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第三章 世界に降りかかる受難
第1000話
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七色の炎を浴びて、一瞬だけ消滅するかと思いました。
いやぁご都合主義という世界の事象が味方で良かった。無傷です。
なにせここは僕と子供たちに都合の良い夢の世界。
僕が無事なら、まわりも無事。
炎がどれだけ派手でも、余波は一切なし。
竹林もマンドラゴラも無事だし、シャムスの毛並みもサラサラのまま。
みんな平和。襲ってきた闇以外は。
あの合体技は外で使っちゃいけないねー、現実世界でやったら箱庭世界が壊れちゃう。
そんなとんでも威力だったので、粘着質な真っ黒闇もさすがに生き残れなかったみたい。
泉の中は静まりかえり、底にあのエルフさんが一人沈んでいるだけ。
…………泉に放り込まれたのやっぱり君だったんだね。
白いふわふわの光の中、安心したような表情で眠っているエルフ。
多分だけど、シャムスも加わった事で、精神的なあれこれも吹っ飛ばされたんだと思う。
イネスは精神を浄化して綺麗にするけど、シャムスは更地にしちゃうんだよね。
そう思っていると、エルフさんの体から泡がポツポツと浮かび上がってきていた。
「あの泡は何だろう?」
「雷ちゃん分かるか?」
「あれの母親は穢れの塊、カイの前世は闇から生まれし魔族。その混血だからな、血を浄化した影響で消えかけているんだろう」
「強力過ぎました?」
『楽しかったからおっけぇ』
涼玉の疑問に答えたのはお久しぶりの雷ちゃん、最近は家族サービスに忙しくて僕らの無茶に巻き込まれている暇がないんだよね。
寂しいなぁ~。
「長年その血で苦しんだ。もう、良いだろう」
雷ちゃんは僕を通してこの世界に転生してきた雷帝の欠片。
騎士様さえ知らないような知識や歴史を知っているんだよね、そして僕らのせいで苦労したせいか、性格も丸くなって本体より若干世界に優しいとは騎士様談。
そうか、あの子、消えちゃうのか……。
うーんでもハッピーエンドが好きな僕としては、あまり望ましい展開じゃないなぁ。
ええい迷っている時間がもったいない、いっくぜーー!
「かあちゃ!?」
「コラッ!!」
「ママー!」
『ママァ!?』
皆の声を背に泉に飛び込みました。
えっちゃん、僕をあの子の元まで運んで!
「キ」
さすが我らが最強のチート闇、心配するまでもなく無事だったようだ。
ポンチョの中からしゅるりと現れ僕の体に巻き付くと、水の底まで誘導してくれました。
光の泡を増やしながら、眠り続けるエルフさん。
僕が何もしなければここで終わるんだろう、でもね僕はどうせなら皆で幸せになりたい。
泡を通して伝わってくるのは「終わりたい」とか「このまま眠らせて」という願い。
ずっとずっと苦しんで来たんだろう、だからもう君も世界中から許してもらっていいと思うんだ。
騎士様が渋ったら僕らが一緒にお願いしてあげる。
君のまま、僕が、僕らが愛してあげる。
泉から溢れ続ける水のように、君の人生が愛で溢れますように。
「おいで」
泡が僕の体の中に吸い込まれていく。
さぁ戻ろう、皆の所へ。
いやぁご都合主義という世界の事象が味方で良かった。無傷です。
なにせここは僕と子供たちに都合の良い夢の世界。
僕が無事なら、まわりも無事。
炎がどれだけ派手でも、余波は一切なし。
竹林もマンドラゴラも無事だし、シャムスの毛並みもサラサラのまま。
みんな平和。襲ってきた闇以外は。
あの合体技は外で使っちゃいけないねー、現実世界でやったら箱庭世界が壊れちゃう。
そんなとんでも威力だったので、粘着質な真っ黒闇もさすがに生き残れなかったみたい。
泉の中は静まりかえり、底にあのエルフさんが一人沈んでいるだけ。
…………泉に放り込まれたのやっぱり君だったんだね。
白いふわふわの光の中、安心したような表情で眠っているエルフ。
多分だけど、シャムスも加わった事で、精神的なあれこれも吹っ飛ばされたんだと思う。
イネスは精神を浄化して綺麗にするけど、シャムスは更地にしちゃうんだよね。
そう思っていると、エルフさんの体から泡がポツポツと浮かび上がってきていた。
「あの泡は何だろう?」
「雷ちゃん分かるか?」
「あれの母親は穢れの塊、カイの前世は闇から生まれし魔族。その混血だからな、血を浄化した影響で消えかけているんだろう」
「強力過ぎました?」
『楽しかったからおっけぇ』
涼玉の疑問に答えたのはお久しぶりの雷ちゃん、最近は家族サービスに忙しくて僕らの無茶に巻き込まれている暇がないんだよね。
寂しいなぁ~。
「長年その血で苦しんだ。もう、良いだろう」
雷ちゃんは僕を通してこの世界に転生してきた雷帝の欠片。
騎士様さえ知らないような知識や歴史を知っているんだよね、そして僕らのせいで苦労したせいか、性格も丸くなって本体より若干世界に優しいとは騎士様談。
そうか、あの子、消えちゃうのか……。
うーんでもハッピーエンドが好きな僕としては、あまり望ましい展開じゃないなぁ。
ええい迷っている時間がもったいない、いっくぜーー!
「かあちゃ!?」
「コラッ!!」
「ママー!」
『ママァ!?』
皆の声を背に泉に飛び込みました。
えっちゃん、僕をあの子の元まで運んで!
「キ」
さすが我らが最強のチート闇、心配するまでもなく無事だったようだ。
ポンチョの中からしゅるりと現れ僕の体に巻き付くと、水の底まで誘導してくれました。
光の泡を増やしながら、眠り続けるエルフさん。
僕が何もしなければここで終わるんだろう、でもね僕はどうせなら皆で幸せになりたい。
泡を通して伝わってくるのは「終わりたい」とか「このまま眠らせて」という願い。
ずっとずっと苦しんで来たんだろう、だからもう君も世界中から許してもらっていいと思うんだ。
騎士様が渋ったら僕らが一緒にお願いしてあげる。
君のまま、僕が、僕らが愛してあげる。
泉から溢れ続ける水のように、君の人生が愛で溢れますように。
「おいで」
泡が僕の体の中に吸い込まれていく。
さぁ戻ろう、皆の所へ。
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