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水理編
6.皆で乗っかれば
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浅い眠りから何度も起こされたエディスは寝床を離れ、話し相手を求めて外に出てきた。そこで、夜食を摂っている男たちを見付けて――「なあ、今どの辺りか分かるか」と声を掛けに行った。
大口を開けた男の手から落ちそうになるパンを勿体ないぞと指差しながら、床に胡坐を掻く。顔を見てから視線を下げて直座りしているのを認め、また顔に戻る。
「ん? どうしたよ」
視線が交差し、エディスは「お前は初めて会う奴か」と得心したように言って手を差し出す。
「不便させて悪ぃが、しばらく頼む」
手を握って頭を下げると、放心した様子だった船員は目配せをした。――コイツが本当にうちの領主なのかと疑う目だ。
「エディスだ。ドールさんには世話になってる」
親玉の名前が出てきて、ならと肩の強張りがほんの僅かに解ける。
「アンタはあのお貴族様と違うのか」
「レウに関しちゃ悪いと思ってる。ここに来るまで色々あってな……って、それもアンタらにゃ関係ねえんだけどよ」
すまんと膝に手を置いて頭を下げるエディスに、皆気まずそうに口ごもる。まさかこうも素直に謝られるとは思っていなかったのだろう。
「……な、なにしてるの?」
その沈黙を破ったのは怯えたように震える声だった。エディスが振り返り、明るい調子で声を掛ける。
「おー、リキッド!」
お前もこっち来いよと手を振ると、リキッドは「……や、やだよ。なんで?」と怖気づいたように背をのけ反らせた。
だが、エディスの周りに酔い潰れた船員が気まずそうにしている者だけでなく、気持ち良さそうに肩を組んで体を揺らしていたり、寝転がっているのを見るとため息を吐く。
一人素面のエディスが「よお」と片手を上げて笑いかけると、リキッドは眉尻を上げ「よおじゃないよ!」と叫ぶ。
「こんなの、君の従者に見られたらお説教じゃないかなあ!?」
「そんなことより座れって」
「っていうか、この状況をリスティーに見られたら全員頭冷ませって海に落とされちゃうよ!」
なんで酔い潰したんだよと頭を抱えるリキッドに、いいから座れってと床を指差す。ふくれっ面のままリキッドが座ると、エディスは顔を寄せて耳打ちしてくる。
「あれ、どうだった」
「……ああ、そう。その話が聞きたくて僕を捜してたってわけ」
君には呆れるよと言われたエディスは、そう言うなってと肩を無理矢理組む。
「お堅いのがいると話もできねえだろ~……アイツ、俺のこと聖女様かなんかだと思ってんだぞ!?」
「神官服、それはもうよくお似合いだったって聞きましたけど」
写真にして売ればよかったんじゃないかなあと嫌味を口にするリキッドのこめかみに拳を押し当てて捻ると、呻く。
「んで、どうなんだよ。まさか安く買いたたかれたから言えねえんじゃねえだろうなあ」
「も~~っ、その顔と似合わない話し方やめてよ!」
視覚情報と合わないんだよと叫ぶリキッドに、周りはガハハと笑い声を立てる。
「なんだ、面白い奴じゃねえか!」
「お高く留まってるよりいいじゃねえか」
こうじゃねえとと言う男の手からツマミのチーズを奪って齧ったエディスは、「俺ぁ奴隷市出身なんだよ」と顎を上げた。ハイデの所で叩きこまれた行儀作法を忘れたわけではないが、使う気になれないのだ。
「はあ……絶対リスティーに怒られる」
「リキッド、テメエは縮こまりすぎなんだよ! 小心者!」
呑めば忘れられる! と酒瓶を掲げる男たちの背を誰かが蹴った。ぶふうと吹きだす男に、周りはうわきったねえ! と避ける。
なんだよと叫んで振り返ろうとする男の肩に膝を、頭には腕をのせたリスティーが「あたしがなんだって?」と青筋を立てた顔を見せると、男はうわっと悲鳴を上げて逃げ出そうとする。
リスティーに首を羽交い締めにされ、降参だと腕を叩く。それを見て囃し立てる男どもに肩を抱かれながら、エディスは大口を開けて笑った。
「う~わぁ、やっぱり……少佐ぁ、レウの奴が見たら怒りますよ」
ぶすりと口を一文字にしたエディスは、なんだよと言いながら視線を上げる。
「アイザック、お前までそんなこと言うのかよ」
「あー、また喧嘩したんですね!」
うわあご機嫌取りが大変だと笑いながら、周りに手で掲げることで謝って場所を詰めてもらったアイザックが座る。どうやら別の所で馳走になっていたらしい彼の手には塩漬けにされた肉と豆が入った皿があった。
「拗ねてる場合じゃないでしょ。愛人ほったらかして……」
そりゃああもなるわよと、ため息を吐きながらリキッドとの間に座ってきたリスティーとは逆の方に顔を向ける。お子さまと小言を食らうのが分かり切っているからだ。
「リキッド、アンタも報告は終わったわけ?」
まさかまだなんじゃないでしょうねと睨むリスティーに、リキッドはごめんと顔を俯ける。
「なにしてんのよ」
人がちゃんと仕事してんのにと目尻を上げる彼女に、ひえっと言って手を顔の前まで上げた。ううぅと唸り声を上げるリキッドに、エディスが教えろってと投げかけると、分かったよと首を項垂れる。
「すっごいよ、思ってた以上の高値で売れました」
リスティーの後ろに手をついて近づいてくるリキッドに寄ると、耳打ちされた。その金額の高さに目を輝かせて見ると、うんうんと頷かれる。
「すげえじゃねえか!」
その調子でじゃんじゃん高値で売れよとリキッドの手を握ると、「それ悪役の台詞だよお~~っ」と涙目になった。
「おい、なにやってんだ」
歯でな音を立てて扉を開けたレウがずかずかと大股で入ってくる。不機嫌さを隠そうともしない奴の様子に、酒が入っていい心地になっていた船員も興ざめしていくのが肌で感じられた。
「あら、起きてきたの」
声を掛けたリスティーの方を見もせず「うるさくて寝れやしねえよ」と落ちている酒瓶を足の爪先で蹴る。
「テメエ、その態度はなんだ」
エディスが走った声にレウは弾かれたかのようにこちらを見てきた。それから、居心地悪そうに視線をうろつかせてから口を開く。
「……あの、」
「俺の名前覚えてねえのか、お前は」
長い付き合いになんのに悲しいぜと手を返したエディスに、レウはぐぅっと喉を鳴らす。
「それは……俺なりに、考えてることがあってだな」
「名前呼ぶのに考えることってなんだよ」
ぱくと口が開いて、また閉じる。視線を横に逸らしたレウが首に手を当てて眉を寄せるのを見たエディスは、ため息を吐いた。
「だんまりかよ」
もういいと手を振ったエディスは、ごろりと横になった。アイザックの膝の上に頭をのせて猫のように丸まって眠る姿勢を取ると、レウから声がぶつけられる。
「うるせえ、指図すんな」
「コイツ頑固だから、こうなったらしばらくは無理なんじゃない」
あなたの方がよく知ってるでしょとリスティーに諭されたレウは部屋を出ていく。エディスはリスティーに言われたからってすぐに出てくなよ! と苛立ちを感じたが、また戻ってきた。
「兄ちゃん、また来たのか……」
「今日は諦めろって」
もう囃し立てる気持ちもないのか、心配するように声を掛ける者に「すぐに出ていく」と冷ややかな声で言い返す。エディスの後ろに膝をついた気配がしたかと思えば、毛布が掛けられた。
「アイザック。様子見て、寝たら部屋に連れて来い」
「ここ寒いもんね。分かった」
だってと背中を撫でられたエディスは毛布を頭から被って余計に丸まる。
「少佐、俺の足が痺れない程度でお願いしますね~」
痺れても貸してくれる人なんてレウしかいないでしょと笑われても、エディスは答えなかった。
大口を開けた男の手から落ちそうになるパンを勿体ないぞと指差しながら、床に胡坐を掻く。顔を見てから視線を下げて直座りしているのを認め、また顔に戻る。
「ん? どうしたよ」
視線が交差し、エディスは「お前は初めて会う奴か」と得心したように言って手を差し出す。
「不便させて悪ぃが、しばらく頼む」
手を握って頭を下げると、放心した様子だった船員は目配せをした。――コイツが本当にうちの領主なのかと疑う目だ。
「エディスだ。ドールさんには世話になってる」
親玉の名前が出てきて、ならと肩の強張りがほんの僅かに解ける。
「アンタはあのお貴族様と違うのか」
「レウに関しちゃ悪いと思ってる。ここに来るまで色々あってな……って、それもアンタらにゃ関係ねえんだけどよ」
すまんと膝に手を置いて頭を下げるエディスに、皆気まずそうに口ごもる。まさかこうも素直に謝られるとは思っていなかったのだろう。
「……な、なにしてるの?」
その沈黙を破ったのは怯えたように震える声だった。エディスが振り返り、明るい調子で声を掛ける。
「おー、リキッド!」
お前もこっち来いよと手を振ると、リキッドは「……や、やだよ。なんで?」と怖気づいたように背をのけ反らせた。
だが、エディスの周りに酔い潰れた船員が気まずそうにしている者だけでなく、気持ち良さそうに肩を組んで体を揺らしていたり、寝転がっているのを見るとため息を吐く。
一人素面のエディスが「よお」と片手を上げて笑いかけると、リキッドは眉尻を上げ「よおじゃないよ!」と叫ぶ。
「こんなの、君の従者に見られたらお説教じゃないかなあ!?」
「そんなことより座れって」
「っていうか、この状況をリスティーに見られたら全員頭冷ませって海に落とされちゃうよ!」
なんで酔い潰したんだよと頭を抱えるリキッドに、いいから座れってと床を指差す。ふくれっ面のままリキッドが座ると、エディスは顔を寄せて耳打ちしてくる。
「あれ、どうだった」
「……ああ、そう。その話が聞きたくて僕を捜してたってわけ」
君には呆れるよと言われたエディスは、そう言うなってと肩を無理矢理組む。
「お堅いのがいると話もできねえだろ~……アイツ、俺のこと聖女様かなんかだと思ってんだぞ!?」
「神官服、それはもうよくお似合いだったって聞きましたけど」
写真にして売ればよかったんじゃないかなあと嫌味を口にするリキッドのこめかみに拳を押し当てて捻ると、呻く。
「んで、どうなんだよ。まさか安く買いたたかれたから言えねえんじゃねえだろうなあ」
「も~~っ、その顔と似合わない話し方やめてよ!」
視覚情報と合わないんだよと叫ぶリキッドに、周りはガハハと笑い声を立てる。
「なんだ、面白い奴じゃねえか!」
「お高く留まってるよりいいじゃねえか」
こうじゃねえとと言う男の手からツマミのチーズを奪って齧ったエディスは、「俺ぁ奴隷市出身なんだよ」と顎を上げた。ハイデの所で叩きこまれた行儀作法を忘れたわけではないが、使う気になれないのだ。
「はあ……絶対リスティーに怒られる」
「リキッド、テメエは縮こまりすぎなんだよ! 小心者!」
呑めば忘れられる! と酒瓶を掲げる男たちの背を誰かが蹴った。ぶふうと吹きだす男に、周りはうわきったねえ! と避ける。
なんだよと叫んで振り返ろうとする男の肩に膝を、頭には腕をのせたリスティーが「あたしがなんだって?」と青筋を立てた顔を見せると、男はうわっと悲鳴を上げて逃げ出そうとする。
リスティーに首を羽交い締めにされ、降参だと腕を叩く。それを見て囃し立てる男どもに肩を抱かれながら、エディスは大口を開けて笑った。
「う~わぁ、やっぱり……少佐ぁ、レウの奴が見たら怒りますよ」
ぶすりと口を一文字にしたエディスは、なんだよと言いながら視線を上げる。
「アイザック、お前までそんなこと言うのかよ」
「あー、また喧嘩したんですね!」
うわあご機嫌取りが大変だと笑いながら、周りに手で掲げることで謝って場所を詰めてもらったアイザックが座る。どうやら別の所で馳走になっていたらしい彼の手には塩漬けにされた肉と豆が入った皿があった。
「拗ねてる場合じゃないでしょ。愛人ほったらかして……」
そりゃああもなるわよと、ため息を吐きながらリキッドとの間に座ってきたリスティーとは逆の方に顔を向ける。お子さまと小言を食らうのが分かり切っているからだ。
「リキッド、アンタも報告は終わったわけ?」
まさかまだなんじゃないでしょうねと睨むリスティーに、リキッドはごめんと顔を俯ける。
「なにしてんのよ」
人がちゃんと仕事してんのにと目尻を上げる彼女に、ひえっと言って手を顔の前まで上げた。ううぅと唸り声を上げるリキッドに、エディスが教えろってと投げかけると、分かったよと首を項垂れる。
「すっごいよ、思ってた以上の高値で売れました」
リスティーの後ろに手をついて近づいてくるリキッドに寄ると、耳打ちされた。その金額の高さに目を輝かせて見ると、うんうんと頷かれる。
「すげえじゃねえか!」
その調子でじゃんじゃん高値で売れよとリキッドの手を握ると、「それ悪役の台詞だよお~~っ」と涙目になった。
「おい、なにやってんだ」
歯でな音を立てて扉を開けたレウがずかずかと大股で入ってくる。不機嫌さを隠そうともしない奴の様子に、酒が入っていい心地になっていた船員も興ざめしていくのが肌で感じられた。
「あら、起きてきたの」
声を掛けたリスティーの方を見もせず「うるさくて寝れやしねえよ」と落ちている酒瓶を足の爪先で蹴る。
「テメエ、その態度はなんだ」
エディスが走った声にレウは弾かれたかのようにこちらを見てきた。それから、居心地悪そうに視線をうろつかせてから口を開く。
「……あの、」
「俺の名前覚えてねえのか、お前は」
長い付き合いになんのに悲しいぜと手を返したエディスに、レウはぐぅっと喉を鳴らす。
「それは……俺なりに、考えてることがあってだな」
「名前呼ぶのに考えることってなんだよ」
ぱくと口が開いて、また閉じる。視線を横に逸らしたレウが首に手を当てて眉を寄せるのを見たエディスは、ため息を吐いた。
「だんまりかよ」
もういいと手を振ったエディスは、ごろりと横になった。アイザックの膝の上に頭をのせて猫のように丸まって眠る姿勢を取ると、レウから声がぶつけられる。
「うるせえ、指図すんな」
「コイツ頑固だから、こうなったらしばらくは無理なんじゃない」
あなたの方がよく知ってるでしょとリスティーに諭されたレウは部屋を出ていく。エディスはリスティーに言われたからってすぐに出てくなよ! と苛立ちを感じたが、また戻ってきた。
「兄ちゃん、また来たのか……」
「今日は諦めろって」
もう囃し立てる気持ちもないのか、心配するように声を掛ける者に「すぐに出ていく」と冷ややかな声で言い返す。エディスの後ろに膝をついた気配がしたかと思えば、毛布が掛けられた。
「アイザック。様子見て、寝たら部屋に連れて来い」
「ここ寒いもんね。分かった」
だってと背中を撫でられたエディスは毛布を頭から被って余計に丸まる。
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