迷宮サバイバル! 地下9999階まで生き残れ!

ねこねこ大好き

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地下十二階の門番

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 あるはずの無い階層地下十二階に迷い込んで半年は経っただろうか。地下十二階は迷宮と呼ぶにふさわしくないほど明るい太陽と青々とした森、草原があり、その中は迷宮と呼ぶにふさわしいほど危険な罠や化け物が存在する。それに手こずり、長い足踏みをしてしまった。だがそれも今日で終わり。地下十二階の出口へ突撃だ! そう意気込んだ時、思わぬ障害が立ちはだかった。
「シロちゃん! 乗せてくれよ!」
 シロちゃんが背中に乗せてくれない。今までは頼めば気軽に乗せてくれたのに今回は知らんぷりだ。
「空洞の入り口とは言わない! 近くで良いんだ!」
 プイッとそっぽを向いて、だらりと横に寝転ぶ。顔を見に行くと目を瞑って、わざとらしい寝息を立てている。耳がぴくぴく動いているから寝たふりしても分かるぞ。
「レイ、残念だが、徒歩で行くしかない」
 リリーの発言で顔が曇る。歩いていくとなると、空洞の入り口に着くまで数日はかかる。おまけに持っていく荷物も見直す必要がある。
 しかしどうしようもない。
「歩いていくしかないな」
 全員ため息を吐いて荷造りをやり直す。
 しかし、歩いていくとなると、この草原はなんと広大か。今までシロちゃんが居たおかげで全く意識しなかったが、徒歩となると荷物の選択に苦労する。
「数日かかりですと、草原で寝泊まりする必要がありますね。万が一のために薬を多く持っていきますか?」
「そうだな。後焚き火をするから薪を持っていこう」
「終わったらいったんここに戻ってくる? 戻ってこないなら必要な物全部持っていかないと」
「行って帰ってとなると、単純に二倍の食料等が必要だが、行ったきりとなるとそれはそれで荷物が……」
 うんうん唸りながらも、一日かけて荷物を纏め直す。とんでもない無駄足だ。
「お、重い……」
 ローズとチュリップが顔をしかめる。パンパンに詰め込んだ大袋を三つも背負っているから仕方がない。代わってあげたいがこっちも五つ背負っているため我慢してもらうほかない。
「ここまで荷物が多いとは……」
 リリーも不機嫌な声を出す。
「リリー、こんなもの背負って戦う訳にはいかねえ。もしも道中敵と出会ったらよろしく頼む」
「分かっている」
 皆ため息を吐く。荷造りだけで疲れてしまった。だが休んでいる暇もない。
「シロちゃん! 行ってくるぜ! 戻ってきたらまた背中に乗せてくれよ!」
 珍しく外で寝ていたシロちゃんに手を振る。するとシロちゃんが真正面に移動してきた。
「何だ? 寂しいのか? すぐ戻ってくるって!」
 笑いながらシロちゃんの横を通り抜けようとする。またシロちゃんが真正面に立ってきて通せんぼする。
「シロちゃん? 寂しいのは分かるけど俺たちは行かなくちゃいけないんだ」
 言うとシロちゃんは歯をむき出しにして唸り始める。
 行かせないつもりだ。
「こいつは思わぬ強敵に出会っちまった」
 別れを惜しむ気持ちは嬉しいが、このままでは埒が明かない。どうするか。考えているとシロちゃんに咥えられる。
「おいおいおい!」
 そしてそのままシロちゃんの巣まで連れて行かれ、ポイと捨てられた。
「何すんだお前!」
 文句を言ったが無視され、置いて行かれる。そしてすぐ三人を咥えて戻ってきた。
「シロちゃん……」
 シロちゃんは悪い子を叱るお母さんのように唸ると、子犬に乳を飲ませるようにお腹へ優しく抱き寄せる。巨大な前足からは考えられないほど丁寧な手つきだった。そして子犬をあやすように俺たちをペロペロ舐める。
「困ったな」
 リリーたちもシロちゃんにはお手上げだった。敵ならぶった切れば良いが、シロちゃんをぶった切る訳にはいかない。
「今日は諦めよう」
 しばらくすれば隙を見せる。その時抜け出せばいい。

 あれから三日経った。未だにシロちゃんは隙を見せない。眠っている隙に動くと、即座に目を覚まして邪魔される。餌は巣に蓄えたもので済まし、一歩も外へ出ない。それどころか俺たちに蓄えた餌を分ける始末。赤子をあやすお母さんだ。
「どうしよう?」
 ローズが難しい顔をすると釣られて難しい顔をしてしまう。
「餌は後三日で無くなる。その時狩りに出かけるから、その間に抜けよう」
 小声で囁くとシロちゃんが唸る。聞かれていた。
「シロちゃん、俺たちは行かなくちゃいけないんだ。ずっとここに居る訳にはいかない」
 シロちゃんは唸るばかりで聞く耳を持たない。子離れできないお母さんだ。

 三日後、ようやく巣の餌が無くなった。しかしシロちゃんは俺たちを離さない。
「シロちゃん、気持ちはよく分かった。でも俺たちには帰る場所があるんだ」
 そう言ってもシロちゃんは放してくれない。ペロペロと俺たちを舐める。
「何だか甘やかされているみたいだ」

 次の日、ようやくシロちゃんのお腹の音が鳴る。シロちゃんは鼻を鳴らして俺たちの様子を見たので、寝たふりをした。
 狙い通り、ついにシロちゃんが巣から出て行った。
「今のうちに行くぞ」

「やっぱりシロちゃんも寂しいんだね」
 草原を走っていると、ローズがぐすりと鼻をすする。
「ここに来て随分と助けてくれたからなぁ」
 ローズに釣られて目頭が熱くなる。シロちゃんが居なかったら死んでいただろう。
 そう考えると家族も同然だ。離れたくないのは分かる。
「だが、それでも進むしかないのが、私たちの辛いところだ」
 リリーは切なそうに首を振る。
「皆さん、お喋りも良いですが、速く行かないとシロちゃんさんが追いかけてきますよ」
 チュリップの注意で迷いが晴れる。
「急ぐぞ。シロちゃんは夕方には俺たちを追いかけてくる」
「道のりは数日かかりです。その間に追いつかれてしまうのでは?」
「臭い消しで誤魔化そう。数日くらいならそれで十分だ」

 夜になると予想通りシロちゃんの走り姿が見えた。俺たちは隠れてやり過ごす。シロちゃんは夜の間ずっと、なき続けた。次の日は朝からずっと遠吠えが聞こえた。
「ごめんよ、シロちゃん」
 恩を仇で返したようで、とても悲しい。それはリリーもローズも同じだった。二人とも声が聞こえるたびに足を止めた。
「皆さん、行きましょう」
 冷静なチュリップのおかげで何とか進むことができた。
「また、会いに来よう」
 ローズが指で涙を拭く。
「そうだな」
 俺も指で涙を拭いた。

 数日後、ようやく目的の空洞へたどり着く。
「あれって、シロちゃん!」
 中へ入ろうとすると、ローズが叫ぶ。指さす方向を見ると、シロちゃんがじっとこちらを見ていた。
「臭い消しで臭いを消したのに、ここまで来るなんて」
 シロちゃんの目は戸惑うように震えている。
「ばいばい。またな」
 シロちゃんに手を振って別れの挨拶を済ますと、中へ突撃した。

「光魔法! エアライト!」
 空洞に入るとすぐに日の光が届かなくなったので、ローズの魔法で空洞内部に明かりを灯してもらう。
「何だこれ!」
 光を灯してなお広さが分からない。天井があるのかすらも分からない。光の先にはただただ暗黒が広がっていた。
「迷いの森と同じように、空間が歪んでる?」
 ローズが不安を口にする。
「レイさん、シロちゃんさんが警戒するような敵の気配はありますか?」
 チュリップがいぶかし気に暗黒を見渡す。
「気配はない。それどころか風も何も感じない。俺たちしか居ないみたいだ」
 シロちゃんがあれほど警戒心を露にした空洞には、何も無かった。ひたすらに真っ暗闇だけが存在した。
「進むか?」
 あまりの静けさに警戒心を強めたリリーが柄をギリギリ握りしめる。
「いったん入り口に戻ろう。何かがおかしい」
 剣を抜いて警戒しながら、入り口まで引き返す。

 意外にも入り口にはあっさり戻れた。拍子抜けするほど何も無かった。
「荷物をここに置いて行こう。中の探索が先だ」
 荷物を置くと草原の風が汗を乾かす。想像以上に緊張していたようで、皆服が冷や汗でびっしょり濡れていた。
「シロちゃん、まだあそこに居る」
 ローズが呟いた先を見ると、突然シロちゃんの遠吠えが体を揺らす。
「戻ってこいだって?」
 シロちゃんの鳴き声は引きつっていた。その声で理解した。シロちゃんは俺たちと離れるのが嫌だったんじゃない。俺たちが死ぬのが嫌だった!
「どうする?」
 リリーが抜き身の剣を握りしめる。
「行こう。俺たちは進むしかない」
 シロちゃんに鳴き声で伝える。
「俺たちは進むしかない! たとえ死ぬようなことがあっても!」
 伝え終わると即座に空洞内部へ踵を返し、暗黒の空洞、悪魔のはらわたへ進む。
 暗闇に飲まれる前に、少しだけ振り返り、シロちゃんを横目で見る。
 シロちゃんは固唾をのんで見守っていた。

 空洞へ入り直すと耳が痛くなるほどの静寂に包まれる。
「奇妙な感覚だ」
 外とは違い、内部は死んだ湖のような吐き気がする。臭いも何も無いのに。
「何だか気分が悪くなってきましたね」
 チュリップは額の汗を拭う。
「もう少し進もう。これじゃ何も分からない」
「分かりました」
 チュリップは深呼吸して体を落ち着ける。よく見ればリリーとローズも額に汗を浮かばせていた。
「俺も疲れているな」
 額に手を当てると玉のような汗がべったりとくっついていた。

 どのくらい歩いたのだろうか? 数日歩いたような気もするし、歩き始めたばかりのような気もする。時間の感覚が狂っている。
「レイ、顔色が悪いぞ」
「そ、そうか?」
 リリーの顔を見る。顔色が土色になっていた。
「お前たち! 大丈夫か!」
 チュリップとローズも見る。二人とも足が震えていた。
「チュリップ! 俺たちに治癒魔法をかけてくれ!」
「わ、分かりました。治癒魔法、神よ、我らを癒したまえ」
 チュリップが呪文を唱える。だが疲労感は抜けず、ますます酷くなる。
「まさか! 魔法が効いていない!」
 チュリップの言葉を聞いて、引き返すと伝える前に、生臭い吐息が吹き荒れる。
 見上げればはるか彼方から複眼がぎょろぎょろと近づいてくる。
「あれは……クモ?」
 リリーが混乱を口にする。それも無理はない。
 大地の揺れが激しくなる。複眼の大きさは近づくにつれて巨大になる。
「化け物が!」
 八本の足の一本一本はシロちゃんすら押しつぶすほど太く、牙は山や森も食らいつくすほど大きい。
 地下十二階の門番は、国すらも一口で食べるほどの大きさを誇る超巨大クモであった。
「逃げるぞ!」
 皆歯を食いしばって背を向けるが、足に力が入らない! 走ろうとしたのに転んでしまう!
「な、何があった! いや! とにかく逃げるぞ!」
 叫ぶ間に超巨大クモの体から次々と巨大なクモが現れる。いずれもシロちゃんに匹敵するほどの巨体である。あれは超巨大クモを守る兵隊クモだと瞬時に悟る。
 巨大兵隊クモが次から次へと超巨大クモ、女王グモの体から飛び降り、俺たちを取り囲む。
「炎魔法! ファイヤーレーザー!」
 ローズが灼熱の光を放つ。しかしそれはすぐさま女王グモへ方向を変える。そして女王グモの体に飲み込まれる。
「あいつが力を吸収してる!」
 ローズの言葉で違和感の正体と、自分たちの疲労の原因が分かった。
 あの女王グモが、空洞内部の力を吸収している。光も風も音も俺たちの体温や命も!
「からめとられた!」
 身動きできず、魔法も使えない。体の疲労感はすさまじく、恐怖に震える前に眠りそうだ。
「シロちゃん……お前の言う通り、俺たちの実力じゃ、殺されるだけだったよ」
 もはや立ち上がることもできない。パカリと開く兵隊クモの口が近づいても、何も感じない。
「ここで……終わりか……」
 覚悟を決めるとため息が漏れる。その時、懐かしき咆哮が後ろから聞こえた。
「シロちゃん!」
 大地が揺れると、兵隊クモをかき分けてシロちゃんが現れた! 
 シロちゃんは俺たちを口に納めて助けると、再び走り出す。真っ暗でもシロちゃんの口の中は温かく、安心できた。
「ありがとう、シロちゃん」
 少しずつ力が戻っていく。シロちゃんが元気を分けてくれている。そう感じた。

 シロちゃんの口が開くと、日の光で目がくらむ。辺りを見渡せば、シロちゃんの住処の前だった。助かった。
「ありがとう、シロちゃん」
 シロちゃんに礼を言うと、シロちゃんは力尽きたように倒れた。
 シロちゃんの体はいたるところから出血していた。兵隊クモに噛まれていた。
「チュリップ! シロちゃんに治療を!」
「分かりました。とはいえ、これほどの巨体ですから、効き目があるのか、保証はできません」
 チュリップはシロちゃんの胸に手を当てる。
「治癒魔法、神よ、生贄の力を糧にこの者を癒したまえ」
 チュリップが呪文を唱えると、草原の雑草が一瞬にして枯れる。
「私ができる最大の治癒魔法を使いました。それでもダメでしたら、諦めるしかありません」
 チュリップはへなへなと腰から崩れ落ちる。
「シロちゃん……元気になってくれ。生きてくれ! ちゃんと礼も、お別れも言ってないんだ!」
 シロちゃんの呼吸は弱い。体も冷たい。
「シロちゃん……」
 出血は止まった。だけどそれだけではダメなのか?
「神様……シロちゃんを助けてくれ」

 次の日、シロちゃんは凍ったように動かなくなっていた。
「チュリップ……もう一度だけ、治癒魔法を使ってくれ」
「……分かりました。ですが、これが最後です」
 チュリップが呪文を唱えると、日の光や風がチュリップに吸い込まれる。そしてその力はシロちゃんに流れ込む。

 それでもシロちゃんは動かなかった。

「もう一度、あいつらに挑むぞ。次は殺す」
「どうやって? あいつには勝てない。シロちゃんの助けが無ければ、死んでいた」
 リリーが泣き顔を見せながら、シロちゃんの鼻先を撫でる。そして涙とともに崩れ落ちる。
「チュリップ、先の魔法は、周りの生き物の力を奪い取って発動したのか?」
「そうです。魔法の基礎は自然と調和し、その莫大な力を扱うこと。草木や人の命も、自然の一部です」
「あの化け物もそれと同じことをした」
「今考えると、そうかもしれませんね……まさか?」
 拳を握りしめると、血が噴き出る。痛みは無い。
 皆に作戦を伝える。作戦は単純だった。誰でも考え付くことだった。
「それは無茶だ!」
 しかし皆に反対される。だがここで折れてはいけない。無茶を通さなくては、前に進めない。
「レイ、私頑張る!」
 ついに皆の協力を得ることができた。
 後は実行するだけだ。
「シロちゃん、行ってくる」
 シロちゃんの冷たい手を撫でてから、再度空洞の前まで移動する。

「お前の命を神にささげてやる! お前の命でお前自身を焼き尽くす!」
 足に力を込めて、再度地下十二階の門番に勝負を挑む。
 次は勝つ! 必ず! お前を倒す!
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