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番外編:どこだこの部屋!?
18.深く愛して✦︎
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足を跳ねさせて極めるレイケネスに構わず行われる暴虐。
「んっ、ぎうぅ……っ」
濁音混じりの嬌声に、ベッドが壊れるのではないかと心配になる程に激しいピストン運動。
柔く弾力のある尻に腰が押し付けられる度にむっちりと睾丸が押し付けられているのが見える。
えげつねぇな――……とレイケネスを哀れんでいたレウの腕にそっと手が回ってくる。
ん? と疑問に感じて見下ろすと、銀の旋毛がすぐ傍にあった。
「……大丈夫か」
声を掛けながら手を取り、肩に腕を回して抱き寄せると、怯えたようにくっついてくる。珍しい。
「レイケネス、苦しそう……」
助けてやってくれと頼まれそうになったレウはぎょっと目を見開いた。
いやそれは、と躊躇いを口にすると、エディスは前に回ってきて抱きついてくる。
「みんな、あんな感じなのか」
背に手を回すのを躊躇していると、小さく声が落とされた。
見上げる目が不安そうで、潤んでいるのを見たレウは手を背と後頭部に当てて抱きしめる。
(ネージュ、アイツ……)
もっと穏便にやれよと詰ってやりたいが、自分たちとは違うだけだ。
というか――……この後アンタもやるんだぞと、到底できそうにもないエディスの怯え方にレウは口の端を引き攣らせる。
爪先までピンと伸ばして達しているレイケネスと比べると、腕の中の存在はセックスという行為に慣れていない。
エディスがこう怯えることなど、ほとんどない。
豪胆な性格で戦闘中も常に率先して走っていくタイプだし、王宮での争いでも状況に応じて動く。
少しでも落ち着けるように頭を撫でていると、ベッドに行くようにと指示が出た。
どうしたものかとエディスに訊ねようとすると「レウは一緒なんだよな」と不安そうに視線を揺らす。
「当たり前だろ。他に誰とヤるつもりなんだ」
機械も魔物も許さないと言うと、エディスはそうだよなと笑って頬を胸にくっつけてきた。
「じゃあ大丈夫だ」
頑張れるといったところなのだろうが、レウは自嘲する。
(大丈夫なものかよ……アンタを苦しめるのは俺なのに)
行こうと自分の手を引いていくエディスの背を、レウはため息をつきながら見つめていた。
*** *** *** *** ***
「ふかっ、深いぃ……っ」
「こぉら、締め付けすぎだ」
緩めてくれと言っても、エディスはどう体の力を抜けばいいのか分からないようだった。
こんなに深いところまで挿れたのは、西部のホテルでした時が初めてだ。慣れるはずもない。
エディスは腹に熱い杭を打たれた気分なのだろう。
さらに入りこんでいくと、無理だと泣きながら腰を振る。その様があまりに艶めかしくて、レウは思わず舌なめずりをした。
「ぁっ、ゃ……あうっ!?」
こちゅん、と奥に亀頭が当たった。
小さく喘いだエディスの上で、レウは息を継ぐ。
息絶え絶えのエディスには申し訳ないが、狭くて熱いナカは非常に気持ちが良い。ヨすぎるくらいだ。
ふっと影が差し掛かり、視線を上げるとブルーグレーの目と視線が合わさる。
レイケネスは唇に人差し指を押し当てると、エディスの額を手で覆う。
「王子、大丈夫かい?」
熱に浮かされたように視界を上向けたエディスは目を潤ませ、レイケネスに手を伸ばした。
自分と同じ受け手であるレイケネスならこの苦しさを分かってくれるだろうと、助けを求めるように。
「今どのくらいの位置なんだ。王子、悪いが触らせてもらうよ」
「ひあぁ……っ」
だが、レイケネスは無情なことに腹を皮膚の上から探る。ぐ、ぐ、と一定間隔でどの辺りまで挿入されているのか確かめていく。
「レイケネスッ、やめてくれ……」
苦しいと呻くが、レイケネスの手は止まらない。
早く終わらせてやった方がいいとレウがここだなと手の平で押し潰すと、ぉ゙あっと潰れた声がエディスの喉から出た。
「エディス様、ここだ。この間挿れただろ。あそこが結腸だ」
「え……っ、や、無理っ、入んない」
「入っただろ。おい、もっと拡げろって」
まざまざと知らされた上に、ここまで入らないと駄目だと告げられたエディスの目から涙がじわっと出て許してと首を振る。
「レウ、随分苦しそうだけど……」
「この人、いつでも処女みたいな反応するんで。あんまり気にしないでもらっていいか」
下世話なことを言ったら、レイケネスに額を叩かれた。
「ふむ。この分だとお前の方は苦しいだろうな」
半分くらいしか挿入できていないではないかとネージュが言うと、エディスが「見るなよ!」と手足をバタつかせる。
「前って、もしかして西部でかな?」
「間抜けにも淫魔の魔法が掛けられた時か。再現してやってもいいが……」
「いらねえよ、そんなの」
エディスが乱雑に涙を手の甲で拭って、見上げてくる。
「レウ、挿れてくれ」
「そりゃそうしないと出れないけど、いいのか」
「お前が気持ち良いなら……いいんだよな?」
エディスが顔を動かし、一人離れたところで座っているネージュに訊ねる。
すると、彼は「レイケネスの胎ならば」と返してきた。
「あ……それもそっか」
それを聞いて眉を寄せたエディスが自分の腹を撫で、口を開こうとしたので手で塞ぐ。
「気持ちいいから、すごく」
「王子、好きな人となら気持ちがいいってことさ」
レイケネスがエディスの目の下を指の腹で撫でる。
左右に首を振ったエディスは、自嘲するような笑みを浮かべてレウを見上げてきた。
「んっ、ぎうぅ……っ」
濁音混じりの嬌声に、ベッドが壊れるのではないかと心配になる程に激しいピストン運動。
柔く弾力のある尻に腰が押し付けられる度にむっちりと睾丸が押し付けられているのが見える。
えげつねぇな――……とレイケネスを哀れんでいたレウの腕にそっと手が回ってくる。
ん? と疑問に感じて見下ろすと、銀の旋毛がすぐ傍にあった。
「……大丈夫か」
声を掛けながら手を取り、肩に腕を回して抱き寄せると、怯えたようにくっついてくる。珍しい。
「レイケネス、苦しそう……」
助けてやってくれと頼まれそうになったレウはぎょっと目を見開いた。
いやそれは、と躊躇いを口にすると、エディスは前に回ってきて抱きついてくる。
「みんな、あんな感じなのか」
背に手を回すのを躊躇していると、小さく声が落とされた。
見上げる目が不安そうで、潤んでいるのを見たレウは手を背と後頭部に当てて抱きしめる。
(ネージュ、アイツ……)
もっと穏便にやれよと詰ってやりたいが、自分たちとは違うだけだ。
というか――……この後アンタもやるんだぞと、到底できそうにもないエディスの怯え方にレウは口の端を引き攣らせる。
爪先までピンと伸ばして達しているレイケネスと比べると、腕の中の存在はセックスという行為に慣れていない。
エディスがこう怯えることなど、ほとんどない。
豪胆な性格で戦闘中も常に率先して走っていくタイプだし、王宮での争いでも状況に応じて動く。
少しでも落ち着けるように頭を撫でていると、ベッドに行くようにと指示が出た。
どうしたものかとエディスに訊ねようとすると「レウは一緒なんだよな」と不安そうに視線を揺らす。
「当たり前だろ。他に誰とヤるつもりなんだ」
機械も魔物も許さないと言うと、エディスはそうだよなと笑って頬を胸にくっつけてきた。
「じゃあ大丈夫だ」
頑張れるといったところなのだろうが、レウは自嘲する。
(大丈夫なものかよ……アンタを苦しめるのは俺なのに)
行こうと自分の手を引いていくエディスの背を、レウはため息をつきながら見つめていた。
*** *** *** *** ***
「ふかっ、深いぃ……っ」
「こぉら、締め付けすぎだ」
緩めてくれと言っても、エディスはどう体の力を抜けばいいのか分からないようだった。
こんなに深いところまで挿れたのは、西部のホテルでした時が初めてだ。慣れるはずもない。
エディスは腹に熱い杭を打たれた気分なのだろう。
さらに入りこんでいくと、無理だと泣きながら腰を振る。その様があまりに艶めかしくて、レウは思わず舌なめずりをした。
「ぁっ、ゃ……あうっ!?」
こちゅん、と奥に亀頭が当たった。
小さく喘いだエディスの上で、レウは息を継ぐ。
息絶え絶えのエディスには申し訳ないが、狭くて熱いナカは非常に気持ちが良い。ヨすぎるくらいだ。
ふっと影が差し掛かり、視線を上げるとブルーグレーの目と視線が合わさる。
レイケネスは唇に人差し指を押し当てると、エディスの額を手で覆う。
「王子、大丈夫かい?」
熱に浮かされたように視界を上向けたエディスは目を潤ませ、レイケネスに手を伸ばした。
自分と同じ受け手であるレイケネスならこの苦しさを分かってくれるだろうと、助けを求めるように。
「今どのくらいの位置なんだ。王子、悪いが触らせてもらうよ」
「ひあぁ……っ」
だが、レイケネスは無情なことに腹を皮膚の上から探る。ぐ、ぐ、と一定間隔でどの辺りまで挿入されているのか確かめていく。
「レイケネスッ、やめてくれ……」
苦しいと呻くが、レイケネスの手は止まらない。
早く終わらせてやった方がいいとレウがここだなと手の平で押し潰すと、ぉ゙あっと潰れた声がエディスの喉から出た。
「エディス様、ここだ。この間挿れただろ。あそこが結腸だ」
「え……っ、や、無理っ、入んない」
「入っただろ。おい、もっと拡げろって」
まざまざと知らされた上に、ここまで入らないと駄目だと告げられたエディスの目から涙がじわっと出て許してと首を振る。
「レウ、随分苦しそうだけど……」
「この人、いつでも処女みたいな反応するんで。あんまり気にしないでもらっていいか」
下世話なことを言ったら、レイケネスに額を叩かれた。
「ふむ。この分だとお前の方は苦しいだろうな」
半分くらいしか挿入できていないではないかとネージュが言うと、エディスが「見るなよ!」と手足をバタつかせる。
「前って、もしかして西部でかな?」
「間抜けにも淫魔の魔法が掛けられた時か。再現してやってもいいが……」
「いらねえよ、そんなの」
エディスが乱雑に涙を手の甲で拭って、見上げてくる。
「レウ、挿れてくれ」
「そりゃそうしないと出れないけど、いいのか」
「お前が気持ち良いなら……いいんだよな?」
エディスが顔を動かし、一人離れたところで座っているネージュに訊ねる。
すると、彼は「レイケネスの胎ならば」と返してきた。
「あ……それもそっか」
それを聞いて眉を寄せたエディスが自分の腹を撫で、口を開こうとしたので手で塞ぐ。
「気持ちいいから、すごく」
「王子、好きな人となら気持ちがいいってことさ」
レイケネスがエディスの目の下を指の腹で撫でる。
左右に首を振ったエディスは、自嘲するような笑みを浮かべてレウを見上げてきた。
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