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第三章 世界に降りかかる受難
第592話
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スラムで遭遇したチンピラ五人衆に連れられて、やってきました冒険者ギルド。
ところでここ、どこの町なんだろうね?
「おい、本当に入らなきゃダメなのか?」
「兄貴一人で行ってきてくださいよぉ」
「ガクブル」
「もう二度と悪いことしないから帰らせて」
「悪いことから足洗うから許してほしい」
出会った時は僕を売ろうとするぐらい悪党だったはずなのに、なんだか小悪党になっちゃったなぁ。
出入口横でこそこそしているけど、いつまでもここにいると不審に思った冒険者に声を掛けられるよ? アー君の教育はしっかりしているからね!!
「あー胃が痛い」
「兄貴ガンバ」
「カレー食べたい」
「食べさせる金が俺らにないのよ」
「明日から真面目に生きるから帰らせて」
「雑用でも何でもやるから許して」
お金がないのか、ならば稼げばいいじゃない。
「僕を冒険者ギルドに届けると報奨金出るの」
「まじかよ、どんな罠だ」
「めいわくりょう」
「迷惑かけている自覚があるんだ」
あるよ。反省していないだけで。
「っく、ここにいても仕方がない、とりあえずコイツを届けて縁を切りたい」
「えーんえーん、おっさんがショタを見捨てようとしてるよー、えーん」
「棒読みな嘘泣きだなぁ」
「おいテメェラ、何神子様泣かせてんだ」
「いや、これ嘘泣き……」
「なにあの筋肉」
「腕が俺の腕二本分ありそう、ひぃぃ」
鶏もびっくりなトサカを持つお兄さん?が僕に気付いてこちらにやってきた。
触りたい、あのトサカ。
「ほら、涙何て一滴も流れてないだろ!?」
「どうなんです神子様」
「カレーを奢ると言ったのに逃げようとしてるのよ、食い逃げ」
「まだ食ってない、奢るとも言ってねぇぞ」
「兄貴、しーー! なんか俺らの立場悪そう!」
わちゃわちゃしてたら中から黒ヒョウの獣人さんが仲間とともに出てきて、素通りしようとしたのをトサカが引き留めた。
わわ、まさか。
「……え、講習会で聞いたことはあるけど、本当に発生することあるの!?」
「よしやれ、やってこい!」
「知り合いに自慢する!」
「あれ神子様かしら、きゃぁ可愛い!」
黒ヒョウさんと愉快な三人のマッチョで組まれたパーティー、そう全員男なのです。ぴょえ。
「神子様ー、おいでー、おいでー」
「はーあーい」
「よし行けっ! そのまま真っすぐ!」
「兄貴、これ俺ら帰っていいかな」
黒ヒョウさんが屈んで両手を広げてくれたので、五人衆から離れてふらふら~っとそちらに足が向いてしまったのです。
相手がモフモフだからこれは仕方ない。
「よし確保っ!」
「ほわほわ」
「もふっている内に受付連れてけ! お前らも来いっ!」
「兄貴ぃ」
「逃げれない気がする。嫌な予感はしないから大人しくしておこう」
黒ヒョウさんの毛並みはちょっとゴワゴワ、冒険者生活でお手入れ怠っていますね。
ところでここ、どこの町なんだろうね?
「おい、本当に入らなきゃダメなのか?」
「兄貴一人で行ってきてくださいよぉ」
「ガクブル」
「もう二度と悪いことしないから帰らせて」
「悪いことから足洗うから許してほしい」
出会った時は僕を売ろうとするぐらい悪党だったはずなのに、なんだか小悪党になっちゃったなぁ。
出入口横でこそこそしているけど、いつまでもここにいると不審に思った冒険者に声を掛けられるよ? アー君の教育はしっかりしているからね!!
「あー胃が痛い」
「兄貴ガンバ」
「カレー食べたい」
「食べさせる金が俺らにないのよ」
「明日から真面目に生きるから帰らせて」
「雑用でも何でもやるから許して」
お金がないのか、ならば稼げばいいじゃない。
「僕を冒険者ギルドに届けると報奨金出るの」
「まじかよ、どんな罠だ」
「めいわくりょう」
「迷惑かけている自覚があるんだ」
あるよ。反省していないだけで。
「っく、ここにいても仕方がない、とりあえずコイツを届けて縁を切りたい」
「えーんえーん、おっさんがショタを見捨てようとしてるよー、えーん」
「棒読みな嘘泣きだなぁ」
「おいテメェラ、何神子様泣かせてんだ」
「いや、これ嘘泣き……」
「なにあの筋肉」
「腕が俺の腕二本分ありそう、ひぃぃ」
鶏もびっくりなトサカを持つお兄さん?が僕に気付いてこちらにやってきた。
触りたい、あのトサカ。
「ほら、涙何て一滴も流れてないだろ!?」
「どうなんです神子様」
「カレーを奢ると言ったのに逃げようとしてるのよ、食い逃げ」
「まだ食ってない、奢るとも言ってねぇぞ」
「兄貴、しーー! なんか俺らの立場悪そう!」
わちゃわちゃしてたら中から黒ヒョウの獣人さんが仲間とともに出てきて、素通りしようとしたのをトサカが引き留めた。
わわ、まさか。
「……え、講習会で聞いたことはあるけど、本当に発生することあるの!?」
「よしやれ、やってこい!」
「知り合いに自慢する!」
「あれ神子様かしら、きゃぁ可愛い!」
黒ヒョウさんと愉快な三人のマッチョで組まれたパーティー、そう全員男なのです。ぴょえ。
「神子様ー、おいでー、おいでー」
「はーあーい」
「よし行けっ! そのまま真っすぐ!」
「兄貴、これ俺ら帰っていいかな」
黒ヒョウさんが屈んで両手を広げてくれたので、五人衆から離れてふらふら~っとそちらに足が向いてしまったのです。
相手がモフモフだからこれは仕方ない。
「よし確保っ!」
「ほわほわ」
「もふっている内に受付連れてけ! お前らも来いっ!」
「兄貴ぃ」
「逃げれない気がする。嫌な予感はしないから大人しくしておこう」
黒ヒョウさんの毛並みはちょっとゴワゴワ、冒険者生活でお手入れ怠っていますね。
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