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序章・現在
1.始まりの朝と終わりの夜
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この日、サディアス王家に迎えられたのは、社交界では才媛と名高い名家の美姫。
アルバニア公爵令嬢オリアナだ。
彼女はサディアス王家に望まれ、美貌だけが取り柄の王太子ジュリアスの妃として輿入れをした。
サディアス王家の所有の大聖堂。王太子ジュリアスと公爵令嬢オリアナの婚儀がつつがなく終わる。
リンゴーン、リンゴーン リンゴーンー……。
鐘楼塔からは祝いの鐘が幾度も鳴り響き、今日という日を讃える。
賢明な王太子妃オリアナの誕生だ。
◇
王族方の婚儀の流れとしては、大聖堂での婚儀が済めば、後に続くのは絢爛豪華な大広間での晩餐会と祝いの舞踏会。さらには夜を通して祝いの宴が続く。豪華な料理や効果な酒が振る舞われ、飲みや歌えの大騒ぎ。
招待客である多くの貴族たちからは祝いの声が響き、才媛の王太子妃の誕生を褒め称える。
大広間のあちらこちらからは賛美や祝いの声が響き、街中もお祝いムード一色に彩られる。
誰もが初々しい“王太子妃の誕生”を祝う。
誰もが久しぶりの慶事に心躍る。
そして口々に囁くのだ。
「此の国の将来もアルバニア公爵家の姫君が王太子妃となられたのなら安心だ。きっと王太子殿下を導いてくださるだろう」
ホッと胸を撫で下ろす。
◇
ここだけの話。
実は……、貴族たちの多くはサイラス王家の次代に不安を抱いている。それと言うのも王太子ジュリアスが心許ないせいだ。
親である国王が優れていても、それが子どもに引き継がれるとは限らない。
うーん……と悩ましいのは言うまでもない。
そうは言っても、王家に生まれた以上は日夜勉学に励み、帝王学をも叩き込まれるはず。国を背負って立つ者なら当然の事と受け入れるものだ。
民の税金で遊ぶのが王族ではない。
汗水流して懸命に働く民の努力を無駄にせず、それを生かすことが望ましい。彼らの務めでもある。
ただ、サイラス王家の王太子ジュリアスは、王族の存在意義をまるでわかってはいない。
加え、大の勉強嫌い。
それも全ては、我が子ジュリアスを甘やかし過ぎたサディアス王妃マリエッタがいるせいだ。
王妃マリエッタにしてみれば、ようやく授かった我が子なだけに、過剰なほどの愛情を注ぎに注ぎ、我が子ジュリアスを甘やかした。
そうなればどうなるか?
出来上がったのが、超絶おバカなワガママ王太子。だからこそ才媛のアルバニア公爵令嬢オリアナがあてがわれたのだ。
いわゆる、スケープゴート。
ただ、貴族たちは本気で彼女に期待を寄せていたのも事実。
今回の王太子ジュリアスとアルバニア公爵令嬢オリアナの婚儀は、此の国の将来がかかっている。
いわば最後の砦のなのだ。
だから、皆が讃えるのは王太子妃オリアナ。間違っても、おバカな王太子ジュリアスではない。
今日という日は、多くの貴族たちが期待を寄せた日。
だから、思いもしない。
期待がすぐに絶望に変わると……。
今日という日の終わりに幕引きがあるとは、いったい誰が予測できたのだろう。
しかも、強制終了。
◇
大広間に響き渡ったのは、王太子妃付きの侍女長の声。
「もっ……もっ申し上げます! 王太子妃様がー……!!」
冷静な侍女長には珍しく、涙混じりの顔は恐怖に凍りつき、声音さえも震えっぱなし。
「王太子妃様がお亡くなりにー……!!」
「はっ?! 何の冗談??」
誰もがポッカーン!
無論、集う貴族たちには何のことだかわかるはずもなく、サディアス国王夫妻ですら「馬鹿を申すな!」と信じられない様子で怒号を飛ばす。
全く予期していない事態に、一瞬だが静まりかえる大広間。
だが、祝いの宴には凡そ不似合いな衛兵さえも雪崩れ込んで来れば、嫌でも事実を突き付けられる。
次には皆は右往左往。
誰もがアッと驚き、賛辞に溢れていた大広間は、気が付けば驚愕の悲鳴が響き渡る。
いったい、何が起こったというのか?
◇
サディアス王家では、新婚の王太子夫妻は晩餐を終えれば、祝いの宴を中座し、早々に退席することが許されている。
“初夜の儀”を迎える為だ。
次代世継ぎをもうけるのも王太子夫妻の大事な務め。
だから、王太子夫妻は早々に退席し、花嫁となる王太子妃に至っては美しい夜着へと装いを新たにし、花婿となる王太子を迎え入れるのだ。
今頃は初夜を迎え、蜜夜を過ごしている王太子夫妻がいるはず。そのはずが、「その前にちょっとだけ……」と寵愛する第2妃キーラの元を訪れていた王太子ジュリアス。
クズとしか言いようがない。
そのせいかはわからない。
だが、王太子妃オリアナは、この時には既に心を決めていたようだ。
皮肉にも、王太子妃オリアナが誕生した今日という日。
そして今日という日が終わる直前。
王太子妃オリアナが亡くなったのだ。
だが、その原因は公にはされていない。
◇
不幸にも王太子妃オリアナが“誕生した此の日”は、王太子妃オリアナが“終焉を迎えた日”となってしまった。
盛大に執り行われた婚儀とは違い、王太子妃オリアナの葬儀はひっそりとしめやかに。
最初は祝い鐘の音を響かせていたはずの鐘楼塔は、翌日には追悼の鐘の音を響かせるという前代未聞の出来事。
少し控えめに鳴り響く鐘の音。
ゴーン、ゴーン、ゴーンー……。
哀しみに鐘の音へ。
王太子妃オリアナの急な早逝には、誰しもが騒ついたことは言うまでもなく、あらぬ憶測までもが飛び交う始末。
おかげでサディアス国王ジュードは箝口令を敷き、自体の沈静化を図ろうとするが、意外と人の口に戸は立てられない。
何より、王太子妃オリアナの実父であるアルバニア公爵家当主オーランドの言葉と行動が、人々に余計な憶測を増長させる結果に。
気概に満ちたアルバニア公爵オーランドは、サディアス王家を敬いはしても恐れはしない。
今もサディアス国王ジュードへと憮然と言い放つほどだ。
「1日も経たないうちに亡くなった者に王族位(王太子妃の位)は必要ありません。アルバニア公爵家の娘として、オリアナは最期を迎えたことに致します」
要は、『うちの娘はサディアス王家との関わりはない』
そう、遠回しに言っているのだ。
だが、これでは終わらないのがアルバニア公爵オーランド。遂にはあり得ない行動に打って出る。サディアス国王ジュードを驚愕させるには、充分すぎるほどのネタまで用意していた。
それというのが……。
アルバニア公爵位の爵位を返上してまで『娘オリアナの亡骸を王墓に葬ること』に異議を唱えたのだ。
「私には唯一人の愛する娘です。愛しい妻の忘形見でもある大切な1人娘オリアナを返していただきたい」
臆することなく、ハッキリと言い放つ。
その言葉は、まるで無理やり輿入れさせられたかのようにも聞こえる。
ただ、その理由はおいおい。
◇
今回の王太子ジュリアスとアルバニア公爵令嬢オリアナの婚姻は、サディアス王家からの一方的な打診。それは言い換えれば逆らうことが許されない〈王命〉だ。
だが、サディアス国王ジュードもこうなる事態は、全く予測していなかった。
ーーーまさか、王太子妃オリアナが亡くなるとは……。
サディアス王家に新たな王太子妃が誕生した日に、理由はどうであれ、早くも亡くなるということは悪く言えば醜聞でしかない。
ーーーしかも、そこに我が子ジュリアスも関わっていたかもしれないのだ。
そうだとすれば、王家の威信は失墜。
さらなる醜聞。サディアス王家への非難は免れない。
実のところ、サディアス国王ジュードも悩んでいた。だが、1人娘を亡くしたアルバニア公爵オーランドには知ったこっちゃない。
「爵位は返上いたします。私は王家を赦さない。私の1人娘も帰していただく。返さなければ……」
美貌のアルバニア公爵オーランドなだけに、冷めた眼差しだけで人を射殺せそうだ。
これまでも王太子ジュリアスに非があるだけに、サディアス国王ジュードには引き留める権利はない。
「ぬうううっ……仕方がない。貴公の想いを受け入れる。ただ、爵位の返上は待って欲しい」
これ以上、事を荒立てたくはないサディアス国王ジュードは、唸りながらもアルバニア公爵オーランドの意向を受け入れることに。
名家のアルバニア公爵家の存在は無視できない。おまけに早逝したアルバニア公爵夫人レーナの血統も少々厄介なのだ。
こうして、急逝した王太子妃オリアナは、王太子妃ではなく、アルバニア公爵令嬢オリアナとして公爵家へと帰ることになった。
アルバニア公爵令嬢オリアナだ。
彼女はサディアス王家に望まれ、美貌だけが取り柄の王太子ジュリアスの妃として輿入れをした。
サディアス王家の所有の大聖堂。王太子ジュリアスと公爵令嬢オリアナの婚儀がつつがなく終わる。
リンゴーン、リンゴーン リンゴーンー……。
鐘楼塔からは祝いの鐘が幾度も鳴り響き、今日という日を讃える。
賢明な王太子妃オリアナの誕生だ。
◇
王族方の婚儀の流れとしては、大聖堂での婚儀が済めば、後に続くのは絢爛豪華な大広間での晩餐会と祝いの舞踏会。さらには夜を通して祝いの宴が続く。豪華な料理や効果な酒が振る舞われ、飲みや歌えの大騒ぎ。
招待客である多くの貴族たちからは祝いの声が響き、才媛の王太子妃の誕生を褒め称える。
大広間のあちらこちらからは賛美や祝いの声が響き、街中もお祝いムード一色に彩られる。
誰もが初々しい“王太子妃の誕生”を祝う。
誰もが久しぶりの慶事に心躍る。
そして口々に囁くのだ。
「此の国の将来もアルバニア公爵家の姫君が王太子妃となられたのなら安心だ。きっと王太子殿下を導いてくださるだろう」
ホッと胸を撫で下ろす。
◇
ここだけの話。
実は……、貴族たちの多くはサイラス王家の次代に不安を抱いている。それと言うのも王太子ジュリアスが心許ないせいだ。
親である国王が優れていても、それが子どもに引き継がれるとは限らない。
うーん……と悩ましいのは言うまでもない。
そうは言っても、王家に生まれた以上は日夜勉学に励み、帝王学をも叩き込まれるはず。国を背負って立つ者なら当然の事と受け入れるものだ。
民の税金で遊ぶのが王族ではない。
汗水流して懸命に働く民の努力を無駄にせず、それを生かすことが望ましい。彼らの務めでもある。
ただ、サイラス王家の王太子ジュリアスは、王族の存在意義をまるでわかってはいない。
加え、大の勉強嫌い。
それも全ては、我が子ジュリアスを甘やかし過ぎたサディアス王妃マリエッタがいるせいだ。
王妃マリエッタにしてみれば、ようやく授かった我が子なだけに、過剰なほどの愛情を注ぎに注ぎ、我が子ジュリアスを甘やかした。
そうなればどうなるか?
出来上がったのが、超絶おバカなワガママ王太子。だからこそ才媛のアルバニア公爵令嬢オリアナがあてがわれたのだ。
いわゆる、スケープゴート。
ただ、貴族たちは本気で彼女に期待を寄せていたのも事実。
今回の王太子ジュリアスとアルバニア公爵令嬢オリアナの婚儀は、此の国の将来がかかっている。
いわば最後の砦のなのだ。
だから、皆が讃えるのは王太子妃オリアナ。間違っても、おバカな王太子ジュリアスではない。
今日という日は、多くの貴族たちが期待を寄せた日。
だから、思いもしない。
期待がすぐに絶望に変わると……。
今日という日の終わりに幕引きがあるとは、いったい誰が予測できたのだろう。
しかも、強制終了。
◇
大広間に響き渡ったのは、王太子妃付きの侍女長の声。
「もっ……もっ申し上げます! 王太子妃様がー……!!」
冷静な侍女長には珍しく、涙混じりの顔は恐怖に凍りつき、声音さえも震えっぱなし。
「王太子妃様がお亡くなりにー……!!」
「はっ?! 何の冗談??」
誰もがポッカーン!
無論、集う貴族たちには何のことだかわかるはずもなく、サディアス国王夫妻ですら「馬鹿を申すな!」と信じられない様子で怒号を飛ばす。
全く予期していない事態に、一瞬だが静まりかえる大広間。
だが、祝いの宴には凡そ不似合いな衛兵さえも雪崩れ込んで来れば、嫌でも事実を突き付けられる。
次には皆は右往左往。
誰もがアッと驚き、賛辞に溢れていた大広間は、気が付けば驚愕の悲鳴が響き渡る。
いったい、何が起こったというのか?
◇
サディアス王家では、新婚の王太子夫妻は晩餐を終えれば、祝いの宴を中座し、早々に退席することが許されている。
“初夜の儀”を迎える為だ。
次代世継ぎをもうけるのも王太子夫妻の大事な務め。
だから、王太子夫妻は早々に退席し、花嫁となる王太子妃に至っては美しい夜着へと装いを新たにし、花婿となる王太子を迎え入れるのだ。
今頃は初夜を迎え、蜜夜を過ごしている王太子夫妻がいるはず。そのはずが、「その前にちょっとだけ……」と寵愛する第2妃キーラの元を訪れていた王太子ジュリアス。
クズとしか言いようがない。
そのせいかはわからない。
だが、王太子妃オリアナは、この時には既に心を決めていたようだ。
皮肉にも、王太子妃オリアナが誕生した今日という日。
そして今日という日が終わる直前。
王太子妃オリアナが亡くなったのだ。
だが、その原因は公にはされていない。
◇
不幸にも王太子妃オリアナが“誕生した此の日”は、王太子妃オリアナが“終焉を迎えた日”となってしまった。
盛大に執り行われた婚儀とは違い、王太子妃オリアナの葬儀はひっそりとしめやかに。
最初は祝い鐘の音を響かせていたはずの鐘楼塔は、翌日には追悼の鐘の音を響かせるという前代未聞の出来事。
少し控えめに鳴り響く鐘の音。
ゴーン、ゴーン、ゴーンー……。
哀しみに鐘の音へ。
王太子妃オリアナの急な早逝には、誰しもが騒ついたことは言うまでもなく、あらぬ憶測までもが飛び交う始末。
おかげでサディアス国王ジュードは箝口令を敷き、自体の沈静化を図ろうとするが、意外と人の口に戸は立てられない。
何より、王太子妃オリアナの実父であるアルバニア公爵家当主オーランドの言葉と行動が、人々に余計な憶測を増長させる結果に。
気概に満ちたアルバニア公爵オーランドは、サディアス王家を敬いはしても恐れはしない。
今もサディアス国王ジュードへと憮然と言い放つほどだ。
「1日も経たないうちに亡くなった者に王族位(王太子妃の位)は必要ありません。アルバニア公爵家の娘として、オリアナは最期を迎えたことに致します」
要は、『うちの娘はサディアス王家との関わりはない』
そう、遠回しに言っているのだ。
だが、これでは終わらないのがアルバニア公爵オーランド。遂にはあり得ない行動に打って出る。サディアス国王ジュードを驚愕させるには、充分すぎるほどのネタまで用意していた。
それというのが……。
アルバニア公爵位の爵位を返上してまで『娘オリアナの亡骸を王墓に葬ること』に異議を唱えたのだ。
「私には唯一人の愛する娘です。愛しい妻の忘形見でもある大切な1人娘オリアナを返していただきたい」
臆することなく、ハッキリと言い放つ。
その言葉は、まるで無理やり輿入れさせられたかのようにも聞こえる。
ただ、その理由はおいおい。
◇
今回の王太子ジュリアスとアルバニア公爵令嬢オリアナの婚姻は、サディアス王家からの一方的な打診。それは言い換えれば逆らうことが許されない〈王命〉だ。
だが、サディアス国王ジュードもこうなる事態は、全く予測していなかった。
ーーーまさか、王太子妃オリアナが亡くなるとは……。
サディアス王家に新たな王太子妃が誕生した日に、理由はどうであれ、早くも亡くなるということは悪く言えば醜聞でしかない。
ーーーしかも、そこに我が子ジュリアスも関わっていたかもしれないのだ。
そうだとすれば、王家の威信は失墜。
さらなる醜聞。サディアス王家への非難は免れない。
実のところ、サディアス国王ジュードも悩んでいた。だが、1人娘を亡くしたアルバニア公爵オーランドには知ったこっちゃない。
「爵位は返上いたします。私は王家を赦さない。私の1人娘も帰していただく。返さなければ……」
美貌のアルバニア公爵オーランドなだけに、冷めた眼差しだけで人を射殺せそうだ。
これまでも王太子ジュリアスに非があるだけに、サディアス国王ジュードには引き留める権利はない。
「ぬうううっ……仕方がない。貴公の想いを受け入れる。ただ、爵位の返上は待って欲しい」
これ以上、事を荒立てたくはないサディアス国王ジュードは、唸りながらもアルバニア公爵オーランドの意向を受け入れることに。
名家のアルバニア公爵家の存在は無視できない。おまけに早逝したアルバニア公爵夫人レーナの血統も少々厄介なのだ。
こうして、急逝した王太子妃オリアナは、王太子妃ではなく、アルバニア公爵令嬢オリアナとして公爵家へと帰ることになった。
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さり様💕
新作投稿ありがとうございます🤗
心待ちにしてましたよ〜😆♥️
不穏な始まりですね〜🤭
王太子妃オリアナちゃん……🤔
それにクズ王子ジュリアス😤
この後の展開楽しみに待ってますね😆💕
今年ももうすぐ終わりですね
師走で忙しいと思いますが作品を楽しみにしてますのでさり様体調には気をつけて下さいね🤗
アマサン様💕 こんばんは💕
さっそく読んでくれてありがとう😆💕
おまたせしました🤗 というか、至らない私なのに待っていてくれてありがとう💕
今回のお話は最初から物騒だよね😙
それと言うのも【裏切られた王妃ー】(不定期だけど投稿はするからね♬)を書いてから、単純な恋愛ものよりも謎解き系(?)が面白くて😆 書くのに時間がかかるのに書くのが楽しいという……何とも相反する気持ち🤣
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気が付けばもう師走💧 年々、1年が早いからびっくり🫢‼️
アマサン様も体調には気をつけて、残り少ない今年を無理なく(楽しく)過ごしてね💕
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