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Merle

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Gender Bender Bitches 5/7

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 【彫紋師】の称号を持つ女性PC・プロセルピナは戸惑っていた。
 最近、彼女からの猛アピールでセフレになることができた、【絶倫】の天稟ギフト(キャラ作成時にしか取得できないとい言われている超レア才能センスを、巷では天稟と呼ぶ)を持つ男性PC・ゲキに呼ばれて、彼女は高級宿屋ホテルの一室にやってきたのだが……そこで彼女を待っていたのは、ゲキだけではなかった。

「来たな。待ってたぜ」

 そう言ってプロセルピナを出迎えたゲキは全裸だった。薄らと色付き、湯気のような汗をまとっている肉体は、彼が既に一戦終えていることを物語っていた。
 実際、推察するまでもなく、ゲキが腰かけている豪華なベッドの真ん中には全裸の女性が二人、皺くちゃになったシーツの海で溺れるように突っ伏していた。

「……そちらは?」

 プロセルピナは事態を飲み込めないながらも、ともかく問いかける。

「ああ、いま自己紹介させる……おい、二人とも。ピナが来たから、起きろ。休憩はもういいだろ。ほら、起きて自己紹介してくれ」
「んぁ!」
「ひんっ!」

 ゲキの平手で丸出しの尻をピシャッと叩かれた二人が、ハスキーな嬌声を上げた。

「っ……てめー、いきなりケツ叩くんじゃねーっ!」
「そうよぉ、お尻が割れちゃったじゃなぁい」

 文句を言いながらのっそりと身体を起こす二人の美女――いや、美女と美少女が一人ずつ、か。
 口の悪いほうは、金色と桃色の縦縞という派手な髪を縦ロールのツインテールにしたギャル風の巨乳美少女。気怠げな口調のほうは、黒みがかった緑色の髪を背中にかかる程度のゆるふわワンレンヘアにした派手な感じの長身巨乳美女だ。
 二人とも、左の頬に●の下に▼を置いた模様の刺青タトゥを入れている。
 プロセルピナは二人に多少の親近感を覚えた。彼女もまた女性にしては長身の部類で、左目の下に涙模様のタトゥを入れているからだ。

「っつか、おまえさ……本気で女を呼んだんだな」

 全裸女性のうち、もう一方よりは華奢なほうの美少女が、派手な金桃縦縞ツインドリルの毛先に指を絡ませながら、ぞんざいな口調で溜め息を吐いた。

「おう、呼んだぜ」

 ゲキはなぜか得意げに胸を張る。

「褒めてねっつの……まあ、いいや。えぇと……あーしはハウティ。で、こっちのお姉様が――」
「キセノンよ。よろしくねぇ、ゲキのカノジョさん♥」

 全裸の二人は、どちらも豊満な胸を隠すことなく、プロセルピナに向かって自己紹介した。自分も挨拶を返そうとしていたプロセルピナだったけれど、キセノンが最後に言い足した一言で、その目論見は吹っ飛んでしまった。

「かっ、かかっかのじょ!?」
「え……あらぁ、違った?」
「えっ、あ、えっ……えっ!?」

 プロセルピナは答えに詰まって、ゲキを見る。ゲキはその視線を受け止めて、ゆっくり頷いた。

「彼女だな。俺はてっきりそうだと思っていたんだが、ピナは違うつもりだったかい?」
「うっ、ううん! 違わないわ!」
「そうか、そりゃ良かった。俺はずっと勘違いしていたのかと、いま滅茶苦茶焦ったぜ」

 ゲキは全然焦ってなさそうに、がははっ、と笑った。
 つられてプロセルピナも顔も綻ぶ。

「わたし、か、かのっ……ゲキの、か、かの、かのじょ……んんんっ♥」

 言われた瞬間は驚きのほうが強かったけれど、ゲキの笑顔を見ているうちに歓喜の声が込み上げてくる。

「おう。ピナは俺の彼女だ。そういや、ちゃんと言葉で言ったのは初めてだったな。そりゃ、誤解されていても仕方ないやな」
「ううん、わたしが悪いの! わたしが勝手に誤解してたのが悪いの! ゲキはわたしのこと、か、カノジョだと思ってくれていたのに、わたし、ちゃんと信じていられなくて……わたしっ……!」
「おいおい、泣くなよ。ピナが泣いていいのは、俺にイかされるときだけなんだぜ」
「……あはっ、そうね。そうだったわね」

 ゲキの冗談めかした口振りに、プロセルピナは泣きそうになっていた顔を緩めて、くすくす笑いながら指で目尻を拭った。
 そんな二人に、自己紹介させられたと思ったらいきなり傍観者にされていたキセノンとハウティが白けた顔を向けている。

「いや、カノジョってさぁ……このおっさん、いま、あーしらとヤってたじゃん? あーしらの格好、どう見ても事後じゃん? それでいいのか、カノジョさんよぉ」
「ハウちゃん、まぁまぁ。当事者たちがそれで納得しているんだし、いいじゃないの。素直に祝福してあげましょうよ」
「祝福すんのは別に構わねーんだけど、これって、あーしらを追い出して、こいつら二人でエッチ始める流れなんじゃね?」
「……有り得るわね」
「だしょ?」

 二人は別に小声で喋っていたわけではないので、ゲキとプロセルピナにも会話の中身はしっかり聞こえていた。

「ああ、妙な心配しなくていいぜ」

 ゲキは二人のほうに振り返って苦笑する。

「だいたい、おまえさんたちを追い出すつもりだったら、ピナを呼ぶ前にそうしているだろ」
「あ、それもそうねぇ」
「っつーか、おっさん。なんで、その姉ちゃんを呼んだんだっけ?」

 頷くキセノンの隣でハウティが首を捻る。ゲキは大真面目に答えた。

「楽しいことは彼女と分かち合いたい、って普通だろ」
「ええぇ……」
「こいつの頭、どーなってんだよ……」

 二人揃ってドン引き顔になるキセノンとハウティだったが、

「ゲキ……嬉しい!」

 プロセルピナは感極まった様子で涙ぐんでいた。

「え、ぇ……ええぇ……!」
「あんた、それでいいのかよ……」

 キセノンは呆気に取られて口をあんぐり開け、ハウティは知らない虫を見るような目をプロセルピナに向けている。だけど、当のプロセルピナ本人は二人の視線に気づいてもいない。ゲキだけを見つめて、長い睫に縁取られた切れ長の瞳を感涙で潤ませている。

「ゲキ……わたしも同じ気持ちよ。あなたにとっての楽しみは、わたしにっとてもそう。あなたと一緒に楽しみたいわ」
「ピナ、おまえなら分かってくれると思ってたぜ」
「ゲキ……」
「ピナ」

 見つめ合い、名前を呼び合う二人。
 ゲキの股間では小休憩していた逸物が、ぎゅーんと急速勃起していく。それを見たプロセルピナは歓喜の顔をますます輝かせる。

「あっ……ゲキ、嬉しい! わたしのために勃たせてくれるなんて!」

 プロセルピナは感激に身を震わせながら、大急ぎで装備解除していく。現実では有り得ない速度で全裸になったプロセルピナは、その裸体を誇るようにゲキの前で両手を広げる。

「ゲキ……!」
「ピナ」

 また名前を呼び合う二人。今度はどちらも全裸だ。阻むものがなくなった二つの身体は、吸い寄せられるように近づいていく。

「ゲキ……♥」
「……ピナ」

 そして抱き合う二人。
 それを傍で見ている二人。

「お姉様、これなんなん? あーしら、何に付き合わされてんの?」
「ハウちゃん……世の中には色んなひとがいるのよ」

 すっかり傍観者気分になっていた二人だが、プロセルピナと抱き合っていたゲキが首だけでそちらに振り向く。

「おまえさんたちも、休憩はもういいやな?」
「……ええ、まあ」
「いいんだけど……っつか、そっちのカノジョ、マジいいのか?」

 訝しげなハウティの問いかけに、プロセルピナはこくりと頷く。

「ええ、いいわ。だって、ゲキはとても魅力的な殿方だもの。わたしが独り占めしていいものではないわ」
「……わぁお、すっごい惚れ込みようだこと」
「あーしの知ってるカノジョと違うわー……まっ、いいけどね。あーしは巨根とエッチできればさっ」
「それもそうねぇ……はやる気十分になっちゃってるしぃ♥」

 二人は微笑み合うと、ベッドの上で大きくM字に開脚する。その中心部にあるのは、硬くなった男根だ。それを見たゲキが、にやりと笑う。

「いいね、やる気十分だ。ログアウトまで、たっぷり楽しもうぜ」

 だけど、彼の胸に抱き竦められているプロセルピナは違った。

「……へ? ……ぇ……あ、え、え、ええぇッ!?」

 裏声を張り上げて二人の股間に押っ立つちんぽ二本を交互に凝視し、開けたままの口をぱくぱく戦慄かせている。

「ん? どうした、ピナ?」

 首を傾げたゲキに、プロセルピナはシーツの上でM字開脚座りしているキセノンとハウティの股間を指差し、震える声を振り絞った。

「ゲ、ゲキ……あ、あれ……ち、ちちっち――」
「あれ? ――ああ、ちんぽだな。それがどうかしたか?」
「え――ッ!?」

 当たり前のように言われた返事に、プロセルピナは絶句した。
 一方の、指を指されている股間以外は女性シーメールの二人も、困惑顔を見合わせている。

「お姉様、お姉様。このカノジョさん、いまのいままで、あーしらのことガチ女性だと思ってたっぽくね?」
「みたいねぇ。普段だったら嬉しいんだけどぉ……全裸を見ていて、ここまで気づかないっていうのはちょぉっと天然すぎて、褒められている感じ、しないわねぇ」
「ねー」

 顔を見合わせ、これ見よがしに苦笑する二人。その間も、大股開きの股間では勃起ちんぽがふりふり揺れている。それが否応なく、プロセルピナの目を釘付けにする。

「お、男……どっどどうしましょ……! これは想定外だわ、無理よ無理。だって男が三人よ? 竿が三本よ? そして穴が、わたし一人よ! これがどういうことかって、つまりそれよ。あれよあれ、輪姦よ! 嘘っ、ゲキってそういう趣味だったの!? 知らなかったわ……ああ、でも、ゲキが望むなら……でもっ、ゲキに見られながら他の男のものを受け容れるだなんて、そんな破廉恥な……ああ、ああっ♥ でもでもっ、ゲキが望むなら仕方ないのよね……そう、仕方ないのよ。仕方なく――嫌だけど、でも仕方なく、なのよっ♥」

 独り言を捲し立てているうちに、最初は泣きそうだったプロセルピナの顔は徐々に赤味を帯びていき、最後には目を輝かせ、鼻腔を広げ、頬には笑窪を作った喜色満面の笑顔になっていた。

「……お姉様、これは想定内?」
「んまぁ、わざわざ呼ぶんだから、あたしたちみたいなのに抵抗のない女でしょうとは思っていたけれど……うん、この天然ビッチ感は予想外だわ」
「あ、それ! あーしもそれ思った。自覚薄々天然ビッチ」
「本当にいるのねぇ、自分はエロくないと思っている無自覚むっつりビッチって」

 二人は声を潜めることなく堂々と陰口を叩いているのだけど、紅潮した顔で鼻息混じりにまだ一人で捲し立てているプロセルピナには聞こえていない。

「あぁ、ゲキ、駄目よ駄目だわやっぱり駄目こんなのだっていやらしすぎるじゃないだって輪姦よ三本同時よ三穴コンプよそんなの過激すぎだわああっだめだめ! 見ちゃだめ、いやゲキ見ちゃ見ちゃ見ちゃああぁ――ッ♥♥」

 ゲキの胸に抱かれたまま、プロセルピナはぶるっと大きく身震いをして崩れ落ちた。

「ん? ピナ、イったのか?」
「はあぁ……ッ♥」

 言葉はなくとも、その甘く蕩けた吐息が答えになっていた。

「おいおい、輪姦される妄想だけでイくって、どんだけだっつーの」
「立ち往生アクメだなんてレベル高いわぁ」
「あ……ああぁ♥ っふああぁッ♥」

 二人が息の合った嘲笑を浴びせても、いまのプロセルピナにとってはご褒美にしかならないようだ。俯いたまま、びくっ、びくんっ、といちいち反応して身悶えている。

「おい、ピナ。まだ始めてもないのにダウンか?」

 ゲキは、跪いてしまったプロセルピナを見下ろす。反射的に顔を上げたプロセルピナが見たのは――

「ふぁ……あっ、あぁ♥ ゲキの、ち、ちんぽっ♥」

 仁王立ちするゲキの股間にぶら下がった――いや、そそり立った巨木のような男根だった。
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