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デート編
8.俺は尻派✦︎
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※軽い性描写あり。素股のみで挿入なし。
ベッドに寝転がっているエディス様の足に、粘度の高い液体を擦りつける。
なにを使うかの話になった時に、この人の方からこういうものかと魔法で出してきたものだ。申し分ない粘度だし、原材料もこの人の魔力で安心安全だったので有り難く使わせてもらっている。
しかし、こうして全体を濡らすとますます見え辛くなってないようにしか見えない。思わず口に出したら、気にしてるんだがと青筋を立てたこの人に毛を何本か引きちぎられたので……もう言わないが。
腰の下に枕を差し込んでから足を持ち上げると、エディス様が顔を強張らせる。
組み敷いているような状態なので大丈夫かと訊くと、気にしすぎだと腕をぽんと叩かれた。
しっとりとした太ももの感触は正直、今までで一番だ。
瑞々しくて、肌の荒れや乾燥は全く感じさせないし毛のもやつきもないし、ついでにクリームなんかをべたべたに塗って作られた不快感もない。
普段見ているのが軍人なので相対的に細く見えるが、適度に筋肉がついているのがまたいい。
「レウ……お前、ほんっとーに足が好きなんだな」
「え? あ、すみません」
見すぎていたのか、エディス様から声を掛けられた。焦って下を見ると、目が細まっていて呆れられている。
「リスティーとアーマーなら、アーマーが好きって言うタイプだろ」
「そういうアンタはフレイアムって言いそうだな」
出るところが出たフレイアムと小鹿のようにスリムなバスティスグラン妹なら、俺の好みは後者だ。
「まあお前も巨乳っていえばそうだしな。リスティーといい勝負しそうだ」
「男の胸筋と比べたらフレイアムが怒るぞ……」
胴体の幅のせいだろと言うと、エディス様はわははと明るい笑い声を出す。
「なあ、顔は? 可愛い系と綺麗系どっちが好きなんだ」
俺は可愛い方が好きと言われ、系統の違う愛人に向かってよく言えるな……と思う。というか本当にフレイアムとは友人程度の付き合いなんだろうなと疑わしくなってくる。
正妻になってもいいだなんて言うくらいだし、フレイアムもこの人に気がある素振りをするので、俺が気に掛けるのも仕方ないだろ。
「綺麗系だけど」
先に答えを出すと、エディス様はへえ~としたり顔で笑った。
仏頂面というか、精巧な人形のように澄ました顔ばかりしそうな風貌に見えるのだが、実際こうして話してみると、この人はころころと表情を変える。
「アンタは、どっちでもあるからいいんだけどな」
姿形はお綺麗だが、中身は可愛い。
そう思って伝えると、長いまつ毛に囲まれた目が瞬く。口が「へ?」と動き、ゆっくりと片方の眉が下がる。
「俺は、自分の顔に興味がないからな……」
「生き物全般の美醜に、だろ」
流石に周囲の人間が美形揃いだってことにくらいは気づいているだろう。
けれど、それだけだ。顔が整っているから、胸が大きいから、スタイルがいいからで重用することはない。ただ実力だけが加味されている。
「俺だってアンタの顔ばっか見てるわけじゃない」
ちゃんと中身だって好きだ。
最初こそ気高い軍人の気質と芯の強さに惚れ込んだが、触れれば触れる程内側の繊細さに気づいて――とにかく、こんなにも守ってやりたいと思う存在はこの人だけだ。
それは、俺よりも強いと分かっていて尚。
「……緊張は解れたか」
「そこそこな」と笑うエディス様は、面倒を掛けているとでも思っているのだろう。
今にも謝罪の言葉を出そうとしている口を塞いで、膝を持つ。足の狭間に擦りつけると、艶やかな声が聞こえてきた。
冷たくて、ぬるぬるしていて不思議な感触だ。襞のないつるりとした皮膚に擦りつけているだけなのにたまらなく気持ちがいい。腰のグラインドを深くすると互いの裏筋が擦れてたまらない気持ちにさせられる。
だが、「レウ、やっぱりこの格好は」と肩に手を当てられたので今日はもう止めにした方がいいかと体を離そうとする。
だが、そうじゃないと首を振られた。
「一方的に奉仕されるのは性に合わない。俺が一般庶民の感覚を忘れられないのはお前も知ってるだろ」
メイドに浴場で囲まれて逃げ込んでくるくらいだしなと言い返しそうになって、ただ頷くだけに留める。
二人して体を起こし、胡座を掻いた足の上にエディス様が乗っかかってきた。
ぎゅうと抱きしめあうと、ようやく安堵したように息を漏らす。互いの体や性器を擦りつけあって、深く口づけて――たったそれだけで充足感に駆られた。
ベッドに寝転がっているエディス様の足に、粘度の高い液体を擦りつける。
なにを使うかの話になった時に、この人の方からこういうものかと魔法で出してきたものだ。申し分ない粘度だし、原材料もこの人の魔力で安心安全だったので有り難く使わせてもらっている。
しかし、こうして全体を濡らすとますます見え辛くなってないようにしか見えない。思わず口に出したら、気にしてるんだがと青筋を立てたこの人に毛を何本か引きちぎられたので……もう言わないが。
腰の下に枕を差し込んでから足を持ち上げると、エディス様が顔を強張らせる。
組み敷いているような状態なので大丈夫かと訊くと、気にしすぎだと腕をぽんと叩かれた。
しっとりとした太ももの感触は正直、今までで一番だ。
瑞々しくて、肌の荒れや乾燥は全く感じさせないし毛のもやつきもないし、ついでにクリームなんかをべたべたに塗って作られた不快感もない。
普段見ているのが軍人なので相対的に細く見えるが、適度に筋肉がついているのがまたいい。
「レウ……お前、ほんっとーに足が好きなんだな」
「え? あ、すみません」
見すぎていたのか、エディス様から声を掛けられた。焦って下を見ると、目が細まっていて呆れられている。
「リスティーとアーマーなら、アーマーが好きって言うタイプだろ」
「そういうアンタはフレイアムって言いそうだな」
出るところが出たフレイアムと小鹿のようにスリムなバスティスグラン妹なら、俺の好みは後者だ。
「まあお前も巨乳っていえばそうだしな。リスティーといい勝負しそうだ」
「男の胸筋と比べたらフレイアムが怒るぞ……」
胴体の幅のせいだろと言うと、エディス様はわははと明るい笑い声を出す。
「なあ、顔は? 可愛い系と綺麗系どっちが好きなんだ」
俺は可愛い方が好きと言われ、系統の違う愛人に向かってよく言えるな……と思う。というか本当にフレイアムとは友人程度の付き合いなんだろうなと疑わしくなってくる。
正妻になってもいいだなんて言うくらいだし、フレイアムもこの人に気がある素振りをするので、俺が気に掛けるのも仕方ないだろ。
「綺麗系だけど」
先に答えを出すと、エディス様はへえ~としたり顔で笑った。
仏頂面というか、精巧な人形のように澄ました顔ばかりしそうな風貌に見えるのだが、実際こうして話してみると、この人はころころと表情を変える。
「アンタは、どっちでもあるからいいんだけどな」
姿形はお綺麗だが、中身は可愛い。
そう思って伝えると、長いまつ毛に囲まれた目が瞬く。口が「へ?」と動き、ゆっくりと片方の眉が下がる。
「俺は、自分の顔に興味がないからな……」
「生き物全般の美醜に、だろ」
流石に周囲の人間が美形揃いだってことにくらいは気づいているだろう。
けれど、それだけだ。顔が整っているから、胸が大きいから、スタイルがいいからで重用することはない。ただ実力だけが加味されている。
「俺だってアンタの顔ばっか見てるわけじゃない」
ちゃんと中身だって好きだ。
最初こそ気高い軍人の気質と芯の強さに惚れ込んだが、触れれば触れる程内側の繊細さに気づいて――とにかく、こんなにも守ってやりたいと思う存在はこの人だけだ。
それは、俺よりも強いと分かっていて尚。
「……緊張は解れたか」
「そこそこな」と笑うエディス様は、面倒を掛けているとでも思っているのだろう。
今にも謝罪の言葉を出そうとしている口を塞いで、膝を持つ。足の狭間に擦りつけると、艶やかな声が聞こえてきた。
冷たくて、ぬるぬるしていて不思議な感触だ。襞のないつるりとした皮膚に擦りつけているだけなのにたまらなく気持ちがいい。腰のグラインドを深くすると互いの裏筋が擦れてたまらない気持ちにさせられる。
だが、「レウ、やっぱりこの格好は」と肩に手を当てられたので今日はもう止めにした方がいいかと体を離そうとする。
だが、そうじゃないと首を振られた。
「一方的に奉仕されるのは性に合わない。俺が一般庶民の感覚を忘れられないのはお前も知ってるだろ」
メイドに浴場で囲まれて逃げ込んでくるくらいだしなと言い返しそうになって、ただ頷くだけに留める。
二人して体を起こし、胡座を掻いた足の上にエディス様が乗っかかってきた。
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