神様のポイント稼ぎに利用された3~過保護な神々と溺愛家族に囲われています~

ゆめ

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第一章 紡がれる日常

第74話

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 邪神が全てを解決してくださいました!
 謝礼はダンジョン早期オープンでいいそうです!

 イグちゃんが皇帝に伝えたら眉間を揉みながらお礼を言ったらしい、ついでに僕を呼んできてくれって言われたけどそこはスルーで。
 呼び出し頻度がやんちゃな息子を持ったママさんと同レベル。

「どうして異世界ってこう、識字率が低いのかなぁ。俺、初めて刀国以外の国に行った時驚いたぞ」
「ラノベのテンプレの影響かな」
「スラちゃんが万能なのも?」
「それもあるけど、スラちゃんが万能なのはシャムスの能力かな」
「えへへ」
「更地になった場所は俺とトレントがマイムマイム踊って森にしといた!」
「涼玉は凄いねぇ」
「今回は俺も食事に参加して、人間を頭から食ったんだ!」
「「わんわんわんわん」」
「俺の話もきいてー!」

 全方位から子供たちが話しかけてくるので捌くのが大変です、イグちゃんもちょっと待ってね、ちびっ子から聞いて上げないとテンション上がって後が大変なんだ。

「アー君、ダンジョンにカレーも追加して! 父ちゃんがカレーは正義だって言ってたんよ!」
「カレーかぁ、いいな、でも追加するなら刀国のダンジョンじゃないとストライキ起こされる」
「うん!」
「アー君、アー君、彷徨える魂を大量捕獲したです! ラーシャが冥府に返すって言ってますけど、何か使い道ないですか!?」
「じゃあ涼玉が新しく作った森に解き放って守衛代わりにするか、聖女とかに浄化されないようにイネスが適度に鍛えておいて」
「はいです!」
「わたしの蹴りも伝授するか!」

 なんで皆して朝からこんなにテンション高いんだろう、ちょっと疲れて来ちゃったよ。
 それから暫くちびっ子らの話をうんうん聞き続け、勢い良くおやつを食べたあと皆で遊びに行ってしまった。
 子供ってそんなもんだよね。

「イグちゃんごめんね」
「おぅ、凄い勢いだったな、久々に新しいダンジョンオープンするからはしゃいでんのかね?」

 緑茶を飲みながらふへーっと息を吐くイグちゃん、動作がなんだかお年寄りっぽいよ。

「なんか俺も喋りたいことあった気がするんだけどなー、なんだったかなぁー」

 大福を食べながら首を傾げている。
 勢いに押されて記憶も押し流されちゃった?

「あー、あぁそうだ、ちょっと前に謎の組織の暗躍あったろ」
「あったね」
「巨人の国が暴挙に出た裏にもあいつらいたし、辺境伯が知らせてくれた内乱の種を蒔いたのも同じ奴らだった」

 まさかの展開。
 想像以上に大きい組織、しかも邪神でさえ殲滅出来ないってなぜだろう?

 女神様が子育てに時間を割いていてエロに触れる時間が減ったから、何てのはさすがにないだろうけど。

「イツキ、俺……かき揚げ食いたい」
「じゃあお昼はそれにしようか、丼と蕎麦、どっちがいい?」
「両方!! セットで!! 大盛りな!!」
「はぁい」

 興奮のあまりイグちゃんの下半身が闇から出てしまい、ぶわーーーっと座敷に瘴気が広がったけど、えっちゃんが闇を広げて一瞬で回収してくれました。
 日常にハラハラが突然乱入してくるの本当心臓に悪いよね。
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