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第二章 聖杯にまつわるお話
第318話
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海のダンジョンプレオープンで、戦争を一つ潰して大団円。
戦争推進派の人は息子に座を譲って引退したってカイちゃんが言ってました。
内政に力を入れたいから他国に侵略して、国費や人間を無駄に消費したくないって前に言ってたからね。
カイちゃんが暮らしている王宮を中心に緑は増えているけど、それでもまだまだ水も緑も足りないそうです、砂漠特有の自然現象や魔物もあって、暮らすのは大変みたい。
「砂漠に緑を増やす方法ってないのかなぁ?」
「成人した涼を未来から連れてきてロデオさせる」
「俺?」
「ただし涼がいつ成竜になるか予測出来ないから、まず未来を特定する作業が必要になる」
『難題ね』
「難題ですねー」
アー君、パパたちを差し置いて一足早い夏休みに突入しました。
アカーシャみたいに課題合宿しないのかと聞いたら、遊びを最優先したいので、一日ちょっとずつ通ってどうにかするんだって。
それで間に合うならいいけどね?
「アー君、夏休みのご予定は?」
「ダンジョン梯子だろ、合宿通ったり、友達と遊びに行ったり、ギルドの仕事もしなきゃだし、うーん旅行も行きたいけど時間あるかな」
『僕らはどうしよっか』
「美味い物探したいよな」
「新種の果物欲しいですね」
アー君の予定がぎっしりで家族旅行は一泊二日ぐらいが限界かな?
それとも先に遊びに行って後から合流するのもいいかなぁ、でもその場合、最近はアー君が僕のやらかしの後始末に来る形になってるよね。
昔は騎士様がアー君の後始末に東奔西走してたのになぁ。
「問題は僕が強制召喚されて、トラブルに巻き込まれないか、だよね」
『フラグ』
「魔法陣が現れた時点で破棄出来ないか?」
「えっちゃんどうよ」
「キー」
「ダメっぽい。女神の妄想による強制力の一環だからだろうな」
それは、うん、本当にどうにもならない。
「家族で遊びに行くにも、家族の単位を考えないとプレオープンみたいに無限に参加者が増えるな」
『邪神一家だけでも大変よ』
「この家に住んでる家族単位で」
「池でクラーケンが自己主張してます」
親クラーケンはともかく子クラーケンに外の世界は早すぎる気がします、戦闘力か逃亡スキルないと危険かな。
「アカーシャから聞いたことがあるんだけど、観察日記みたいなのあるんだっけ」
「ある。アカーシャは人魚の観察日記だして赤点もらったって言ってた」
『相手が悪かったの』
「一日筋トレしかしてなかったから、観察日記としては評価が低かったって言ってたな!」
「思いつきました! アー君の領地改革日記書きましょう!」
イネスの提案に一瞬「それだ!」という表情をしたアー君、けど唸りながら耳をぺたんと伏せてしまった。
「生産は涼のおかげで安定をすっ飛ばして豊作だけど、目ぼしい変化はないんだよな」
「新しい村を作りましょう!」
『この夏始まる新しい村生活!』
「手始めにどこかのスラムを急襲しましょう!!」
イネスは単にスラムを襲ってぺかぺかしたいだけの気がします。
「どうせなら砂漠開拓するか」
『する』
「かあちゃ、ドリちゃんの魔力凝縮した弁当作って」
「私は黄金シリーズのスイーツ持っていきます」
他には何を持っていくか討論した所、とりあえずドリちゃんの種子を一つ。
これさえあれば拠点を決めた際に絶対安全圏を確保出来るからね、街の運用も任せられるのでとても安心。
そういう訳で、アー君の夏休みの課題の一つとして、砂漠に街を作ることになりました。
いざとなったら人間じゃなく魔物の街にしてもいいからね、その辺は臨機応変で!
戦争推進派の人は息子に座を譲って引退したってカイちゃんが言ってました。
内政に力を入れたいから他国に侵略して、国費や人間を無駄に消費したくないって前に言ってたからね。
カイちゃんが暮らしている王宮を中心に緑は増えているけど、それでもまだまだ水も緑も足りないそうです、砂漠特有の自然現象や魔物もあって、暮らすのは大変みたい。
「砂漠に緑を増やす方法ってないのかなぁ?」
「成人した涼を未来から連れてきてロデオさせる」
「俺?」
「ただし涼がいつ成竜になるか予測出来ないから、まず未来を特定する作業が必要になる」
『難題ね』
「難題ですねー」
アー君、パパたちを差し置いて一足早い夏休みに突入しました。
アカーシャみたいに課題合宿しないのかと聞いたら、遊びを最優先したいので、一日ちょっとずつ通ってどうにかするんだって。
それで間に合うならいいけどね?
「アー君、夏休みのご予定は?」
「ダンジョン梯子だろ、合宿通ったり、友達と遊びに行ったり、ギルドの仕事もしなきゃだし、うーん旅行も行きたいけど時間あるかな」
『僕らはどうしよっか』
「美味い物探したいよな」
「新種の果物欲しいですね」
アー君の予定がぎっしりで家族旅行は一泊二日ぐらいが限界かな?
それとも先に遊びに行って後から合流するのもいいかなぁ、でもその場合、最近はアー君が僕のやらかしの後始末に来る形になってるよね。
昔は騎士様がアー君の後始末に東奔西走してたのになぁ。
「問題は僕が強制召喚されて、トラブルに巻き込まれないか、だよね」
『フラグ』
「魔法陣が現れた時点で破棄出来ないか?」
「えっちゃんどうよ」
「キー」
「ダメっぽい。女神の妄想による強制力の一環だからだろうな」
それは、うん、本当にどうにもならない。
「家族で遊びに行くにも、家族の単位を考えないとプレオープンみたいに無限に参加者が増えるな」
『邪神一家だけでも大変よ』
「この家に住んでる家族単位で」
「池でクラーケンが自己主張してます」
親クラーケンはともかく子クラーケンに外の世界は早すぎる気がします、戦闘力か逃亡スキルないと危険かな。
「アカーシャから聞いたことがあるんだけど、観察日記みたいなのあるんだっけ」
「ある。アカーシャは人魚の観察日記だして赤点もらったって言ってた」
『相手が悪かったの』
「一日筋トレしかしてなかったから、観察日記としては評価が低かったって言ってたな!」
「思いつきました! アー君の領地改革日記書きましょう!」
イネスの提案に一瞬「それだ!」という表情をしたアー君、けど唸りながら耳をぺたんと伏せてしまった。
「生産は涼のおかげで安定をすっ飛ばして豊作だけど、目ぼしい変化はないんだよな」
「新しい村を作りましょう!」
『この夏始まる新しい村生活!』
「手始めにどこかのスラムを急襲しましょう!!」
イネスは単にスラムを襲ってぺかぺかしたいだけの気がします。
「どうせなら砂漠開拓するか」
『する』
「かあちゃ、ドリちゃんの魔力凝縮した弁当作って」
「私は黄金シリーズのスイーツ持っていきます」
他には何を持っていくか討論した所、とりあえずドリちゃんの種子を一つ。
これさえあれば拠点を決めた際に絶対安全圏を確保出来るからね、街の運用も任せられるのでとても安心。
そういう訳で、アー君の夏休みの課題の一つとして、砂漠に街を作ることになりました。
いざとなったら人間じゃなく魔物の街にしてもいいからね、その辺は臨機応変で!
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