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第四話
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灰谷と清水が出ていき、吉良は部屋に1人取り残された。しばし休息がとれそうだ。しかしこの身体ではもう、逃げることなどできないだろう。もはや感覚さえなくなった左脚を眺めて、ため息をついた。
────ここまでか。
数時間以内に訪れる死を、あとは待つだけだ。仰向けになって、薄汚れた天井をぼんやりと眺める。別に死ぬことを恐れてはいない。公安に所属している限り、命の保証などないのだ。覚悟は十分すぎるほどできている。
カツカツ、と再び革靴の音が近づいてきた。2人が戻ってきたのか。そろそろ自分のタイムリミットも近い。存外つまらない人生だったな、と自嘲する。
「ほら、ホウレンソウしないから、こうなるんだって」
聞き覚えのある声。思わず身体を捩って扉の方を向く。
「さ、……かきばら、さん……?」
ここにいるはずのない榊原の姿を見て、目を疑った。
なぜ、ここに。どうして。混乱して言葉に詰まっていると、榊原が苦笑しながら近づいてきた。絶対に助けられたくない相手だというのに、安堵してしまった。それがまた、悔しい。
「助けて欲しい?」
「……は?」
目の前にしゃがみ込んだ榊原がニヤッと笑う。
どうやら、吉良に「助けてください」と言わせたいらしい。こんな醜態を晒しているだけでも恥だというのに、哀願までさせようとするなんて。榊原も大概性格が悪い。ずっと反抗的な態度をとってきた自分への当てつけというわけか。ここぞとばかりに反撃に出たわけだ。そういうところが大嫌いだ。吉良は苦虫を噛み潰したような表情で、榊原を見つめた。
「ほん、と……に性格、悪いですよね。あなた」
枯れた声でそう言うと、銀縁フレームの奥の目を更に細めてニコニコと笑う。こいつは本当に性格が悪い。一見、人当たりの良さそうな男に見えるのに。
「言わないなら帰るよ僕」
「ちょ、……待って」
「あ、多分もうすぐあいつら帰ってくるよ。どうする?」
「い、……うから、……言います、から」
振り返ってこちらをニヤニヤと見つめる榊原が本当に憎い。でも、今は彼に頼るしかない。そうしなければ、生きて帰ることはできない。ずっと、誰かに助けられるくらいなら死んだほうがマシだと思っていた。死ぬことなど恐れていないと思った。それなのに、実際に死が近づくと生きたいと思ってしまう。たとえ自分を助けるのが、大嫌いなこの男であっても。
「……けて」
「んー?聞こえない」
「……助けてください」
屈辱に押し潰されながら、声を絞り出す。榊原は満足そうに笑うと、また吉良の横にかがみ込んだ。
「はい。よく言えました」
榊原の大きな手が吉良の頭をわしゃわしゃと撫でる。犬になった気分で頗る不愉快だったが、文句は言えなかった。
「ちょっとは反省した?」
幼子を嗜めるような口調で榊原が言う。
「……何をですか」
ムッとして、吉良は言い返す。
「だからさぁ、上司の僕を頼らなかったことだよ」
榊原はため息をつきながら、スーツの内ポケットからカッターを取り出した。そのまま、吉良の自由を奪っていた結束バンドを切断してくれた。解放された手首をぐるぐると動かしてみたが、痺れがひどくまともに動きそうにない。
「その脚じゃ歩けないでしょ?肩貸すから」
「結構です。自分で立てます」
やはり、意地を張ってしまう。無理にでも立とうしたその時、左脚に信じられないほどの激痛が走った。そのままふらついて倒れそうになったところを、榊原に受け止められた。榊原の胸元に、顔を埋めてしまった。
「こんな時ぐらい、意地張るのやめたら?」
榊原はまた苦笑すると、吉良の腕を自分の肩に回す。この男に支えられないと、まともに歩けないなんて。悔しさで唇を噛んだ。
榊原に支えられ、半ば引きずられるような形で地下室を出る。階段を登り終わったその時、男の怒声が鼓膜をつんざいた。灰谷と清水だ。それに部下たちも引き連れている。不味い状況だ、なんてバカでもわかる。吉良は背筋が凍るような感覚に襲われた。
「んー、困ったなぁ。僕こういうの好きじゃないんだけど」
こんな危機的な状況でも焦り一つ見せない。状況を理解していないのか、病的なマイペースさを持ち合わせているのか。それとも、何か揺るぎない自信でもあるのだろうか。
榊原は吉良を壁にもたれさせながら、ゆっくりと床に下ろす。そして、腰のホルスターから拳銃を抜くと、吉良に手渡した。
「悪いけど、援護頼んでいいかな。右腕は無事でしょ?」
「え、あ……」
戸惑いながらも、トカレフを受け取る。ずっしりと重い。幸い、吉良は射撃能力には自信があった。スライドを引き、拳銃を構える。
「……いくよ」
榊原が腰のホルスターから特殊警棒を抜く。シャッという金属音とともに、重厚な警棒が伸びる。
組員たちが馬鹿みたいな怒声を上げながら、こちらに向かってくる。金属バッドやら鉄パイプやらを振り回して、榊原に襲いかかった。
激しく動き回るせいで、照準が定まらない。そうしているうちに1人の男が榊原の頭部をめがけて、鉄パイプを振り下ろす。
同時に引き金を引いた。銃弾が鉄パイプを握る腕を貫く。衝撃を受けて倒れ込む男の右脚に向けて、2発目を発射する。野太い呻き声をあげて、男がのたうち回る。
榊原がこちらを振り向く。口パクで何か言っていたが、聞き取れない。多分、ありがとうとかそんなものだろう。相変わらず余裕ぶっていて、少し腹が立った。
細い体をしているくせに、榊原は、丸太のような体格をしている男たちを圧倒していた。正直、自分の援護射撃は不要なんじゃないかと思う。
「吉良くん!!」
1人の男がこっちにナイフを向かって突進してきた。銃を構え直して、太ももを撃ち抜く。間一髪というところか。寸前のところで、男が床に転がる。何か叫んでいたが、言語になっていないようだ。
気がついたら、自分たちを取り囲んでいた男達はみな、床に倒れていた。一応、全員生きているようだ。
息を整えていると、救急車のサイレンが聞こえてきた。この男は本当に抜かりがない。
「よし、行こうか。お疲れ様」
また、榊原が吉良の腕を肩に回す。今度は素直に肩を借りることにした。別に絆されたわけではない。どうせ、まともに歩けやしない。強がるのも面倒くさかった。
出口まで歩くと、顰めっ面をした強面の男達に出迎えられた。捜査四課、本来の担当の刑事たちだ。
「派手にやったようですね。さすが公安だ」
「嫌味は後にしてもらえると助かります。怪我人がいるので」
こちらを睨みつける刑事を、榊原はさらりと交わす。ぐっと身体を持ち上げられ、ストレッチャーに寝かされた。
緊張の糸が途切れたのか、途端に倦怠感と全身の痛みに襲われた。安堵して、アドレナリンの分泌が止まったのかもしれない。
「……榊原さん」
言わないといけない。吉良は重い口を開いた。
「あの、迷惑かけてすみませんでした」
自分が意地を張って単独捜査を貫いたせいで、こんな惨状を引き起こしてしまった。それくらいの自覚はある。謝罪くらいはきっちりしておきたかった。筋は通したい。
「上司が部下を助けるのは当然だよ」
榊原が目尻を下げて笑う。
「次からはちゃんと頼ってくれるかな」
「……善処します」
視線を逸らして、そう言った。やはり、目を見て言うことはできなかった。まだどうしても多少は意地を張ってしまう。
榊原の華奢な手が、吉良の頭を撫でる。また犬みたいに扱われてるな、と思ったがそこまで腹は立たなかった。
むしろ、心地よいと思ってしまった。だんだん、瞼が重くなってきた。ゆっくりと目を閉じる。そこで、吉良の意識は途絶えた。
────ここまでか。
数時間以内に訪れる死を、あとは待つだけだ。仰向けになって、薄汚れた天井をぼんやりと眺める。別に死ぬことを恐れてはいない。公安に所属している限り、命の保証などないのだ。覚悟は十分すぎるほどできている。
カツカツ、と再び革靴の音が近づいてきた。2人が戻ってきたのか。そろそろ自分のタイムリミットも近い。存外つまらない人生だったな、と自嘲する。
「ほら、ホウレンソウしないから、こうなるんだって」
聞き覚えのある声。思わず身体を捩って扉の方を向く。
「さ、……かきばら、さん……?」
ここにいるはずのない榊原の姿を見て、目を疑った。
なぜ、ここに。どうして。混乱して言葉に詰まっていると、榊原が苦笑しながら近づいてきた。絶対に助けられたくない相手だというのに、安堵してしまった。それがまた、悔しい。
「助けて欲しい?」
「……は?」
目の前にしゃがみ込んだ榊原がニヤッと笑う。
どうやら、吉良に「助けてください」と言わせたいらしい。こんな醜態を晒しているだけでも恥だというのに、哀願までさせようとするなんて。榊原も大概性格が悪い。ずっと反抗的な態度をとってきた自分への当てつけというわけか。ここぞとばかりに反撃に出たわけだ。そういうところが大嫌いだ。吉良は苦虫を噛み潰したような表情で、榊原を見つめた。
「ほん、と……に性格、悪いですよね。あなた」
枯れた声でそう言うと、銀縁フレームの奥の目を更に細めてニコニコと笑う。こいつは本当に性格が悪い。一見、人当たりの良さそうな男に見えるのに。
「言わないなら帰るよ僕」
「ちょ、……待って」
「あ、多分もうすぐあいつら帰ってくるよ。どうする?」
「い、……うから、……言います、から」
振り返ってこちらをニヤニヤと見つめる榊原が本当に憎い。でも、今は彼に頼るしかない。そうしなければ、生きて帰ることはできない。ずっと、誰かに助けられるくらいなら死んだほうがマシだと思っていた。死ぬことなど恐れていないと思った。それなのに、実際に死が近づくと生きたいと思ってしまう。たとえ自分を助けるのが、大嫌いなこの男であっても。
「……けて」
「んー?聞こえない」
「……助けてください」
屈辱に押し潰されながら、声を絞り出す。榊原は満足そうに笑うと、また吉良の横にかがみ込んだ。
「はい。よく言えました」
榊原の大きな手が吉良の頭をわしゃわしゃと撫でる。犬になった気分で頗る不愉快だったが、文句は言えなかった。
「ちょっとは反省した?」
幼子を嗜めるような口調で榊原が言う。
「……何をですか」
ムッとして、吉良は言い返す。
「だからさぁ、上司の僕を頼らなかったことだよ」
榊原はため息をつきながら、スーツの内ポケットからカッターを取り出した。そのまま、吉良の自由を奪っていた結束バンドを切断してくれた。解放された手首をぐるぐると動かしてみたが、痺れがひどくまともに動きそうにない。
「その脚じゃ歩けないでしょ?肩貸すから」
「結構です。自分で立てます」
やはり、意地を張ってしまう。無理にでも立とうしたその時、左脚に信じられないほどの激痛が走った。そのままふらついて倒れそうになったところを、榊原に受け止められた。榊原の胸元に、顔を埋めてしまった。
「こんな時ぐらい、意地張るのやめたら?」
榊原はまた苦笑すると、吉良の腕を自分の肩に回す。この男に支えられないと、まともに歩けないなんて。悔しさで唇を噛んだ。
榊原に支えられ、半ば引きずられるような形で地下室を出る。階段を登り終わったその時、男の怒声が鼓膜をつんざいた。灰谷と清水だ。それに部下たちも引き連れている。不味い状況だ、なんてバカでもわかる。吉良は背筋が凍るような感覚に襲われた。
「んー、困ったなぁ。僕こういうの好きじゃないんだけど」
こんな危機的な状況でも焦り一つ見せない。状況を理解していないのか、病的なマイペースさを持ち合わせているのか。それとも、何か揺るぎない自信でもあるのだろうか。
榊原は吉良を壁にもたれさせながら、ゆっくりと床に下ろす。そして、腰のホルスターから拳銃を抜くと、吉良に手渡した。
「悪いけど、援護頼んでいいかな。右腕は無事でしょ?」
「え、あ……」
戸惑いながらも、トカレフを受け取る。ずっしりと重い。幸い、吉良は射撃能力には自信があった。スライドを引き、拳銃を構える。
「……いくよ」
榊原が腰のホルスターから特殊警棒を抜く。シャッという金属音とともに、重厚な警棒が伸びる。
組員たちが馬鹿みたいな怒声を上げながら、こちらに向かってくる。金属バッドやら鉄パイプやらを振り回して、榊原に襲いかかった。
激しく動き回るせいで、照準が定まらない。そうしているうちに1人の男が榊原の頭部をめがけて、鉄パイプを振り下ろす。
同時に引き金を引いた。銃弾が鉄パイプを握る腕を貫く。衝撃を受けて倒れ込む男の右脚に向けて、2発目を発射する。野太い呻き声をあげて、男がのたうち回る。
榊原がこちらを振り向く。口パクで何か言っていたが、聞き取れない。多分、ありがとうとかそんなものだろう。相変わらず余裕ぶっていて、少し腹が立った。
細い体をしているくせに、榊原は、丸太のような体格をしている男たちを圧倒していた。正直、自分の援護射撃は不要なんじゃないかと思う。
「吉良くん!!」
1人の男がこっちにナイフを向かって突進してきた。銃を構え直して、太ももを撃ち抜く。間一髪というところか。寸前のところで、男が床に転がる。何か叫んでいたが、言語になっていないようだ。
気がついたら、自分たちを取り囲んでいた男達はみな、床に倒れていた。一応、全員生きているようだ。
息を整えていると、救急車のサイレンが聞こえてきた。この男は本当に抜かりがない。
「よし、行こうか。お疲れ様」
また、榊原が吉良の腕を肩に回す。今度は素直に肩を借りることにした。別に絆されたわけではない。どうせ、まともに歩けやしない。強がるのも面倒くさかった。
出口まで歩くと、顰めっ面をした強面の男達に出迎えられた。捜査四課、本来の担当の刑事たちだ。
「派手にやったようですね。さすが公安だ」
「嫌味は後にしてもらえると助かります。怪我人がいるので」
こちらを睨みつける刑事を、榊原はさらりと交わす。ぐっと身体を持ち上げられ、ストレッチャーに寝かされた。
緊張の糸が途切れたのか、途端に倦怠感と全身の痛みに襲われた。安堵して、アドレナリンの分泌が止まったのかもしれない。
「……榊原さん」
言わないといけない。吉良は重い口を開いた。
「あの、迷惑かけてすみませんでした」
自分が意地を張って単独捜査を貫いたせいで、こんな惨状を引き起こしてしまった。それくらいの自覚はある。謝罪くらいはきっちりしておきたかった。筋は通したい。
「上司が部下を助けるのは当然だよ」
榊原が目尻を下げて笑う。
「次からはちゃんと頼ってくれるかな」
「……善処します」
視線を逸らして、そう言った。やはり、目を見て言うことはできなかった。まだどうしても多少は意地を張ってしまう。
榊原の華奢な手が、吉良の頭を撫でる。また犬みたいに扱われてるな、と思ったがそこまで腹は立たなかった。
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