ごめんなさい!太郎くん

まめだだ

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ベッドに押し倒されて、のし掛かってきた太郎くんのキスを受け止める。

身体が火照っていて背中で感じるシーツが生ぬるい。肌がぞわぞわする。でも寒くはない。変な感じ。

太郎くんの唇が下に降りていき、ねろりと首筋を舐められる。がじと鎖骨に歯を立てられて「あう!」と声が出た。太郎くんは獣のように歯と舌を使ってオレの上半身をなぶり、それからじゅうと乳首に吸いついた。


「ああ…っ!!」


びくっと身体が跳ねる。
太郎くんはじゅうじゅうと強く吸い上げると、起き上がった乳首を舌でくじり転がす。そして手を使わず頭だけ動かして、もう片方も同じように噛りついた。


「ああ、あんん…っ!」


その動きは本当に獣にのし掛かられているようで、はあはあと胸を喘がせながらどきどきしてしまう。左右どちらも真っ赤になって痛みを感じるくらいいじめられた後で、やさしくぺろぺろと舐められる。たまらない。熱い息が漏れる。


太郎くんはそれからオレの両足を左右に広げると、その真ん中でぷるぷると勃ち上がって震えるそれに目を細めた。視線だけでまたぴくんと固くなる。
舌舐りするような雰囲気だったのにそこには触れず、自分で足を抱えていろ、と太郎くんはオレに指示を出した。

勃起した雄も先程の洗浄でいじめられた穴もすべてさらけ出すような体勢。恥ずかしくて視線を落とすが、どうにもじりじり熱が上がる。


太郎くんはアナル用のローションを持ち出すとオレの熱くなった下肢にどろりと垂らした。「ひあっ」と鳴けば、喉でちいさく笑われる。

ぬるぬると穴の回りに塗り広げられ、やがて中指が一本埋め込まれる。


「んんっ、ん……」


ぬちぬちと中までローションを足され、いやらしい音がする。ぐるりと一周してから、呼吸と同じリズムで収縮するそこに二本目が挿入された。薬指だ。


「あっ、やっ、あ…っ!」


くちゅくちゅと馴染ませてから、太郎くんは手の平を上にして指でオレの弱いところを的確に叩いた。女のように上擦った声が漏れる。粘ついた音をさせながら繰り返し、次第に強く早く擦り上げてくる。


「あっ、あっ、やっ、あぁっ!だめ、太郎くん…っ、や、イっちゃう!中やだ、やっ、あ、ああぁぁっ!!」


足を抱える両腕に力が入り、びくびくっと大きく身体が弾んだ。衝撃で息をつめてしまい頭がぼうっとする。


「上手に中イキできたなあ?」

「んん…っ」


太郎くんはぬちっと音を立てて指を抜くと、先走りをだらだら垂らして萎えていないそこをそのまま爪の背で撫で上げた。それだけで腹筋がひくひくと引き攣れる。


「さて、と」


まだ足下ろすなよ、と言い置いてから、太郎くんはがちゃがちゃと音を立てて何やら物色している。

取り出したのは透明なガラス製の張型だった。
先端がつるりと丸く、歪なこけしのようなそれを見せつけるように、オレの腹の上で転がしながらローションを絡める。
ぬちゃりと糸を引きながら穴に押しつけられて。


「ん――っ!」


丸い先端が入口を押し広げて侵入してくる。たまらなくて胸を大きく反らして呻いた。

ぬぷりと飲み込めたと思いきや、すぐさまつるりと抜かれてしまう。そしてまた大きなものを押しつけられる。熟れた肉壁が透けて覗く。


「うんん、あっ、太郎くん…っ、これ、これ…っ」

「気持ちいいだろ?」


狭いところに押し入ってくる圧迫感は苦しいほどなのに、ガラスの滑らかさとローションのすべりで食い締めてもつるんと抜けてしまう。

入口が柔らかくとろけて抵抗も和らいだ頃には、太郎くんに向けて足を広げて、ぷちゅぷちゅとはしたない音をさせながら抜き差しされるのがたまらなくなっていた。


「あっ、あっ、あ――…!」


ぐりぐりと深く貫かれてぎゅっと締めつけるけれど、引っ掛かるものがなく中でちゅるちゅる動いてしまう。腸壁が痙攣しているのがわかってぶるりと腰を震わせた。力が入らない。


「尚人」

「太郎くん…っ」


ぷちゅんと張型が抜かれ、やっと足を下ろしていいと許可が出る。力みすぎて強張る両腕を太郎くんの背中に回して甘えた。


「あーあ、爪立てるから赤くなっちゃってるじゃん」


オレの太腿をさわさわと撫でた後、太郎くんは足の間に身体を進めて。


「いーれーてっ」

「んああァあっ!!」


ずぱん!とその剛直を勢いよく突き入れてきた。


「あっ!あっ、ああぁっ!やっ、とまって!太郎くん…っ!あー!!」


はじめからトップスピードでずぷずぷ突き上げられて声が止まらない。内側の気持ちいいところを攻めながら、さらに太郎くんはそれまで放ったらかしだった前に指を絡めて擦り上げてくる。

あっという間に白濁を吹き上げても容赦なく同じ動きを反復する。


「やっ、だめ、だめ!あー!あー!!」


悲鳴が、絶叫が、止まらない。
ひっひっとなんとか息をしながら、後頭部をシーツに押しつけ腰を逃がそうとするが、逞しい腕に引き戻されてしまう。

ぐちゃぐちゃに塗れた手で男の象徴をもみくちゃにされて、先端を指の腹で強く擦られたとき、ぷしゃあっと知らないものが勢いよく溢れ出た。
同時に中もびくびくっと痙攣して、冗談じゃなく、その瞬間オレは一度呼吸が止まった。


「あー、派手に吹いたなぁ」


一瞬後には大きく胸を喘がせて息を吹き返したが、目の裏がちかちかして視界が戻らない。けれど太郎くんはくつくつと笑いながらオレを穿つのを止めてくれなかった。


「もうやだ…っ、とまって、オレ死んじゃうっ!」

「まだ終わってないだろ?尚人は寝転がってるだけでいいから、もうちょっとケツ貸せよ。な?」


ひんひんぐすぐす泣くオレをキスで甘やかしながら、ひっくい声で鬼畜に笑いながら言われた。
太郎くん、まじで怖い。
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