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第三章 世界に降りかかる受難
第766話
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地獄の番犬ケルベロスのルーちゃん。
偶然出会った冒険者にお散歩と称して派遣したら、何が起こったか分からないレベルの無双をしたらしい。
リーダーさん曰く「気付いたらダンジョンボスが踏み潰されていた」とのこと。
もちろん途中で魔物に遭遇したけれど、爆走するルーちゃんに弾き飛ばされていたような気がすると言ってました。
それは……謎能力の影響を受けたもふもふが巻き起こす現象の一つです、いつものやつ!
他にも手に入るまで何度も周回する予定だった希少アイテムが一回で手に入ったとか、命懸けで挑む予定がルーちゃんの背中に乗って貴重な体験をしただけになったとか、感想と感謝と愚痴が混ざったような体験談を聞かされました。
どうやらルーちゃん、謎能力だけでなく、えっちゃんや神薙さんの加護も受けていたようで、ステータスがとんでもない事になっていたみたい。
本来なら神でもない限りありえないステータスオールSも、謎能力なら実現できる!
何ならSSもいけちゃうぜ! という感じで、謎能力が大盤振る舞いをしたっぽい。
アー君も大好きチート無双。
当然ルーちゃんもドハマりしまして、あの日から毎日のように神薙さんとダンジョンに潜っております。
リザママは今がチャンスと料理の研究。
結果、僕が再び暇である。
元の世界軸に戻らなきゃいけないのは分かっているよ、忘れてません、さすがに。
王道の展開として過去の世界で僕の身になにかあった場合、未来が消滅するというルートがある。普通なら。
万が一にも僕が死ぬ未来が見えない、この世界に僕を害せるものがあったら見てみたい、むしろ出てこい、暇潰しに使ってくれる!
暇だから自分に精神ダメージを与える方法を考えてみた。
精神的に害するのも案外難しいんだよね僕って、過保護スキルは自動発動型だし、えっちゃんの24時間ガード、あともふもふさえ居れば簡単に精神力が回復します。
あっ、宿題怖い!
カイちゃんやアカーシャの笑顔の圧とか!!
身内にしか出来ない精神攻撃!!
ふぅ、妄想で精神力が削られたので、子供らしくお外で遊ぼう。
敷地からは出ません、神社の境内までしか行かないよ、そして祈願に来た冒険者で遊びます。
「おっ、今日も悪夢の露店が出てるぞ」
「近付くな、目を合わせると押し売りされるぞ!」
暇だからと毎日露店を開いていたらすっかり有名になりました。
けど冒険者が僕と目を合わせようとしてくれません、こっちを見たかなーと思ったら、無理やり視線を動かして隣の露店のおっちゃんに声をかけたりしている。
むぅ。
そう、僕の開く露店の左右にお隣さんが出来たのである。
もちろん僕と違って神薙さんの許可も得ている正統なお店、右が鉄のたこ焼きの屋台、左が修理も請け負う道具屋の露店。
僕から視線を逸らす冒険者が利用してウハウハである。解せぬ。
「いやぁ坊ちゃんのお陰で儲けさせてもらってるよ」
「まさか境内でたこ焼きを売る日が来るとはなぁ、本当に食べなくていいのかい?」
「んーん、いらなーい」
だってそのたこ焼き、硬さが鉄。
僕の貧弱な顎では太刀打ちできない。
話を聞いたら普通に柔らかいたこ焼きも作れるらしい、でも硬い方が人気があるんだって。なんで??
「くそっ、あいつ俺だけって言ったのに!!」
「また浮気されたのかよ、ほら奢ってやるから元気出せ」
「基本モテるのに振られるのも早いよな」
「そりゃぁデートより冒険の予定優先させりゃなぁ……」
「俺らのせいじゃん!!」
ワハハハと笑いながら冒険者たちがこちらへやってくる。
若いチームかと思ったら、振られて泣いているのが白髪のおじいちゃん、慰めているのが十代の少年、苦笑いしているのが壮年のおじさま、残り二人は魔法使いなのかローブで年齢不詳。
年齢層がバラバラの謎が多い集団が現れた! カモじゃーーー!
偶然出会った冒険者にお散歩と称して派遣したら、何が起こったか分からないレベルの無双をしたらしい。
リーダーさん曰く「気付いたらダンジョンボスが踏み潰されていた」とのこと。
もちろん途中で魔物に遭遇したけれど、爆走するルーちゃんに弾き飛ばされていたような気がすると言ってました。
それは……謎能力の影響を受けたもふもふが巻き起こす現象の一つです、いつものやつ!
他にも手に入るまで何度も周回する予定だった希少アイテムが一回で手に入ったとか、命懸けで挑む予定がルーちゃんの背中に乗って貴重な体験をしただけになったとか、感想と感謝と愚痴が混ざったような体験談を聞かされました。
どうやらルーちゃん、謎能力だけでなく、えっちゃんや神薙さんの加護も受けていたようで、ステータスがとんでもない事になっていたみたい。
本来なら神でもない限りありえないステータスオールSも、謎能力なら実現できる!
何ならSSもいけちゃうぜ! という感じで、謎能力が大盤振る舞いをしたっぽい。
アー君も大好きチート無双。
当然ルーちゃんもドハマりしまして、あの日から毎日のように神薙さんとダンジョンに潜っております。
リザママは今がチャンスと料理の研究。
結果、僕が再び暇である。
元の世界軸に戻らなきゃいけないのは分かっているよ、忘れてません、さすがに。
王道の展開として過去の世界で僕の身になにかあった場合、未来が消滅するというルートがある。普通なら。
万が一にも僕が死ぬ未来が見えない、この世界に僕を害せるものがあったら見てみたい、むしろ出てこい、暇潰しに使ってくれる!
暇だから自分に精神ダメージを与える方法を考えてみた。
精神的に害するのも案外難しいんだよね僕って、過保護スキルは自動発動型だし、えっちゃんの24時間ガード、あともふもふさえ居れば簡単に精神力が回復します。
あっ、宿題怖い!
カイちゃんやアカーシャの笑顔の圧とか!!
身内にしか出来ない精神攻撃!!
ふぅ、妄想で精神力が削られたので、子供らしくお外で遊ぼう。
敷地からは出ません、神社の境内までしか行かないよ、そして祈願に来た冒険者で遊びます。
「おっ、今日も悪夢の露店が出てるぞ」
「近付くな、目を合わせると押し売りされるぞ!」
暇だからと毎日露店を開いていたらすっかり有名になりました。
けど冒険者が僕と目を合わせようとしてくれません、こっちを見たかなーと思ったら、無理やり視線を動かして隣の露店のおっちゃんに声をかけたりしている。
むぅ。
そう、僕の開く露店の左右にお隣さんが出来たのである。
もちろん僕と違って神薙さんの許可も得ている正統なお店、右が鉄のたこ焼きの屋台、左が修理も請け負う道具屋の露店。
僕から視線を逸らす冒険者が利用してウハウハである。解せぬ。
「いやぁ坊ちゃんのお陰で儲けさせてもらってるよ」
「まさか境内でたこ焼きを売る日が来るとはなぁ、本当に食べなくていいのかい?」
「んーん、いらなーい」
だってそのたこ焼き、硬さが鉄。
僕の貧弱な顎では太刀打ちできない。
話を聞いたら普通に柔らかいたこ焼きも作れるらしい、でも硬い方が人気があるんだって。なんで??
「くそっ、あいつ俺だけって言ったのに!!」
「また浮気されたのかよ、ほら奢ってやるから元気出せ」
「基本モテるのに振られるのも早いよな」
「そりゃぁデートより冒険の予定優先させりゃなぁ……」
「俺らのせいじゃん!!」
ワハハハと笑いながら冒険者たちがこちらへやってくる。
若いチームかと思ったら、振られて泣いているのが白髪のおじいちゃん、慰めているのが十代の少年、苦笑いしているのが壮年のおじさま、残り二人は魔法使いなのかローブで年齢不詳。
年齢層がバラバラの謎が多い集団が現れた! カモじゃーーー!
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