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リリー、王宮騎士団副団長の地位はいかに?
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リリーは王宮の客室の窓からぼんやりとシトシト落ちる雨粒を見つめる。
「これで……終わり?」
涙が零れる。
リリーたちは冒険者に保護された後、冒険者ギルド本部に迎えられた。
身元確認と迷宮で何があったのか事情聴取をするためである。
彼女たちは恥部には触れず、レイと地下1000階まで旅したことと、古代人の存在を素直に伝える。
「疲れているな」
彼女たちの話は信用されなかった。それも当然だ。
まず迷宮に森や太陽があるという時点で眉唾物だ。山のように大きい犬や山すらも食らうほど大きいクモの存在などほら話でしかない。
決め手は地下1000階まで10年かけて到達したという話だ。
彼女たちが行方不明になってひと月も経っていない。
頭を打って混乱したと決めつけたほうが良い。
そして彼女たちは自分たちが語ることを懐疑的に見られても怒らなかった。眉も動かさず淡々と話して終わりだった。
「親御さんたちに連絡するから、今日はぐっすり休むと良い」
聴取が終わると、リーダーは笑った。
彼女たちはそれで日常に帰るはずだった。
「待て。今から一緒に王宮に行ってもらう」
しかし冒険者ギルドの長、バッカスだけは違った。彼は彼女たちの装備を見て顔色を変えた。
結果、現在彼女たちは王宮の客室で体を休めている。
「失礼する」
「……ユリウス様」
リリーが休む客室の扉が叩かれると、王宮騎士団団長ユリウスがリリーの前に立つ。
リリーは力なく立ち上がると、形式的に頭を下げる。
「ゆっくり休めているかな?」
「おかげさまで」
ユリウスとリリーは豪華なテーブルを挟んで座りあう。
テーブルの上で甘さ控えめのミルクティーが湯気をあげている。傍には珍しいチョコレートケーキが備えられている。
「さっぱりしたね」
ゆったりとした絹の寝巻を見て優しく笑う。
「久しぶりのお風呂は本当に気持ちよかったです」
リリーは初めて笑みを浮かべる。
「湯舟が真っ黒になったとアルカトラズが騒いでいたよ」
「お恥ずかしいです。迷宮では体を拭くのも命がけでしたので。特に地下100階から地下1000階までは体を拭く暇もなくて」
「それだけの修羅場を潜ったんだね」
ユリウスはリリーが持ってきた剣に目を向ける。
「君の武器だけど、見せてもらっていいかな?」
「どうぞ」
「凄まじい使い込みだ。柄に血が沁みついている。手を見せてもらっていいかな?」
歴戦の戦士よりも使い込まれた豆だらけの手を見る。
「圧倒されるとはこのことだ」
最後に剣を抜いて刃を見る。
「国宝の剣と同じ魔法石で作られた剣だな。とてつもない」
「私の身に余る代物です。すぐにでも王へ献上します」
「これは君の物だ。大切に持ちなさい。それよりも、この傷だ」
刃に刻まれた無数の傷跡を撫でる。
「魔法石で作られた剣はすべてを切り裂く魔剣であり、絶対に傷つかない聖剣でもある。それなのにこれほどの傷が付くとは」
剣を鞘に納めるとため息を吐く。
「古代人か……おとぎ話の世界だと思っていたが、なるほど、とてつもなく強大な力を持っている」
「恐ろしい存在です。情けなくも、私では歯が立ちません」
「君はそんな恐ろしい奴らから生き延びた。胸を張っていい」
ミルクティーを一口飲む。リリーは美味しいミルクティーやチョコレートケーキに手を付ける様子はない。
「ところで、君に下り行って話があるんだ」
「何でしょう」
「君に王宮騎士団の副団長を務めてほしい」
「私が副団長ですか!」
リリーは信じられないと聞き返す。
「不思議な話じゃない」
ユリウスはあっけらかんと笑う。
「君の歩き方、雰囲気、佇まいを見れば分かる。君はこの国を亡ぼすほどの力を持っている。暴君とうたわれるアルカトラズなど殺されると遺書を書いているほどだ。今まで散々悪いことをした付けだね」
ユリウスはクスクスと笑う。
「嬉しいお話ですが、私にはそのような資格はありません」
「素晴らしい技量を持ち、値が付けられない宝を持ってきた。十分な功績だ。経験なら、私が補佐するから心配ない」
「ユリウス様が直々に教えてくださるのですか!」
「僕は君を後継者にしようと考えている。ガタガタ言う奴は居るだろうが、君なら簡単に黙らせることができる」
ユリウスは優しく断言するとじっとリリーを見つめる。
「私が……王宮騎士団団長……子供のころからの夢……お父様とお母様の夢」
リリーは夢を見るように呟く。そして影を落とす。
「申し訳ありません」
リリーはゆっくりと首を振る。
「忘れ物があるんだね?」
ユリウスは静かに聞く。
「……分かりません。ただ、私には相応しくない身分です。ありがたいお話ですが、申し訳ありません」
リリーは涙を堪えるように顔を歪めた。
「しばらくゆっくり休みなさい。落ち着いたら、また会おう」
ユリウスは俯くリリーに一礼すると、部屋を出た。
『俺殺されない?』
ユリウスが部屋を出ると、待ち構えていたアルカトラズ十五世が手記で会話する。
『お前はどうしてそこまで悲観する?』
ユリウスはうんざりした顔で手記を綴る。
『この雨の中、足音どころか水音も立てないで歩く化け物が来たんだぞ。本来なら今すぐ跪いて命乞いをするべきだ』
『馬鹿かお前は?』
二人は手記で会話しながら場所を移す。
『それにしても、手記で会話するほど警戒するか?』
『お前だって分かっているだろ? あいつらはこの城程度の広さなら囁き声も聞き逃さない』
『まあ、それは分かっているよ。でもこそこそするべきかな?』
『感情を逆なでして死にたくない。あの面はやけくそになっている面だ』
『そこは同感だね』
廊下の端まで移動する。
『それで、副団長の地位につくと言ったか?』
『興味を持ってくれたが、断られた』
『やはり俺の命を狙っているのか? すぐに王位を返上して身を隠すか?』
『逃げないでくれ。こっちだって手に汗握っているんだ』
二人はため息を吐く。
『やはり、レイを置いてきたのが心残りになっているのか?』
『そうだ。話をしたから断言できる』
『しかし聴取の記録を見る限り、あいつらは納得して別れた。なぜ今も心残りに?』
『古代人の王に脅されたからとあるが?』
『それなら迷宮をもっと気にするはずだ。無理やり別れさせられたのなら、帰りを心待ちにするはず。それかがむしゃらに迷宮に突撃するか。とにかく無関心だ』
ユリウスは目を閉じて考える。
『やはり、レイと何かひと悶着があったんだ。それが気になっているんだ』
『喧嘩別れか?』
『それとも違う気がする。ただ少なくとも、これの推論はやぶ蛇を突くことになる』
『ローズとチュリップの聞き取りが先か』
『二人はガウスとゼウスが担当するんだったな?』
『そうだ』
『上手く行くと良いね。僕たちの命のために』
『厄介なもんだ。もしも普通の少女なら拍手喝采で迎えたのに』
ザアザアと雨が強くなる。
『ところで、君はレイのことを知っているのか? 随分と親しい印象を受けるけど?』
『知っている。あいつも知っていると思うがな』
『どんな関係だ?』
『あいつのフルネームはレイ・サータ。あのサータ一家の長男だ』
『サータ一家! 君が懇意している! あのサータ山脈の主か!』
『何度もあいつらの家に行ってるんだ。専属の付き人にならねえかと。金もたっぷり出すと』
『なるほど……サータ一家。北部全体の国境となっているサータ山脈の主。あの厳しい山脈が自然の防壁となっている。あそこを自由に行き来できるなら、金など安い物だ』
『だろ! それなのに全く興味を示さない!』
二人は雨雲を見上げる。
『とにかく、今は三人を落ち着かせるのが先だ。だからしっかりと監視しろ』
『はいはい、我が主よ。命が危なくなったら即逃げるのでそのつもりで』
二人は険しい表情で別れた。
「レイ……全く、金が欲しいのなら俺に会いに来ればよいのに」
アルカトラズ十五世は雨を信用してぼやいた。
「これで……終わり?」
涙が零れる。
リリーたちは冒険者に保護された後、冒険者ギルド本部に迎えられた。
身元確認と迷宮で何があったのか事情聴取をするためである。
彼女たちは恥部には触れず、レイと地下1000階まで旅したことと、古代人の存在を素直に伝える。
「疲れているな」
彼女たちの話は信用されなかった。それも当然だ。
まず迷宮に森や太陽があるという時点で眉唾物だ。山のように大きい犬や山すらも食らうほど大きいクモの存在などほら話でしかない。
決め手は地下1000階まで10年かけて到達したという話だ。
彼女たちが行方不明になってひと月も経っていない。
頭を打って混乱したと決めつけたほうが良い。
そして彼女たちは自分たちが語ることを懐疑的に見られても怒らなかった。眉も動かさず淡々と話して終わりだった。
「親御さんたちに連絡するから、今日はぐっすり休むと良い」
聴取が終わると、リーダーは笑った。
彼女たちはそれで日常に帰るはずだった。
「待て。今から一緒に王宮に行ってもらう」
しかし冒険者ギルドの長、バッカスだけは違った。彼は彼女たちの装備を見て顔色を変えた。
結果、現在彼女たちは王宮の客室で体を休めている。
「失礼する」
「……ユリウス様」
リリーが休む客室の扉が叩かれると、王宮騎士団団長ユリウスがリリーの前に立つ。
リリーは力なく立ち上がると、形式的に頭を下げる。
「ゆっくり休めているかな?」
「おかげさまで」
ユリウスとリリーは豪華なテーブルを挟んで座りあう。
テーブルの上で甘さ控えめのミルクティーが湯気をあげている。傍には珍しいチョコレートケーキが備えられている。
「さっぱりしたね」
ゆったりとした絹の寝巻を見て優しく笑う。
「久しぶりのお風呂は本当に気持ちよかったです」
リリーは初めて笑みを浮かべる。
「湯舟が真っ黒になったとアルカトラズが騒いでいたよ」
「お恥ずかしいです。迷宮では体を拭くのも命がけでしたので。特に地下100階から地下1000階までは体を拭く暇もなくて」
「それだけの修羅場を潜ったんだね」
ユリウスはリリーが持ってきた剣に目を向ける。
「君の武器だけど、見せてもらっていいかな?」
「どうぞ」
「凄まじい使い込みだ。柄に血が沁みついている。手を見せてもらっていいかな?」
歴戦の戦士よりも使い込まれた豆だらけの手を見る。
「圧倒されるとはこのことだ」
最後に剣を抜いて刃を見る。
「国宝の剣と同じ魔法石で作られた剣だな。とてつもない」
「私の身に余る代物です。すぐにでも王へ献上します」
「これは君の物だ。大切に持ちなさい。それよりも、この傷だ」
刃に刻まれた無数の傷跡を撫でる。
「魔法石で作られた剣はすべてを切り裂く魔剣であり、絶対に傷つかない聖剣でもある。それなのにこれほどの傷が付くとは」
剣を鞘に納めるとため息を吐く。
「古代人か……おとぎ話の世界だと思っていたが、なるほど、とてつもなく強大な力を持っている」
「恐ろしい存在です。情けなくも、私では歯が立ちません」
「君はそんな恐ろしい奴らから生き延びた。胸を張っていい」
ミルクティーを一口飲む。リリーは美味しいミルクティーやチョコレートケーキに手を付ける様子はない。
「ところで、君に下り行って話があるんだ」
「何でしょう」
「君に王宮騎士団の副団長を務めてほしい」
「私が副団長ですか!」
リリーは信じられないと聞き返す。
「不思議な話じゃない」
ユリウスはあっけらかんと笑う。
「君の歩き方、雰囲気、佇まいを見れば分かる。君はこの国を亡ぼすほどの力を持っている。暴君とうたわれるアルカトラズなど殺されると遺書を書いているほどだ。今まで散々悪いことをした付けだね」
ユリウスはクスクスと笑う。
「嬉しいお話ですが、私にはそのような資格はありません」
「素晴らしい技量を持ち、値が付けられない宝を持ってきた。十分な功績だ。経験なら、私が補佐するから心配ない」
「ユリウス様が直々に教えてくださるのですか!」
「僕は君を後継者にしようと考えている。ガタガタ言う奴は居るだろうが、君なら簡単に黙らせることができる」
ユリウスは優しく断言するとじっとリリーを見つめる。
「私が……王宮騎士団団長……子供のころからの夢……お父様とお母様の夢」
リリーは夢を見るように呟く。そして影を落とす。
「申し訳ありません」
リリーはゆっくりと首を振る。
「忘れ物があるんだね?」
ユリウスは静かに聞く。
「……分かりません。ただ、私には相応しくない身分です。ありがたいお話ですが、申し訳ありません」
リリーは涙を堪えるように顔を歪めた。
「しばらくゆっくり休みなさい。落ち着いたら、また会おう」
ユリウスは俯くリリーに一礼すると、部屋を出た。
『俺殺されない?』
ユリウスが部屋を出ると、待ち構えていたアルカトラズ十五世が手記で会話する。
『お前はどうしてそこまで悲観する?』
ユリウスはうんざりした顔で手記を綴る。
『この雨の中、足音どころか水音も立てないで歩く化け物が来たんだぞ。本来なら今すぐ跪いて命乞いをするべきだ』
『馬鹿かお前は?』
二人は手記で会話しながら場所を移す。
『それにしても、手記で会話するほど警戒するか?』
『お前だって分かっているだろ? あいつらはこの城程度の広さなら囁き声も聞き逃さない』
『まあ、それは分かっているよ。でもこそこそするべきかな?』
『感情を逆なでして死にたくない。あの面はやけくそになっている面だ』
『そこは同感だね』
廊下の端まで移動する。
『それで、副団長の地位につくと言ったか?』
『興味を持ってくれたが、断られた』
『やはり俺の命を狙っているのか? すぐに王位を返上して身を隠すか?』
『逃げないでくれ。こっちだって手に汗握っているんだ』
二人はため息を吐く。
『やはり、レイを置いてきたのが心残りになっているのか?』
『そうだ。話をしたから断言できる』
『しかし聴取の記録を見る限り、あいつらは納得して別れた。なぜ今も心残りに?』
『古代人の王に脅されたからとあるが?』
『それなら迷宮をもっと気にするはずだ。無理やり別れさせられたのなら、帰りを心待ちにするはず。それかがむしゃらに迷宮に突撃するか。とにかく無関心だ』
ユリウスは目を閉じて考える。
『やはり、レイと何かひと悶着があったんだ。それが気になっているんだ』
『喧嘩別れか?』
『それとも違う気がする。ただ少なくとも、これの推論はやぶ蛇を突くことになる』
『ローズとチュリップの聞き取りが先か』
『二人はガウスとゼウスが担当するんだったな?』
『そうだ』
『上手く行くと良いね。僕たちの命のために』
『厄介なもんだ。もしも普通の少女なら拍手喝采で迎えたのに』
ザアザアと雨が強くなる。
『ところで、君はレイのことを知っているのか? 随分と親しい印象を受けるけど?』
『知っている。あいつも知っていると思うがな』
『どんな関係だ?』
『あいつのフルネームはレイ・サータ。あのサータ一家の長男だ』
『サータ一家! 君が懇意している! あのサータ山脈の主か!』
『何度もあいつらの家に行ってるんだ。専属の付き人にならねえかと。金もたっぷり出すと』
『なるほど……サータ一家。北部全体の国境となっているサータ山脈の主。あの厳しい山脈が自然の防壁となっている。あそこを自由に行き来できるなら、金など安い物だ』
『だろ! それなのに全く興味を示さない!』
二人は雨雲を見上げる。
『とにかく、今は三人を落ち着かせるのが先だ。だからしっかりと監視しろ』
『はいはい、我が主よ。命が危なくなったら即逃げるのでそのつもりで』
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