神様のポイント稼ぎに利用された3~過保護な神々と溺愛家族に囲われています~

ゆめ

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第三章 世界に降りかかる受難

第642話

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 お昼にカレーをたっぷり食べて満足したので、午後こそは遊びに行きたいと思います。
 待っててねアー君、夕食の時に感想を言えるように頑張る。

 僕は詳しい場所は良く分からないけれど、刀国のどこかで初級ダンジョンよりはちょっと離れた場所という事だけは分かっている。
 どうやって行くかって?
 普通にえっちゃんにお願いして皆まとめてぴょーんです。

「ついた!」

 でも森のど真ん中っぽいよ?
 ダンジョンどこだろう?

『森を開拓したって聞いたよ?』
「でも右を見ても左を見ても木しかないですね」
「俺がちょいちょい遊びに来ているばかりに」

 どうやらダンジョン周りは見晴らしを良くするために開拓してあったらしい、でも涼玉が頻繁に様子見に来ているせいで森が活性化、あっという間にダンジョンの入口ごと森に飲み込まれたようだ。
 相手が涼玉じゃ仕方ない気がする。

 散開してダンジョンの入口を捜索する事になりました。
 えっちゃんがここに出たのだから座標はあっているはず、ちょっと森に飲み込まれただけだから探せばきっとあると思うのよね。
 宝探しゲームと思えば……

「かあちゃ、行き倒れ拾ったぁぁあ!!」
「ツタが全身に絡まって動けなくなってました」
『魔物いなくて良かったねぇ』

 二日連続で行き倒れの人拾っちゃいました。
 探したらもっといるかもしれない、片っ端から拾って恩を売る?
 面倒だからいいや。

 どこか平らな場所に寝かせようとしたけれど、そんな場所はなかった。
 ゴツイ岩だらけだねこの辺、と思ったら野生のゴーレムでした。

 目が合った。と思ったらその場にいた数体が起き上がって場所を開けてくれ、ついでに岩を削って寝る場所を作ってくれました。ゴーレム集団がとても器用。
 岩のベッドに寝かせ、何となく皆で周囲をグルグル回ってみた。
 儀式みたいで面白いのである。どうせだからリズムと謎の動きも追加しよう。

「みゃぁん、みゃぁん」
『イネスの真似ね、僕もやります』
「みゃんみゃんみゃん」
「どんどこどーん」

 僕らの謎の動きにゴーレムたちも付き合ってくれて、誰かが見たら回れ右して逃げるだろうな。
 でも面白いから良いのである。

 涼玉なんて段々調子がのってきて、キレが良くなってきている。
 だからかな、ゴーレムたちの体にあった苔が進化してふっさふさになりつつあるし、なんなら薬草も生え始めているような。
 そうそう、お約束というか動きもスムーズになってきたよ、今なら馬より速く走れそう。

「……っぅ」

 皆でノリノリで踊っていたら、行き倒れの人が目を覚ましたようだ。
 そう言えばいたね、中心に寝かせているのに忘れてました。

「…………」

 頭を押さえながら起き上がって、目を開けた瞬間に全身がビクッとしましたね。
 こういう時は何と声をかけるべき? 「ねぇねぇ今どんな気持ち?」でいいかなぁ?
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