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Gender Bender Bitches 2/7
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海蝕ダンジョン【怪魚宮】の最奥に当たる広間、通称トイレ。もうひとつの別称として音楽堂と呼ばれることもある構内に、空気を裂くような叩くような快音が鳴り響いた。
「は……?」
「んぅ……?」
磯巾着の種付け肉便器プレイを満喫していた二人は、予想していなかった物音に顔を見合わせる。
「なんの音かな、お姉様ぁ」
「ん、んんぅ、んぅーん!」
「お姉様、口にモノを突っ込まれたまま話すのは下品ってママに教わらなかったぁ?」
「んー……んっ!」
口に触手を頬張ったまま、呻き声で笑うお姉様。
互いに触手を穴に咥えたままの漫才をしていると、また、鋭い破裂音が鳴り響いた。
――シュバッ!! ――チンッ。
先ほどよりも音が近い。そのためか、破裂音に続いてもうひとつ、チンッ、と風鈴が鳴るような音も聞こえた。
「なんの音……ってゆーか、なんか、近づいてきてね?」
「……んっ」
小首を傾げた彼女に、お姉様のほうも仰向けで触手を呑んでいる体勢のままで、逆向きに頷いて同意を示した。
その間にも、破裂音と鈴音は小気味よくスキップするように連続しながら、だんだんと二人のほうに近づいてくる。二人は秘芯を嬲られながら産卵プレイされているのも忘れて、近づいてくる音のほうを見つめた。
音の正体は程なく、明らかになった。
それは一人の侠客だった。
剣士でも戦士で剣客でもなく侠客と評したのは、その男の装備が濃紺の着流しだったからだ。
くすんだ銀色の髪はクルーカットあるいはスポーツ刈りといった感じの短髪で、鋭い目つきをした猛禽を思わせる顔立ちの三十台顔だ。着流しの他に鎧や籠手、脚絆などは身につけておらず、左手にいわゆる長ドスと呼ばれる、白鞘の小太刀をただ一振り携えているばかりだった。
「お侍さんロールって、キモぉ」
最早ただの口癖でしかない感想を言った彼女の隣で、お姉様のほうが「んぅ!?」と声を上げた。闖入者を逆さまに見つめるその瞳には、「あの刀はまさか!?」と言わんばかりの光が宿っていた。
捕えている獲物二匹のそんな遣り取りを気にする機能を具えていないポイモネたちは、自分らの寝床にやってきた新たな獲物に対して、行動規範に則った対処を開始する。即ち、着流しの男に対して攻撃を仕掛けにいった。
無数の磯巾着が岩肌を這って男を取り囲み、半包囲の形で出鱈目に触手を打ちかける。何の統率も取られていない無秩序な攻撃だったけれど、男一人を圧殺するには十分過ぎる数の暴力だった。
――と、誰もが思うだろう場面で、男の動きは神懸かっていた。
「ふむ……」
歩きながらひとつ呟くように息を吐いたかと思うと、次の一歩を踏み出すのと同時に、ぐらりと横に倒れ込む。それと同時に、その瞬間まで男の身体があったところを触手が突き抜けていった。
しかし、ポイモネの数は多い。触手をひとつ避けたくらいでは、避けたことにならない。男の傾いだ身体を狙って、二本目、三本目の触手が飛来する。しかし、男の身体は旋風に巻き上げられる枯れ葉のようにくるりと翻って反対側に傾き、追撃の触手にも空を切らせた。
さらに四本目、五本目――と間断なく続く触手の波状攻撃を、男はさながら、渓流を流れる木の葉が石を躱して流れ続けるかのごとく、ゆらりふらりと傾ぎながら躱し続ける。驚異的なのは、その間、男がまっすぐ前に歩き続けていたことだ。
男は背後を除いた三方から放たれる触手の雨を避けながら距離を詰め、正面の磯巾着に手が届くところまで辿り着く。
「……って、近すぎね?」
妹のほうが眉根を寄せる。
着流しの男が手にしているのは小太刀で、確かに一般的な長剣よりも短いものだけど、それにしたって距離を詰めすぎているように見えた。
「あんなに近づいたら、キスできちゃうじゃん」
「んぅー」
妹の呟きに、お姉様のほうも同意する。二人して相変わらず触手に穴を拡張されているけれど、気分はすっかり冷めてしまっていた。
「お姉様、これどうすんの?」
「んんぅ……」
「っつか、いつまでそれ咥えてん?」
「……んっ」
「いや、分かんねーし」
たとえ本物ではないお遊びの姉妹だとしても、姉妹っぽくない会話だ。そんな、余人にはらしからぬ会話に聞こえる言葉を交わしながら、二人は着流しの男が繰り広げる大立ち回りを観賞していた。
さて、メトロノームのように右へ左へ、ときに背後や正面に上体を大きく傾がせながら、足下だけはほぼ一直線に正面の磯巾着へと間合いを詰めた、着流しの男。
いくら得物が小太刀といえど近すぎる間合いだ。また、男は未だ得物を抜いていない。小太刀は、左手に握った鞘に収められたままだ。
「あ――」
妹のほうが声を漏らしたとき、それはもう終わっていた。
着流しの男に肉薄された磯巾着が追い払うように触手を振った瞬間、ふらりと傾ぐようにそれを躱した男の右手が翻ると――ほんの少し前まで鞘に収まっていた小太刀が、チンッ、と涼やかな音を立てて鞘に収められていた。
「え、いまのなに……うわっ! 斬れてるし!」
小太刀が音を立てて鞘に収まったのと同時に、男の正面で触手を波打たせていた紫色の磯巾着が、ズバッと斜めに断ち割られて消滅した。
それを為したのが着流しの男だということは想像に難くない。おそらく、居合い抜きでひと撫でに斬り捨てたのだろう。だけど――それはあくまで推測で、断定することはできなかった。なぜなら、男が刀を抜いたところを、二人とも正確に見たわけではなかったからだ。
「……なに、いまのキモぉ。速すぎっつうか、あれ、【居合い】とか? ってか、逆手持ちだよね。意味分かんなくね? 格好つけかよ!」
「んんぅ……」
二人が驚きに目を瞠っている間にも、着流しの男は絶え間なく動き続けていた。繰り出される無数の触手を、急流を流れる木の葉のごとく避けながら歩き、周りを取り囲む磯巾着を一匹ずつ、着実に斬り捨てていっていた。
――シュバッ!! ――チンッ! ――シュバッ!! ――チンッ!
小太刀の刀身はほとんど見えない。居合抜きされたと思ったときにはもう、獲物を一刀のもとに斬り捨てた刀身は鞘に納め直されてしまっているからだ。
抜いた刀をこれほど素早く納められるのは、男が刀の柄を、親指を上にした逆手の形で握っているからだ。当然ながら、逆手で振った剣は、順手で振った剣に比べてずっと短く狭くしか斬れない。逆手が順手に勝る点など、有って無きが如しだ。実際、順手で振っていれば、磯巾着にいちいち密着するほど近づかなくとも斬れるのだから、格好つけと言われても仕方ないだろう。
もっとも、男のスキル構成が逆手の居合いで最も威力を発揮するスキル構成だから、そうしているだけなのだろうが。
さて、男の逆手居合い殺法で一刀必殺されていったポイモネの群れはたちまち数を減らしていって、とうとう残りは、トイレの先客である二人を犯している数匹だけになってしまう。
「ね、お姉様。あいつ、こっちに来るよ?」
「んぅー」
自分たちのほうにふらふら近づいてくる着流しの男に、未だ囚われている獲物二人は戸惑うように視線を交わす。だが、この切羽詰まっているのだかいないのだか分からない状況が、二人の体内で燻っていた情欲を揺さぶった。
「あ……ってか、あーし、ちょ……っ、んっ♥ これ、イきそっ……おっ、おっ、おぉ♥ おぁッ♥」
「んっ、んんぅ……んっ♥ っ、っん……ッ♥」
磯巾着の触手に四肢を拘束され、穴を貫かれて腹を膨らまされている無様な姿が、見知らぬ中年男の視線に晒されているかと思うと、一度は萎えかけていた欲情が一気に再燃した。
「あっ、おっ♥ おぁ、ああぁ、あっ、あぁ! ……これっ、あーし、ほんともっ……おっ、おぉッ!!」
「ん、んぅ……んごっ、ぉごッ! んがっ、がっ、はごぉおッ!!」
自由な口で音程の狂った嬌声を張り上げる妹のほうと、塞がれた口から濁った呻き声を吐いて身悶えるお姉様のほう。
見ようによっては触手の責め苦に苦悶しているようも見えるほど激しい痴態に、着流しの男は眉を顰めて、猛禽のような顔をいっそう凶悪なものにする。獲物二人を穴を責め立てているポイモネたちが余っている触手を散発的に放つのを、陽炎のような体捌きで躱しながら間合いを詰めると、最後の一歩は正面に倒れ込むほど深く踏み込み、地を這うような前傾姿勢からの逆手居合いが磯巾着を一閃した。
「あぁ! 近い近い近いっイイぃっきゅううぅ――ッ♥♥」
身体を倒すことで垂直ではなく水平の軌道で振われた小太刀が、囚われている二人を避けて、最後に残っていたポイモネ数匹を切り裂き、消滅させた。
「んんっあ――ッ♥ っはぅああぁッ♥ くぅっはああぁ――ッ♥♥」
地を舐めるような低い姿勢で、密着できる距離まで顔を近づけられた獲物二人は、それぞれを捕えていたポイモネが一瞬で切り裂かれて消滅するのと同時に絶頂し、穴内の性感帯を圧迫されていたことで高まり、堰き止められていた体液を、尿道口からド派手にぶちまけた。
おしっことは違う、おしっこよりも粘り気の強い体液は、抜き撃ちした刀を納めた直後の僅かな隙を衝いて、ちょうど当たる低い位置にあった着流し男の頭にじょばじょばと着弾した。
「むぅ……」
激しく迸った体液を頭から浴びて、男のくすんだ銀髪がべったりと濡れる。男の険しく顰められていた眉が落ちて、情けない顔になる。
「ふわわぁ♥」
「ぐひゃっ……♥」
触手から解放された二人は、達した法悦に浸りながら尻餅をついて、蕩けた悲鳴を上げる。
「む、すまぬ。尻を打ったか?」
着流しの男が半ば反射的にそう声をかけると、獲物だった二人は顔を見合わせ――にやりと淫靡に頬笑んだ。
「いいえ、平気よぉ」
「そんなことより、助けてくれてサンキュ♥」
「む……いや、こちらこそ余計な世話を焼いてしまったのか。邪魔をして、すまぬ」
獲物だった二人の姿をよくよく見れば、長時間の触手責めに遭っていたにしてはダメージを負っていない。毒属性の触手に対する防備を万全に調えた上で、触手プレイに興じていたのだと察せられた。
「ううん、謝られることなんて全然――あぁ、でもそうねぇ。もしも本当に謝りたいのなら……ね♥ 分かるでしょ? ねっ♥」
「そうそう。あーしら、一回イったくらいで満足する気じゃなかったんだから、その分の責任は取ってもらわないと……なっ♥」
二人は息ぴったりに言うと、いつの間にか引っ込んでいた腹に浮かび上がっている淫紋を見せつけるように仰向けで寝転がって、両足をM字に開いた服従ポーズで着流しの男にぽっかり開いた穴を見せつける。
「ここに……この穴に、あなたのおちんぽぶっ込んでぇ、中の卵が全部奥に入っちゃうくらいに、ずっこんずっこんハメ倒してぇん♥」
「お姉様のだけじゃなく、あーしのまんこもちゃんとパコれよ。あーしらが満足するまで萎えんの禁止だかんなっ!」
はしたないポーズで誘ってくる二人の痴態に、男は眉根をぎゅっと寄せる。そこに浮かぶのは、困惑の表情だった。
「まんこは……ない」
困惑の表情をそのままに、男はぼそりと、けれどはっきりと言った。
「……は?」
「いや、あるし」
二人とも、欲情の熱で蕩けていた目つきを険しくさせて、唐突に訳の分からないことを言ってきた男を見つめ返す。だが、訳が分からないのは男のほうだった。
「ない、だろう?」
男は二人の股間を凝視しながら、改めて断言する。
「いや、あるだろ。ここに穴、開いてんだろ!」
妹のほうが自分の両手で臀部の肉をむちっと左右に割り広げて、触手産卵プレイでぱかぱかに開いた肉穴を男に見せつける。
内側の鮮紅色を曝け出しているその穴は、確かに肉棒を入れるのに具合が良さそうだ。けれども、着流しの男はますます眉を顰めて、険しい顔になる。
「……その穴は、まんこでは、ない。尻の、穴だ」
一語ずつ区切った言い方で、はっきりとそう言った。
そう――二人が正常位を強請るような服従ポーズで見せつけていたのは、穴は穴でも前の穴ではない。後ろの穴だった。
というか、前に穴はなかった。前にはあるのは、穴ではなくて、ひとつの突起とふたつの玉だ。
そう、つまり――
「おまえたちは、男だ。男に、まんこは――ない」
着流しの男は当たり前の事実を、険しい顔で不安げに、けれども迷うことなく言い切った。
そう――彼女らは本当は彼女らではなく、彼らだったのだ!
「……」
「……」
断言されたほうの二人は、はしたないポーズのまま、無言で視線を交わす。そして直後、示し合わせたように動き出した。
「あぁら、それは違うと思うわぁ。ちんぽ突っ込んで気持ちいい穴なら、それがまんこよ。ね、そうじゃなくって?」
お姉様、いや男姉様のほうが前転する要領で素早く身体を起こすと両手を伸ばし、男の首に縋りつきながら、その口元に甘い吐息を吹きかけるように問いかける。
「い……いや、その理屈はおかし――ッ!?」
着流しの男は男姉様に迫られて仰け反るが、そのとき唐突に身を震わせた。と同時に、男の腰の辺りから悪戯っ子のような声が上がる。
「捕まーえ、ったぁ♥」
そこにいたのは、着流しの股間を割り開いて、男の逸物を取り出している妹――いや弟のほうだった。
「むっ! 某の装備を脱がせただと!?」
相手の装備を部分的に解除させるには、対象装備のレベルに応じた盗賊系技能と器用さが必要になる。男が着ている着流しはそれなりに高レベルのもので、ほぼ一瞬で部分解除されるとは露とも思っていなかったから、男は驚いたのだった。
「へぇ、萎えてんだ。けどな、男だなんだと文句を付けて萎えてるちんぽでも、あーしがちょっとこうしてやれば、みんなすぐビンビンにして、あーしらが女だって認めんのさ。あんたもすぐ、そうなっから――よッ♥」
妹は意地悪な笑いを漏らすと、露出させた男の陰茎を掌中に収めて、着流しを秒で部分解除してみせた器用度を遺憾なく発揮させた。
「むぉ!? ぐっ、むっむむッ!?」
大広間を埋め尽くしていた紫磯巾着の群れを眉ひとつ動かさずに駆逐せしめた着流しの男が、まだ柔らかい陰茎を軽く揉まれただけで眼を見開き、咳き込むような唸り声を上げた。
「へっへっ♥」
妹は男の顔を見上げて、得意げに笑う。だけど、その笑顔はしばらくすると、怪訝な顔に取って代わられてしまった。
「……あ? なんだよ、これ。柔いままって、なんだよこれ?」
妹の巧みな指使いに、男は確かに快感を覚えて呻いている。だというのに、その股間で弄ばれているものは、男の意思とは別個の不感症な生き物であるかのように、うんともすんとも言わぬままなのだった。
「あっ、あーしの手コキを食らって無反応だぁ!? てめぇ、このゲームやっといて不感症かよッ!?」
彼女はすぐにそう断じて、男を罵った。たとえ異性好きでも自分の手業を受けて秒で勃起しないちんぽなど、普通では有り得ない――それだけの自負を持っているからこその断定だった。
「え、嘘ぉ。不感症? このゲームで不感症って、ありえるのぉ?」
男姉様は男の首やら顔やらを撫でさすりながら、懐疑の顔で問い返す。
「だってお姉様、あーしの手コキで勃起しねーっつか、ぴくりともしないって有り得ねーし!」
「確かに……ハウちゃんの、ノンケだって勃たせる魔性の手コキで勃たないなんて、普通じゃないわねぇ」
「それにさ、このおっさんの顔! 感じてる顔してんのに、ちんぽだけふにゃったままって、百パー異常っしょ!」
「……何にしても、このおじさまは、あたしたちで勃起する気がないってことよね」
男姉様の手が、男の首回りから離れていく。その顔には憎々しげな表情が貼り付けられている。
「せっかくハウちゃんと二人で楽しく産卵されていたのを邪魔されて、なのに邪魔した張本人はちんぽを勃たせる気もないときた……ああぁ! 最っ悪ッ! もっ、信じらんなぁい!」
「す……すまぬ……」
頬を撫で合える距離から浴びせられる恨み節と、般若の如く猛った視線とに、男はたじろぐ。
「チッ――謝られても意味ねーんだっつの!」
「まったくよね……はぁ!」
「すまぬ……」
舌打ちと溜め息を向けられても、男には謝ることしかできない。
「だから意味ねー謝罪はいいっつの……チッ!」
「はぁ……もういいわ。なんか興醒めだし、ハウちゃん、帰りましょ」
「はーい、お姉様ぁ」
男姉様のほうが男からさっと離れると、妹のほうも立ち上がって、わざとらしく両手で膝頭を払ってから男姉様を追いかけていった。
「む……むぅ……」
広間に一人残された着流しの男が、所在なげに漏らした唸り声が、思いの外大きく響くのだった。
「は……?」
「んぅ……?」
磯巾着の種付け肉便器プレイを満喫していた二人は、予想していなかった物音に顔を見合わせる。
「なんの音かな、お姉様ぁ」
「ん、んんぅ、んぅーん!」
「お姉様、口にモノを突っ込まれたまま話すのは下品ってママに教わらなかったぁ?」
「んー……んっ!」
口に触手を頬張ったまま、呻き声で笑うお姉様。
互いに触手を穴に咥えたままの漫才をしていると、また、鋭い破裂音が鳴り響いた。
――シュバッ!! ――チンッ。
先ほどよりも音が近い。そのためか、破裂音に続いてもうひとつ、チンッ、と風鈴が鳴るような音も聞こえた。
「なんの音……ってゆーか、なんか、近づいてきてね?」
「……んっ」
小首を傾げた彼女に、お姉様のほうも仰向けで触手を呑んでいる体勢のままで、逆向きに頷いて同意を示した。
その間にも、破裂音と鈴音は小気味よくスキップするように連続しながら、だんだんと二人のほうに近づいてくる。二人は秘芯を嬲られながら産卵プレイされているのも忘れて、近づいてくる音のほうを見つめた。
音の正体は程なく、明らかになった。
それは一人の侠客だった。
剣士でも戦士で剣客でもなく侠客と評したのは、その男の装備が濃紺の着流しだったからだ。
くすんだ銀色の髪はクルーカットあるいはスポーツ刈りといった感じの短髪で、鋭い目つきをした猛禽を思わせる顔立ちの三十台顔だ。着流しの他に鎧や籠手、脚絆などは身につけておらず、左手にいわゆる長ドスと呼ばれる、白鞘の小太刀をただ一振り携えているばかりだった。
「お侍さんロールって、キモぉ」
最早ただの口癖でしかない感想を言った彼女の隣で、お姉様のほうが「んぅ!?」と声を上げた。闖入者を逆さまに見つめるその瞳には、「あの刀はまさか!?」と言わんばかりの光が宿っていた。
捕えている獲物二匹のそんな遣り取りを気にする機能を具えていないポイモネたちは、自分らの寝床にやってきた新たな獲物に対して、行動規範に則った対処を開始する。即ち、着流しの男に対して攻撃を仕掛けにいった。
無数の磯巾着が岩肌を這って男を取り囲み、半包囲の形で出鱈目に触手を打ちかける。何の統率も取られていない無秩序な攻撃だったけれど、男一人を圧殺するには十分過ぎる数の暴力だった。
――と、誰もが思うだろう場面で、男の動きは神懸かっていた。
「ふむ……」
歩きながらひとつ呟くように息を吐いたかと思うと、次の一歩を踏み出すのと同時に、ぐらりと横に倒れ込む。それと同時に、その瞬間まで男の身体があったところを触手が突き抜けていった。
しかし、ポイモネの数は多い。触手をひとつ避けたくらいでは、避けたことにならない。男の傾いだ身体を狙って、二本目、三本目の触手が飛来する。しかし、男の身体は旋風に巻き上げられる枯れ葉のようにくるりと翻って反対側に傾き、追撃の触手にも空を切らせた。
さらに四本目、五本目――と間断なく続く触手の波状攻撃を、男はさながら、渓流を流れる木の葉が石を躱して流れ続けるかのごとく、ゆらりふらりと傾ぎながら躱し続ける。驚異的なのは、その間、男がまっすぐ前に歩き続けていたことだ。
男は背後を除いた三方から放たれる触手の雨を避けながら距離を詰め、正面の磯巾着に手が届くところまで辿り着く。
「……って、近すぎね?」
妹のほうが眉根を寄せる。
着流しの男が手にしているのは小太刀で、確かに一般的な長剣よりも短いものだけど、それにしたって距離を詰めすぎているように見えた。
「あんなに近づいたら、キスできちゃうじゃん」
「んぅー」
妹の呟きに、お姉様のほうも同意する。二人して相変わらず触手に穴を拡張されているけれど、気分はすっかり冷めてしまっていた。
「お姉様、これどうすんの?」
「んんぅ……」
「っつか、いつまでそれ咥えてん?」
「……んっ」
「いや、分かんねーし」
たとえ本物ではないお遊びの姉妹だとしても、姉妹っぽくない会話だ。そんな、余人にはらしからぬ会話に聞こえる言葉を交わしながら、二人は着流しの男が繰り広げる大立ち回りを観賞していた。
さて、メトロノームのように右へ左へ、ときに背後や正面に上体を大きく傾がせながら、足下だけはほぼ一直線に正面の磯巾着へと間合いを詰めた、着流しの男。
いくら得物が小太刀といえど近すぎる間合いだ。また、男は未だ得物を抜いていない。小太刀は、左手に握った鞘に収められたままだ。
「あ――」
妹のほうが声を漏らしたとき、それはもう終わっていた。
着流しの男に肉薄された磯巾着が追い払うように触手を振った瞬間、ふらりと傾ぐようにそれを躱した男の右手が翻ると――ほんの少し前まで鞘に収まっていた小太刀が、チンッ、と涼やかな音を立てて鞘に収められていた。
「え、いまのなに……うわっ! 斬れてるし!」
小太刀が音を立てて鞘に収まったのと同時に、男の正面で触手を波打たせていた紫色の磯巾着が、ズバッと斜めに断ち割られて消滅した。
それを為したのが着流しの男だということは想像に難くない。おそらく、居合い抜きでひと撫でに斬り捨てたのだろう。だけど――それはあくまで推測で、断定することはできなかった。なぜなら、男が刀を抜いたところを、二人とも正確に見たわけではなかったからだ。
「……なに、いまのキモぉ。速すぎっつうか、あれ、【居合い】とか? ってか、逆手持ちだよね。意味分かんなくね? 格好つけかよ!」
「んんぅ……」
二人が驚きに目を瞠っている間にも、着流しの男は絶え間なく動き続けていた。繰り出される無数の触手を、急流を流れる木の葉のごとく避けながら歩き、周りを取り囲む磯巾着を一匹ずつ、着実に斬り捨てていっていた。
――シュバッ!! ――チンッ! ――シュバッ!! ――チンッ!
小太刀の刀身はほとんど見えない。居合抜きされたと思ったときにはもう、獲物を一刀のもとに斬り捨てた刀身は鞘に納め直されてしまっているからだ。
抜いた刀をこれほど素早く納められるのは、男が刀の柄を、親指を上にした逆手の形で握っているからだ。当然ながら、逆手で振った剣は、順手で振った剣に比べてずっと短く狭くしか斬れない。逆手が順手に勝る点など、有って無きが如しだ。実際、順手で振っていれば、磯巾着にいちいち密着するほど近づかなくとも斬れるのだから、格好つけと言われても仕方ないだろう。
もっとも、男のスキル構成が逆手の居合いで最も威力を発揮するスキル構成だから、そうしているだけなのだろうが。
さて、男の逆手居合い殺法で一刀必殺されていったポイモネの群れはたちまち数を減らしていって、とうとう残りは、トイレの先客である二人を犯している数匹だけになってしまう。
「ね、お姉様。あいつ、こっちに来るよ?」
「んぅー」
自分たちのほうにふらふら近づいてくる着流しの男に、未だ囚われている獲物二人は戸惑うように視線を交わす。だが、この切羽詰まっているのだかいないのだか分からない状況が、二人の体内で燻っていた情欲を揺さぶった。
「あ……ってか、あーし、ちょ……っ、んっ♥ これ、イきそっ……おっ、おっ、おぉ♥ おぁッ♥」
「んっ、んんぅ……んっ♥ っ、っん……ッ♥」
磯巾着の触手に四肢を拘束され、穴を貫かれて腹を膨らまされている無様な姿が、見知らぬ中年男の視線に晒されているかと思うと、一度は萎えかけていた欲情が一気に再燃した。
「あっ、おっ♥ おぁ、ああぁ、あっ、あぁ! ……これっ、あーし、ほんともっ……おっ、おぉッ!!」
「ん、んぅ……んごっ、ぉごッ! んがっ、がっ、はごぉおッ!!」
自由な口で音程の狂った嬌声を張り上げる妹のほうと、塞がれた口から濁った呻き声を吐いて身悶えるお姉様のほう。
見ようによっては触手の責め苦に苦悶しているようも見えるほど激しい痴態に、着流しの男は眉を顰めて、猛禽のような顔をいっそう凶悪なものにする。獲物二人を穴を責め立てているポイモネたちが余っている触手を散発的に放つのを、陽炎のような体捌きで躱しながら間合いを詰めると、最後の一歩は正面に倒れ込むほど深く踏み込み、地を這うような前傾姿勢からの逆手居合いが磯巾着を一閃した。
「あぁ! 近い近い近いっイイぃっきゅううぅ――ッ♥♥」
身体を倒すことで垂直ではなく水平の軌道で振われた小太刀が、囚われている二人を避けて、最後に残っていたポイモネ数匹を切り裂き、消滅させた。
「んんっあ――ッ♥ っはぅああぁッ♥ くぅっはああぁ――ッ♥♥」
地を舐めるような低い姿勢で、密着できる距離まで顔を近づけられた獲物二人は、それぞれを捕えていたポイモネが一瞬で切り裂かれて消滅するのと同時に絶頂し、穴内の性感帯を圧迫されていたことで高まり、堰き止められていた体液を、尿道口からド派手にぶちまけた。
おしっことは違う、おしっこよりも粘り気の強い体液は、抜き撃ちした刀を納めた直後の僅かな隙を衝いて、ちょうど当たる低い位置にあった着流し男の頭にじょばじょばと着弾した。
「むぅ……」
激しく迸った体液を頭から浴びて、男のくすんだ銀髪がべったりと濡れる。男の険しく顰められていた眉が落ちて、情けない顔になる。
「ふわわぁ♥」
「ぐひゃっ……♥」
触手から解放された二人は、達した法悦に浸りながら尻餅をついて、蕩けた悲鳴を上げる。
「む、すまぬ。尻を打ったか?」
着流しの男が半ば反射的にそう声をかけると、獲物だった二人は顔を見合わせ――にやりと淫靡に頬笑んだ。
「いいえ、平気よぉ」
「そんなことより、助けてくれてサンキュ♥」
「む……いや、こちらこそ余計な世話を焼いてしまったのか。邪魔をして、すまぬ」
獲物だった二人の姿をよくよく見れば、長時間の触手責めに遭っていたにしてはダメージを負っていない。毒属性の触手に対する防備を万全に調えた上で、触手プレイに興じていたのだと察せられた。
「ううん、謝られることなんて全然――あぁ、でもそうねぇ。もしも本当に謝りたいのなら……ね♥ 分かるでしょ? ねっ♥」
「そうそう。あーしら、一回イったくらいで満足する気じゃなかったんだから、その分の責任は取ってもらわないと……なっ♥」
二人は息ぴったりに言うと、いつの間にか引っ込んでいた腹に浮かび上がっている淫紋を見せつけるように仰向けで寝転がって、両足をM字に開いた服従ポーズで着流しの男にぽっかり開いた穴を見せつける。
「ここに……この穴に、あなたのおちんぽぶっ込んでぇ、中の卵が全部奥に入っちゃうくらいに、ずっこんずっこんハメ倒してぇん♥」
「お姉様のだけじゃなく、あーしのまんこもちゃんとパコれよ。あーしらが満足するまで萎えんの禁止だかんなっ!」
はしたないポーズで誘ってくる二人の痴態に、男は眉根をぎゅっと寄せる。そこに浮かぶのは、困惑の表情だった。
「まんこは……ない」
困惑の表情をそのままに、男はぼそりと、けれどはっきりと言った。
「……は?」
「いや、あるし」
二人とも、欲情の熱で蕩けていた目つきを険しくさせて、唐突に訳の分からないことを言ってきた男を見つめ返す。だが、訳が分からないのは男のほうだった。
「ない、だろう?」
男は二人の股間を凝視しながら、改めて断言する。
「いや、あるだろ。ここに穴、開いてんだろ!」
妹のほうが自分の両手で臀部の肉をむちっと左右に割り広げて、触手産卵プレイでぱかぱかに開いた肉穴を男に見せつける。
内側の鮮紅色を曝け出しているその穴は、確かに肉棒を入れるのに具合が良さそうだ。けれども、着流しの男はますます眉を顰めて、険しい顔になる。
「……その穴は、まんこでは、ない。尻の、穴だ」
一語ずつ区切った言い方で、はっきりとそう言った。
そう――二人が正常位を強請るような服従ポーズで見せつけていたのは、穴は穴でも前の穴ではない。後ろの穴だった。
というか、前に穴はなかった。前にはあるのは、穴ではなくて、ひとつの突起とふたつの玉だ。
そう、つまり――
「おまえたちは、男だ。男に、まんこは――ない」
着流しの男は当たり前の事実を、険しい顔で不安げに、けれども迷うことなく言い切った。
そう――彼女らは本当は彼女らではなく、彼らだったのだ!
「……」
「……」
断言されたほうの二人は、はしたないポーズのまま、無言で視線を交わす。そして直後、示し合わせたように動き出した。
「あぁら、それは違うと思うわぁ。ちんぽ突っ込んで気持ちいい穴なら、それがまんこよ。ね、そうじゃなくって?」
お姉様、いや男姉様のほうが前転する要領で素早く身体を起こすと両手を伸ばし、男の首に縋りつきながら、その口元に甘い吐息を吹きかけるように問いかける。
「い……いや、その理屈はおかし――ッ!?」
着流しの男は男姉様に迫られて仰け反るが、そのとき唐突に身を震わせた。と同時に、男の腰の辺りから悪戯っ子のような声が上がる。
「捕まーえ、ったぁ♥」
そこにいたのは、着流しの股間を割り開いて、男の逸物を取り出している妹――いや弟のほうだった。
「むっ! 某の装備を脱がせただと!?」
相手の装備を部分的に解除させるには、対象装備のレベルに応じた盗賊系技能と器用さが必要になる。男が着ている着流しはそれなりに高レベルのもので、ほぼ一瞬で部分解除されるとは露とも思っていなかったから、男は驚いたのだった。
「へぇ、萎えてんだ。けどな、男だなんだと文句を付けて萎えてるちんぽでも、あーしがちょっとこうしてやれば、みんなすぐビンビンにして、あーしらが女だって認めんのさ。あんたもすぐ、そうなっから――よッ♥」
妹は意地悪な笑いを漏らすと、露出させた男の陰茎を掌中に収めて、着流しを秒で部分解除してみせた器用度を遺憾なく発揮させた。
「むぉ!? ぐっ、むっむむッ!?」
大広間を埋め尽くしていた紫磯巾着の群れを眉ひとつ動かさずに駆逐せしめた着流しの男が、まだ柔らかい陰茎を軽く揉まれただけで眼を見開き、咳き込むような唸り声を上げた。
「へっへっ♥」
妹は男の顔を見上げて、得意げに笑う。だけど、その笑顔はしばらくすると、怪訝な顔に取って代わられてしまった。
「……あ? なんだよ、これ。柔いままって、なんだよこれ?」
妹の巧みな指使いに、男は確かに快感を覚えて呻いている。だというのに、その股間で弄ばれているものは、男の意思とは別個の不感症な生き物であるかのように、うんともすんとも言わぬままなのだった。
「あっ、あーしの手コキを食らって無反応だぁ!? てめぇ、このゲームやっといて不感症かよッ!?」
彼女はすぐにそう断じて、男を罵った。たとえ異性好きでも自分の手業を受けて秒で勃起しないちんぽなど、普通では有り得ない――それだけの自負を持っているからこその断定だった。
「え、嘘ぉ。不感症? このゲームで不感症って、ありえるのぉ?」
男姉様は男の首やら顔やらを撫でさすりながら、懐疑の顔で問い返す。
「だってお姉様、あーしの手コキで勃起しねーっつか、ぴくりともしないって有り得ねーし!」
「確かに……ハウちゃんの、ノンケだって勃たせる魔性の手コキで勃たないなんて、普通じゃないわねぇ」
「それにさ、このおっさんの顔! 感じてる顔してんのに、ちんぽだけふにゃったままって、百パー異常っしょ!」
「……何にしても、このおじさまは、あたしたちで勃起する気がないってことよね」
男姉様の手が、男の首回りから離れていく。その顔には憎々しげな表情が貼り付けられている。
「せっかくハウちゃんと二人で楽しく産卵されていたのを邪魔されて、なのに邪魔した張本人はちんぽを勃たせる気もないときた……ああぁ! 最っ悪ッ! もっ、信じらんなぁい!」
「す……すまぬ……」
頬を撫で合える距離から浴びせられる恨み節と、般若の如く猛った視線とに、男はたじろぐ。
「チッ――謝られても意味ねーんだっつの!」
「まったくよね……はぁ!」
「すまぬ……」
舌打ちと溜め息を向けられても、男には謝ることしかできない。
「だから意味ねー謝罪はいいっつの……チッ!」
「はぁ……もういいわ。なんか興醒めだし、ハウちゃん、帰りましょ」
「はーい、お姉様ぁ」
男姉様のほうが男からさっと離れると、妹のほうも立ち上がって、わざとらしく両手で膝頭を払ってから男姉様を追いかけていった。
「む……むぅ……」
広間に一人残された着流しの男が、所在なげに漏らした唸り声が、思いの外大きく響くのだった。
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