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第二章 聖杯にまつわるお話
第184話
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帝国国教ヴィシュタル教、その教皇による聖地ツアー。
地上に舞い降りた天使のような麗しい顔をしているこの人、実は僕の旦那様の一人です。
誰よ承認したの。
「こちらがエルフにも大人気のリバーシブルと言われるゲームの道具です」
「俺知ってるー!」
「家庭教師のじいちゃんは将棋にはまってた」
「授業終わった後に二人で遊んでる」
将棋、そう言えば刀雲もやってるなぁ。
僕あれのルールさっぱり分からない。
「トランプ!」
「とうちゃんがこれで手品練習してるのこの間見た」
「それ言っちゃダメなやつ」
「内緒な、たぶん俺らへのサプライズだぜ」
入った店はおもちゃ屋だったらしい、オセロやトランプなど、地球で有名なゲームがずらり。
おっと花札発見。
『さいころ』
「チンチロリンでとうちゃに勝てない」
刀雲なぜか勝負ごとに強いんだよね、運を味方に付けているはずの騎士様も連敗中。
「かあちゃんってババ抜き本当弱い」
「炎ちゃんもやるけど、ゲームに熱中すると物理的にカードが燃える」
「トランプに炎耐性つけないの?」
「「なるほど」」
今まで思いつかなかったようです、帰ったらやってあげてください。
「じゃあこれ買ってこう」
「小遣いある?」
「あるっけ?」
「持ってきた!」
「……金貨は少々大きすぎるかと、ここは私が払っておきますね」
さすが帝国の皇子、持っている金額も大きかった。
僕も人のこと言えないけどね。
「ついでに他のも買ってー」
「はい、いいですよ」
「おじさまって呼んでやろう」
教皇は僕の旦那様の一人で、この皇子達は僕が生んだ。
……おじさまというよりパパ?
まぁいい、細かいことは置いておこう。
「これなんだろ、紐?」
「かあちゃんの趣味が謎」
「こっちは色なしの絵があるぞ」
『涼ちゃん、カルタあるよ』
「こ、これは……俺らの絵が描いてあるシリーズもある! キラキラとうちゃこれ買って!」
「ふふ、いいですよ。たくさん買っては不公平ですからね、一人一個までです」
教皇のセリフに皇子達が目の色を変えて真剣に選び始めた。
それにしても、めんこにおはじき、お手玉、けん玉、あやとり、塗り絵……女神様が選んだ地球産のゲームが意外と古い遊びも混ざっていますね。
あの人いくつなんだろう……。
「俺は、これだ!」
「兄ちゃんそれなに?」
「遊び大全って書いてある。中を見たら内外でやれる色々な遊びとルールが書いてあった」
「ぼくこれ」
「折り紙入門? お前こういうの好きだよな~、俺無理ぃ」
子供向けおもちゃだったので個々の単価はさほどでもなく、一番高価だったのはうちの子が描かれているカルタでした。
タイガが作ったのあるでしょうと、言うのは野暮かと黙っておきました。
「この騎士カルタの絵、カッコイイ」
「その絵はこの街を後援している貴族が描いたものですね、皇子の言葉を聞いたら喜びますよ」
「……とうちゃんに自慢する!」
その後、皇子の話を聞いた皇帝により、騎士を描いた貴族はアー君の計画する学校の教師として召し上げられることになるのだけど、僕が一番驚いたのはその人が50を過ぎているとか、実は孫もいるとかではなく、ネリちゃんを師匠と慕っている事だった。
師事する為だけに一時期、刀国に留学していたこともあるらしい。
世間って意外と狭いよね。
地上に舞い降りた天使のような麗しい顔をしているこの人、実は僕の旦那様の一人です。
誰よ承認したの。
「こちらがエルフにも大人気のリバーシブルと言われるゲームの道具です」
「俺知ってるー!」
「家庭教師のじいちゃんは将棋にはまってた」
「授業終わった後に二人で遊んでる」
将棋、そう言えば刀雲もやってるなぁ。
僕あれのルールさっぱり分からない。
「トランプ!」
「とうちゃんがこれで手品練習してるのこの間見た」
「それ言っちゃダメなやつ」
「内緒な、たぶん俺らへのサプライズだぜ」
入った店はおもちゃ屋だったらしい、オセロやトランプなど、地球で有名なゲームがずらり。
おっと花札発見。
『さいころ』
「チンチロリンでとうちゃに勝てない」
刀雲なぜか勝負ごとに強いんだよね、運を味方に付けているはずの騎士様も連敗中。
「かあちゃんってババ抜き本当弱い」
「炎ちゃんもやるけど、ゲームに熱中すると物理的にカードが燃える」
「トランプに炎耐性つけないの?」
「「なるほど」」
今まで思いつかなかったようです、帰ったらやってあげてください。
「じゃあこれ買ってこう」
「小遣いある?」
「あるっけ?」
「持ってきた!」
「……金貨は少々大きすぎるかと、ここは私が払っておきますね」
さすが帝国の皇子、持っている金額も大きかった。
僕も人のこと言えないけどね。
「ついでに他のも買ってー」
「はい、いいですよ」
「おじさまって呼んでやろう」
教皇は僕の旦那様の一人で、この皇子達は僕が生んだ。
……おじさまというよりパパ?
まぁいい、細かいことは置いておこう。
「これなんだろ、紐?」
「かあちゃんの趣味が謎」
「こっちは色なしの絵があるぞ」
『涼ちゃん、カルタあるよ』
「こ、これは……俺らの絵が描いてあるシリーズもある! キラキラとうちゃこれ買って!」
「ふふ、いいですよ。たくさん買っては不公平ですからね、一人一個までです」
教皇のセリフに皇子達が目の色を変えて真剣に選び始めた。
それにしても、めんこにおはじき、お手玉、けん玉、あやとり、塗り絵……女神様が選んだ地球産のゲームが意外と古い遊びも混ざっていますね。
あの人いくつなんだろう……。
「俺は、これだ!」
「兄ちゃんそれなに?」
「遊び大全って書いてある。中を見たら内外でやれる色々な遊びとルールが書いてあった」
「ぼくこれ」
「折り紙入門? お前こういうの好きだよな~、俺無理ぃ」
子供向けおもちゃだったので個々の単価はさほどでもなく、一番高価だったのはうちの子が描かれているカルタでした。
タイガが作ったのあるでしょうと、言うのは野暮かと黙っておきました。
「この騎士カルタの絵、カッコイイ」
「その絵はこの街を後援している貴族が描いたものですね、皇子の言葉を聞いたら喜びますよ」
「……とうちゃんに自慢する!」
その後、皇子の話を聞いた皇帝により、騎士を描いた貴族はアー君の計画する学校の教師として召し上げられることになるのだけど、僕が一番驚いたのはその人が50を過ぎているとか、実は孫もいるとかではなく、ネリちゃんを師匠と慕っている事だった。
師事する為だけに一時期、刀国に留学していたこともあるらしい。
世間って意外と狭いよね。
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