神様のポイント稼ぎに利用された2

ゆめ

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三食昼寝、家族付き

第884話

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 週末には某国に迷宮都市が本当に誕生した。
 仕事早いなぁ。

「本当に作っちゃったんだね」
「楽しかった」
『うっきうき』
「俺無双!」

 本日のお昼は幼児のリクエストでハンバーガー。
 用意するのはハンバーガー用のパン、あとはハンバーグを始めとした具材をあれこれ、揚げ物もあるよ。

 目玉焼きやハンバーグは庭にいつもの鉄板を出し、指定して焼いてもらう。
 果物を焼いてもらってもいいけれど、味が失敗しても自分で食べるが本日のルール。

「ギレンのは僕が作ってあげるからね」
「マテアカーシャ、タマニハ俺ガ」

 動揺のあまりギレンがカタコトになっている。

「朱は何がいい?」
「エビカツ食べてみたいなぁ」
『おいちーよ』
「サクサクジュワ!」
「私も食べます! ラーシャ!」
「はいはい、エビカツ一つお願い」
「青嵐はどうする?」
「朱と同じがいい」
「はいよー」

 朱と青嵐も旦那様を連れて参加しているのはいいけれど、彼らが来ると獣人団全員ついてくるんだよね。

「イツキ、釣りしていーい?」
「ステーキだけで食べちゃだめー?」
「お酒ない」
「メェェ」

 用意した料理で足りるだろうか。

「お酒もらってきたー!」
「ひゅー!」
「こらっ! お酒を池に入れないで、トラちゃんに怒られるよ」
「えー?」
「あ」
「ひゃぅんっ!!」
「なんだあの魚、こええええ!」

 振り向いたタヌキの獣人の尻尾にトラちゃんのお嫁さんが噛みついた。
 食いちぎることはないと思うけど、なかなかの食いつきっぷりです。まぁ自分の住処にお酒注がれたら怒るよね。

「シャムスは何を入れた?」
『ハンバーグとチーズ』
「レタスを入れるとシャキシャキしてさらに美味しい、あとソースも忘れずにな」
『あい! アー君は?』
「俺はダブルチーズにエビカツ、ソースはタルタルソース」
『おいちそーね』

 どうやら具を選ぶハンバーガーは好評のようです、ソースと飲み物は五種類まで絞っておいたけれど、それでも選びきれなくてみんな長考している。
 僕は大丈夫、用意しながらどれにしようか考えておいたから!

「これコーラっていうの? ゲップが止まらない!」
「メロンソーダもんまい!」
「朱は何にする?」
「紅茶、ミルク入れたのが好き」
「分かった」
「青嵐は何がいーい?」
「レモン!」

 朱はお子様サイズのバーガーを、一口一口ゆっくりと味わって食べ、ボスはビックサイズを二口でペロリと平らげてしまった。
 虎さん、お口が大きいですね。

「これ、農作業の後に食べたらうまいだろうなぁ」
「食べたーい!」
「俺も俺も!」
「ボス! ボース!」

 部下の期待を込めた視線を受けたボスがこちらを見ている。
 レシピが欲しいようだ。

「お米の産地だし、パンの部分をお米にすればいいと思うよ」

 前世にはライスバーガーというのもあったしね、味付けも無限大なので好みの種類を見つけてください。

「あっちどう、忙しいか?」
「昼間は農業、夜は子作りが盛んかな、体力あるよね」

 朱ちゃんそれは下ネタですか、それとも事実を口にしただけ?

「つい先日は嵐で暮らす場所を無くした少年が大勢移住して来たよ、どんな洗脳したのか誰一人として家族に会いたいって言わない不自然さがあったかな」
「あーーくーーん!!」

 被災地から消えた少年居たーー!!
 
 ちょっと騎士様、シヴァさんの暴走何とかしてください!
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