神様のポイント稼ぎに利用された3~過保護な神々と溺愛家族に囲われています~

ゆめ

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第三章 世界に降りかかる受難

第784話

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 未来から涼玉がやってきた。
 そしてあっという間に大人気。
 くるくる踊る小さなドラゴンが可愛いのもあるんだろうな、再開した作業の手を止めて涼玉が踊るのを笑顔で眺めています。

 僕と再会できた喜びを全身で表しているので、桃の木は踊るし、稲も踊る。
 踊りを眺める彼らの背後には俵がポンポン積みあがっているのよ、回収は大変だろうけどこれで食糧問題は解決するから頑張って。

「ちび、あの俵ってやつを一個開けてみたんだけどさ、中にパンが詰まってたんだ。どういうこと??」
「僕もびっくり」

 てっきり稲が詰まっていると思ったらパンだった。
 なぜ? 今までで一番のびっくりだよ!

 リザママが慌てて鑑定を使える人員を集め、回収された俵を鑑定したら中身は完全ランダム、食べ物には違いないけどコロッケが詰まった俵とかもありました。
 涼玉、涼ちゃん、これ賞味期限とかどんな感じ!?

「わははははは!!!」

 ダメだ。
 テンションが上がりすぎて話が通じない。

「鑑定レベル高いやつ連れてこい!!」
「俺、俺!」

 名乗りを上げたのは自称転生スケルトン、ぴょんぴょん飛び跳ねながらこちらにやってきた。
 転生者らしく鑑定スキルを持っているみたい、しかもいつの間にか喋れるようになってた。

「どうにか鑑定スキル使って成り上がれないか試行錯誤してたら故郷が滅んじまったけど、やっと役に立つ日が来たぜ!」
「いいから早くやれ」
「はい!」

 転生への熱い思いを語ろうとしてリザママに怒られるスケルトン、今まで活躍出来る機会なかったから無意識にテンション上がっちゃうんだろうなぁ。
 よきよき、思う存分ここで転生ライフを楽しむがいい。

「十年です!」
「なげぇな!」
「涼ちゃーーん、神薙さんの分もできるー?」
「分かった! その前に一回休憩する!」

 賞味期限が十年だろうと百年だろうと、目の前に食べ物があれば数日で食べきる可能性が高い。
 ならば数で勝負だ!

 リザママとスケルトン集団にお願いして、涼玉が休んでいる間に俵を回収してもらう。
 これまでに回収出来たのは魔王城に暮らす皆の分、この後に実るのは神薙さんに奉納する分です。

「開けたらなるべく早くお食べくださいってある。ありました!」
「なるほど、じゃあパンは子供たちに配っちまうか」
「コロッケ挟むとおいちい」
「よっしゃ。じゃあ聞いてたな」
「うっす!」

 リザママの視線を受けて転生スケルトンがビシッと敬礼をして仕事にとりかかった。
 転生スケルトンがリザママの子分になったようです。これは良い置き土産。
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