神様のポイント稼ぎに利用された3~過保護な神々と溺愛家族に囲われています~

ゆめ

文字の大きさ
405 / 1,309
第二章 聖杯にまつわるお話

第397話

 帝国に戦争の火の粉が降りかかってきた。
 そこで張り切ったのが派手好き&お祭り大好きなうちの子たち。

「皇帝に林檎あげるね」
「甲殻類の殻で鎧とか盾とか作るから、持って行っていいぞ!」
『林檎で作った盾もあるの。魔法反射よ』
「先手必勝でさっさと終わらせて勝利パーティーやろうな、現地までは俺とパパが送るから」

 なんだろうこの戦う前から勝利している感じ。
 戦う必要あるのかな?

「あの、魔物が……」
「イツキ様、イツキ様、お願いしまぁす!」

 戸惑う伝令の兵士さんがガクブルしながら声をかけてきた。勇気がありますね。
 それに対し、「ビール追加で!」と同じノリで女神様が僕を呼んだ。
 いやあれは時代劇の悪役を呼ぶノリかもしれない。

 しかし魔物対策を僕に丸投げってそれでいいのだろうか。
 でも飛行系の魔物の種類には興味あるので見に行くけどね!

 そうして皇帝は料理に未練を残す部下たちを引き連れて出陣の準備、僕は魔物を見るために移動する事になりました。
 どこに行けば見れるんだろうなー?

『僕らはご飯続行するの』
「ま、そうだな。争いより飯だ!」
「誰かネヴォラ知りませんか? どこにもいないです」
「……まだダンジョンに残ってたりするのか? まぁ明日迎えに行ってくる」
「また野生化しちゃいませんかね?」
『ちょっと怪しいの』

 一晩ダンジョンで過ごす事に対する心配はないらしい、まぁあの子の実家がダンジョンだしなぁ。
 転移も使えるし、危険なことには早々ならないといいな。

「かあちゃん、俺と空の旅に行こうぜ!」
「ヨムちゃんは飛べないでしょう?」
「知り合いのドラゴンの背に乗せてもらう」

 何それ乗りたい。

「行こう、今すぐ行こう!」

 ドラゴンに乗るのはロマン!

「涼ちゃんよろしく!」
「どっかーーん!」

 ヨムちゃんの掛け声に涼玉が変身した。
 でっかいドラゴンではなくでっかい赤ん坊に。

「失敗したぁ!」

 体が大きいから声も大きくてですね、耳がキーーンってなる。

『そもそも成功したことないのよ』
「この状況でコント、さすがの余裕です」

 少し離れた所にいるイネスが海老を食べながらツッコミを入れている。

『涼ちゃん戻って』
「分かった」

 ぽふんと涼玉が元に戻った。
 シャムスが何か言ってくれたのだろう、ありがとー。

「そう言えば向かってきてる魔物ってなんだろうね?」
「パパが確認してくれた。ガーゴイルだって」

 ガーゴイル、空を飛ぶ魔物。
 ……僕を乗せて飛べたりしないだろうか。
 百歩譲って数匹でこう、巨大なカゴを持ってもらってそれに乗るとか。

 交渉してみていいですか?
感想 1

あなたにおすすめの小説

人気アイドルの俺、なぜかメンバー全員に好かれてます

七瀬
BL
デビュー4年目の人気アイドルグループ「ECLIPSE(エクリプス)」に所属する芹沢 美澄(せりざわみすみ)は、昔からどこか抜けていてマイペースな性格。 歌もダンスも決して一番ではないはずなのに、なぜかファンからもメンバーからも目を離されない存在だった。 世話焼きな幼なじみ、明るく距離の近い同い年、しっかり者で面倒見のいい年上、掴みどころのない自由人、そして無言で隣にいるリーダー——。 気づけば、美澄の周りにはいつも誰かがいて、当たり前のように甘やかされていく。

穏やかに生きたい(隠れ)夢魔の俺が、癖強イケメンたちに執着されてます。〜平穏な学園生活はどこにありますか?〜

春凪アラシ
BL
「平穏に生きたい」だけなのに、 癖強イケメンたちが俺を狙ってくるのは、なぜ!? トラブルを避ける為、夢魔の血を隠して学園生活を送るフレン(2年)。 彼は見た目は天使、でも本人はごく平凡に過ごしたい穏健派。
なのに、登校初日から出会ったのは最凶の邪竜後輩(1年)!? 
他にも幼馴染で完璧すぎる優等生騎士(3年)に、不良だけど面倒見のいい悪友ワーウルフ(同級生)まで……なぜか異種族イケメンたちが次々と接近してきて―― 運命の2人を繋ぐ「刻印制度」なんて知らない! 恋愛感情もまだわからない! 
それでも、騒がしい日々の中で、少しずつ何かが変わっていく。 個性バラバラな異種族イケメンたちに囲まれて、フレンの学園生活は今日も波乱の予感!? 
甘くて可笑しい、そして時々執着も見え隠れする 愛され体質な主人公の青春ファンタジー学園BLラブコメディ! 月、水、金、日曜日更新予定!(番外編は更新とは別枠で不定期更新) 基本的にフレン視点、他キャラ視点の話はside〇〇って表記にしてます!

俺は夜、社長の猫になる

衣草 薫
BL
冤罪で職を追われた葵は、若き社長・鷹宮に拾われる。 ただし条件は――夜は“猫”として過ごすこと。 言葉を話さず、ただ撫でられるだけの奇妙な同居生活。 タワマン高層階の部屋で、葵は距離を崩さない鷹宮に少しずつ惹かれていく。 けれど葵はまだ知らない。自分が拾われた本当の理由を。

最弱白魔導士(♂)ですが最強魔王の奥様になりました。

はやしかわともえ
BL
のんびり書いていきます。 2023.04.03 閲覧、お気に入り、栞、ありがとうございます。m(_ _)m お待たせしています。 お待ちくださると幸いです。 2023.04.15 閲覧、栞、お気に入りありがとうございます。 m(_ _)m 更新頻度が遅く、申し訳ないです。 今月中には完結できたらと思っています。 2023.04.17 完結しました。 閲覧、栞、お気に入りありがとうございます! すずり様にてこの物語の短編を0円配信しています。よろしければご覧下さい。

普段「はい」しか言わない僕は、そばに人がいると怖いのに、元マスターが迫ってきて弄ばれている

迷路を跳ぶ狐
BL
全105話*六月十一日に完結する予定です。 読んでいただき、エールやお気に入り、しおりなど、ありがとうございました(*≧∀≦*)  魔法の名手が生み出した失敗作と言われていた僕の処分は、ある日突然決まった。これから捨てられる城に置き去りにされるらしい。  ずっと前から廃棄処分は決まっていたし、殺されるかと思っていたのに、そうならなかったのはよかったんだけど、なぜか僕を嫌っていたはずのマスターまでその城に残っている。  それだけならよかったんだけど、ずっとついてくる。たまにちょっと怖い。  それだけならよかったんだけど、なんだか距離が近い気がする。  勘弁してほしい。  僕は、この人と話すのが、ものすごく怖いんだ。

春野くんち―僕の日常は、過保護な兄弟たちに囲まれている―

猫に恋するワサビ菜
BL
春野家の朝は、いつも賑やかで少しだけ過保護。 穏やかで包容力のある長男・千隼。 明るくチャラめだが独占欲を隠さない次男・蓮。 家事万能でツンデレ気味な三男・凪。 素直になれないクールな末っ子・琉生。 そして、四人の兄弟から猫のように可愛がられている四男の乃空。 自由奔放な乃空の振る舞いに、兄たちは呆れながらも、とろけるような笑顔で彼を甘やかす。

身代わり召喚された俺は四人の支配者に溺愛される〜囲い込まれて逃げられません〜

たら昆布
BL
間違って異世界召喚された青年が4人の男に愛される話

大学一軍イケメンにいちご狩りに誘われた陰キャの俺、なぜかいちごじゃなくて俺が喰われたんだが(?)

子犬一 はぁて
BL
大学一軍イケメン×大学九軍陰キャ 喰われるなんて聞いてないんだが(?) 俺はただ、 いちご狩りに誘われただけだが。 なのに── 誘ってきた大学一軍イケメンの海皇(21)に なぜか俺が捕まって食われる展開に? ちょっと待てい。 意味がわからないんだが! いちご狩りから始まる ケンカップルいちゃらぶBL ※大人描写のある話はタイトルに『※』あり