神様のポイント稼ぎに利用された3~過保護な神々と溺愛家族に囲われています~

ゆめ

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第三章 世界に降りかかる受難

第769話

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 本日の謎の露店商、リザママが参加です。

「これをさ、中に仕込んで……」
「おおこれがたい焼き」

 カモと言う名の冒険者が、違う逆だ。
 冒険者と言う名のカモが参拝に現れるまで暇だからね、たこ焼き屋と道具屋の店主と雑談してたら盛り上がり、思い付きでコラボを始めたのです。

 そして生まれたのが異世界初、たい焼きなのである。
 平和です。

「中身にたこ焼きを使ってもいいし、あんことか焼きそば入れても楽しそうだな」
「私はカスタードが好きですね」
「ちびはどれ食べてみたい?」
「ちぃず」

 ワイワイと盛り上がっていたら朱色の鳥居をくぐって参拝客がやってきた。
 だがしかし冒険者ではなく地元の人なので、僕の露店が活躍出来ぬ!

「神薙様こんにちはっ!」
「「こんにちは!!」」

 鳥居を潜り抜けると二列に並び、一斉に挨拶したのは小学校低学年ぐらいの子供の集団。
 僕やうちの子よりしっかりしている感がある。

「あぁ来ましたね」
「道具屋、知り合いか?」
「ええ、ここだと波乱万丈なイベントがあって刺激的ですが、普通の商売には向いていませんからね、あの子たちをアルバイトに雇いました」

 どうやら孤児院の子供たちを雇い、修理する道具はないか屋台の店主や主婦の方々に声をかけて回ってもらったらしいです。
 普通の商売に向いてないのになぜこの立地を選んだのかが謎である。
 刺激を求めた結果??

「裏町酒場のおっちゃんが椅子を直してくれって、十個預かってきた」
「俺は隣の飯屋で壊れかけの椅子預かってきたぜ!」
「東通りの飯屋のおばちゃんが包丁の切れ味が落ちて困ってたのよぉ、って預かった」
「俺は諜報活動中の他国の諜報員から罠にはまって出られないから助けてくれって頼まれた」
「海鮮丼屋から丼追加注文入った」

 思っていたお使い内容となんか違う。
 もっとこう、家のお鍋とかそういうのだと思ったのに、ほぼ全員の顧客対象がお店なのですが!?
 一人なんか物騒なの混ざっているけどスルーしていいのだろうか。

「椅子は数が多いですからね、皆で直してしまいましょう。包丁はリザママさんお願いします」
「諜報員はー?」
「神薙様に報告しとけ、助けるか食うかは運次第だろ」
「分かった!」

 助かると良いですね。
 罠にはまった時点で運が悪いからなぁ、どうだろう?

 この後皆で椅子を直したり、丼を作るために土を練ったりしました。
 椅子はともかく、丼の作り方がほぼ錬金術な気がする。

 修繕が済んだものは持ってきた子がアイテムボックスに放り込み、再びスタターと町へ飛び出していく。
 ん、気のせいかな、椅子を直していた時にサラッと冒険者が混ざっていた気がする。

 もしかして売り上げあったの?
 ミミックに尋ねたらドヤ顔されました。看板ミミックに店を乗っ取られた気分でござる。
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