【第2部完結】悪役王女の跡継ぎはバッドエンドですか?

結月てでぃ

文字の大きさ
223 / 274
奴隷編

8.慈しまれてきたものが壊れていく✦︎

しおりを挟む
※注意書き※
性描写あり(無理矢理、髪コキ、亀頭責め、放尿、尿道責め)

 ぼた、と床に白いものが落ちた。

 それはエディスの前髪から落ちて顔まで汚してしまう。
 頭に精液を掛けられたのだと気づいたエディスは涙を堪える為に口を引き結ぶ。

「顔と狭さだけは合格といったところだな」

 だが、長い髪を掴まれて感想を述べているクレマの性器がそれで拭われると、叫び声を上げてひったくった。
 だが、クレマは「もう少し出そうだ」などと言ってきて、エディスの目の前で自分の性器を扱く。そして今度は顔に精液を掛けて嗤う。

 母親の影を感じて疎ましく思うこともあった。
 だが、綺麗だと、伸ばしたままでいてほしいとレウが笑って褒めてくれた髪をエディスは大切にしようと思えてきたところだったのだ。

 手の中の髪は少しではあるものの、ぬちゃりと白濁がまとわりつき、絡まっていた。
 こんな風に、雑巾のように扱われるなどと思っていなかったエディスは放心する。

 こぽ、と喉元に上がってきた胃液を飲み込もうと苦心する。
 押さえようとすればする程こぽこぽと音が鳴り、エディスを苦しめた。

「ひゅ、は、はあーー……ゔ、え゙ほ……っ」

 上手く息を継ぐことすら難しい。
 胸を押さえ、えずきながらもエディスはなんとか懸命に逃げようと床を這った。だが、腰の上に触腕がのしかかってきて止められてしまう。

「諦めの悪い……どうしてそう、虐められたがるのだね」

 クレマは取り出した手袋の口に息を吹きかけて広げてから手を入れる。

 手を離したパンッという音にエディスは顔を上げた。
 革のように見える手袋に首を傾げると、視線に気づいたクレマがいやらしい笑みを浮かべる。

「これはヒューマルの舌で作ったのだ」

「ヒューマル……?」

 西部地域で出現するヒョウに似た魔物だ。
 なんでわざわざその舌で手袋を作ったんだ? と困惑するエディスに見せつけるように手が突き出された。

「ネコ科の動物の舌にはトゲがあるのでね」

 チューブから絞り出された透明な液体が手のひらに落ち、擦って全体に塗り付けられていく。
 見せつけられていたエディスの目の前で行われる行為の意図が掴めず、首を傾げそうになっていた。

 その時――ぷじゅ、という音を立てて手袋がエディスの局部、亀頭に押し付けられた。

「――ヒッ!?」

 悲鳴を上げたが始め、トゲのある手袋に性器が包みこまれてしまった。

「い、ゃあああッ、いた、いたぁ……う、あッ、い゙だいッ!」

 液体のぬめりがあるとはいえ、ザリザリとした表面に擦りあげられると痛みと痒み、熱さが発する。
 鈴口のあたりを撫でられると高い悲鳴が口から出ていき、腰が跳ねた。

「やめ、やめて……っ、こわれ、こわれちゃ」

「おや? なにがだね」

 顎を掴まれ、口づけられそうになったエディスは体を捻って逃げようとする。
 だが、にじゅっという濁った音が下から聞こえてきて、大きく目を見開いた。

「ぃ゙あああッ、あ゙ッ、あぎ、」

 棒を掴んだクレマに容赦なく亀頭を手のひらで擦られると、エディスは体を大きく跳ねさせる。
 あまりの苦楽に、頭の奥がじんわりと痛んでくる。

「あ、あ、あゔ~~~~~……っ」

 ぷしゃっと音がして、視線の定まらないエディスは背を壁に凭れ掛けさせた。
 だらしなく開かれた足の間、絶え間なく刺激を与えられ続けたペニスからぢょろぢょろと小水が流れ出してくる。

「ふむ、締まりのない尿道だな」

 クレマはそれを冷淡に見下ろし、ではと口の片端を引き攣らせた。

「塞いでしまおう」

 ひゅ――っとエディスの口から息が出る。
 なにを言われたのか認識した頭は、逃げることを体に伝達した。だが、後ろから触腕が伸びてきて手足を雁字搦めにされてしまう。

「や、やめ……ッ」

 青ざめたエディスに、手袋を付け替えたクレマが近寄ってくる。
 彼の手には細長い金属製の棒が握られていた。ふるふると首を弱弱しく振ると、クレマはふっと鼻で嗤う。

「おやおや、先刻までの強気な態度はどうしたんだね」

 ゼリーをたっぷりと塗りつけ、くたりと萎れているエディスの性器を握ったクレマは喉奥で笑っている。
 その楽し気な様に、エディスは自分の身に起こる危険度を悟った。

「あ、ひぃ……っ、な、なに」

 くちくちと鈴口を銀色の棒で弄られる。その棒は玉が連なって凹凸した形状をしていた。

 先程クレマは塞ぐと言っていた。
 まさかと気色ばむエディスの目の前で、棒が小さな穴の中に潜り込む。

「ぃやっ、やめ、やめろ……っ!やめろって、そんなの、入るわけ」

 ふ、っと息がクレマの口から洩れ出て、エディスの耳朶をくすぐった。
 後ろから抱えられている怖気さを感じて身じろごうとするが、傷がつくぞと言われて体を硬くする。 

「いれんなっ、無理ッ、無理だって!」

 だが、ただ見ているだけなどできそうになく声を上げて制止を促す。
 こんな行為など、エディスは知らない。知りたくもなかった。

「ぃた、いたぁ……っ、抜け、抜けって!抜けよぉ……ッ」

 カリカリと引っ掻くが、短く切り揃えた爪では跡すらつかない。
 痛みもない抵抗に、クレマは「もっと奥をお望みか」とずるっと尿道プラグを押し込んだ。

「んぎぃッ、あ、はへ……は、はい、ぁ、」

 ズルズルと尿道を擦られる感触に、エディスは体を震わせて目に涙を滲ませる。
 痛くてたまらないはずなのに、なにかが塗りこめられているのかピリピリとした脆弱な感覚が小さな穴を支配し始めていた。

「ふぐっ、ぁ、あは……っ、はゔううぅ……」

 プラグの先が到達してはいけないところまで辿り着いてしまったのだろうか。
 行き止まりを小突かれたエディスは、痛みなのか快感なのか分からない感覚に口を開ける。

 たらりと垂れたよだれがクレマの手に落ちた。
 その手がくるりと下向けられて、まるでなにかを掬い上げるような動作で先へと進もうとする。

「い゙あぁ……、やべてぇえ」

 これ以上先はまずいと感じ取った体が危険信号を知らせてきた。
 止まってと念じても、口にしてもクレマの手は止まらず、ついに入り込まれる。強い快感をエディスは歯を噛み締めて堪えた。ぐぅっと呻く。

 クレマの片手が膝の上を通って、股の間に手が滑りこんでくる。自分と同じくらいのぬるさと細長い手に触られたところが気持ち悪い。

「ぁ゙!? んんぅ……ぁ、ぁあ……」

 足の狭間、つるりとした股の間を指が辿る。
 なにかを探している様子だった指がぐりっと押し込められた途端、エディスはがくりと上半身を前に倒した。
 前と正面から前立腺を挟み撃ちにされれば、経験の乏しい初心者は耐えようがない。

「こんなところまで開発されている淫らな体、男の慰み者にならないはずがないだろう!」

「あ゙、うぅ~~~~ッ、あぐっ」

 小刻みにプラグを揺らして尿道からゆっくり刺激し、指でぐりゅぐりゅと大胆に押し潰す。
 性拷問を得意とする男の手技に、エディスは太刀打ちできなかった。

 一気にプラグを引き抜かれ、ぐりぃっと強く会陰に親指を押されて捩じりこめられると、ぷしぷしと潮を噴いた。
 羞恥に見ていられなくなって顔を両手で隠すと、見ろと鈴口を指で広げられる。

「精液どころか潮ばかり噴きおって、この性奴隷が」

「ちがうっ、違うぅ!」

「違わないだろう、この淫乱め」

 男なら精液を出せと、足を広げられたエディスの精液が溜まった玉を指で抓んで揺さぶった。
 性知識の乏しいエディスの頭は喚き立てられる淫猥な言葉の数々に困惑し、誤作動を起こしてしまう。

「あ、あ、あぅ……」

 とろりと勢いなく垂れた精液を見たクレマは興奮し、エディスの体を前に押し倒した。
 高く上げさせた尻を撫でつけ、手のひらで打つ。

「ぃたっ、あっ、ああっ、も、揉むなあ……っ」

 頭にスカートがのっかかってきて、冷ややかな感触がする。何度も出した潮のせいだろう。
 しかし、曝け出された尻がすうすうと風を通す方が気にかかった。

「ヒッ、どこ触って……!」

 後孔を触られたエディスが恐怖に顔を引き攣らせると、クレマはおかしいなと首を傾ぐ。

「王子には経験がおありでは?」

 ぐるりと視界がひっくり返り、触手に捕らわれた足が開かれる。
 クレマの前にさらけ出された後孔に即効性の媚薬がたっぷりと掛けられると、エディスは悲鳴を上げた。

「やだ、やだああぁっ、たすけて、レウッ、レウ……ッ!」

 無意識の内に従騎士の名を呼んでいたことに気が付き、慌てて口を塞ぐ。
 だが、クレマはフンと笑い飛ばした。

「うるさい、初物ではないことなど分かり切っている」

 鼻を押し付けてきたクレマに、これは男の孕み穴だと言われたエディスの目から涙が零れていく。
しおりを挟む
感想 8

あなたにおすすめの小説

番を拒み続けるΩと、執着を隠しきれないαが同じ学園で再会したら逃げ場がなくなった話 ――優等生αの過保護な束縛は恋か支配か

雪兎
BL
第二性が存在する世界。 Ωであることを隠し、平穏な学園生活を送ろうと決めていた転校生・湊。 しかし入学初日、彼の前に現れたのは―― 幼い頃に「番になろう」と言ってきた幼馴染のα・蓮だった。 成績優秀、容姿端麗、生徒から絶大な信頼を集める完璧なα。 だが湊だけが知っている。 彼が異常なほど執着深いことを。 「大丈夫、全部管理してあげる」 「君が困らないようにしてるだけだよ」 座席、時間割、交友関係、体調管理。 いつの間にか整えられていく環境。 逃げ場のない距離。 番を拒みたいΩと、手放す気のないα。 これは保護か、それとも束縛か。 閉じた学園の中で、二人の関係は静かに歪み始める――。

腐男子♥異世界転生

よしの こひな
BL
ある日、腐男子で新卒サラリーマン・伊丹トキヤの自室にトラックが突っ込む。 目覚めたトキヤがそこで目にしたのは、彼が長年追い続けていたBL小説の世界――。しかも、なんとトキヤは彼が最推しするスパダリ攻め『黒の騎士』ことアルチュール・ド・シルエットの文武のライバルであり、恋のライバルでもあるサブキャラの「当て馬」セレスタン・ギレヌ・コルベールに転生してしまっていた。 トキヤは、「すぐそばで推しの2人を愛でられる!」と思っていたのに、次々と原作とは異なる展開が……。 ※なろうさん、Caitaさん、PIXIVさんでも掲載しています。

魔王に飼われる勇者

たみしげ
BL
BLすけべ小説です。 敵の屋敷に攻め込んだ勇者が逆に捕まって淫紋を刻まれて飼われる話です。

邪神の祭壇へ無垢な筋肉を生贄として捧ぐ

BL
鍛えられた肉体、高潔な魂―― それは選ばれし“供物”の条件。 山奥の男子校「平坂学園」で、新任教師・高尾雄一は静かに歪み始める。 見えない視線、執着する生徒、触れられる肉体。 誇り高き男は、何に屈し、何に縋るのか。 心と肉体が削がれていく“儀式”が、いま始まる。

冤罪で堕とされた最強騎士、狂信的な男たちに包囲される

マンスーン
BL
​王国最強の聖騎士団長から一転、冤罪で生存率0%の懲罰部隊へと叩き落とされたレオン。 泥にまみれてもなお気高く、圧倒的な強さを振るう彼に、狂った執着を抱く男たちが集結する。

身代わりにされた少年は、冷徹騎士に溺愛される

秋津むぎ
BL
第13回BL大賞奨励賞頂きました! 最終17位でした!応援ありがとうございます! あらすじ 魔力がなく、義母達に疎まれながらも必死に生きる少年アシェ。 ある日、義兄が騎士団長ヴァルドの徽章を盗んだ罪をアシェに押し付け、身代わりにされてしまう。 死を覚悟した彼の姿を見て、冷徹な騎士ヴァルドは――? 傷ついた少年と騎士の、温かい溺愛物語。

妖精です、囲われてます

うあゆ
BL
僕は妖精 森で気ままに暮らしていました。 ふと気づいたら人間に囲まれてました。 でもこの人間のそばはとても心地いいし、森に帰るタイミング見つからないなぁ、なんて思いながらダラダラ暮らしてます。 __________ 妖精の前だけはドロ甘の冷徹公爵×引きこもり妖精 なんやかんやお互い幸せに暮らします。

劣等アルファは最強王子から逃げられない

BL
リュシアン・ティレルはアルファだが、オメガのフェロモンに気持ち悪くなる欠陥品のアルファ。そのことを周囲に隠しながら生活しているため、異母弟のオメガであるライモントに手ひどい態度をとってしまい、世間からの評判は悪い。 ある日、気分の悪さに逃げ込んだ先で、ひとりの王子につかまる・・・という話です。

処理中です...