241 / 274
胡蝶編
6.能力者は地に帰らない
しおりを挟む
「それで、ローラ元帥殺人事件の犯人は一体誰なんだ?」
エディスが問いかけると、ジェネアスはこほんと咳ばらいをした。キリッとした顔でエディスの方へ体を傾けて目線を合わせた後で、正面のトリエランディアに頷いてみせる。
「電子の妖精、ストロベリィ・シュガーレット。彼女で間違いないッス」
「ストロベリィさん……って、君が好きな子だったよね?」
だが、対するトリエランディアはふわふわとした返しだった。
資料にも書いてあったけどと不思議そうにするトリエランディアに、ジェネアスはそッスね~と頷く。
「元帥のとこから逃げ出して、ブラッドんとこ行った裏切り者ッス」
裏切者って、と好きな子に対する言葉とは思えないことを言ったことにも驚いた。だが、その前にーー「いっ、生きてたのか!?」と、最初に気になったことを口にする。
良かったなあとジェネアスの手を握ろうとしたエディスに、彼は「残念でしたッス~」と言って、向こうから握ってくる。
「やったのは彼女の発明品なんスよ」
ちゃ~んと停止してるッスよと笑うジェネアスに、エディスは段々と項垂れてしまう。
「……え、あ……そう、なのか」
「エディスやさし~い、大好き」
ありがとッス、と言って手を離すジェネアスに、エディスは泣きそうになって眉を寄せた。だが、ジェネアスに視線を送られたレウが名前を呼んで肩を抱く。凭れ掛けさせられたエディスは、チラリとジェネアスを見る。
「まっ、機械の詳細ははぶきま~す。みぃんな聞いても分かんないでしょうしぃ」
エディスなら説明したら分かるかもしんないけど! と言うジェネアスに、飛踊が片眉を上げた。
「おや、王子は機械にも詳しいのか」
「い~や、全然。昔アンドロイドを一緒に作らせてもらったけど、ほとんど軍兵器開発部の人たちが作ってくれたし」
本気で勉強したら分かるようになんのかなと、親指と人差し指でVの字を作って顎に押し当てる。唸るエディスに、ジェネアスがまたも驚いたことを言う。
「シュウ・ブラッドにでも教えてもらえばいいんじゃないスか」
アイツの十八番ッスよね。あまりにもあっけらかんとしている彼に、エディスは違和感を覚える。ジェネアスはブラッド家を恨んでいたはずだ。なのに、どうしてこんなにも飄々としていられるのか。元帥の事件を追うまでに一体なにがあったのかと、エディスは考えを巡らせた。
「その……ストロベリィがローラ元帥を手に掛けなきゃいけない理由ってなんなんだ?」
裏切ったと言ったし、エディスは当時の軍内部での状況を知らない。だが、ローラ元帥は民衆派で通っていた人で、自ら率先して国土を巡り安全に徹していたはずだ。
「ああ、それは……う~ん。エディスも、分かってるんじゃないッスかね」
認めたくないだけでと言うジェネアスに、ますます不可解になっていく。どういうことかと訊ねようとしたエディスに「思ったことなかったッスか?」とジェネアスが顔を向けてくる。
「なんで国王たちを助けなかったのかって」
未来を見る能力。この国で初めて人々から認知された力だ。最初に現れた未来視の能力者は、様々な予言を国王に行って国の危機を何度も乗り越えたのだという。なのにーー彼女は。
「考えたことはある」
だが、それはエディスにとって最悪の考えだった。
「ローラ様の能力は失われていってたのか?」
「そうみたいッスよ。晩年はそれはもう、酷い間違えばかりだったって」
未来視の能力者は五十年も生きられないんス。そうジェネアスは語った。
「最期、処刑されてる人もいるんスよ。それくらい致命的な衰えがくる」
「だから助言しなかったのか。自分の予言が外れて、親父たちが不利にならないように」
素直に口にすると、大将は言われるだろうと諦めた風に「そうだね」と頷く。
「エディスくんは能力者がどうやって死ぬか知っているかな」
訊かれ、首を振る。能力者の知り合いが少なく、その誰もが存命だ。軍内部でもあまり接触したことがない。
「二通りあってね、一つは肉体の死。彼らの肉体は衰えることはないし、能力を持たない人よりも頑丈だ」
そうだったのかとエディスは驚いた。それから、世間から言わせれば自分がとっておき丈夫な分類だと気づく。
「けれど、彼らも体の五割か八割を喪えば、体の崩壊は免れない」
その割合はどんな生物だって難しいと思う。だが、目の前の軍人は冗談で言っているわけではないようだ。口を噤む。
「二つ目は、能力の死。彼らの中にいる神様の死と言い換えてもいいかもしれないね」
「ローラ元帥は二つ目の死を味わっていたのか……」
俯きがちになったレウが悔しげに言い、唇を噛みしめる。だが、エディスは毅然と顎を上げてトリエランディアの目の奥を覗こうとした。
「ローラ元帥の遺言を預かっているんです」
目が揺らいだ。じんと体が震える程の衝撃を感じた大将は僅かに体を前に倒して、テーブルに手を突いた。
「ど、どういうことだい? 遺言を、君が?」
「ハイデの屋敷で会っているんです。俺たち」
その時にメモを手渡されましたと言うと、トリエランディアは唇を震わせ「ローラは、なんと……?」と訊いてくる。
「私は必ず還ってくると書かれていました。元帥は、いつかトリエランディア大将と会った時に伝えてほしいと」
口の中で言葉を呟いたトリエランディアは、ジェネアスに視線を送る。
「元帥は俺が入隊するまでに自分はもういないと言っていました。ですが、実際には俺が入隊した後に亡くなられたと聞きました」
「エディス様、魔法試験で最高得点を取って賞を貰ったんですよね?」
直接じゃないけどピンバッヂや賞状を貰いますよねと訊くレウに頷きを返す。
「元帥の名前が書かれていた。偽装文書でなければ元帥は生きていたはずだ」
「入隊の式典にはおられなかったんですか」
「エディスくんが入隊した年は僕が代理を務めたんだよ。ローラは北部に関する予言が本当か確かめに行っていたからね」
北部!? とエディスたちは顔を見合わせる。それがトリドット家に関することかと訊くも否定された。
「伝説のドラゴンが目覚める。そういう予言だったんだよ」
残念ながら外れたようなんだけどと目を閉じて落胆するトリエランディアに、レウが「えっ」と口にする。一気に視線を集めた彼は狼狽え「いえ、なんでも」とトリエランディアに気遣う。
「言えよ、大将も気にするだろ」
「いや……その、兄貴が言ってたなと」
「オウルが?」
「そっちじゃなくて。二番目の兄貴の方」
二番目というとと、エディスはイーザックの言葉を思い出そうとする。確かこう言っていた。
「軍の海司令で司令官をっていう……?」
「そうです、海軍に所属している方です」と肯定したレウが大将の方を見て「シルク様が亡くなる二月前だったと思います。ツゥーヅ湾の辺りで発見したそうです」と言う。
「伝説のドラゴンの手綱を取ることができる、乗竜者を」
トリエランディアは呆気に取られた顔をして、手のひらで覆い隠す。「困ったな」と小さく雫した言葉に、飛踊がなにがかと訊ねた。
「期間は違うけどね、予言の内容だけは全て当たっているんだよ。能力の消滅だとは思えない」
ジェネアス、とトリエランディアは硬い声色を出す。
「もう一度訊く。本当にローラは亡くなったのかな……」
「恐らくは、多分。そうだと思うッス」
「忽然と姿を消して、なのに”還ってくる”なんて。もう一度捜索をしても」
「無理ッス! 僕、説明したッスよね。ちゃんと報告書にも書いたはずなんですけど」
亡くなってますよと冷酷無比に言い切ったジェネアスの肩を掴み、言い方があるんじゃないかと諭そうとする。だが、彼は「現実見なきゃ駄目ッス」と譲らない。
「死んだ人が帰ってくるなんてこと、本の世界でしか起こらねえんスから」
ズキッと胸が強く痛んだ。エディスも望んでいる。向日葵のように明るいーー彼女の笑顔が見れるなら、もう一度守らせてほしいと何度願ったことか。叶わぬ幻想で、冒涜であると知りながら。
「大将、エディスの言っていることが本当でも元帥自身は戻ってこないッス」
それじゃあ僕はこれでと立ち上がろうとしたジェネアスに、トリエランディアが待ったをかける。
「しつこいッスよ、なんスかーー」
「そうじゃなくて。ごはん食べよう」と誘われたジェネアスは、大人しく腰を下ろす。ばつの悪そうな顔になって頭を掻き「ごめんなさい」と口にした。トリエランディアは首を振り、大らかな心で受け入れる。
「いいんだよ、僕を心配してくれてるんだから」
優しい子だねと寂しげに笑うトリエランディアの隣にいた飛踊が立ち上がった。
「どこに行くの?」
「手伝うと言ったであろうが。温め直してくるぞ」
足音を立てず、静かにキッチンまで歩いていく飛踊の後を追ってトリエランディアが立ち上がる。長い流砂色の髪を高い位置で結いながら「待っててね」とこちらに笑いかけてから、歩いていった。
エディスが問いかけると、ジェネアスはこほんと咳ばらいをした。キリッとした顔でエディスの方へ体を傾けて目線を合わせた後で、正面のトリエランディアに頷いてみせる。
「電子の妖精、ストロベリィ・シュガーレット。彼女で間違いないッス」
「ストロベリィさん……って、君が好きな子だったよね?」
だが、対するトリエランディアはふわふわとした返しだった。
資料にも書いてあったけどと不思議そうにするトリエランディアに、ジェネアスはそッスね~と頷く。
「元帥のとこから逃げ出して、ブラッドんとこ行った裏切り者ッス」
裏切者って、と好きな子に対する言葉とは思えないことを言ったことにも驚いた。だが、その前にーー「いっ、生きてたのか!?」と、最初に気になったことを口にする。
良かったなあとジェネアスの手を握ろうとしたエディスに、彼は「残念でしたッス~」と言って、向こうから握ってくる。
「やったのは彼女の発明品なんスよ」
ちゃ~んと停止してるッスよと笑うジェネアスに、エディスは段々と項垂れてしまう。
「……え、あ……そう、なのか」
「エディスやさし~い、大好き」
ありがとッス、と言って手を離すジェネアスに、エディスは泣きそうになって眉を寄せた。だが、ジェネアスに視線を送られたレウが名前を呼んで肩を抱く。凭れ掛けさせられたエディスは、チラリとジェネアスを見る。
「まっ、機械の詳細ははぶきま~す。みぃんな聞いても分かんないでしょうしぃ」
エディスなら説明したら分かるかもしんないけど! と言うジェネアスに、飛踊が片眉を上げた。
「おや、王子は機械にも詳しいのか」
「い~や、全然。昔アンドロイドを一緒に作らせてもらったけど、ほとんど軍兵器開発部の人たちが作ってくれたし」
本気で勉強したら分かるようになんのかなと、親指と人差し指でVの字を作って顎に押し当てる。唸るエディスに、ジェネアスがまたも驚いたことを言う。
「シュウ・ブラッドにでも教えてもらえばいいんじゃないスか」
アイツの十八番ッスよね。あまりにもあっけらかんとしている彼に、エディスは違和感を覚える。ジェネアスはブラッド家を恨んでいたはずだ。なのに、どうしてこんなにも飄々としていられるのか。元帥の事件を追うまでに一体なにがあったのかと、エディスは考えを巡らせた。
「その……ストロベリィがローラ元帥を手に掛けなきゃいけない理由ってなんなんだ?」
裏切ったと言ったし、エディスは当時の軍内部での状況を知らない。だが、ローラ元帥は民衆派で通っていた人で、自ら率先して国土を巡り安全に徹していたはずだ。
「ああ、それは……う~ん。エディスも、分かってるんじゃないッスかね」
認めたくないだけでと言うジェネアスに、ますます不可解になっていく。どういうことかと訊ねようとしたエディスに「思ったことなかったッスか?」とジェネアスが顔を向けてくる。
「なんで国王たちを助けなかったのかって」
未来を見る能力。この国で初めて人々から認知された力だ。最初に現れた未来視の能力者は、様々な予言を国王に行って国の危機を何度も乗り越えたのだという。なのにーー彼女は。
「考えたことはある」
だが、それはエディスにとって最悪の考えだった。
「ローラ様の能力は失われていってたのか?」
「そうみたいッスよ。晩年はそれはもう、酷い間違えばかりだったって」
未来視の能力者は五十年も生きられないんス。そうジェネアスは語った。
「最期、処刑されてる人もいるんスよ。それくらい致命的な衰えがくる」
「だから助言しなかったのか。自分の予言が外れて、親父たちが不利にならないように」
素直に口にすると、大将は言われるだろうと諦めた風に「そうだね」と頷く。
「エディスくんは能力者がどうやって死ぬか知っているかな」
訊かれ、首を振る。能力者の知り合いが少なく、その誰もが存命だ。軍内部でもあまり接触したことがない。
「二通りあってね、一つは肉体の死。彼らの肉体は衰えることはないし、能力を持たない人よりも頑丈だ」
そうだったのかとエディスは驚いた。それから、世間から言わせれば自分がとっておき丈夫な分類だと気づく。
「けれど、彼らも体の五割か八割を喪えば、体の崩壊は免れない」
その割合はどんな生物だって難しいと思う。だが、目の前の軍人は冗談で言っているわけではないようだ。口を噤む。
「二つ目は、能力の死。彼らの中にいる神様の死と言い換えてもいいかもしれないね」
「ローラ元帥は二つ目の死を味わっていたのか……」
俯きがちになったレウが悔しげに言い、唇を噛みしめる。だが、エディスは毅然と顎を上げてトリエランディアの目の奥を覗こうとした。
「ローラ元帥の遺言を預かっているんです」
目が揺らいだ。じんと体が震える程の衝撃を感じた大将は僅かに体を前に倒して、テーブルに手を突いた。
「ど、どういうことだい? 遺言を、君が?」
「ハイデの屋敷で会っているんです。俺たち」
その時にメモを手渡されましたと言うと、トリエランディアは唇を震わせ「ローラは、なんと……?」と訊いてくる。
「私は必ず還ってくると書かれていました。元帥は、いつかトリエランディア大将と会った時に伝えてほしいと」
口の中で言葉を呟いたトリエランディアは、ジェネアスに視線を送る。
「元帥は俺が入隊するまでに自分はもういないと言っていました。ですが、実際には俺が入隊した後に亡くなられたと聞きました」
「エディス様、魔法試験で最高得点を取って賞を貰ったんですよね?」
直接じゃないけどピンバッヂや賞状を貰いますよねと訊くレウに頷きを返す。
「元帥の名前が書かれていた。偽装文書でなければ元帥は生きていたはずだ」
「入隊の式典にはおられなかったんですか」
「エディスくんが入隊した年は僕が代理を務めたんだよ。ローラは北部に関する予言が本当か確かめに行っていたからね」
北部!? とエディスたちは顔を見合わせる。それがトリドット家に関することかと訊くも否定された。
「伝説のドラゴンが目覚める。そういう予言だったんだよ」
残念ながら外れたようなんだけどと目を閉じて落胆するトリエランディアに、レウが「えっ」と口にする。一気に視線を集めた彼は狼狽え「いえ、なんでも」とトリエランディアに気遣う。
「言えよ、大将も気にするだろ」
「いや……その、兄貴が言ってたなと」
「オウルが?」
「そっちじゃなくて。二番目の兄貴の方」
二番目というとと、エディスはイーザックの言葉を思い出そうとする。確かこう言っていた。
「軍の海司令で司令官をっていう……?」
「そうです、海軍に所属している方です」と肯定したレウが大将の方を見て「シルク様が亡くなる二月前だったと思います。ツゥーヅ湾の辺りで発見したそうです」と言う。
「伝説のドラゴンの手綱を取ることができる、乗竜者を」
トリエランディアは呆気に取られた顔をして、手のひらで覆い隠す。「困ったな」と小さく雫した言葉に、飛踊がなにがかと訊ねた。
「期間は違うけどね、予言の内容だけは全て当たっているんだよ。能力の消滅だとは思えない」
ジェネアス、とトリエランディアは硬い声色を出す。
「もう一度訊く。本当にローラは亡くなったのかな……」
「恐らくは、多分。そうだと思うッス」
「忽然と姿を消して、なのに”還ってくる”なんて。もう一度捜索をしても」
「無理ッス! 僕、説明したッスよね。ちゃんと報告書にも書いたはずなんですけど」
亡くなってますよと冷酷無比に言い切ったジェネアスの肩を掴み、言い方があるんじゃないかと諭そうとする。だが、彼は「現実見なきゃ駄目ッス」と譲らない。
「死んだ人が帰ってくるなんてこと、本の世界でしか起こらねえんスから」
ズキッと胸が強く痛んだ。エディスも望んでいる。向日葵のように明るいーー彼女の笑顔が見れるなら、もう一度守らせてほしいと何度願ったことか。叶わぬ幻想で、冒涜であると知りながら。
「大将、エディスの言っていることが本当でも元帥自身は戻ってこないッス」
それじゃあ僕はこれでと立ち上がろうとしたジェネアスに、トリエランディアが待ったをかける。
「しつこいッスよ、なんスかーー」
「そうじゃなくて。ごはん食べよう」と誘われたジェネアスは、大人しく腰を下ろす。ばつの悪そうな顔になって頭を掻き「ごめんなさい」と口にした。トリエランディアは首を振り、大らかな心で受け入れる。
「いいんだよ、僕を心配してくれてるんだから」
優しい子だねと寂しげに笑うトリエランディアの隣にいた飛踊が立ち上がった。
「どこに行くの?」
「手伝うと言ったであろうが。温め直してくるぞ」
足音を立てず、静かにキッチンまで歩いていく飛踊の後を追ってトリエランディアが立ち上がる。長い流砂色の髪を高い位置で結いながら「待っててね」とこちらに笑いかけてから、歩いていった。
0
あなたにおすすめの小説
番を拒み続けるΩと、執着を隠しきれないαが同じ学園で再会したら逃げ場がなくなった話 ――優等生αの過保護な束縛は恋か支配か
雪兎
BL
第二性が存在する世界。
Ωであることを隠し、平穏な学園生活を送ろうと決めていた転校生・湊。
しかし入学初日、彼の前に現れたのは――
幼い頃に「番になろう」と言ってきた幼馴染のα・蓮だった。
成績優秀、容姿端麗、生徒から絶大な信頼を集める完璧なα。
だが湊だけが知っている。
彼が異常なほど執着深いことを。
「大丈夫、全部管理してあげる」
「君が困らないようにしてるだけだよ」
座席、時間割、交友関係、体調管理。
いつの間にか整えられていく環境。
逃げ場のない距離。
番を拒みたいΩと、手放す気のないα。
これは保護か、それとも束縛か。
閉じた学園の中で、二人の関係は静かに歪み始める――。
腐男子♥異世界転生
よしの こひな
BL
ある日、腐男子で新卒サラリーマン・伊丹トキヤの自室にトラックが突っ込む。
目覚めたトキヤがそこで目にしたのは、彼が長年追い続けていたBL小説の世界――。しかも、なんとトキヤは彼が最推しするスパダリ攻め『黒の騎士』ことアルチュール・ド・シルエットの文武のライバルであり、恋のライバルでもあるサブキャラの「当て馬」セレスタン・ギレヌ・コルベールに転生してしまっていた。
トキヤは、「すぐそばで推しの2人を愛でられる!」と思っていたのに、次々と原作とは異なる展開が……。 ※なろうさん、Caitaさん、PIXIVさんでも掲載しています。
邪神の祭壇へ無垢な筋肉を生贄として捧ぐ
零
BL
鍛えられた肉体、高潔な魂――
それは選ばれし“供物”の条件。
山奥の男子校「平坂学園」で、新任教師・高尾雄一は静かに歪み始める。
見えない視線、執着する生徒、触れられる肉体。
誇り高き男は、何に屈し、何に縋るのか。
心と肉体が削がれていく“儀式”が、いま始まる。
冤罪で堕とされた最強騎士、狂信的な男たちに包囲される
マンスーン
BL
王国最強の聖騎士団長から一転、冤罪で生存率0%の懲罰部隊へと叩き落とされたレオン。
泥にまみれてもなお気高く、圧倒的な強さを振るう彼に、狂った執着を抱く男たちが集結する。
身代わりにされた少年は、冷徹騎士に溺愛される
秋津むぎ
BL
第13回BL大賞奨励賞頂きました!
最終17位でした!応援ありがとうございます!
あらすじ
魔力がなく、義母達に疎まれながらも必死に生きる少年アシェ。
ある日、義兄が騎士団長ヴァルドの徽章を盗んだ罪をアシェに押し付け、身代わりにされてしまう。
死を覚悟した彼の姿を見て、冷徹な騎士ヴァルドは――?
傷ついた少年と騎士の、温かい溺愛物語。
妖精です、囲われてます
うあゆ
BL
僕は妖精
森で気ままに暮らしていました。
ふと気づいたら人間に囲まれてました。
でもこの人間のそばはとても心地いいし、森に帰るタイミング見つからないなぁ、なんて思いながらダラダラ暮らしてます。
__________
妖精の前だけはドロ甘の冷徹公爵×引きこもり妖精
なんやかんやお互い幸せに暮らします。
劣等アルファは最強王子から逃げられない
東
BL
リュシアン・ティレルはアルファだが、オメガのフェロモンに気持ち悪くなる欠陥品のアルファ。そのことを周囲に隠しながら生活しているため、異母弟のオメガであるライモントに手ひどい態度をとってしまい、世間からの評判は悪い。
ある日、気分の悪さに逃げ込んだ先で、ひとりの王子につかまる・・・という話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる