下ろそうとしてきたが、そこで俺は彼の手を押さえた。
「まだ恥ずかしがってんの?もう俺は涼介の全部知ってるよ」
といってこんどは俺の乳首を舐めようとしてくる。
俺は少し強めに彼を拒んでしまった。彼はそれまでまだ眠そうにしていたが、俺の拒絶を受けて正気になる。
「ごめん。嫌だった?何か昨日俺悪いことした?」
少し焦った顔でそう言ってきた。だが、そういうことじゃない。
「ちげーよ。お前が良すぎてまたセックスすると依存症になりそうなんだよ」
「何だよそれ。いいじゃん、そんなセックスできる機会ないんだから」
「は?俺たちの関係は始まったばかりだろ。ずっとセックスするんだから今日はやめておこう」
そういうと壮太は残念そうだったが納得してくれた。
そのまま2人で朝食に行った。ホテルの朝食って感じの、これまたバイキング形式である。
食事をとってる時、大きめのウインナーが目についたが、
席に戻ると、
「これ涼介の萎えてる時のちんこくらいあるな」
と案の定壮太は言ってきた。やはりそういうことを言われるのは嫌であるから、俺は無言で睨んでやった。
「ごめん」
と彼は言ってきたため、俺もふざけて
「壮太のだと思うことにするわ」
と言って、ふざけてフェラの真似をしながら食べたりして笑い合った。
もともとは2日目もスキーをするはずだった。俺はどっちでも良かったが、壮太はスキーをしたいかなと思っていた。
だが、
「スキーしたい?涼介スキーより俺と普通に話してるときのほうが楽しそうじゃん」
「お前がやりたいならぜんぜんやるぞ」
「いや、俺もぶっちゃけ疲れた。涼介とイチャラブしたい」
「は?イチャラブはしねーよ」
結局、俺らは部屋のVODで2人で映画を観た。またベッドで2人で並びながら観ていたが、何だか壮太に対して邪な感情が芽生える。
俺は壮太にあるお願いをしたくなった。それは壮太の股間を枕にすることである。俺は以前からよくそんな妄想をしていた。
俺は無言で彼の股間に顔を近づけ、そこを枕にして横になった。ズボン越しに俺の顔がその性器の上に乗ると彼は一瞬ビクンとなる。
「何?涼介。は?」
壮太は驚いている。
「うるせー。黙って映画観てろよ」
俺が理不尽にそういうと彼は素直に黙った。俺はそんな彼の膨らみに心をときめかせながら、映画は気にせずに、うっとりしていると、いつの間にか寝てしまった。
1時間弱寝ていたみたいだが、最後は彼にくすぐられて目を覚ました。もうチェックアウトの時間である。
ホテルを出てからは2人で雪道を散歩して昼ごはんも食べて、初の旅行は終わりを迎えた。本当に幸せな旅行だった。壮太との関係では、とてもつらい時もあったが、それ故一層幸せを感じられてる気がする。
その後の春休みも何度かデートに行った。ただ、エッチはしていない。一度2人でカラオケに行ったときはちょっとそういうことをしたくなった。
壮太は歌もうまくてムカついたため、邪魔をしてやろうというのと、ムラっとしていたこともあり、彼が歌っている最中に彼を襲おうとしたのだ。
だが、予想外に彼から拒否された。
「やめろ、俺カラオケでこういうことすんのにトラウマがあるの」
悪気なくやってしまったが、壮太はあの女の子にカラオケで襲われて要らぬ噂を作られたのだった。それは申し訳なくなったが、それでも数少ない密室でイチャつくチャンスだったため、
「ごめんよ。でも、ちょっとくらい許して」
といってまた"おちんこ枕"だけしてもらった。
デートに行く度に楽しかったし、幸せを感じた。俺はゲイである自分をずっと認めたくなかった。だが今は、壮太のことを好きでよかったと本気で思えている。自分もゲイでなければ彼のような最高の人と結ばれることもなかった。
こんな関係がずっと続いてほしいなと思っている。
壮太が大好きだ。
(涼介の性春 完)
■参考(本編の主な対応話)
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