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只今地下4999階、立ち往生、退屈
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地下4999階で息を殺す。
不死の敵が通路を見回っているためだ。
現在不死者、能面侍の巡回法則を調べるために、その背中を追っている。
「不気味な野郎だ」
小声で悪態を吐く。
不死者は白い着物と長刀を持った能面野郎でまるでからくり人形のように規則正しく歩いている。
立ち振る舞いは大柄な人間という感じで、威圧感はオークやゴブリンのほうが上だ。
だが向かい合うと、目も鼻も口も無い真っ白な顔が不気味さを増大させる。顔の形が人間と同じなので猶更嫌悪感が増す。
しかし見た目以上に厄介なのが強さだ。
まず不死者なので死なない。しかしそれだけならば問題ない。地下2001階から不死能力持ちの敵はゴロゴロ出てきて、地下3001階から当たり前の存在となった。
不死能力の対処方法は、四肢を切断して動けなくする、首を切断する、などで無力化することだ。
これができない不死能力持ちは手が付けられない強敵へ変貌する。
能面侍は不死能力以外に、瞬きする間に傷を癒す再生能力と様々な魔法耐性、物理耐性、そして長刀から繰り出される神速の剣げきだ。
どれくらい厄介なのか。
魔法耐性持ちなので遠距離攻撃が当たらない。このためローズでは対処ができない。
次に物理耐性持ちなので近距離攻撃が当たらない。このためリリーと俺では対処ができない。
攻撃役ではないチュリップは論外だ。
防御面ですでにこちらに打つ手がない。これだけで逃げの一手だ。
さらに攻撃能力も苛烈なのだから手に負えない。
攻撃は不可視と思えるほど速い長刀の一撃だ。一度食らったが、掠めただけなのに内臓が飛び出した。
また盾や鎧も通り抜ける魔法の一撃という反則技を持っている。壁や床、天井もすり抜けるため、狭い通路で振り回されると声も出せないままみじん切りにされてしまう。
結果、戦わないことが最善となる。
「イライラするぜ!」
地下2001階から逃げるしかない敵が増えてきた。だがそいつらは防御面が強力なだけで攻撃は貧弱だった。それが地下3000階を過ぎると攻撃も強烈になった。
地下4000階を過ぎると息をひそめて隠れるしかない展開となってしまった。
「奥の手を使うか?」
しかしそんな奴に唯一対抗できる手段がある。これはアスと数千年戦った俺しか使えない手段だ。ローズたちも頑張れば使えると思うが、この階層では練習をしている暇などない。
しかし奥の手は博打だ。できれば使いたくない。倒せても共倒れになっては意味が無い。
「レイ! 後ろから足音が!」
考え込んでいるとローズが身振り手振りで危険を知らせてきた!
「上り階段に戻るぞ!」
悔しいが撤退だ。
地下4000階を過ぎて、俺たちはネズミのように迷宮を歩いている。進みは遅い。だがそれも仕方がない。
生きるためには我慢も必要だ。
それでも腹は立つ!
「くそ!」
上り階段の途中で壁を蹴飛ばす! 今日で一週間無駄足だ!
「ご飯がもうありません」
チュリップの暗い声が心に響き、壁に鉄槌を叩き込む。
「ごめんね……私が役立たずで」
ローズが涙を浮かべて階段に座り込む。
「私も申し訳ありません。加護魔法が使えれば、まだ対処の方法があるのに」
チュリップも暗い顔で、少ない食料を配る。
「魔法禁止階層……迷宮が化け物と手を組んで、私たちに牙を向いている」
リリーが俺と同じように壁を殴る。
「私に力量があれば! 何のために体を鍛えた!」
リリーは悔し涙を流す。
地下4999階の通路はレンガ造りの壁と床、天井で、見た目は普通の通路と変わらない。しかしそれは見た目だけだ。恐ろしい罠がたくさん仕掛けてある。
最も分かりやすいのが魔法禁止だ。その階層では魔法が一切使えなくなる。敵は使えるのに!
致命傷になるのは物理禁止だ。その階層では打撃も斬撃も敵を通り抜けてしまう。敵は当ててくるのに!
この罠は敵と戦って初めて作動していることが分かるため、運が悪いと死ぬ。
そして、最も恐ろしいのが、レベルダウンという罠だ。ローズによると、レベルダウンが作動すると強制的にレベルが1、つまり最弱になってしまう。敵は強いままなのに!
レベルの意味は分からないがとにかく! レベルダウンが作動すると、ローズは荷物も持てないほど弱ってしまう。おまけに状態異常ではないらしく、チュリップでも治せない。
レベルダウンが作動したら、罠を解除するしかない。
だが! これらの罠があるだけなら! まだ優しかった!
厄介なことに、部屋に踏み入れた瞬間魔法禁止になる、ある通路のみ物理禁止である、という具合に引っ掛けを行ってくる時がある。
さらにさらに! 恐怖の罠を作動させないと下り階段に到達できない場合がある。強制的な弱体化を受けて、敵の攻撃をかいくぐる必要がある。
地下3000階を過ぎた辺りからヤバかったが、地下4000階を過ぎると、迷宮と化け物が手を繋いで襲ってきたとしか思えないほど辛い状況が続く。
「悪かった! ついイラついちまった! 許せ許せ!」
しかしだ! ここで弱音を吐いても仕方がない! 皆の背中を叩いて笑う。
「チュリップは料理が美味い! ローズは火が出せる! リリーは荷物を管理してくれている! 十分役に立っている!」
「しかしだな」
「リリー? しかしも案山子も無い! 口を酸っぱくして言っているだろ。お前たちは役に立っている! 自信を持て! 大好きなお前たちが居るおかげで俺は前に進める! それを忘れるなよ!」
自信の無い顔をする三人を見つめる。
「ごめんね! 最近気が滅入ってたから! もう大丈夫!」
ローズがぱっと顔を明るくする!
「ご飯にしましょう! 無くなったらその時考える! 行き当たりばったりで十分! 今はお腹いっぱいになることが先!」
チュリップがテキパキと料理を作る!
「地図の確認をする! 何か見落としがあるかもしれないからな!」
リリーも元気に地図を眺める!
「そうそう! 俺たちは明るく元気に進む! 俯いてちゃ前に進んでるか分からなくなるぜ!」
ホッとしたので階段に座る。
しかしながら、敵だけでなく、飯や生活用品など物資の問題もある。
ここ最近、敵と逃げてばかりで、化け物に肉も食っていない。
何かしら対策を考える必要がある。
だが打てる手は現状無い。進むことを考えるしかない。
そうなるとある言葉が口から出る。
「退屈だ!」
ため息を吐くと、皆も吐く。
「同じ景色ばかり。そろそろ地下十二階のように緑が見たいです」
「退屈ー! 全然進まない!」
「やれることも少ない。息が詰まる」
三人も同じ気持ちだ。
迷宮は同じ景色ばかりで見飽きた。敵も強いし厄介だがそれだけだ。美しくもなんともない気持ち悪い連中ばかり。何より、階段を進んでも進んでも楽にならない。何か気晴らしかご褒美が欲しい。
「さすがにルシーに文句言うか」
ルシー! 美味い飯の一つも用意しろ! お前たちの言う通り地下9999階を目指しているんだからそれくらいの我儘は良いだろ!
「できました」
「待ってました!」
チュリップが用意した飯にがっつく!
「毎日毎日ありがとよ! 息が詰まる中で唯一の癒しだ!」
「あら! お上手」
「惚れた!」
「さあ?」
「レイ! あーん!」
「おお! ありがとよローズ!」
もぐもぐ。美味い!
「美味しい?」
「美味い! さすが俺の婚約者だ!」
「ふふ! ばーか!」
「突然平和になった。さすがレイだ。私では真似できない。リーダーに相応しい」
「お前なら大丈夫だって! ほら、あーん!」
「あ? あーん」
「美味いか! 惚れたか!」
「喧しい!」
ダラダラとふざけあう。階段途中は安全だと分かっているからできることだ。もしもこれで階段途中もダメなら安息の地が全くないことになる。
「さすがに勘弁だ」
おそらく地下5000階にルシーが居るはずだ。何とかしてルシーを説得しないと。
贅沢な話だが、こいつらがしょげている姿を見たくない。
不死の敵が通路を見回っているためだ。
現在不死者、能面侍の巡回法則を調べるために、その背中を追っている。
「不気味な野郎だ」
小声で悪態を吐く。
不死者は白い着物と長刀を持った能面野郎でまるでからくり人形のように規則正しく歩いている。
立ち振る舞いは大柄な人間という感じで、威圧感はオークやゴブリンのほうが上だ。
だが向かい合うと、目も鼻も口も無い真っ白な顔が不気味さを増大させる。顔の形が人間と同じなので猶更嫌悪感が増す。
しかし見た目以上に厄介なのが強さだ。
まず不死者なので死なない。しかしそれだけならば問題ない。地下2001階から不死能力持ちの敵はゴロゴロ出てきて、地下3001階から当たり前の存在となった。
不死能力の対処方法は、四肢を切断して動けなくする、首を切断する、などで無力化することだ。
これができない不死能力持ちは手が付けられない強敵へ変貌する。
能面侍は不死能力以外に、瞬きする間に傷を癒す再生能力と様々な魔法耐性、物理耐性、そして長刀から繰り出される神速の剣げきだ。
どれくらい厄介なのか。
魔法耐性持ちなので遠距離攻撃が当たらない。このためローズでは対処ができない。
次に物理耐性持ちなので近距離攻撃が当たらない。このためリリーと俺では対処ができない。
攻撃役ではないチュリップは論外だ。
防御面ですでにこちらに打つ手がない。これだけで逃げの一手だ。
さらに攻撃能力も苛烈なのだから手に負えない。
攻撃は不可視と思えるほど速い長刀の一撃だ。一度食らったが、掠めただけなのに内臓が飛び出した。
また盾や鎧も通り抜ける魔法の一撃という反則技を持っている。壁や床、天井もすり抜けるため、狭い通路で振り回されると声も出せないままみじん切りにされてしまう。
結果、戦わないことが最善となる。
「イライラするぜ!」
地下2001階から逃げるしかない敵が増えてきた。だがそいつらは防御面が強力なだけで攻撃は貧弱だった。それが地下3000階を過ぎると攻撃も強烈になった。
地下4000階を過ぎると息をひそめて隠れるしかない展開となってしまった。
「奥の手を使うか?」
しかしそんな奴に唯一対抗できる手段がある。これはアスと数千年戦った俺しか使えない手段だ。ローズたちも頑張れば使えると思うが、この階層では練習をしている暇などない。
しかし奥の手は博打だ。できれば使いたくない。倒せても共倒れになっては意味が無い。
「レイ! 後ろから足音が!」
考え込んでいるとローズが身振り手振りで危険を知らせてきた!
「上り階段に戻るぞ!」
悔しいが撤退だ。
地下4000階を過ぎて、俺たちはネズミのように迷宮を歩いている。進みは遅い。だがそれも仕方がない。
生きるためには我慢も必要だ。
それでも腹は立つ!
「くそ!」
上り階段の途中で壁を蹴飛ばす! 今日で一週間無駄足だ!
「ご飯がもうありません」
チュリップの暗い声が心に響き、壁に鉄槌を叩き込む。
「ごめんね……私が役立たずで」
ローズが涙を浮かべて階段に座り込む。
「私も申し訳ありません。加護魔法が使えれば、まだ対処の方法があるのに」
チュリップも暗い顔で、少ない食料を配る。
「魔法禁止階層……迷宮が化け物と手を組んで、私たちに牙を向いている」
リリーが俺と同じように壁を殴る。
「私に力量があれば! 何のために体を鍛えた!」
リリーは悔し涙を流す。
地下4999階の通路はレンガ造りの壁と床、天井で、見た目は普通の通路と変わらない。しかしそれは見た目だけだ。恐ろしい罠がたくさん仕掛けてある。
最も分かりやすいのが魔法禁止だ。その階層では魔法が一切使えなくなる。敵は使えるのに!
致命傷になるのは物理禁止だ。その階層では打撃も斬撃も敵を通り抜けてしまう。敵は当ててくるのに!
この罠は敵と戦って初めて作動していることが分かるため、運が悪いと死ぬ。
そして、最も恐ろしいのが、レベルダウンという罠だ。ローズによると、レベルダウンが作動すると強制的にレベルが1、つまり最弱になってしまう。敵は強いままなのに!
レベルの意味は分からないがとにかく! レベルダウンが作動すると、ローズは荷物も持てないほど弱ってしまう。おまけに状態異常ではないらしく、チュリップでも治せない。
レベルダウンが作動したら、罠を解除するしかない。
だが! これらの罠があるだけなら! まだ優しかった!
厄介なことに、部屋に踏み入れた瞬間魔法禁止になる、ある通路のみ物理禁止である、という具合に引っ掛けを行ってくる時がある。
さらにさらに! 恐怖の罠を作動させないと下り階段に到達できない場合がある。強制的な弱体化を受けて、敵の攻撃をかいくぐる必要がある。
地下3000階を過ぎた辺りからヤバかったが、地下4000階を過ぎると、迷宮と化け物が手を繋いで襲ってきたとしか思えないほど辛い状況が続く。
「悪かった! ついイラついちまった! 許せ許せ!」
しかしだ! ここで弱音を吐いても仕方がない! 皆の背中を叩いて笑う。
「チュリップは料理が美味い! ローズは火が出せる! リリーは荷物を管理してくれている! 十分役に立っている!」
「しかしだな」
「リリー? しかしも案山子も無い! 口を酸っぱくして言っているだろ。お前たちは役に立っている! 自信を持て! 大好きなお前たちが居るおかげで俺は前に進める! それを忘れるなよ!」
自信の無い顔をする三人を見つめる。
「ごめんね! 最近気が滅入ってたから! もう大丈夫!」
ローズがぱっと顔を明るくする!
「ご飯にしましょう! 無くなったらその時考える! 行き当たりばったりで十分! 今はお腹いっぱいになることが先!」
チュリップがテキパキと料理を作る!
「地図の確認をする! 何か見落としがあるかもしれないからな!」
リリーも元気に地図を眺める!
「そうそう! 俺たちは明るく元気に進む! 俯いてちゃ前に進んでるか分からなくなるぜ!」
ホッとしたので階段に座る。
しかしながら、敵だけでなく、飯や生活用品など物資の問題もある。
ここ最近、敵と逃げてばかりで、化け物に肉も食っていない。
何かしら対策を考える必要がある。
だが打てる手は現状無い。進むことを考えるしかない。
そうなるとある言葉が口から出る。
「退屈だ!」
ため息を吐くと、皆も吐く。
「同じ景色ばかり。そろそろ地下十二階のように緑が見たいです」
「退屈ー! 全然進まない!」
「やれることも少ない。息が詰まる」
三人も同じ気持ちだ。
迷宮は同じ景色ばかりで見飽きた。敵も強いし厄介だがそれだけだ。美しくもなんともない気持ち悪い連中ばかり。何より、階段を進んでも進んでも楽にならない。何か気晴らしかご褒美が欲しい。
「さすがにルシーに文句言うか」
ルシー! 美味い飯の一つも用意しろ! お前たちの言う通り地下9999階を目指しているんだからそれくらいの我儘は良いだろ!
「できました」
「待ってました!」
チュリップが用意した飯にがっつく!
「毎日毎日ありがとよ! 息が詰まる中で唯一の癒しだ!」
「あら! お上手」
「惚れた!」
「さあ?」
「レイ! あーん!」
「おお! ありがとよローズ!」
もぐもぐ。美味い!
「美味しい?」
「美味い! さすが俺の婚約者だ!」
「ふふ! ばーか!」
「突然平和になった。さすがレイだ。私では真似できない。リーダーに相応しい」
「お前なら大丈夫だって! ほら、あーん!」
「あ? あーん」
「美味いか! 惚れたか!」
「喧しい!」
ダラダラとふざけあう。階段途中は安全だと分かっているからできることだ。もしもこれで階段途中もダメなら安息の地が全くないことになる。
「さすがに勘弁だ」
おそらく地下5000階にルシーが居るはずだ。何とかしてルシーを説得しないと。
贅沢な話だが、こいつらがしょげている姿を見たくない。
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