797 / 1,237
第三章 世界に降りかかる受難
第784話
しおりを挟む
未来から涼玉がやってきた。
そしてあっという間に大人気。
くるくる踊る小さなドラゴンが可愛いのもあるんだろうな、再開した作業の手を止めて涼玉が踊るのを笑顔で眺めています。
僕と再会できた喜びを全身で表しているので、桃の木は踊るし、稲も踊る。
踊りを眺める彼らの背後には俵がポンポン積みあがっているのよ、回収は大変だろうけどこれで食糧問題は解決するから頑張って。
「ちび、あの俵ってやつを一個開けてみたんだけどさ、中にパンが詰まってたんだ。どういうこと??」
「僕もびっくり」
てっきり稲が詰まっていると思ったらパンだった。
なぜ? 今までで一番のびっくりだよ!
リザママが慌てて鑑定を使える人員を集め、回収された俵を鑑定したら中身は完全ランダム、食べ物には違いないけどコロッケが詰まった俵とかもありました。
涼玉、涼ちゃん、これ賞味期限とかどんな感じ!?
「わははははは!!!」
ダメだ。
テンションが上がりすぎて話が通じない。
「鑑定レベル高いやつ連れてこい!!」
「俺、俺!」
名乗りを上げたのは自称転生スケルトン、ぴょんぴょん飛び跳ねながらこちらにやってきた。
転生者らしく鑑定スキルを持っているみたい、しかもいつの間にか喋れるようになってた。
「どうにか鑑定スキル使って成り上がれないか試行錯誤してたら故郷が滅んじまったけど、やっと役に立つ日が来たぜ!」
「いいから早くやれ」
「はい!」
転生への熱い思いを語ろうとしてリザママに怒られるスケルトン、今まで活躍出来る機会なかったから無意識にテンション上がっちゃうんだろうなぁ。
よきよき、思う存分ここで転生ライフを楽しむがいい。
「十年です!」
「なげぇな!」
「涼ちゃーーん、神薙さんの分もできるー?」
「分かった! その前に一回休憩する!」
賞味期限が十年だろうと百年だろうと、目の前に食べ物があれば数日で食べきる可能性が高い。
ならば数で勝負だ!
リザママとスケルトン集団にお願いして、涼玉が休んでいる間に俵を回収してもらう。
これまでに回収出来たのは魔王城に暮らす皆の分、この後に実るのは神薙さんに奉納する分です。
「開けたらなるべく早くお食べくださいってある。ありました!」
「なるほど、じゃあパンは子供たちに配っちまうか」
「コロッケ挟むとおいちい」
「よっしゃ。じゃあ聞いてたな」
「うっす!」
リザママの視線を受けて転生スケルトンがビシッと敬礼をして仕事にとりかかった。
転生スケルトンがリザママの子分になったようです。これは良い置き土産。
そしてあっという間に大人気。
くるくる踊る小さなドラゴンが可愛いのもあるんだろうな、再開した作業の手を止めて涼玉が踊るのを笑顔で眺めています。
僕と再会できた喜びを全身で表しているので、桃の木は踊るし、稲も踊る。
踊りを眺める彼らの背後には俵がポンポン積みあがっているのよ、回収は大変だろうけどこれで食糧問題は解決するから頑張って。
「ちび、あの俵ってやつを一個開けてみたんだけどさ、中にパンが詰まってたんだ。どういうこと??」
「僕もびっくり」
てっきり稲が詰まっていると思ったらパンだった。
なぜ? 今までで一番のびっくりだよ!
リザママが慌てて鑑定を使える人員を集め、回収された俵を鑑定したら中身は完全ランダム、食べ物には違いないけどコロッケが詰まった俵とかもありました。
涼玉、涼ちゃん、これ賞味期限とかどんな感じ!?
「わははははは!!!」
ダメだ。
テンションが上がりすぎて話が通じない。
「鑑定レベル高いやつ連れてこい!!」
「俺、俺!」
名乗りを上げたのは自称転生スケルトン、ぴょんぴょん飛び跳ねながらこちらにやってきた。
転生者らしく鑑定スキルを持っているみたい、しかもいつの間にか喋れるようになってた。
「どうにか鑑定スキル使って成り上がれないか試行錯誤してたら故郷が滅んじまったけど、やっと役に立つ日が来たぜ!」
「いいから早くやれ」
「はい!」
転生への熱い思いを語ろうとしてリザママに怒られるスケルトン、今まで活躍出来る機会なかったから無意識にテンション上がっちゃうんだろうなぁ。
よきよき、思う存分ここで転生ライフを楽しむがいい。
「十年です!」
「なげぇな!」
「涼ちゃーーん、神薙さんの分もできるー?」
「分かった! その前に一回休憩する!」
賞味期限が十年だろうと百年だろうと、目の前に食べ物があれば数日で食べきる可能性が高い。
ならば数で勝負だ!
リザママとスケルトン集団にお願いして、涼玉が休んでいる間に俵を回収してもらう。
これまでに回収出来たのは魔王城に暮らす皆の分、この後に実るのは神薙さんに奉納する分です。
「開けたらなるべく早くお食べくださいってある。ありました!」
「なるほど、じゃあパンは子供たちに配っちまうか」
「コロッケ挟むとおいちい」
「よっしゃ。じゃあ聞いてたな」
「うっす!」
リザママの視線を受けて転生スケルトンがビシッと敬礼をして仕事にとりかかった。
転生スケルトンがリザママの子分になったようです。これは良い置き土産。
20
あなたにおすすめの小説
死神に狙われた少年は悪魔に甘やかされる
ユーリ
BL
魔法省に悪魔が降り立ったーー世話係に任命された花音は憂鬱だった。だって悪魔が胡散臭い。なのになぜか死神に狙われているからと一緒に住むことになり…しかも悪魔に甘やかされる!?
「お前みたいなドジでバカでかわいいやつが好きなんだよ」スパダリ悪魔×死神に狙われるドジっ子「なんか恋人みたい…」ーー死神に狙われた少年は悪魔に甘やかされる??
【完結】冷血孤高と噂に聞く竜人は、俺の前じゃどうも言動が伴わない様子。
N2O
BL
愛想皆無の竜人 × 竜の言葉がわかる人間
ファンタジーしてます。
攻めが出てくるのは中盤から。
結局執着を抑えられなくなっちゃう竜人の話です。
表紙絵
⇨ろくずやこ 様 X(@Us4kBPHU0m63101)
挿絵『0 琥』
⇨からさね 様 X (@karasane03)
挿絵『34 森』
⇨くすなし 様 X(@cuth_masi)
◎独自設定、ご都合主義、素人作品です。
異世界で8歳児になった僕は半獣さん達と仲良くスローライフを目ざします
み馬下諒
BL
志望校に合格した春、桜の樹の下で意識を失った主人公・斗馬 亮介(とうま りょうすけ)は、気がついたとき、異世界で8歳児の姿にもどっていた。
わけもわからず放心していると、いきなり巨大な黒蛇に襲われるが、水の精霊〈ミュオン・リヒテル・リノアース〉と、半獣属の大熊〈ハイロ〉があらわれて……!?
これは、異世界へ転移した8歳児が、しゃべる動物たちとスローライフ?を目ざす、ファンタジーBLです。
おとなサイド(半獣×精霊)のカプありにつき、R15にしておきました。
※ 造語、出産描写あり。前置き長め。第21話に登場人物紹介を載せました。
★お試し読みは第1部(第22〜27話あたり)がオススメです。物語の傾向がわかりやすいかと思います★
★第11回BL小説大賞エントリー作品★最終結果2773作品中/414位★応援ありがとうございました★
若頭の溺愛は、今日も平常運転です
なの
BL
『ヤクザの恋は重すぎて甘すぎる』続編!
過保護すぎる若頭・鷹臣との同棲生活にツッコミが追いつかない毎日を送る幼なじみの相良悠真。
ホットミルクに外出禁止、舎弟たちのニヤニヤ見守り付き(?)ラブコメ生活はいつだって騒がしく、でもどこかあったかい。
だけどそんな日常の中で、鷹臣の覚悟に触れ、悠真は気づく。
……俺も、ちゃんと応えたい。
笑って泣けて、めいっぱい甘い!
騒がしくて幸せすぎる、ヤクザとツッコミ男子の結婚一直線ラブストーリー!
※前作『ヤクザの恋は重すぎて甘すぎる』を読んでからの方が、より深く楽しめます。
不幸体質っすけど、大好きなボス達とずっと一緒にいられるよう頑張るっす!
タッター
BL
ボスは悲しく一人閉じ込められていた俺を助け、たくさんの仲間達に出会わせてくれた俺の大切な人だ。
自分だけでなく、他者にまでその不幸を撒き散らすような体質を持つ厄病神な俺を、みんな側に置いてくれて仲間だと笑顔を向けてくれる。とても毎日が楽しい。ずっとずっとみんなと一緒にいたい。
――だから俺はそれ以上を求めない。不幸は幸せが好きだから。この幸せが崩れてしまわないためにも。
そうやって俺は今日も仲間達――家族達の、そして大好きなボスの役に立てるように――
「頑張るっす!! ……から置いてかないで下さいっす!! 寂しいっすよ!!」
「無理。邪魔」
「ガーン!」
とした日常の中で俺達は美少年君を助けた。
「……その子、生きてるっすか?」
「……ああ」
◆◆◆
溺愛攻め
×
明るいが不幸体質を持つが故に想いを受け入れることが怖く、役に立てなければ捨てられるかもと内心怯えている受け
【完結】守護霊さん、それは余計なお世話です。
N2O
BL
番のことが好きすぎる第二王子(熊の獣人/実は割と可愛い)
×
期間限定で心の声が聞こえるようになった黒髪青年(人間/番/実は割と逞しい)
Special thanks
illustration by 白鯨堂こち
※ご都合主義です。
※素人作品です。温かな目で見ていただけると助かります。
過労死で異世界転生したら、勇者の魂を持つ僕が魔王の城で目覚めた。なぜか「魂の半身」と呼ばれ異常なまでに溺愛されてる件
水凪しおん
BL
ブラック企業で過労死した俺、雪斗(ユキト)が次に目覚めたのは、なんと異世界の魔王の城だった。
赤ん坊の姿で転生した俺は、自分がこの世界を滅ぼす魔王を討つための「勇者の魂」を持つと知る。
目の前にいるのは、冷酷非情と噂の魔王ゼノン。
「ああ、終わった……食べられるんだ」
絶望する俺を前に、しかし魔王はうっとりと目を細め、こう囁いた。
「ようやく会えた、我が魂の半身よ」
それから始まったのは、地獄のような日々――ではなく、至れり尽くせりの甘やかし生活!?
最高級の食事、ふわふわの寝具、傅役(もりやく)までつけられ、魔王自らが甲斐甲斐しくお菓子を食べさせてくる始末。
この溺愛は、俺を油断させて力を奪うための罠に違いない!
そう信じて疑わない俺の勘違いをよそに、魔王の独占欲と愛情はどんどんエスカレートしていき……。
永い孤独を生きてきた最強魔王と、自己肯定感ゼロの元社畜勇者。
敵対するはずの運命が交わる時、世界を揺るがす壮大な愛の物語が始まる。
【完結】テルの異世界転換紀?!転がり落ちたら世界が変わっていた。
カヨワイさつき
BL
小学生の頃両親が蒸発、その後親戚中をたらいまわしにされ住むところも失った田辺輝(たなべ てる)は毎日切り詰めた生活をしていた。複数のバイトしていたある日、コスプレ?した男と出会った。
異世界ファンタジー、そしてちょっぴりすれ違いの恋愛。
ドワーフ族に助けられ家族として過ごす"テル"。本当の両親は……。
そして、コスプレと思っていた男性は……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる