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番外編:どこだこの部屋!?
15.魔人様は派手に情熱的✦︎
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ぐじゅ、とひどい音が聞こえた。
股の間に入り込んできたネージュが溢れてくる蜜を啜る。
忘れていないとばかりに陰核もぐりぐりと潰され、それでまた愛液がとろりと出ていく。
「ぁ、あ゙ッ!? ま、っで、ネージュざん、づよい、おねが、この体勢いや、だッ!?」
恥部を晒すかのように体を折り込まれ、脇の横まできている脚にネージュの足が絡みついている為に身動きが取れない。
「ネージュさん、足浮いてて、その……腰、ぅ゙う、動かしたぃ……あ゙ッあ゙うっ、ひゔぅッ」
動かれると厄介だとでも思われているのか、ガッチリ固めた上で恥部を舐め回したり、割れ目に舌を抜き差しをして――。
(どうして俺だけがこんな目に遭わないといけないんだい!?)
王子はあんなに甲斐甲斐しく、優しくしてもらっているのにと、子どもじみた感情で身が曇っていく。
じわりと涙が浮かんできて、思わず顔を手で覆い隠す。
「……レ、レイケネス? どうしたんだね」
「そう思うんなら離してやれよ、股関節外れるぞ」
痛かったのかと訊いてくるネージュに、王子が険のある言葉を吐く。分かってはいるが、口の悪いお子様だ。
「ネージュさんは馬鹿じゃない」
「俺に注意してる場合か?」
余裕あんのかなアレ……と傍の優しい恋人に訊いている声が聞こえる。
うるさいと怒鳴りたい気分になるが、ネージュさんの鼓膜の安全を守る為に息を吸う。
「本当に、退いてくれ。子どもの前で享楽に耽るのは無理だ」
学園要塞都市・ボステルク。
大勢の子どもが通い、暮らす土地で少し前まで暮らしていたのだから。
「ネージュさんはなんで気にならないんだ」
「君だけを見ているからだ。むしろ君は何故、あのような者を気に掛ける。私だけを見ていればいいではないか」
一度は考えてみたレイケネスだったが、ふっと息を零して笑う。
「悪いが、どうにも気になるんでね。それは難しそうだ」
とりあえず足を離してもらおうかと指で差すも、ネージュは離してくれそうにもなかった。
「足を痛めそうなんだ。ネージュさんは俺の体なんてどうでもいいのかな?」
などと冗談ぶってみると、ようやく解放された。
「意地悪を言わないでくれ。私は君を大切に想っている」
君は私の宝なのだと足や鼠蹊部を揉み解してくるネージュに「それはどうも」と息を吐く。
侵入者に関節技をキメるのは何時間でも出来るが、ネージュ相手だとそうもいかない。
色の違う肌が触れる感触や、なによりも鋭さのある美しい顔が近づくだけで息が乱れてしまうのだから。
「ネージュさん、俺がやるから寝転んでいてくれないかい」
「断る。君は君自身のことをおろそかにする悪癖があるからね」
さあ横になってくれたまえと目をキラキラとさせて言うネージュに、レイケネスはぐうと歯を噛み合わせる。
時折ネージュは子どものような顔をして見つめてくることがあるが、それがもう堪らなく可愛く思えるのだ。
ふぅと息を吐いて、両手を上げる。
すぐに下ろして腕を組み、レイケネスはしかめっ面を作った。
「分かったよ、ただ体を拘束してくるのは止めてくれ」
体を動かせなくなると苦しいからと言い、ネージュが承諾をするまでは押されても腹筋に力を入れて後ろに倒れないようにする。
「君がその方がいいと言うなら」
止めたい時は殴ってもいいし蹴ってもいいというネージュに、そういうわけにはいかないだろうと肩を竦めた。
「いいや、構わない。怒った君は毛を逆立てた子猫のように可愛いからね」
「もう少し鍛えることにするよ」
せめて成猫くらいには感じてもらえていると思っていたが、子猫だとは。
人の領域でも超えない限りはネージュに対等だと思ってもらえることはないということだろうか。
正規の軍人であるレウやエディスにも偶に守らなければいけない存在だと認識されていて、最年長としては些か恥ずかしい。
だが、ネージュとなるとそれが当然だと諦められる。
「さあ寝転びたまえ」
もう君の嫌がることはしないからと言い含めるように伝えてきたネージュに、レイケネスはベッドに手を突いてずり下がる。
寝転んだ途端に足を開こうとしてくるので手を叩いて止め、足は伸ばしたまま挿れてほしいと内股の上の方を持って言う。
「それだと浅くしか入らないと思うのだが……」
「おや、それのなにが問題なんだい?」
指示されているのは挿れて出すことだけだ。無駄に体力を使ったり技巧を凝らさなくていい。
「私はただ、君とのこういった行為はすべて大切にしたいだけなのだが」
そう説くと、ネージュは随分と可愛らしいことを言ってくれた。
「それは有り難いが、今回は結構だ。どんな奴が見ているか分かったものじゃないからな」
俺なんかはほとんど顔が知られていないからいいとして、ネージュさんの痴態をばら撒こうとしていたら大変だ。
まあ勿論、そんなことをしたら犯人ごともみ消してやるがと物騒なことを考えながら「手早く終わらせよう」と色気のない誘いを口にする。
股の間に入り込んできたネージュが溢れてくる蜜を啜る。
忘れていないとばかりに陰核もぐりぐりと潰され、それでまた愛液がとろりと出ていく。
「ぁ、あ゙ッ!? ま、っで、ネージュざん、づよい、おねが、この体勢いや、だッ!?」
恥部を晒すかのように体を折り込まれ、脇の横まできている脚にネージュの足が絡みついている為に身動きが取れない。
「ネージュさん、足浮いてて、その……腰、ぅ゙う、動かしたぃ……あ゙ッあ゙うっ、ひゔぅッ」
動かれると厄介だとでも思われているのか、ガッチリ固めた上で恥部を舐め回したり、割れ目に舌を抜き差しをして――。
(どうして俺だけがこんな目に遭わないといけないんだい!?)
王子はあんなに甲斐甲斐しく、優しくしてもらっているのにと、子どもじみた感情で身が曇っていく。
じわりと涙が浮かんできて、思わず顔を手で覆い隠す。
「……レ、レイケネス? どうしたんだね」
「そう思うんなら離してやれよ、股関節外れるぞ」
痛かったのかと訊いてくるネージュに、王子が険のある言葉を吐く。分かってはいるが、口の悪いお子様だ。
「ネージュさんは馬鹿じゃない」
「俺に注意してる場合か?」
余裕あんのかなアレ……と傍の優しい恋人に訊いている声が聞こえる。
うるさいと怒鳴りたい気分になるが、ネージュさんの鼓膜の安全を守る為に息を吸う。
「本当に、退いてくれ。子どもの前で享楽に耽るのは無理だ」
学園要塞都市・ボステルク。
大勢の子どもが通い、暮らす土地で少し前まで暮らしていたのだから。
「ネージュさんはなんで気にならないんだ」
「君だけを見ているからだ。むしろ君は何故、あのような者を気に掛ける。私だけを見ていればいいではないか」
一度は考えてみたレイケネスだったが、ふっと息を零して笑う。
「悪いが、どうにも気になるんでね。それは難しそうだ」
とりあえず足を離してもらおうかと指で差すも、ネージュは離してくれそうにもなかった。
「足を痛めそうなんだ。ネージュさんは俺の体なんてどうでもいいのかな?」
などと冗談ぶってみると、ようやく解放された。
「意地悪を言わないでくれ。私は君を大切に想っている」
君は私の宝なのだと足や鼠蹊部を揉み解してくるネージュに「それはどうも」と息を吐く。
侵入者に関節技をキメるのは何時間でも出来るが、ネージュ相手だとそうもいかない。
色の違う肌が触れる感触や、なによりも鋭さのある美しい顔が近づくだけで息が乱れてしまうのだから。
「ネージュさん、俺がやるから寝転んでいてくれないかい」
「断る。君は君自身のことをおろそかにする悪癖があるからね」
さあ横になってくれたまえと目をキラキラとさせて言うネージュに、レイケネスはぐうと歯を噛み合わせる。
時折ネージュは子どものような顔をして見つめてくることがあるが、それがもう堪らなく可愛く思えるのだ。
ふぅと息を吐いて、両手を上げる。
すぐに下ろして腕を組み、レイケネスはしかめっ面を作った。
「分かったよ、ただ体を拘束してくるのは止めてくれ」
体を動かせなくなると苦しいからと言い、ネージュが承諾をするまでは押されても腹筋に力を入れて後ろに倒れないようにする。
「君がその方がいいと言うなら」
止めたい時は殴ってもいいし蹴ってもいいというネージュに、そういうわけにはいかないだろうと肩を竦めた。
「いいや、構わない。怒った君は毛を逆立てた子猫のように可愛いからね」
「もう少し鍛えることにするよ」
せめて成猫くらいには感じてもらえていると思っていたが、子猫だとは。
人の領域でも超えない限りはネージュに対等だと思ってもらえることはないということだろうか。
正規の軍人であるレウやエディスにも偶に守らなければいけない存在だと認識されていて、最年長としては些か恥ずかしい。
だが、ネージュとなるとそれが当然だと諦められる。
「さあ寝転びたまえ」
もう君の嫌がることはしないからと言い含めるように伝えてきたネージュに、レイケネスはベッドに手を突いてずり下がる。
寝転んだ途端に足を開こうとしてくるので手を叩いて止め、足は伸ばしたまま挿れてほしいと内股の上の方を持って言う。
「それだと浅くしか入らないと思うのだが……」
「おや、それのなにが問題なんだい?」
指示されているのは挿れて出すことだけだ。無駄に体力を使ったり技巧を凝らさなくていい。
「私はただ、君とのこういった行為はすべて大切にしたいだけなのだが」
そう説くと、ネージュは随分と可愛らしいことを言ってくれた。
「それは有り難いが、今回は結構だ。どんな奴が見ているか分かったものじゃないからな」
俺なんかはほとんど顔が知られていないからいいとして、ネージュさんの痴態をばら撒こうとしていたら大変だ。
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