神様のポイント稼ぎに利用された3~過保護な神々と溺愛家族に囲われています~

ゆめ

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第三章 世界に降りかかる受難

第662話

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 主候補が数体見つかり、今目の前に揃ってます。
 ただしどれも巨体なので僕らが見上げても首が痛くならない2m程度に縮んでます、幼児なのでそれでも首痛くなりそうだけど言わないでおこう。

「俺はこいつな! 巨大トレント!」
「……ウシコワイ」

 枯れ木にも見えるスマートなトレントおじいちゃん、涼玉の一挙一動にガクブルしてます。
 隣では四つ首のドラゴンが目を閉じてじっとしている。と思ったらやっぱり少し震えてました。

『おっきいの見つけたけど全部食べられちゃった』
「シャムスは努力したさ、自己主張の激しいスライムが悪い」

 耳をしょんぼりさせるシャムスがまたがっているのはキングスライム。
 巨大ゴリラみたいなのや森の主巨大版みたなのもいたけれど、全部スラちゃんが食べてしまったらしい、しかも食べたことで超進化して今やキングスラちゃんに。
 あとで王冠あげよう、残ってたかなぁ?

「私は王道でドラゴンさんです! 青い稲妻がびかーってしてました」
「瞬殺だったがの」

 なんでも一回激突して首がスッパンしちゃったらしい、慌てて春日さんを呼んで生き返らせて今に至る。
 強そうだと思って全力でレーザービーム撃ったのか、それは回避不可、仕方ない。
 当の春日さんはゲーム実況があるからと帰宅したそうです、忙しいのにありがとうでござる。

 こちらのドラゴン、今は人間の姿で地面につきそうな長いおヒゲのおじいちゃんだけど、本性は白銀の鱗を持つ山のように大きなドラゴンさんなんだって。
 名前はないのか忘れたのか不明、だっておじいちゃんだから。

 他にも大型犬サイズの異世界転生柴犬、転生したらリッチだったけど方向音痴が過ぎて魔境から一歩も出れずに約千年、自分の周囲を氷山に変える前世も今生も白熊ただし腕は六本、タップダンスが趣味の隠密系スケルトンなどなど意外とたくさん集まりました。

 僕のお気に入りは柴犬さんです、連れ帰りたいけどもふもふズほど強くないから変質しちゃいそうだなぁ。
 柴犬は柴犬じゃないと嫌なのである。

 僕が見つけたのはこちら!

「この芋、美味いのじゃぁ」

 のじゃ喋りの幼児狐。
 元は五本の尻尾を持つ妖狐だったけどこの中では最弱、今は尻尾も一本になり、今後の魔境で活躍は無理かな。
 この世界、女児には優しくないから。

 そういう訳で作りました。
 のじゃが願いを叶えてくれるなら尻尾をくれるというので、願いと引き換えに手に入れた四本の尻尾でえっちゃんと謎能力が何かして完成したのがこちら、九尾の妖艶なお兄様。
 僕の望みが反映されてなんか尻尾が増えました。

 妖艶になったのはなんでだろう、女神の呪いかな?

「ふふ、口についているよ、こちらを向いて」
「んふふー、くすぐったいのじゃっ!」

 のじゃの願いは自分を甘やかし、守ってくれる存在。
 言わばネヴォラにとってのゴブリンたちのような庇護者、どうせだから同種の狐にしました。
 今は人の姿だけど基本は狐さんです。完全に僕得である。

 隠密スケルトンは涼玉が連れて帰るそうです、タップダンスがプロ並みだったので例の魔物サーカス団に紹介するんだって。
 そのうちプロデビューしたスケルトンに会えるかもしれない。
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