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女拳士ウルルの【獣化】修得クエスト 1/2
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【拳士】の女PL・ウルルは現在、【獣拳士】の称号を得るためにクエストを進めている最中だ。
「わんわんっ♪」
「こら、無駄吠えしても点は入らないぞ」
「わふぅ……」
「そんなに点が欲しいなら、そら、そこの道端がマーキングポイントだ」
「あっ……わんわん!」
「おっと、急かすな。すぐに連れて行くから、ははっ」
ウルルのリードを引いている獣人男性NPCは笑いながら道端へと寄っていく。
全裸に首輪だけ装備した姿のウルルは、リードをぐいっと引っ張られるまま、四つん這いでその後に続いた。
ウルルは紺色の髪をポニテにした、比較的がっしりした筋肉質な体つきの身体だ。そんな【拳士】という格闘系称号にイメージぴったりの彼女が、ポニテの尻尾と締まったお尻をひょこひょこ揺らして、四つん這いで通りを進む。現実でやったら膝が擦り剥けそうだけど、非現実だから大丈夫。
「わんっ」
土が剥き出しになっている道端に寄ったウルルがひと鳴きすると、飼い主の獣人NPCが苦笑しながら「いいぞ」と許可を出す。
「わぅん♪」
ウルルは四つん這いから上体を起こして、開脚しゃがみのエロ蹲踞ポーズになると、一度すぅっと目を閉じた。
「ん……はぁ……」
ゆっくりと目を開けて、街並みを見まわす。
ここは獣人たちの国でも上から数えたほうが早い大都市。表通りは石畳で舗装されていて、中央広場に飾られた初代獣王の彫像が行き交う人々を見守っている。
街を歩く人々は、髪の間から獣の耳を生やし、ズボンやスカートの背中側に開けられたスリットから尻尾を覗かせている者がほとんどだ。目抜き通りから通じている広場だけあって、獣人以外のNPCやPCも少なくない。人間もいれば、エルフやドワーフの姿も見える。服装もそれぞれで、質素な布の服を着ているだけの者から、服の上に鎧を着込んでいる者まで多種多様だ。
そんな人々の全員がウルルを見ていたわけではない。でも、近くを通りかかった人々はだいたいウルルに気づいて、温かい目を向けたり、失笑や冷笑を向けたりしながら通り過ぎていく。わざわざ足を止める者がいないあたり、みんな、慣れている感がバリバリだ。
「はっ……ふぁ……♥」
本気で驚かれることも批難されることもなく、路上パフォーマーの一人としか見られていない実感。
少女が全裸でリード付きの首輪をして、いまからおしっこします、と宣言するような開脚しゃがみをしているのに、誰からもそんなに気にされていない。現実で飼い主にリードを引かれて散歩している本物の犬が、電柱の足下でちょこんとしゃがんで動きを止めたときのように、ちらっと見る人はいても、じっと見つめたり、批難したり、話しかけたりしてくるひとはいない。
「ふあぁ……ッ♥」
無視も注視もされていないほどほどの視線がとても生々しくて、ウルルの裸身はぶるぶるっと震える。その震えが括約筋を緩ませた。
「……あっ」
半開きの唇から呼気が漏れたのを合図に、うっすら開いていた股間の割れ目の奥からも、しょわわわぁ……っと山吹色の汁が吹き出して、茶色の地面に焦げ茶色の染みを広げていく。
「あっ、あ、ふぁああぁ……♥」
壁も天井もない雑踏の片隅で、人々の往来を観賞しながら放尿する――その解放感と快感は非幻脳よりも直に思考を蕩かして、ウルルの表情筋を痙攣と弛緩の間で往復させた。
「あ、あぁ……ひゅにゅああぁ……♥」
出すほどの勢いの強くなる放尿を披露しながら細い声で喘いでいたウルルだったが、放尿はそう長いこと続かずに出尽くされて終わる。
ぴろろりん、と通知音が鳴って、ウルルの視界の隅に案内表示が出る。
『獣化ポイントを1点獲得しました。現在、5点です。』
この【獣化】技能の修得クエストでは「獣の心を知る」という名目で、犬っぽい行動を取ると加点される方式だ。10点に達するとクエスト完遂。スキルゲット、となる。
なお、【獣化】修得クエストは犬版の他に猫版や豚版なども用意されていて、どの版をクリアしたかで【獣化】できる動物の種類が変わってくる。
アップデートで不定期に【獣化】可能の動物と対応した修得クエストが増えていっているのだが、それらを全て修得していることが、自分が獣になって犯されるのが好きなほうの獣姦スキーにとっての自慢になるのだとか。
とはいえ、ウルルはそこまでケモナー道を往く者ではない。とりあえず犬系に獣化して格闘できればいい、という程度だ。だから、この【獣化】修得クエストにも特段の思い入れがあるわけではなく、単なる通過点のはずだった。……はずだった。
「ふにゃああぁ……♥ あぁ、もう5点……半分来ちゃったぁ。あと5点分しか犬プレイできないなんて、クエスト進めるの勿体ないよぉ……!」
おしっこが終わった後もエロ蹲踞ポーズのまま、ぎゅっと目を瞑ってポニーテールを左右に振り乱す。B寄りCカップおっぱいも程よく揺れる。尻尾があったら、きっとそれも激しく振りたくられていたことだろう。
「ってゆーか、なんであたし、尻尾ない? あっ、【獣化】を覚えたら尻尾も生やせる? ってか、そうできるようになるために、いまクエストやってんだ!」
ウルルはテンションが上がったまま下りてこないせいで、思考がそのまま声になっている。
それを窘めるように、システムからの通知音とダイアログ。
『獣化ポイントを1点失いました。現在、4点です。』
「えっ、なんで――」
「犬は喋らないからだ」
飼い主役の獣人NPCがウルルの頭を平手でぺしっと叩く。そのおかげで、ウルルは自分の失敗に気がつけた。道端放尿でテンションが上がりすぎて、「犬は喋らない」というさっきまで出来ていたことが出来なくなっていた。
「……わぅん」
「それでよし」
反省しました、という意味を込めて情けなく鳴いたウルルの頭を、獣人NPCは鷹揚に頷きながら優しく撫でてやった。
ペットが失敗したらその場で叱り、反省できたらその場で褒める。獣人NPCが正しく飼い主役立った。おかげでウルルはまたしてもテンションが上がってしまって、もうこのままずっとペットでいいかもっ、と叫びそうになる。
「っ……わ、わおぉん♪」
込み上げた気持ちを言葉にしないまま放ったら、遠吠えになって雑踏に響いた。
「無駄吠え禁止だ」
「わうっ」
またしても頭を叩かれたウルルだったが、システム的に無駄吠えは犬っぽい行動と裁定されたようで、減点はされなかった。
そこに近づいてくるふたつの人影があった。いや、一人と一匹の、と言うべきか。
「やあ、こんにちは」
「わんっ」
ウルルと同じ犬を連れた獣人NPCだった。
獣人二人は和やかに談笑を始める。
「そちらも躾の仕事中ですか」
「ええ、そちらもですか」
「ええ……しかし、あれですな。このように躾け中に鉢合わせするというのは、最近では珍しいですな」
「ですね。最近は豚や馬の体験クエストが人気のようですからね」
「人間は新しいもの好きだと聞いていましたが、いやはや聞きしに勝る、ですな」
「まったくですね」
獣人同士が他愛もない話題で盛り上がっている横――ではなく下で、犬同士でも触れ合いが始まっていた。
「わふぅん」
後から来た獣人の飼い犬――をやっている女性PCは最初から和やかな表情を浮かべて、ウルルのほうに四つん這いで近づいてくる。
「く……くぅん」
ウルルは少し身構えつつも、近づいてきた相手と頬を擦り合わせようとした。でも、相手はそれを応じず、ウルルの脇の擦り抜けて背後に回り込む。そして相手は、ウルルが、えっ、と思って振り返るより早く、ウルルの尻に鼻面を押しつけてきた。
「んんんぅッ!?」
嫌だとか駄目だとか言葉にして叫ばなかったのは、ウルルにも立派な犬根性が生まれたことの証明だ。なので、ぴろろりん、と通知音。獣化ポイントが1点加算で5点に戻った。
やったー、と頬が緩んだのも束の間。ウルルは尻穴を襲った生温い湿っぽさに、四つん這いのまま背中を反らした。
「ぴっ……っ、っ……!」
どうにか叫ぶのは我慢。でも、唇を噛み締めたのと一緒に締めた尻穴を、人肌の蛞蝓みたいなものでねろねろ穿られる。背後に回り込んだ牝犬が、ウルルの肛門を舐め始めたのだ。
尻穴に感じる気色悪い心地好さに、ウルルの唇も尻穴もふにゃふにゃと弛緩してしまう。
「ふにゃっ、あっああぁ♥」
ぴろろりん、と通知音。1点減点。鳴き声が猫っぽいから。
その通知を目にして、ウルルは慌てて口を噤む。ついでに尻穴も締めたのだけど、人肌で柔らかくて湿っている舌先でぐりぐり穿られていると、括約筋に力を入れていられなくなる。
「ん、んんぁ……っは、く、っふうぅ……ッ♥」
ウルルは尻穴をこじ開けて奥に入ってこようとする相手の舌から、前に進むことで逃れようとする。でも、太ももを前に出すとすると、それに併せて否応なしに尻穴が緩んでしまう。そこへすかさずねじ込まれる舌。
「ふっ、んぐ、くっ……っ、うぅああぁ……」
尻穴もまた粘膜のひとつ。唇や口腔、膣、乳首だとかと同じく、舐られれば快感を覚えてしまうようにできている。少なくとも、仮想の身体はそういうふうに作られている。おまけに、仮想VRであればこそ、汚いだとか不衛生だとかで思い悩む余地がない。ただ純粋に、粘膜を粘膜で嬲られる快感に蕩かされてしまえる。
「はっ……ふうぁ、ぁ……わ、わうぅ♥ うっ、うぅ♥」
どうにか犬の鳴き真似をするのがやっとのウルル。
アナル舐めされる快楽を振り切って逃げることを諦めたウルルは、四肢を突っ張らせ、尻穴をきつく締めて堪えることを選ぶ。でも、それができていれば、最初から逃げようとすることもなかったわけで……。
「……っひふ♥ ふっ、ふっ、んんッ♥ んっ、んふぉ♥ ふぁ、わ、わんんぅ……ッ♥」
尻穴を締めては舌に蕩かされ、緩んだところを舌でこじ開けられる。その気色悪さで括約筋が不随意に痙攣して、ギュッと締まって舌を追い出す。でも追い出された舌はしつこくて、そこが最高級のキャンディであるかのようにチロチロと肛門を舐め込み続ける。
初体験の快感に、ウルルはもう四つん這いでいることさえ、できなくなってしまう。
「はっ、はあぅ……!」
両腕の力が抜けて、上半身がくたりと石畳に突っ伏す。仰向けと土下座の中間みたいな、尻だけを高く上げたポーズになってしまう。その体勢は、もう一匹の牝犬に自ら尻穴を捧げること宣言するポーズでもあった。
「わんわん……んっふふ♥」
牝犬が初めて、人間を思わせる声音で笑った。その途端、ウルルの羞恥心は真っ赤に燃え上がる。
いまは犬の真似をしている最中だから、そういうクエストの途中だから――そんな言い訳を一瞬で剥がされて、素の自分を嗤われたような気分に陥ったからだ。
「あっ……あ、違うのっ……わたし、お尻でなんて、そんなのしたこと――」
『獣化ポイントを1点失いました。現在、3点です。』
言葉を喋ったことで減点されたけれど、それを告げるシステム通知のおかげで我に返ることができ、これ以上余計なことを口走る前に唇を閉じることができた。
「ふふっ……わん♥」
牝犬は蠱惑的に頬笑むと、ウルルの尻から顔を離す。
ウルルが少し残念に思っていると、牝犬は石畳の上を剥き出しの両手と両膝でするすると歩き、ウルルの前に進み出る。そして、説明もなく体勢を入れ替えられて戸惑っているウルルに向けて、四つん這いの尻をずいっと突き出した。
「え……ふぐぅッ!?」
大きくて丸くて肉々しいものがウルルの顔面をむぎゅりと圧迫した。
牝犬の尻だった。突き出された牝犬の尻が、ウルルの顔面に押しつけられたのだった。
「ふぐっ、んうぁ!? んうぅ……ぁ……」
ウルルは戸惑ったものの、すぐに状況を理解する。
「おや、うちのペットはやっと挨拶を終えたようです」
「丁寧な挨拶でしたな。次はわたしのペットがお返しの挨拶をするようですが、さて、上手にできますかどうか……」
飼い主二人がウルルたちを見下ろしながら談笑を続ける。彼らが牝犬の行為を止めないということは、そういうことだ。
「ん……ぅ……」
ウルルも覚悟を決める。犬の挨拶は「肛門の臭いを嗅ぐ」であって「肛門を舐める」ではない思います、などと野暮は言わない。いま、そういう正しい知識が求められていないことくらい分かっている。だから、観念して舌を覗かせ、自分がされたのを思い出しながら牝犬の尻穴を舐め始めた。
「ふぁ……ん……」
ちゅ、ぷちゅ、ぷちゃ、くちゅ……犬が水を飲むときの音だ。
ウルルは自然と目を閉じ、舌で見るくらいのつもりで意識を集中させて、牝犬の肛門に舌を這わせる。ときには這わせるだけでなく、舌先を尖らせるように窄めて肛門の窄まりに押し込んだり、ブラシで水洗いするようなつもりで肛門の皺を舌と涎で洗い立てたりもした。
「んっ、んんっ、ちゅ、っふ……んぅ……」
「お、おんっ♥ おぉ、わっ……わおぉ、おぉんッ♥」
ぴちゃぴちゃと水を舐める音に合わせて、調子外れの鳴き真似が響く。
『獣化ポイントを1点獲得しました。現在、4点です。』
尻穴を舐め奉仕するのは犬の挨拶ではないと思うのだけど、システム的にはこれで正解のようだ。心の片隅で苦笑しつつ、ウルルは一心に肛門を舐め舐めぺろぺろぴちゃぴちゃ。
「おっ♥ わぉ、おぉ♥ おっひゅ♥ わほっ、おぉッ♥」
だんだんと鳴き真似を取り繕うのも忘れていく牝犬の尻穴は、ウルルの唾液でふやけたみたいに柔らかくなっている。ぎゅっと強く窄まって、ぐにょんと緩く口を開いて――を何度も繰り返しながら、どんどん緩まり方が深まっていき、ウルルの舌先を呑み込むようになっていく。
「ん……っふ、はぁ……んっ……♥」
鼻で呼吸しながら舌と唇をひたすら使っているウルルも、ちょっと楽しくなっている。
VRだからか、不快な味や臭いはない。キャンディのように美味なわけではないけれど、舌入れキスに応えて収縮と弛緩を繰り返しながら緩んでいく弾力的な肉感には、得も言われぬ舐め応えがある。
アナル舐め、されるよりするほうが好きかも……♥
――と思ってしまうくらいに、ウルルは気持よく尻穴キスに舌入れキスして、下品にべちゃべちゃじゅるじゅる舐め蕩かせていた。
だから、もう一組のペットと飼い主が近づいてくることに直前まで気づかなかった。
「わんわんっ♪」
「こら、無駄吠えしても点は入らないぞ」
「わふぅ……」
「そんなに点が欲しいなら、そら、そこの道端がマーキングポイントだ」
「あっ……わんわん!」
「おっと、急かすな。すぐに連れて行くから、ははっ」
ウルルのリードを引いている獣人男性NPCは笑いながら道端へと寄っていく。
全裸に首輪だけ装備した姿のウルルは、リードをぐいっと引っ張られるまま、四つん這いでその後に続いた。
ウルルは紺色の髪をポニテにした、比較的がっしりした筋肉質な体つきの身体だ。そんな【拳士】という格闘系称号にイメージぴったりの彼女が、ポニテの尻尾と締まったお尻をひょこひょこ揺らして、四つん這いで通りを進む。現実でやったら膝が擦り剥けそうだけど、非現実だから大丈夫。
「わんっ」
土が剥き出しになっている道端に寄ったウルルがひと鳴きすると、飼い主の獣人NPCが苦笑しながら「いいぞ」と許可を出す。
「わぅん♪」
ウルルは四つん這いから上体を起こして、開脚しゃがみのエロ蹲踞ポーズになると、一度すぅっと目を閉じた。
「ん……はぁ……」
ゆっくりと目を開けて、街並みを見まわす。
ここは獣人たちの国でも上から数えたほうが早い大都市。表通りは石畳で舗装されていて、中央広場に飾られた初代獣王の彫像が行き交う人々を見守っている。
街を歩く人々は、髪の間から獣の耳を生やし、ズボンやスカートの背中側に開けられたスリットから尻尾を覗かせている者がほとんどだ。目抜き通りから通じている広場だけあって、獣人以外のNPCやPCも少なくない。人間もいれば、エルフやドワーフの姿も見える。服装もそれぞれで、質素な布の服を着ているだけの者から、服の上に鎧を着込んでいる者まで多種多様だ。
そんな人々の全員がウルルを見ていたわけではない。でも、近くを通りかかった人々はだいたいウルルに気づいて、温かい目を向けたり、失笑や冷笑を向けたりしながら通り過ぎていく。わざわざ足を止める者がいないあたり、みんな、慣れている感がバリバリだ。
「はっ……ふぁ……♥」
本気で驚かれることも批難されることもなく、路上パフォーマーの一人としか見られていない実感。
少女が全裸でリード付きの首輪をして、いまからおしっこします、と宣言するような開脚しゃがみをしているのに、誰からもそんなに気にされていない。現実で飼い主にリードを引かれて散歩している本物の犬が、電柱の足下でちょこんとしゃがんで動きを止めたときのように、ちらっと見る人はいても、じっと見つめたり、批難したり、話しかけたりしてくるひとはいない。
「ふあぁ……ッ♥」
無視も注視もされていないほどほどの視線がとても生々しくて、ウルルの裸身はぶるぶるっと震える。その震えが括約筋を緩ませた。
「……あっ」
半開きの唇から呼気が漏れたのを合図に、うっすら開いていた股間の割れ目の奥からも、しょわわわぁ……っと山吹色の汁が吹き出して、茶色の地面に焦げ茶色の染みを広げていく。
「あっ、あ、ふぁああぁ……♥」
壁も天井もない雑踏の片隅で、人々の往来を観賞しながら放尿する――その解放感と快感は非幻脳よりも直に思考を蕩かして、ウルルの表情筋を痙攣と弛緩の間で往復させた。
「あ、あぁ……ひゅにゅああぁ……♥」
出すほどの勢いの強くなる放尿を披露しながら細い声で喘いでいたウルルだったが、放尿はそう長いこと続かずに出尽くされて終わる。
ぴろろりん、と通知音が鳴って、ウルルの視界の隅に案内表示が出る。
『獣化ポイントを1点獲得しました。現在、5点です。』
この【獣化】技能の修得クエストでは「獣の心を知る」という名目で、犬っぽい行動を取ると加点される方式だ。10点に達するとクエスト完遂。スキルゲット、となる。
なお、【獣化】修得クエストは犬版の他に猫版や豚版なども用意されていて、どの版をクリアしたかで【獣化】できる動物の種類が変わってくる。
アップデートで不定期に【獣化】可能の動物と対応した修得クエストが増えていっているのだが、それらを全て修得していることが、自分が獣になって犯されるのが好きなほうの獣姦スキーにとっての自慢になるのだとか。
とはいえ、ウルルはそこまでケモナー道を往く者ではない。とりあえず犬系に獣化して格闘できればいい、という程度だ。だから、この【獣化】修得クエストにも特段の思い入れがあるわけではなく、単なる通過点のはずだった。……はずだった。
「ふにゃああぁ……♥ あぁ、もう5点……半分来ちゃったぁ。あと5点分しか犬プレイできないなんて、クエスト進めるの勿体ないよぉ……!」
おしっこが終わった後もエロ蹲踞ポーズのまま、ぎゅっと目を瞑ってポニーテールを左右に振り乱す。B寄りCカップおっぱいも程よく揺れる。尻尾があったら、きっとそれも激しく振りたくられていたことだろう。
「ってゆーか、なんであたし、尻尾ない? あっ、【獣化】を覚えたら尻尾も生やせる? ってか、そうできるようになるために、いまクエストやってんだ!」
ウルルはテンションが上がったまま下りてこないせいで、思考がそのまま声になっている。
それを窘めるように、システムからの通知音とダイアログ。
『獣化ポイントを1点失いました。現在、4点です。』
「えっ、なんで――」
「犬は喋らないからだ」
飼い主役の獣人NPCがウルルの頭を平手でぺしっと叩く。そのおかげで、ウルルは自分の失敗に気がつけた。道端放尿でテンションが上がりすぎて、「犬は喋らない」というさっきまで出来ていたことが出来なくなっていた。
「……わぅん」
「それでよし」
反省しました、という意味を込めて情けなく鳴いたウルルの頭を、獣人NPCは鷹揚に頷きながら優しく撫でてやった。
ペットが失敗したらその場で叱り、反省できたらその場で褒める。獣人NPCが正しく飼い主役立った。おかげでウルルはまたしてもテンションが上がってしまって、もうこのままずっとペットでいいかもっ、と叫びそうになる。
「っ……わ、わおぉん♪」
込み上げた気持ちを言葉にしないまま放ったら、遠吠えになって雑踏に響いた。
「無駄吠え禁止だ」
「わうっ」
またしても頭を叩かれたウルルだったが、システム的に無駄吠えは犬っぽい行動と裁定されたようで、減点はされなかった。
そこに近づいてくるふたつの人影があった。いや、一人と一匹の、と言うべきか。
「やあ、こんにちは」
「わんっ」
ウルルと同じ犬を連れた獣人NPCだった。
獣人二人は和やかに談笑を始める。
「そちらも躾の仕事中ですか」
「ええ、そちらもですか」
「ええ……しかし、あれですな。このように躾け中に鉢合わせするというのは、最近では珍しいですな」
「ですね。最近は豚や馬の体験クエストが人気のようですからね」
「人間は新しいもの好きだと聞いていましたが、いやはや聞きしに勝る、ですな」
「まったくですね」
獣人同士が他愛もない話題で盛り上がっている横――ではなく下で、犬同士でも触れ合いが始まっていた。
「わふぅん」
後から来た獣人の飼い犬――をやっている女性PCは最初から和やかな表情を浮かべて、ウルルのほうに四つん這いで近づいてくる。
「く……くぅん」
ウルルは少し身構えつつも、近づいてきた相手と頬を擦り合わせようとした。でも、相手はそれを応じず、ウルルの脇の擦り抜けて背後に回り込む。そして相手は、ウルルが、えっ、と思って振り返るより早く、ウルルの尻に鼻面を押しつけてきた。
「んんんぅッ!?」
嫌だとか駄目だとか言葉にして叫ばなかったのは、ウルルにも立派な犬根性が生まれたことの証明だ。なので、ぴろろりん、と通知音。獣化ポイントが1点加算で5点に戻った。
やったー、と頬が緩んだのも束の間。ウルルは尻穴を襲った生温い湿っぽさに、四つん這いのまま背中を反らした。
「ぴっ……っ、っ……!」
どうにか叫ぶのは我慢。でも、唇を噛み締めたのと一緒に締めた尻穴を、人肌の蛞蝓みたいなものでねろねろ穿られる。背後に回り込んだ牝犬が、ウルルの肛門を舐め始めたのだ。
尻穴に感じる気色悪い心地好さに、ウルルの唇も尻穴もふにゃふにゃと弛緩してしまう。
「ふにゃっ、あっああぁ♥」
ぴろろりん、と通知音。1点減点。鳴き声が猫っぽいから。
その通知を目にして、ウルルは慌てて口を噤む。ついでに尻穴も締めたのだけど、人肌で柔らかくて湿っている舌先でぐりぐり穿られていると、括約筋に力を入れていられなくなる。
「ん、んんぁ……っは、く、っふうぅ……ッ♥」
ウルルは尻穴をこじ開けて奥に入ってこようとする相手の舌から、前に進むことで逃れようとする。でも、太ももを前に出すとすると、それに併せて否応なしに尻穴が緩んでしまう。そこへすかさずねじ込まれる舌。
「ふっ、んぐ、くっ……っ、うぅああぁ……」
尻穴もまた粘膜のひとつ。唇や口腔、膣、乳首だとかと同じく、舐られれば快感を覚えてしまうようにできている。少なくとも、仮想の身体はそういうふうに作られている。おまけに、仮想VRであればこそ、汚いだとか不衛生だとかで思い悩む余地がない。ただ純粋に、粘膜を粘膜で嬲られる快感に蕩かされてしまえる。
「はっ……ふうぁ、ぁ……わ、わうぅ♥ うっ、うぅ♥」
どうにか犬の鳴き真似をするのがやっとのウルル。
アナル舐めされる快楽を振り切って逃げることを諦めたウルルは、四肢を突っ張らせ、尻穴をきつく締めて堪えることを選ぶ。でも、それができていれば、最初から逃げようとすることもなかったわけで……。
「……っひふ♥ ふっ、ふっ、んんッ♥ んっ、んふぉ♥ ふぁ、わ、わんんぅ……ッ♥」
尻穴を締めては舌に蕩かされ、緩んだところを舌でこじ開けられる。その気色悪さで括約筋が不随意に痙攣して、ギュッと締まって舌を追い出す。でも追い出された舌はしつこくて、そこが最高級のキャンディであるかのようにチロチロと肛門を舐め込み続ける。
初体験の快感に、ウルルはもう四つん這いでいることさえ、できなくなってしまう。
「はっ、はあぅ……!」
両腕の力が抜けて、上半身がくたりと石畳に突っ伏す。仰向けと土下座の中間みたいな、尻だけを高く上げたポーズになってしまう。その体勢は、もう一匹の牝犬に自ら尻穴を捧げること宣言するポーズでもあった。
「わんわん……んっふふ♥」
牝犬が初めて、人間を思わせる声音で笑った。その途端、ウルルの羞恥心は真っ赤に燃え上がる。
いまは犬の真似をしている最中だから、そういうクエストの途中だから――そんな言い訳を一瞬で剥がされて、素の自分を嗤われたような気分に陥ったからだ。
「あっ……あ、違うのっ……わたし、お尻でなんて、そんなのしたこと――」
『獣化ポイントを1点失いました。現在、3点です。』
言葉を喋ったことで減点されたけれど、それを告げるシステム通知のおかげで我に返ることができ、これ以上余計なことを口走る前に唇を閉じることができた。
「ふふっ……わん♥」
牝犬は蠱惑的に頬笑むと、ウルルの尻から顔を離す。
ウルルが少し残念に思っていると、牝犬は石畳の上を剥き出しの両手と両膝でするすると歩き、ウルルの前に進み出る。そして、説明もなく体勢を入れ替えられて戸惑っているウルルに向けて、四つん這いの尻をずいっと突き出した。
「え……ふぐぅッ!?」
大きくて丸くて肉々しいものがウルルの顔面をむぎゅりと圧迫した。
牝犬の尻だった。突き出された牝犬の尻が、ウルルの顔面に押しつけられたのだった。
「ふぐっ、んうぁ!? んうぅ……ぁ……」
ウルルは戸惑ったものの、すぐに状況を理解する。
「おや、うちのペットはやっと挨拶を終えたようです」
「丁寧な挨拶でしたな。次はわたしのペットがお返しの挨拶をするようですが、さて、上手にできますかどうか……」
飼い主二人がウルルたちを見下ろしながら談笑を続ける。彼らが牝犬の行為を止めないということは、そういうことだ。
「ん……ぅ……」
ウルルも覚悟を決める。犬の挨拶は「肛門の臭いを嗅ぐ」であって「肛門を舐める」ではない思います、などと野暮は言わない。いま、そういう正しい知識が求められていないことくらい分かっている。だから、観念して舌を覗かせ、自分がされたのを思い出しながら牝犬の尻穴を舐め始めた。
「ふぁ……ん……」
ちゅ、ぷちゅ、ぷちゃ、くちゅ……犬が水を飲むときの音だ。
ウルルは自然と目を閉じ、舌で見るくらいのつもりで意識を集中させて、牝犬の肛門に舌を這わせる。ときには這わせるだけでなく、舌先を尖らせるように窄めて肛門の窄まりに押し込んだり、ブラシで水洗いするようなつもりで肛門の皺を舌と涎で洗い立てたりもした。
「んっ、んんっ、ちゅ、っふ……んぅ……」
「お、おんっ♥ おぉ、わっ……わおぉ、おぉんッ♥」
ぴちゃぴちゃと水を舐める音に合わせて、調子外れの鳴き真似が響く。
『獣化ポイントを1点獲得しました。現在、4点です。』
尻穴を舐め奉仕するのは犬の挨拶ではないと思うのだけど、システム的にはこれで正解のようだ。心の片隅で苦笑しつつ、ウルルは一心に肛門を舐め舐めぺろぺろぴちゃぴちゃ。
「おっ♥ わぉ、おぉ♥ おっひゅ♥ わほっ、おぉッ♥」
だんだんと鳴き真似を取り繕うのも忘れていく牝犬の尻穴は、ウルルの唾液でふやけたみたいに柔らかくなっている。ぎゅっと強く窄まって、ぐにょんと緩く口を開いて――を何度も繰り返しながら、どんどん緩まり方が深まっていき、ウルルの舌先を呑み込むようになっていく。
「ん……っふ、はぁ……んっ……♥」
鼻で呼吸しながら舌と唇をひたすら使っているウルルも、ちょっと楽しくなっている。
VRだからか、不快な味や臭いはない。キャンディのように美味なわけではないけれど、舌入れキスに応えて収縮と弛緩を繰り返しながら緩んでいく弾力的な肉感には、得も言われぬ舐め応えがある。
アナル舐め、されるよりするほうが好きかも……♥
――と思ってしまうくらいに、ウルルは気持よく尻穴キスに舌入れキスして、下品にべちゃべちゃじゅるじゅる舐め蕩かせていた。
だから、もう一組のペットと飼い主が近づいてくることに直前まで気づかなかった。
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自筆です。
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