8 / 11
side 海&陸(1)
しおりを挟む
海と陸はずっと姉の空に近づく人間を、ときに懐柔し、ときに脅し、ときに暴力を振るって排除してきた。
空は、コロシのセンスは図抜けているのにそれ以外はどこか間が抜けている。コロシが係わってこない、日常では特に、そのコロシのときには冴え渡る勘はまったく役に立たないように見えた。
海と陸は空が嫌いだから彼女を孤立させているのではない。彼女を守るためにはそうするしかないと思って、暗躍しているのだ。
空の様子は先述の通りであるから、この弟たちの異常な行動を彼女は知らない。海と陸も特段知らせるつもりはない。
一応、ふたりも一般的な善悪の観念くらいは知っているので、己たちの行動が褒められたものではないという認識はあった。本当に、「一応」とつくていどの認識であったが。
その行動の始まりは、ふたりともよく覚えている。金に困った三人の両親が、空をペド野郎に売ろうとしたときに、ふたりのその執拗な行動は始まった。無条件に空とずっといっしょにいられるものだと、海も陸も思っていたが、それはどうも違うらしいということに気づいた転機でもあった。
空とずっといっしょにいるには、どうやらなにかしらの「努力」をしなければならないのだと、海と陸は幼心に理解したのだ。
そしてふたりは両親を殺し、なにも知らずにやってきたペド野郎も殺した。だがそれは今ふたりが思い返しても早計であった。両親はともかくも、問題は空を買おうとしたペド野郎にあった。このペド野郎は雲雀組と繋がりがあったのだ。ヤクザはナメられたらおしまいで、メンツというものを重視する――ということを、海も陸も、このときに嫌というほど知った。
だからそれは、彼らなりの報復ってやつだったのかも知れない。空もまとめて便利なコロシの道具に仕立て上げる。何回か使えるならそれでよいし、壊れても別に困りはしない――。換えのきく道具というのはそういうものだ。
だが、三つ子は今も生きている。生き残っている。途中、空を血尿が出るほど蹴った教育係をふたりが殺したこともあったが、なんやかんやと生きている。
紆余曲折あって、雲雀組の跡取りと目されている恵一郎の直属に置かれてからは、狂犬のようなふたりもずいぶんと大人しくなったと言われている。が、実のところ海も陸も、なにも変わってはいない。ただ恵一郎は話が通じるだけの頭がある人間だから、この男に組しているフリをしているほうが得だと、今現在のところふたりが判断しているだけにすぎない。
それよりも恵一郎の下にいれば、空が理不尽に虐げられることはないらしいということが大きい。恵一郎も柔和な物腰をしているがヤクザものである。それでもかつての教育係のように、三つ子に暴力を振るうことはなかったから、ふたりは「話が通じるようだ」と判断したのだ。
恵一郎も恵一郎で、長いことヤクザとは無縁の世界で暮らしてきた人間であるから、有用な手駒は多いに越したことはないと考えているのだろう。一応、三つ子のことを尊重して、義務教育終了後も高校に通わせるなどしてくれている。
やっと手に入れた安寧。空も、余計な友人を作るという行為をしなくなって久しい。空はロクでなしばかりを引きつける性質があるのか、彼女が友人だと思い込んでいた相手は、他人を一方的に利用したり、搾取することしか考えていないような者ばかりだった。だから海と陸としては、空には余計な友人など作って欲しくはないわけである。
だが日常に身を置いているあいだの空は、やっぱりどこか抜けている。
鳥飼かもめ。新しくできた年下の友人だという女は、空を踏み台にして海と陸に近づく気満々の人間であった。
初対面の時点で海と陸に目を奪われ、見とれていたのは丸わかりだった。海も陸も、己の容姿が一般認識では優れているということをよくよく理解していた。それに惹かれるのは別にいい。勝手にすればいいと思っている。けれど、空が絡むとなると別だ。
したくもない会話をして、やりたくもないスキンシップをすれば、かもめの本性はすぐに暴けた。
「じ、実は先輩たちのこと前から知ってて……! お近づきになれたらなって思っていたから……こうしてお話できてうれしいです!」
かもめは、海と陸に下心を持っていて空に近づいたのだろう。ふたりは当然のように、空をないがしろにされたと感じた。そしてそれは許しがたい暴挙だと思った。
空がこんな女のことを友人だと思っているのにもムカムカした。しかしまずはかもめの処遇をどうするかである。空を踏み台にした罪は重い。だから、ふたりは空の人生からかもめを速やかに退場させることにした。
恵一郎と顔見知りのオーナーが経営するラブホテルにかもめを連れ込む。かもめは、戸惑いながらも内心では喜んでいることは明らかで、海も陸も笑顔を浮かべながらその裏では汚物を見たかのような気分になっていた。
「かもめちゃん、これ食べて?」
「え、なんですか、これ……?」
「気持ちよくなれるお菓子だよ♡」
「口開けろ」
陸が強引にかもめの口を開けさせる。海は目で「はやんなよ」と伝えたが、陸はちらりと兄を見ただけでなにも応えなかった。
しかしかもめはふたりが思っている以上にこちらに熱を上げているのか、あるいは頭が弱いのか――両方か、海が差し出した錠剤をすんなりと口にする。海も陸も、そんなかもめを内心でせせら笑うより先に、呆れた。
錠剤は――もちろんドラッグだ。セックスドラッグと言われる類いのもので、効果が出るまで海も陸も、テキトーに会話を引き伸ばしたり、嫌々ながらスキンシップを取ったりした。
そのことにかもめは気づいているのかどうかまではわからない。ただ、期待に満ちた目でちらちらとふたりのあいだで視線をさまよわせていることはわかった。
――あー、オレらとセックスしたいんだな。
海は改めてその事実をつきつけられて、吐き気を覚える。海も、当たり前だが陸も、そんなことをするために今日ここにいるのではなかった。
たしかに、テキトーにセックスをして、動画でも撮って脅すという方法もあった。しかしそのていどではふたりの鬱憤が晴れるわけがなかったし、かもめとセックスをするなんて、死んでもごめんだった。
「んっ……」
海がかもめの肩に触れれば、彼女の口から悩ましい吐息が漏れ出る。どうやらドラッグが効いてきてようだ。海は陸に視線を送れば、今度は弟も視線で応えてくれた。
「あ、あの、さっきの……」
「んー? ……あれ、ね。かもめちゃん、絶対ヒミツにしててくれるー?」
「あの、あの、ひみつにします。はい……」
「本当か?」
「ほんとう、です。だれにもいいません……それで、あの」
「うんうん。かもめちゃんはやさしーね♡ じゃ、やさしいかもめちゃん。オレらと遊んでくれるー?」
海が一押しすれば、かもめは赤い顔を上下させてうなずいた。
そのうなずきが終わるか終わらないかというタイミングで、陸がかもめの横っ面を殴りつける。かもめの華奢な体が、ベッドに沈んだ。
「え? え? え?」
かもめは涙を浮かべながら、殴られた頬に手をやっている。本気で、なにが起こったのか――なにが起ころうとしているのか、わからないという顔をしていた。
「……俺らと遊んでくれるんだろ? 逃げるなよ」
陸は素早くかもめに馬乗りになった。かもめの潤んだ瞳が恐怖に染まる。陸は海ほどぺらぺらとおしゃべりをしない。そのぶん、鬱憤を溜めやすいのか、爆発したときは兄である海にも制御は不能なのだった。
「かもめちゃん、ドラッグってわかってたんだったら飲んじゃだめだよー? ……って、もう聞こえてないか」
空は、コロシのセンスは図抜けているのにそれ以外はどこか間が抜けている。コロシが係わってこない、日常では特に、そのコロシのときには冴え渡る勘はまったく役に立たないように見えた。
海と陸は空が嫌いだから彼女を孤立させているのではない。彼女を守るためにはそうするしかないと思って、暗躍しているのだ。
空の様子は先述の通りであるから、この弟たちの異常な行動を彼女は知らない。海と陸も特段知らせるつもりはない。
一応、ふたりも一般的な善悪の観念くらいは知っているので、己たちの行動が褒められたものではないという認識はあった。本当に、「一応」とつくていどの認識であったが。
その行動の始まりは、ふたりともよく覚えている。金に困った三人の両親が、空をペド野郎に売ろうとしたときに、ふたりのその執拗な行動は始まった。無条件に空とずっといっしょにいられるものだと、海も陸も思っていたが、それはどうも違うらしいということに気づいた転機でもあった。
空とずっといっしょにいるには、どうやらなにかしらの「努力」をしなければならないのだと、海と陸は幼心に理解したのだ。
そしてふたりは両親を殺し、なにも知らずにやってきたペド野郎も殺した。だがそれは今ふたりが思い返しても早計であった。両親はともかくも、問題は空を買おうとしたペド野郎にあった。このペド野郎は雲雀組と繋がりがあったのだ。ヤクザはナメられたらおしまいで、メンツというものを重視する――ということを、海も陸も、このときに嫌というほど知った。
だからそれは、彼らなりの報復ってやつだったのかも知れない。空もまとめて便利なコロシの道具に仕立て上げる。何回か使えるならそれでよいし、壊れても別に困りはしない――。換えのきく道具というのはそういうものだ。
だが、三つ子は今も生きている。生き残っている。途中、空を血尿が出るほど蹴った教育係をふたりが殺したこともあったが、なんやかんやと生きている。
紆余曲折あって、雲雀組の跡取りと目されている恵一郎の直属に置かれてからは、狂犬のようなふたりもずいぶんと大人しくなったと言われている。が、実のところ海も陸も、なにも変わってはいない。ただ恵一郎は話が通じるだけの頭がある人間だから、この男に組しているフリをしているほうが得だと、今現在のところふたりが判断しているだけにすぎない。
それよりも恵一郎の下にいれば、空が理不尽に虐げられることはないらしいということが大きい。恵一郎も柔和な物腰をしているがヤクザものである。それでもかつての教育係のように、三つ子に暴力を振るうことはなかったから、ふたりは「話が通じるようだ」と判断したのだ。
恵一郎も恵一郎で、長いことヤクザとは無縁の世界で暮らしてきた人間であるから、有用な手駒は多いに越したことはないと考えているのだろう。一応、三つ子のことを尊重して、義務教育終了後も高校に通わせるなどしてくれている。
やっと手に入れた安寧。空も、余計な友人を作るという行為をしなくなって久しい。空はロクでなしばかりを引きつける性質があるのか、彼女が友人だと思い込んでいた相手は、他人を一方的に利用したり、搾取することしか考えていないような者ばかりだった。だから海と陸としては、空には余計な友人など作って欲しくはないわけである。
だが日常に身を置いているあいだの空は、やっぱりどこか抜けている。
鳥飼かもめ。新しくできた年下の友人だという女は、空を踏み台にして海と陸に近づく気満々の人間であった。
初対面の時点で海と陸に目を奪われ、見とれていたのは丸わかりだった。海も陸も、己の容姿が一般認識では優れているということをよくよく理解していた。それに惹かれるのは別にいい。勝手にすればいいと思っている。けれど、空が絡むとなると別だ。
したくもない会話をして、やりたくもないスキンシップをすれば、かもめの本性はすぐに暴けた。
「じ、実は先輩たちのこと前から知ってて……! お近づきになれたらなって思っていたから……こうしてお話できてうれしいです!」
かもめは、海と陸に下心を持っていて空に近づいたのだろう。ふたりは当然のように、空をないがしろにされたと感じた。そしてそれは許しがたい暴挙だと思った。
空がこんな女のことを友人だと思っているのにもムカムカした。しかしまずはかもめの処遇をどうするかである。空を踏み台にした罪は重い。だから、ふたりは空の人生からかもめを速やかに退場させることにした。
恵一郎と顔見知りのオーナーが経営するラブホテルにかもめを連れ込む。かもめは、戸惑いながらも内心では喜んでいることは明らかで、海も陸も笑顔を浮かべながらその裏では汚物を見たかのような気分になっていた。
「かもめちゃん、これ食べて?」
「え、なんですか、これ……?」
「気持ちよくなれるお菓子だよ♡」
「口開けろ」
陸が強引にかもめの口を開けさせる。海は目で「はやんなよ」と伝えたが、陸はちらりと兄を見ただけでなにも応えなかった。
しかしかもめはふたりが思っている以上にこちらに熱を上げているのか、あるいは頭が弱いのか――両方か、海が差し出した錠剤をすんなりと口にする。海も陸も、そんなかもめを内心でせせら笑うより先に、呆れた。
錠剤は――もちろんドラッグだ。セックスドラッグと言われる類いのもので、効果が出るまで海も陸も、テキトーに会話を引き伸ばしたり、嫌々ながらスキンシップを取ったりした。
そのことにかもめは気づいているのかどうかまではわからない。ただ、期待に満ちた目でちらちらとふたりのあいだで視線をさまよわせていることはわかった。
――あー、オレらとセックスしたいんだな。
海は改めてその事実をつきつけられて、吐き気を覚える。海も、当たり前だが陸も、そんなことをするために今日ここにいるのではなかった。
たしかに、テキトーにセックスをして、動画でも撮って脅すという方法もあった。しかしそのていどではふたりの鬱憤が晴れるわけがなかったし、かもめとセックスをするなんて、死んでもごめんだった。
「んっ……」
海がかもめの肩に触れれば、彼女の口から悩ましい吐息が漏れ出る。どうやらドラッグが効いてきてようだ。海は陸に視線を送れば、今度は弟も視線で応えてくれた。
「あ、あの、さっきの……」
「んー? ……あれ、ね。かもめちゃん、絶対ヒミツにしててくれるー?」
「あの、あの、ひみつにします。はい……」
「本当か?」
「ほんとう、です。だれにもいいません……それで、あの」
「うんうん。かもめちゃんはやさしーね♡ じゃ、やさしいかもめちゃん。オレらと遊んでくれるー?」
海が一押しすれば、かもめは赤い顔を上下させてうなずいた。
そのうなずきが終わるか終わらないかというタイミングで、陸がかもめの横っ面を殴りつける。かもめの華奢な体が、ベッドに沈んだ。
「え? え? え?」
かもめは涙を浮かべながら、殴られた頬に手をやっている。本気で、なにが起こったのか――なにが起ころうとしているのか、わからないという顔をしていた。
「……俺らと遊んでくれるんだろ? 逃げるなよ」
陸は素早くかもめに馬乗りになった。かもめの潤んだ瞳が恐怖に染まる。陸は海ほどぺらぺらとおしゃべりをしない。そのぶん、鬱憤を溜めやすいのか、爆発したときは兄である海にも制御は不能なのだった。
「かもめちゃん、ドラッグってわかってたんだったら飲んじゃだめだよー? ……って、もう聞こえてないか」
0
あなたにおすすめの小説
答えられません、国家機密ですから
ととせ
恋愛
フェルディ男爵は「国家機密」を継承する特別な家だ。その後継であるジェシカは、伯爵邸のガゼボで令息セイルと向き合っていた。彼はジェシカを愛してると言うが、本当に欲しているのは「国家機密」であるのは明白。全てに疲れ果てていたジェシカは、一つの決断を彼に迫る。
放蕩な血
イシュタル
恋愛
王の婚約者として、華やかな未来を約束されていたシンシア・エルノワール侯爵令嬢。
だが、婚約破棄、娼館への転落、そして愛妾としての復帰──彼女の人生は、王の陰謀と愛に翻弄され続けた。
冷徹と名高い若き王、クラウド・ヴァルレイン。
その胸に秘められていたのは、ただ1人の女性への執着と、誰にも明かせぬ深い孤独。
「君が僕を“愛してる”と一言くれれば、この世のすべてが手に入る」
過去の罪、失われた記憶、そして命を懸けた選択。
光る蝶が導く真実の先で、ふたりが選んだのは、傷を抱えたまま愛し合う未来だった。
⚠️この物語はフィクションです。やや強引なシーンがあります。本作はAIの生成した文章を一部使用しています。
記憶を無くした、悪役令嬢マリーの奇跡の愛
三色団子
恋愛
豪奢な天蓋付きベッドの中だった。薬品の匂いと、微かに薔薇の香りが混ざり合う、慣れない空間。
「……ここは?」
か細く漏れた声は、まるで他人のもののようだった。喉が渇いてたまらない。
顔を上げようとすると、ずきりとした痛みが後頭部を襲い、思わず呻く。その拍子に、自分の指先に視線が落ちた。驚くほどきめ細やかで、手入れの行き届いた指。まるで象牙細工のように完璧だが、酷く見覚えがない。
私は一体、誰なのだろう?
エリート警察官の溺愛は甘く切ない
日下奈緒
恋愛
親が警察官の紗良は、30歳にもなって独身なんてと親に責められる。
両親の勧めで、警察官とお見合いする事になったのだが、それは跡継ぎを産んで欲しいという、政略結婚で⁉
イケメン恋人が超絶シスコンだった件
ツキノトモリ
恋愛
学内でも有名なイケメン・ケイジに一目惚れされたアイカ。だが、イケメンはアイカ似の妹を溺愛するシスコンだった。妹の代わりにされてるのではないかと悩んだアイカは別れを告げるが、ケイジは別れるつもりはないらしくーー?!
「二年だけの公爵夫人~奪い合う愛と偽りの契約~」二年間の花嫁 パラレルワールド
柴田はつみ
恋愛
二年だけの契約結婚――
その相手は、幼い頃から密かに想い続けた公爵アラン。
だが、彼には将来を誓い合った相手がいる。
私はただの“かりそめの妻”にすぎず、期限が来れば静かに去る運命。
それでもいい。ただ、少しの間だけでも彼のそばにいたい――そう思っていた。
けれど、現実は甘くなかった。
社交界では意地悪な貴婦人たちが舞踏会やお茶会で私を嘲笑い、
アランを狙う身分の低い令嬢が巧妙な罠を仕掛けてくる。
さらに――アランが密かに想っていると噂される未亡人。
彼女はアランの親友の妻でありながら、彼を誘惑することをやめない。
優雅な微笑みの裏で仕掛けられる、巧みな誘惑作戦。
そしてもう一人。
血のつながらない義兄が、私を愛していると告げてきた。
その視線は、兄としてではなく、一人の男としての熱を帯びて――。
知らぬ間に始まった、アランと義兄による“奪い合い”。
だが誰も知らない。アランは、かつて街で私が貧しい子にパンを差し出す姿を見て、一目惚れしていたことを。
この結婚も、その出会いから始まった彼の策略だったことを。
愛と誤解、嫉妬と執着が交錯する二年間。
契約の終わりに待つのは別れか、それとも――。
五年越しの再会と、揺れる恋心
柴田はつみ
恋愛
春山千尋24歳は五年前に広瀬洋介27歳に振られたと思い込み洋介から離れた。
千尋は今大手の商事会社に副社長の秘書として働いている。
ある日振られたと思い込んでいる千尋の前に洋介が社長として現れた。
だが千尋には今中田和也26歳と付き合っている。
千尋の気持ちは?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる