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第10話*気持ちを伝える
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密着取材の次の日は、昼過ぎに部室へ。
部室に入った瞬間、壁にある『わじまおめでとう』のカラフルな文字が目に入ってきた。その文字は、折り紙で作られた赤い花に囲まれていた。そう、今日は『輪島優勝おめでとう会』の日だ。こないだ旅館で買った〝筋肉最強Tシャツ〟を渡す日。今は鞄に忍び込ませてある。
――はぁ、本当に渡すのドキドキだ。
「じゃあ、今日はいっぱいお菓子食べようぜ」
青木副部長はお菓子がたくさん入った大きな袋を逆さまにして、広げた白い折りたたみテーブルの上に全部出した。中谷はペットボトルのお茶やジュースを並べる。
明らかに小さいテーブルを、大きい男たちが囲んでいる、ぎっちぎちだ。
「なんか、このテーブル小さくね?」
「人がデカイんだ」
俺が言うと森部長が答えた。
多分、輪島の密着取材が放送されたら部員が増える予感がする。
三年になって俺が正式な部長になった時、大きめのテーブルを買おうか。部費で買っても大丈夫なのか?
それぞれ好きなペットボトルの飲み物を持った。俺はオレンジ味の炭酸を持つ。
森部長は咳払いをしてから、叫んだ。
「では、輪島の『秋の全国高校生筋肉バトル』、優勝を祝って、乾杯!」
「「乾杯!」」
――いいな、こういうの。
同じ目的の人が集まって、結果を出した人をみんなで祝う。こんな世界に関われるなんて。輪島のお陰で、世界も広がった。
それぞれチョコやスナック菓子を食べたりして、筋肉バトルの話で盛り上がる。
「中谷、俺たちも応援頑張ったよな!」
「ね、頑張ったよね!」
俺と中谷は旗作りの話で盛り上がる。
「なぁ、その旗、どうするんだ?」
青木副部長が話に割って入ってきた。
「矢萩くん、どうしよっか?」
「部室に飾っとくか? 歴代の校長みたく」
「ちなみに、俺のは誰が担当したんだ?」
「青木先輩のは、僕が担当したよ」
「じゃあ、それちょうだい!」
中谷は隅に置いてある袋から旗を出した。
俺の顔、縦幅二個分で横幅は、五か六個分ぐらい?の大きさの旗だ。それぞれ別々の色を背景に黒で囲んだ白文字の名前。
「青木先輩のは、この青いのだよ!」
中谷が棒の部分を持ち、旗をフリフリしながら青木副部長に渡した。
「ありがとな。筋肉部引退しても、ずっと、一生宝物にする」
「そういえば、先輩たちっていつ引退するんだ?」
「俺たちは、卒業までずっといるぞ」
「秋の全国高校生筋肉バトルが終わったら引退だって……」
「いや、まだ辞めない。辞めたくない!」
話をしていると「あの、僕もほしい、です」と、秦も言ってきた。
「はい、どうぞ。秦くんはピンク色ね」
「ありがとうございます」
秦は両手に旗を乗せ、ニコニコ嬉しそうにしている。
「森先輩は、緑です!」
「森だから緑か? ありがとな」
森部長は微笑みながら、旗をフリフリさせていた。
「輪島くんは、これね! 矢萩くんが作ったよ!」
「先輩の手作りか……はぁ、嬉しい」
輪島は両手で棒部分を持ち、目を細め、まるで愛おしいものをみるように、旗の文字をずっと見つめていた。
――輪島ならきっと、俺が選んだTシャツも、嫌な顔をしないで受け取ってくれるよな。
隅に置いてある鞄のところへ行き、Tシャツを出した。そして「輪島!」と名前を呼ぶ。
「なんだ?」
「輪島に、渡したいものがある」
わいわい盛り上がっている場所から離れて、輪島は俺のところに来た。
「……これ、輪島にプレゼント。俺とお揃いなんだけど」
Tシャツを両手で輪島に差し出した。
どんな反応をするんだろうか。
――あれ? 受け取らない。
輪島は胸に手を当てながら呼吸を荒くしている。
「輪島、大丈夫か?」
「だめだ、大胸筋が激しくなって苦しいし、泣きそう」
俺は他の部員たちの様子をチラ見した。相変わらず盛り上がっている。
「ちょっと話したいこともあるし、外に出ようか?」
輪島が頷くと、ふたりで外に出た。
校舎から出て、適当に歩いた。
輪島に渡すTシャツをぎゅっと抱きしめる。
「このTシャツな、筋肉バトルの日に泊まった旅館で買った。温泉上がってそのまま土産屋行ったから財布がなくて、これを買うために、一瞬だけ中谷からお金を借りたんだ……渡す日まで内緒にしていたくて、お金借りた理由言えなくて、ごめんな」
ずっと心の中に突っかかっていたものを吐きだした。輪島は持ったままの旗を見つめ何も言わない。
「怒ってる?」
俺は輪島の顔を下から覗き込んだ。
しばらく何も答えなかった輪島は、話し始めた。
「一回目は、指摘したい部分がありすぎて、ただ可愛いと思った……」
「……なんの話だ?」
「二回目は本音で気持ちを伝えたのに、返しがセリフそのままだったから、嫌だった」
「だから、何の話だよ?」
どうした輪島。俺じゃない他の奴とした話を勘違いしているのか?
「……俺たち付き合っているわけじゃないし作戦の話だ」
「な、なんで知ってるんだ?」
「先輩たちのコソコソ声が、旅館の休憩室から聞こえてきたから、部長とふたりで聞いていた」
「嘘だろ? 俺たちはかなり気をつけて小さな声で話をしていたはず」
「いや、結構声が大きかった……」
「マ!?」
――本当に聞かれていたなら、本気で恥ずかしいぞ。
作戦実行した一回目は、旅館の部屋で輪島たちが取材の話をしてた時だ。たしか取材で遊んでる姿も撮る的な話をしている時に「一緒に出かけるか?」って言っても「取材が……」と渋る輪島に対して「一緒に出かけるのも微妙だよな。別に、俺たち付き合っているわけじゃないし」って言った時だ。
二回目は……先輩が他の人からお金を借りるのは嫌だ的なことを輪島が言った時だ。うん、作戦を聞いていたんだったら、セリフそのまま返されるの、腹立つよな。輪島は本音で話していたのに。
「輪島、本当にあの時は、ごめん! これからは本当に、輪島が本音で話してくれた時も……いつも自分の言葉で気持ちを伝えるから!」
「もう大丈夫だ。お金借りた理由も今、聞いたしな」
――待って? あの時、話を聞いていたってことは?
「輪島と恋人になりたいって俺が思っていることも、知ったってことか?」
「あぁ、聞こえてた」
聞かれてた、気持ちを知られてた……。
「それについては、ど、どうなんだ? 俺とこ、恋人に……」
「なれない!」
やっと、ずっと言いたかった言葉を伝えられた。いつ言おうか、どんな言葉で気持ちを伝えようか。最近ずっと考えていた。言えた。正直、輪島なら受け入れてくれると思っていた。〝恋人になりたい〟が届けば、輪島と付き合えて、中谷たちのようになって、今よりも俺たちは深い仲になれると、思っていた――。
全部言う前に断られた……。
「せめて最後まで俺の話を聞けよ! 恋人にはなりたくないから、最後まで聞く程のことではないってことか?」
はっきりと振られた――。
もやもやもやもや……輪島の「なれない」のひと言が、俺の気持ちを底に落としていく。
「輪島が好きだ……好きなんだよ! 俺と付き合ってくれよ」
鼻水が出てくる。
目も涙でぼやけてきて、輪島が見えなくなってくる。
こんなぐしゃぐしゃな俺、輪島には見られたくない。俺は、輪島の前から逃げたくなって背を向けた。そして、走った。
輪島のいないところならどこでもいい、どこかへ――。
輪島が追いかけてきて、俺の手首が輪島の手に捕まった。立ち止まって振り返ると、輪島も泣きそうな様子だった。
「だって先輩、お姫様抱っこが――」
晴れていたのに曇りだして、空から小雨が降ってきた。
部室に入った瞬間、壁にある『わじまおめでとう』のカラフルな文字が目に入ってきた。その文字は、折り紙で作られた赤い花に囲まれていた。そう、今日は『輪島優勝おめでとう会』の日だ。こないだ旅館で買った〝筋肉最強Tシャツ〟を渡す日。今は鞄に忍び込ませてある。
――はぁ、本当に渡すのドキドキだ。
「じゃあ、今日はいっぱいお菓子食べようぜ」
青木副部長はお菓子がたくさん入った大きな袋を逆さまにして、広げた白い折りたたみテーブルの上に全部出した。中谷はペットボトルのお茶やジュースを並べる。
明らかに小さいテーブルを、大きい男たちが囲んでいる、ぎっちぎちだ。
「なんか、このテーブル小さくね?」
「人がデカイんだ」
俺が言うと森部長が答えた。
多分、輪島の密着取材が放送されたら部員が増える予感がする。
三年になって俺が正式な部長になった時、大きめのテーブルを買おうか。部費で買っても大丈夫なのか?
それぞれ好きなペットボトルの飲み物を持った。俺はオレンジ味の炭酸を持つ。
森部長は咳払いをしてから、叫んだ。
「では、輪島の『秋の全国高校生筋肉バトル』、優勝を祝って、乾杯!」
「「乾杯!」」
――いいな、こういうの。
同じ目的の人が集まって、結果を出した人をみんなで祝う。こんな世界に関われるなんて。輪島のお陰で、世界も広がった。
それぞれチョコやスナック菓子を食べたりして、筋肉バトルの話で盛り上がる。
「中谷、俺たちも応援頑張ったよな!」
「ね、頑張ったよね!」
俺と中谷は旗作りの話で盛り上がる。
「なぁ、その旗、どうするんだ?」
青木副部長が話に割って入ってきた。
「矢萩くん、どうしよっか?」
「部室に飾っとくか? 歴代の校長みたく」
「ちなみに、俺のは誰が担当したんだ?」
「青木先輩のは、僕が担当したよ」
「じゃあ、それちょうだい!」
中谷は隅に置いてある袋から旗を出した。
俺の顔、縦幅二個分で横幅は、五か六個分ぐらい?の大きさの旗だ。それぞれ別々の色を背景に黒で囲んだ白文字の名前。
「青木先輩のは、この青いのだよ!」
中谷が棒の部分を持ち、旗をフリフリしながら青木副部長に渡した。
「ありがとな。筋肉部引退しても、ずっと、一生宝物にする」
「そういえば、先輩たちっていつ引退するんだ?」
「俺たちは、卒業までずっといるぞ」
「秋の全国高校生筋肉バトルが終わったら引退だって……」
「いや、まだ辞めない。辞めたくない!」
話をしていると「あの、僕もほしい、です」と、秦も言ってきた。
「はい、どうぞ。秦くんはピンク色ね」
「ありがとうございます」
秦は両手に旗を乗せ、ニコニコ嬉しそうにしている。
「森先輩は、緑です!」
「森だから緑か? ありがとな」
森部長は微笑みながら、旗をフリフリさせていた。
「輪島くんは、これね! 矢萩くんが作ったよ!」
「先輩の手作りか……はぁ、嬉しい」
輪島は両手で棒部分を持ち、目を細め、まるで愛おしいものをみるように、旗の文字をずっと見つめていた。
――輪島ならきっと、俺が選んだTシャツも、嫌な顔をしないで受け取ってくれるよな。
隅に置いてある鞄のところへ行き、Tシャツを出した。そして「輪島!」と名前を呼ぶ。
「なんだ?」
「輪島に、渡したいものがある」
わいわい盛り上がっている場所から離れて、輪島は俺のところに来た。
「……これ、輪島にプレゼント。俺とお揃いなんだけど」
Tシャツを両手で輪島に差し出した。
どんな反応をするんだろうか。
――あれ? 受け取らない。
輪島は胸に手を当てながら呼吸を荒くしている。
「輪島、大丈夫か?」
「だめだ、大胸筋が激しくなって苦しいし、泣きそう」
俺は他の部員たちの様子をチラ見した。相変わらず盛り上がっている。
「ちょっと話したいこともあるし、外に出ようか?」
輪島が頷くと、ふたりで外に出た。
校舎から出て、適当に歩いた。
輪島に渡すTシャツをぎゅっと抱きしめる。
「このTシャツな、筋肉バトルの日に泊まった旅館で買った。温泉上がってそのまま土産屋行ったから財布がなくて、これを買うために、一瞬だけ中谷からお金を借りたんだ……渡す日まで内緒にしていたくて、お金借りた理由言えなくて、ごめんな」
ずっと心の中に突っかかっていたものを吐きだした。輪島は持ったままの旗を見つめ何も言わない。
「怒ってる?」
俺は輪島の顔を下から覗き込んだ。
しばらく何も答えなかった輪島は、話し始めた。
「一回目は、指摘したい部分がありすぎて、ただ可愛いと思った……」
「……なんの話だ?」
「二回目は本音で気持ちを伝えたのに、返しがセリフそのままだったから、嫌だった」
「だから、何の話だよ?」
どうした輪島。俺じゃない他の奴とした話を勘違いしているのか?
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「な、なんで知ってるんだ?」
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「嘘だろ? 俺たちはかなり気をつけて小さな声で話をしていたはず」
「いや、結構声が大きかった……」
「マ!?」
――本当に聞かれていたなら、本気で恥ずかしいぞ。
作戦実行した一回目は、旅館の部屋で輪島たちが取材の話をしてた時だ。たしか取材で遊んでる姿も撮る的な話をしている時に「一緒に出かけるか?」って言っても「取材が……」と渋る輪島に対して「一緒に出かけるのも微妙だよな。別に、俺たち付き合っているわけじゃないし」って言った時だ。
二回目は……先輩が他の人からお金を借りるのは嫌だ的なことを輪島が言った時だ。うん、作戦を聞いていたんだったら、セリフそのまま返されるの、腹立つよな。輪島は本音で話していたのに。
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「もう大丈夫だ。お金借りた理由も今、聞いたしな」
――待って? あの時、話を聞いていたってことは?
「輪島と恋人になりたいって俺が思っていることも、知ったってことか?」
「あぁ、聞こえてた」
聞かれてた、気持ちを知られてた……。
「それについては、ど、どうなんだ? 俺とこ、恋人に……」
「なれない!」
やっと、ずっと言いたかった言葉を伝えられた。いつ言おうか、どんな言葉で気持ちを伝えようか。最近ずっと考えていた。言えた。正直、輪島なら受け入れてくれると思っていた。〝恋人になりたい〟が届けば、輪島と付き合えて、中谷たちのようになって、今よりも俺たちは深い仲になれると、思っていた――。
全部言う前に断られた……。
「せめて最後まで俺の話を聞けよ! 恋人にはなりたくないから、最後まで聞く程のことではないってことか?」
はっきりと振られた――。
もやもやもやもや……輪島の「なれない」のひと言が、俺の気持ちを底に落としていく。
「輪島が好きだ……好きなんだよ! 俺と付き合ってくれよ」
鼻水が出てくる。
目も涙でぼやけてきて、輪島が見えなくなってくる。
こんなぐしゃぐしゃな俺、輪島には見られたくない。俺は、輪島の前から逃げたくなって背を向けた。そして、走った。
輪島のいないところならどこでもいい、どこかへ――。
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