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第二章 聖杯にまつわるお話
第397話
帝国に戦争の火の粉が降りかかってきた。
そこで張り切ったのが派手好き&お祭り大好きなうちの子たち。
「皇帝に林檎あげるね」
「甲殻類の殻で鎧とか盾とか作るから、持って行っていいぞ!」
『林檎で作った盾もあるの。魔法反射よ』
「先手必勝でさっさと終わらせて勝利パーティーやろうな、現地までは俺とパパが送るから」
なんだろうこの戦う前から勝利している感じ。
戦う必要あるのかな?
「あの、魔物が……」
「イツキ様、イツキ様、お願いしまぁす!」
戸惑う伝令の兵士さんがガクブルしながら声をかけてきた。勇気がありますね。
それに対し、「ビール追加で!」と同じノリで女神様が僕を呼んだ。
いやあれは時代劇の悪役を呼ぶノリかもしれない。
しかし魔物対策を僕に丸投げってそれでいいのだろうか。
でも飛行系の魔物の種類には興味あるので見に行くけどね!
そうして皇帝は料理に未練を残す部下たちを引き連れて出陣の準備、僕は魔物を見るために移動する事になりました。
どこに行けば見れるんだろうなー?
『僕らはご飯続行するの』
「ま、そうだな。争いより飯だ!」
「誰かネヴォラ知りませんか? どこにもいないです」
「……まだダンジョンに残ってたりするのか? まぁ明日迎えに行ってくる」
「また野生化しちゃいませんかね?」
『ちょっと怪しいの』
一晩ダンジョンで過ごす事に対する心配はないらしい、まぁあの子の実家がダンジョンだしなぁ。
転移も使えるし、危険なことには早々ならないといいな。
「かあちゃん、俺と空の旅に行こうぜ!」
「ヨムちゃんは飛べないでしょう?」
「知り合いのドラゴンの背に乗せてもらう」
何それ乗りたい。
「行こう、今すぐ行こう!」
ドラゴンに乗るのはロマン!
「涼ちゃんよろしく!」
「どっかーーん!」
ヨムちゃんの掛け声に涼玉が変身した。
でっかいドラゴンではなくでっかい赤ん坊に。
「失敗したぁ!」
体が大きいから声も大きくてですね、耳がキーーンってなる。
『そもそも成功したことないのよ』
「この状況でコント、さすがの余裕です」
少し離れた所にいるイネスが海老を食べながらツッコミを入れている。
『涼ちゃん戻って』
「分かった」
ぽふんと涼玉が元に戻った。
シャムスが何か言ってくれたのだろう、ありがとー。
「そう言えば向かってきてる魔物ってなんだろうね?」
「パパが確認してくれた。ガーゴイルだって」
ガーゴイル、空を飛ぶ魔物。
……僕を乗せて飛べたりしないだろうか。
百歩譲って数匹でこう、巨大なカゴを持ってもらってそれに乗るとか。
交渉してみていいですか?
そこで張り切ったのが派手好き&お祭り大好きなうちの子たち。
「皇帝に林檎あげるね」
「甲殻類の殻で鎧とか盾とか作るから、持って行っていいぞ!」
『林檎で作った盾もあるの。魔法反射よ』
「先手必勝でさっさと終わらせて勝利パーティーやろうな、現地までは俺とパパが送るから」
なんだろうこの戦う前から勝利している感じ。
戦う必要あるのかな?
「あの、魔物が……」
「イツキ様、イツキ様、お願いしまぁす!」
戸惑う伝令の兵士さんがガクブルしながら声をかけてきた。勇気がありますね。
それに対し、「ビール追加で!」と同じノリで女神様が僕を呼んだ。
いやあれは時代劇の悪役を呼ぶノリかもしれない。
しかし魔物対策を僕に丸投げってそれでいいのだろうか。
でも飛行系の魔物の種類には興味あるので見に行くけどね!
そうして皇帝は料理に未練を残す部下たちを引き連れて出陣の準備、僕は魔物を見るために移動する事になりました。
どこに行けば見れるんだろうなー?
『僕らはご飯続行するの』
「ま、そうだな。争いより飯だ!」
「誰かネヴォラ知りませんか? どこにもいないです」
「……まだダンジョンに残ってたりするのか? まぁ明日迎えに行ってくる」
「また野生化しちゃいませんかね?」
『ちょっと怪しいの』
一晩ダンジョンで過ごす事に対する心配はないらしい、まぁあの子の実家がダンジョンだしなぁ。
転移も使えるし、危険なことには早々ならないといいな。
「かあちゃん、俺と空の旅に行こうぜ!」
「ヨムちゃんは飛べないでしょう?」
「知り合いのドラゴンの背に乗せてもらう」
何それ乗りたい。
「行こう、今すぐ行こう!」
ドラゴンに乗るのはロマン!
「涼ちゃんよろしく!」
「どっかーーん!」
ヨムちゃんの掛け声に涼玉が変身した。
でっかいドラゴンではなくでっかい赤ん坊に。
「失敗したぁ!」
体が大きいから声も大きくてですね、耳がキーーンってなる。
『そもそも成功したことないのよ』
「この状況でコント、さすがの余裕です」
少し離れた所にいるイネスが海老を食べながらツッコミを入れている。
『涼ちゃん戻って』
「分かった」
ぽふんと涼玉が元に戻った。
シャムスが何か言ってくれたのだろう、ありがとー。
「そう言えば向かってきてる魔物ってなんだろうね?」
「パパが確認してくれた。ガーゴイルだって」
ガーゴイル、空を飛ぶ魔物。
……僕を乗せて飛べたりしないだろうか。
百歩譲って数匹でこう、巨大なカゴを持ってもらってそれに乗るとか。
交渉してみていいですか?
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