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第二章 沼に足を取られた鳥は愛を知る
第9話
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絵梨佳が冷や汗をかきながら徳二の言葉に驚きの声を上げる。
「や……ヤクザ……?マジで……?」
「そうだ」
徳二の答えに絵梨佳がどういっていいか分からずに黙りこくる。その様子を見て、徳二はため息を吐いた。
「安心しろ。ヤクザだからとはいえ、お前に手を出す気も無ければどこかに売り飛ばす気もない。それに、いい加減何があったか話さないか?くだらない愚痴を聞くために部屋に上げたわけじゃないぞ?」
「ぐっ……」
徳二の問いに絵梨佳が言葉を詰まらす。
麻薬の事を話していいのか、それによって人が二人も死んだことを話していいのか、グルグルと絵梨佳の頭の中で廻る。先程までの酔いが一気に冷めていくのが分かる。
「その……さ……」
意を決して絵梨佳は徳二に話し始めた。
「……ということは、その逃げた女は絵梨佳という名前で、また麻薬絡みでリナって人が死んだ可能性があるんだな」
本山が奏たちの話を聞いてそう言葉を綴る。
特殊捜査室の戻った奏たちは冴子に今日の事を報告すると、冴子が本山と杉原を呼ぶと言い、二人にこの捜査室に足を運んでもらった。そして、奏たちが再度本山と杉原に奏たちが掴んだ手掛かりを話し、これからどう動くかをみんなで話し合う。
「……まずは絵梨佳とこの男を探すのが妥当ですね」
杉原が例のコピーしてきた写真に指を差しながらそう言葉を綴る。
「絵梨佳に関しては同じような事をしている人たちから何か話が聞けるかもしれません。男の方は……これは私の推測ですがもしかしたらヤクザ絡みの可能性がありませんか?」
「どういうことかしら?」
奏の言葉に冴子が疑問を問う。
「今回の事件は麻薬絡みです。一般人ではなかなか手に入りにくいのではないでしょうか?ですが、裏社会が関わっているとすれば麻薬が手に入ってもおかしくありません。それに、彼女たちがしていることは裏社会の人に目を付けられたり狙われてもおかしくないと思います」
奏がそう説明する。
「奏ちゃん、裏社会が麻薬に関わるって言うのは分かるけど、そういう女の子が裏社会に狙われるって言うのはどういう事?」
奏の話がよく分からなくて紅蓮がそう問いかける。
「その……、シオンさんが戸籍がないって言う話をしていたでしょう?そういう人は裏社会の人にとってはある意味好都合なのではないでしょうか?戸籍が無いという事はどこかに売り飛ばしたりしても痕跡がある可能性が低いです。そして、死んだところで特に誰も気づかないのではないでしょうか?」
奏の話にその場がしばらくの間静寂に包まれる。確かにあり得ない話ではないし、突拍子のない話でもない。裏社会の人間からしたらそう言った人たちはある意味好都合なのかもしれない。
「……じゃあ、絵梨佳って女も戸籍を持っていない可能性があるわけか……」
その静寂を槙が打ち破り、言葉を発する。
「絵梨佳さんも戸籍を持っていないかどうかまでは分かりませんが、可能性としてはあり得るかもしれません。ただ、一つ引っ掛かっていることがあるんです……」
「引っ掛かっていること?」
奏の言葉に透が反応する。
「その……、リコさんの時もリナさんの時も絵梨佳さんがその場にいた可能性は高いですよね?なのに、なぜ、絵梨佳さんは無事なのでしょうか?逃げたという事は判断が出来ている状態です。麻薬を使用していたらそんな判断はできないと思うのです。という事は、リコさんの時もリナさんの時もその場にはいたけど、絵梨佳さんは麻薬を使用していないという事ですよね?しかし、逃げたという点でもしかしたらリコさんの時もリナさんの時も絵梨佳さんにとって予想外のことが起きたのではないでしょうか……?」
「……つまり麻薬だと知らなかった可能性があるという事……よね……?」
冴子がそう言葉を綴る。
「可能性の話ですが、リコさんの時は麻薬だという事を知らなかったのではないかという可能性があります。そして、二回目の時は知っていながら何かしらの理由でリナさんに使用した可能性があります。しかし、リナさんの時も絵梨佳さんは『逃げて』いるという点から、それを何らかの理由で使用したものの、予想外のアクシデントが起こったのではないでしょうか?そして、リナさんを担いで出て行った男は絵梨佳さんが持っている麻薬の事を知っていますよね?そうなると、この男も今回のリナさんだけではなくリコさんの事件にも関係している可能性があると思うのです……」
奏が神妙な顔でそう言葉を綴る。
「……俺たちはこの男を追う。おまえらはこの女を追え」
本山の言葉に本山と杉原が男を追い、奏たちが絵梨佳を追うという話になる。そして、奏たちが捜査室を出ようとした時だった。
「あっ!奏ちゃん!ちょっと待って!!」
冴子が奏を呼び止める。
「これ、念のために持っておくといいわ♪」
冴子がそう言って奏にあるものを渡す。
「これは……」
奏が渡されたものを見て声を出す。
「一応、護身用よ♪」
冴子の言葉に奏が頷き、それをポケットの中に入れて、部屋を出て行った。
「……と、いう事があったんだよ」
絵梨佳が話し終えて深くため息を吐く。徳二は絵梨佳の話に何かを考えていた。
「そのマサという男はどこで麻薬を手に入れたかは分からないのか?」
「うん……。あたしも最初は麻薬だって知らなかったし、マサがなんであたしにそれを渡したのかも分からない……。ただ、マサはあたしがそれを使うものだと思っていたみたい……」
絵梨佳がそう言って、悲しそうな顔をする。
「そういや、お前は何でこんな事をしているんだ?金を稼ぐために普通に働くとは考えなかったのか?」
徳二がそう言葉を綴る。その言葉に絵梨佳は更に暗い表情をした。
「……無理だよ。あたしのママがしたことでまともな就職先が無かったもん……」
絵梨佳が暗い表情のまま言う。
「母親が何かしたのか?」
徳二がそう問いかける。しかし、絵梨佳はその言葉にすぐに答えない。余程の事があったのかもしれない。
「……殺人……」
しばらくして、絵梨佳がポツリと言う。
「……え?」
その言葉に徳二が声を出す。
「ママ、人を斬りつけちゃったんだ……」
絵梨佳の言葉に徳二は何を言っていいか分からずに口が挟めない。
「幸せに暮らしている家族を全員斬りつけたんだよ……」
絵梨佳が更に言葉を綴る。
「住んでたアパートの隣の部屋にその家族が住んでたんだ……。夫婦と小さな女の子と三人で……。とても幸せそうで隣からよく笑い声とかも聞こえてきた……。晴れた日とかはピクニックとか行くみたいで休みの日は家族でよく出掛けていたのをあたしも見たことがある……。ママはその家族が憎かったみたい……。『私もあんな風になりたかっただけなのに……』って言って、よく泣いてた……。そして、ある日、いつものように隣から笑い声が聞こえてきて、ママがその部屋に押しかけてその家族を斬りつけたんだ……。それも狂ったように笑いながら斬りつけたみたい……。後で警察が調べたらママの体の中から麻薬が検出されて、ママは殺人未遂と麻薬所持で捕まったよ……」
絵梨佳が表情を苦しませながらそう言葉を綴る。
部屋に静寂が流れる。徳二が話を聞いて絵梨佳がなぜ普通の仕事をせずにこのような事でお金を稼いでいたのかを何となく理解する。世間から見れば『殺人者の娘』というレッテルを貼られて何処にも居場所が無かったのだろう……。仕事を探すにしても母親が犯した罪によってどこも雇ってもらえない可能性はある。そうなると、生きていくためにはこの方法しか術がなかったのかもしれない……。
「……父親はどうしたんだ?」
徳二が先程の絵梨佳の話で父親が全く出てこなかったことに疑問を問う。
「ママの話だと、あたしを身籠ったと分かった時にいなくなっちゃったんだって……。ママはその人と幸せな家庭を築きたかったみたい……」
絵梨佳の言葉に徳二は何と言っていいか分からない。身籠った恋人、もしくは妻を見捨てたのだとしたら酷いことのようにも思える。なぜ、その男は絵梨佳の母親を見捨てたのか?そこにはどんな理由があるのか?
「もう凄かったんだよ?ニュースにまでなってさ!「松島 静香容疑者」って名前まで出されたんだよ!」
「……え?」
「や……ヤクザ……?マジで……?」
「そうだ」
徳二の答えに絵梨佳がどういっていいか分からずに黙りこくる。その様子を見て、徳二はため息を吐いた。
「安心しろ。ヤクザだからとはいえ、お前に手を出す気も無ければどこかに売り飛ばす気もない。それに、いい加減何があったか話さないか?くだらない愚痴を聞くために部屋に上げたわけじゃないぞ?」
「ぐっ……」
徳二の問いに絵梨佳が言葉を詰まらす。
麻薬の事を話していいのか、それによって人が二人も死んだことを話していいのか、グルグルと絵梨佳の頭の中で廻る。先程までの酔いが一気に冷めていくのが分かる。
「その……さ……」
意を決して絵梨佳は徳二に話し始めた。
「……ということは、その逃げた女は絵梨佳という名前で、また麻薬絡みでリナって人が死んだ可能性があるんだな」
本山が奏たちの話を聞いてそう言葉を綴る。
特殊捜査室の戻った奏たちは冴子に今日の事を報告すると、冴子が本山と杉原を呼ぶと言い、二人にこの捜査室に足を運んでもらった。そして、奏たちが再度本山と杉原に奏たちが掴んだ手掛かりを話し、これからどう動くかをみんなで話し合う。
「……まずは絵梨佳とこの男を探すのが妥当ですね」
杉原が例のコピーしてきた写真に指を差しながらそう言葉を綴る。
「絵梨佳に関しては同じような事をしている人たちから何か話が聞けるかもしれません。男の方は……これは私の推測ですがもしかしたらヤクザ絡みの可能性がありませんか?」
「どういうことかしら?」
奏の言葉に冴子が疑問を問う。
「今回の事件は麻薬絡みです。一般人ではなかなか手に入りにくいのではないでしょうか?ですが、裏社会が関わっているとすれば麻薬が手に入ってもおかしくありません。それに、彼女たちがしていることは裏社会の人に目を付けられたり狙われてもおかしくないと思います」
奏がそう説明する。
「奏ちゃん、裏社会が麻薬に関わるって言うのは分かるけど、そういう女の子が裏社会に狙われるって言うのはどういう事?」
奏の話がよく分からなくて紅蓮がそう問いかける。
「その……、シオンさんが戸籍がないって言う話をしていたでしょう?そういう人は裏社会の人にとってはある意味好都合なのではないでしょうか?戸籍が無いという事はどこかに売り飛ばしたりしても痕跡がある可能性が低いです。そして、死んだところで特に誰も気づかないのではないでしょうか?」
奏の話にその場がしばらくの間静寂に包まれる。確かにあり得ない話ではないし、突拍子のない話でもない。裏社会の人間からしたらそう言った人たちはある意味好都合なのかもしれない。
「……じゃあ、絵梨佳って女も戸籍を持っていない可能性があるわけか……」
その静寂を槙が打ち破り、言葉を発する。
「絵梨佳さんも戸籍を持っていないかどうかまでは分かりませんが、可能性としてはあり得るかもしれません。ただ、一つ引っ掛かっていることがあるんです……」
「引っ掛かっていること?」
奏の言葉に透が反応する。
「その……、リコさんの時もリナさんの時も絵梨佳さんがその場にいた可能性は高いですよね?なのに、なぜ、絵梨佳さんは無事なのでしょうか?逃げたという事は判断が出来ている状態です。麻薬を使用していたらそんな判断はできないと思うのです。という事は、リコさんの時もリナさんの時もその場にはいたけど、絵梨佳さんは麻薬を使用していないという事ですよね?しかし、逃げたという点でもしかしたらリコさんの時もリナさんの時も絵梨佳さんにとって予想外のことが起きたのではないでしょうか……?」
「……つまり麻薬だと知らなかった可能性があるという事……よね……?」
冴子がそう言葉を綴る。
「可能性の話ですが、リコさんの時は麻薬だという事を知らなかったのではないかという可能性があります。そして、二回目の時は知っていながら何かしらの理由でリナさんに使用した可能性があります。しかし、リナさんの時も絵梨佳さんは『逃げて』いるという点から、それを何らかの理由で使用したものの、予想外のアクシデントが起こったのではないでしょうか?そして、リナさんを担いで出て行った男は絵梨佳さんが持っている麻薬の事を知っていますよね?そうなると、この男も今回のリナさんだけではなくリコさんの事件にも関係している可能性があると思うのです……」
奏が神妙な顔でそう言葉を綴る。
「……俺たちはこの男を追う。おまえらはこの女を追え」
本山の言葉に本山と杉原が男を追い、奏たちが絵梨佳を追うという話になる。そして、奏たちが捜査室を出ようとした時だった。
「あっ!奏ちゃん!ちょっと待って!!」
冴子が奏を呼び止める。
「これ、念のために持っておくといいわ♪」
冴子がそう言って奏にあるものを渡す。
「これは……」
奏が渡されたものを見て声を出す。
「一応、護身用よ♪」
冴子の言葉に奏が頷き、それをポケットの中に入れて、部屋を出て行った。
「……と、いう事があったんだよ」
絵梨佳が話し終えて深くため息を吐く。徳二は絵梨佳の話に何かを考えていた。
「そのマサという男はどこで麻薬を手に入れたかは分からないのか?」
「うん……。あたしも最初は麻薬だって知らなかったし、マサがなんであたしにそれを渡したのかも分からない……。ただ、マサはあたしがそれを使うものだと思っていたみたい……」
絵梨佳がそう言って、悲しそうな顔をする。
「そういや、お前は何でこんな事をしているんだ?金を稼ぐために普通に働くとは考えなかったのか?」
徳二がそう言葉を綴る。その言葉に絵梨佳は更に暗い表情をした。
「……無理だよ。あたしのママがしたことでまともな就職先が無かったもん……」
絵梨佳が暗い表情のまま言う。
「母親が何かしたのか?」
徳二がそう問いかける。しかし、絵梨佳はその言葉にすぐに答えない。余程の事があったのかもしれない。
「……殺人……」
しばらくして、絵梨佳がポツリと言う。
「……え?」
その言葉に徳二が声を出す。
「ママ、人を斬りつけちゃったんだ……」
絵梨佳の言葉に徳二は何を言っていいか分からずに口が挟めない。
「幸せに暮らしている家族を全員斬りつけたんだよ……」
絵梨佳が更に言葉を綴る。
「住んでたアパートの隣の部屋にその家族が住んでたんだ……。夫婦と小さな女の子と三人で……。とても幸せそうで隣からよく笑い声とかも聞こえてきた……。晴れた日とかはピクニックとか行くみたいで休みの日は家族でよく出掛けていたのをあたしも見たことがある……。ママはその家族が憎かったみたい……。『私もあんな風になりたかっただけなのに……』って言って、よく泣いてた……。そして、ある日、いつものように隣から笑い声が聞こえてきて、ママがその部屋に押しかけてその家族を斬りつけたんだ……。それも狂ったように笑いながら斬りつけたみたい……。後で警察が調べたらママの体の中から麻薬が検出されて、ママは殺人未遂と麻薬所持で捕まったよ……」
絵梨佳が表情を苦しませながらそう言葉を綴る。
部屋に静寂が流れる。徳二が話を聞いて絵梨佳がなぜ普通の仕事をせずにこのような事でお金を稼いでいたのかを何となく理解する。世間から見れば『殺人者の娘』というレッテルを貼られて何処にも居場所が無かったのだろう……。仕事を探すにしても母親が犯した罪によってどこも雇ってもらえない可能性はある。そうなると、生きていくためにはこの方法しか術がなかったのかもしれない……。
「……父親はどうしたんだ?」
徳二が先程の絵梨佳の話で父親が全く出てこなかったことに疑問を問う。
「ママの話だと、あたしを身籠ったと分かった時にいなくなっちゃったんだって……。ママはその人と幸せな家庭を築きたかったみたい……」
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