52 / 78
哀れなるフロアマスターたち(ステータスウィンドウの文字化けとレベルドレイン)
しおりを挟む
薄っすらとした夕焼けが沈むころ、地下9002階のフロアマスターは今日も上機嫌に酒を飲んでいた。
「やっぱお前は凄いよ!」
冒険者ギルドの酒場で仲間たちから盛大な拍手を受ける。
両腕には町一番の娼婦が笑顔を振りまいている。
「どうってことは無いさ! 皆の力があればこそだ!」
弾む声は高らかに酒場に響く。
地下9002階のフロアマスターの名前はジュンと言う。
高校二年生の時、不運にもトラックに轢かれて死んでしまった。そこに全王が声をかけた。
「異世界転生だ!」
彼は全王に会うと思った。
そこから彼は転生先の異世界について説明を受けた。
「レベルって概念があるのか」
彼が手に入れたチート能力は成長チートである。
「レベルが上がりやすくなって、さらに誰のステータスも可視化できるスキルがあれば最強だ!」
さらに他者のステータスを盗み見るチートも得た。これにより情報戦では無敵となった。
後は楽であった。レベルが上がりやすくなるためあらゆるスキルが簡単に手に入る。
さらに敵のステータスが見られるため、対策も簡単に立てることができた。
今、彼は冒険者ギルドで最高ランクのSSSランクよりさらに上、SSS+ランクの地位に居る。また敵のステータスを売買する情報屋でもある。
レベル、情報、この二つを武器に、彼は国王と友人になれるほどの実力を得た。
「今日は幻想種の吸血ドラゴンを倒した。どれどれ、皆のレベルは上がったかな?」
彼は小声でほくそ笑むと、仲間のステータスを覗き見る。
「ジンはレベル50か! ここの世界の平均は30だから、十分最強だ! レイナはレベル55か! これなら教皇にもなれる。パトリックはレベル45? 上がってない! さてはサボったな」
仲間のステータスを確認するのは彼の日課だ。最初は好奇心であり、また自分のレベルと比較して優越感を得るためだった。
しかし時が流れると仲間たちの成長を見守る考えになった。
「仲間が強くなるのも嬉しいな」
成長するにつれて、仲間と一緒に居る楽しさを学んだのだ。
「ジュン! 本当にレベル500なの!」
娼婦の一人が興奮気味に話しかける。ジュンは気取った表情で笑う。
「違うよ、今のレベルは510さ!」
「本当? ちょっと見せて!」
ジュンは娼婦のおねだりに応えるため、ステータスを表示する。
「ほんとだ!」
娼婦の驚嘆とともに、ざわめきが酒場に広がる。
----------------------------------
名前:ジュン
レベル:510
HP:153405
MP:201900
スキル:神に選ばれし者,ete
----------------------------------
「見たことも無いスキルがいっぱい!」
ジュンは娼婦たちの声に内心天狗になる。
「前世だと努力しても報われなかった。だけどここは違う! 頑張ればそれだけ強くなれる!」
彼はこの世界が好きになっていた。
そんな順風満帆な彼の元にメッセージが届く。
「ジュン? ステータスウィンドウのメッセージコマンドに受信があるよ?」
「ほんと! ちょっと失礼」
ジュンはステータスを非表示状態にして、メッセージを確認する。
「レイが来た!」
ジュンは人の悪い笑みを浮かべると皆に言う。
「用事ができた。すぐに戻ってくるから」
そして彼は冒険者ギルドから出て、近くの賢者の森に入り、レイを待ち構える。
「さてさて、どれくらい強いのかな? 全王が命令するんだから、そこそこ強いと思うけど」
自分よりは弱い。その言葉は言わなかった。
「レイを倒したら新しいチートが手に入る! 次はどんなチートを手に入れよう!」
待ちきれない様子で独り言を呟きながら、剣を振り回す。彼は暇つぶしをしているだけだが、一般人には猛烈な特訓をしていると思うだろう。一つ振り回すたびに風が舞い上がり、森がざわめく。
そうこうしているうちに、ついにジュンの前にレイたちが現れた。
「お前がレイ?」
「そうだ。お前はフロアマスターで間違いないな?」
「その通りさ」
ジュンは喋りながらひっそりとレイたちのステータスを確認する。
情報は戦闘において一番重要な戦力だと理解しているから。
だが彼は知らない。情報は時に、人の心を砕く最悪の毒であることを!
----------------------------------
名前:''23=-1qd
レベル:n#x46a9;
HP:&kx5h9a;
MP:##y56"";
スキル:""03!bGil;
----------------------------------
「文字化けしてる? 五人とも!」
ジュンは思わず後ずさる。
「何なんだこいつら!」
ステータス画面は絶対だ。誤魔化すことはできない。
ましてや、文字化けなどあり得ない!
「暗殺スキル! 死曲演舞曲」
死曲演舞曲は、魔王さえも瞬殺する音速の暗殺術である。素早い足さばきで幻影を作り出し、背後から心臓を貫く必殺技である。剣は世界三大遺産のエールソード。神の祝福を受けたと言われる剣はすべての物を両断する。
彼は絶対の自信を持って、レイたちの背後を取る。
「何でわざわざ後ろに回り込むんだ?」
だが……何と残酷なことであろう。レイたちはクルリと容易く振り返って、ジュンに首をかしげる。
虚を突かれたのはジュンのほうだった。彼は刺突の構えのまま、呆然とレイたちを見つめる。
「大丈夫か? 顔色が真っ青だぞ?」
レイは困惑した表情で労わるように手を伸ばす。
「来るな!」
ジュンは全身が発する悪寒と破裂寸前の心臓から身を守るために、わき目も振らず背を向けて逃げ出す。
「俺は強い! 俺は強い! 成長チートを貰ったんだ! 誰よりも強くなった!」
ジュンは走りながら気持ちを落ち着けるためにステータスウィンドウを開く。
心が折れそうになった時、彼はいつもステータスウィンドウを開き、自分のレベルを確認する。
順調に上がるレベル、努力が実を結んでいる証拠。
どんなに敵わないと思っても、彼はレベルを確認することで言い聞かせる。
「頑張れば強くなれる! いつか倒せるようになる!」
それが彼の合言葉であり、彼が運営するギルドの合言葉であった。
しかし……ステータスウィンドウを開いた瞬間、彼は絶望とともに足を止める。
----------------------------------
名前:ジュン
レベル:495
HP:150000
MP:195000
スキル:神に選ばれし者,ete
----------------------------------
「……レベルが……下がってる?」
訳が分からない。レベルが下がることはあり得ない。見間違えだ!
そうやって何度もステータスウィンドウを注視するが、突きつけられるのは冷酷な現実であった。
彼は一夜にして、数か月分の努力を失った。
「どうした?」
ジュンはレイに声をかけられて飛び上がる。
さらに開いたままのステータスウィンドウを見て涙を流す。
----------------------------------
名前:ジュン
レベル:450
HP:140500
MP:172040
スキル:神に選ばれし者,ete
----------------------------------
「レベルドレイン……反則技だ……しかも近くに居るだけで発動するなんて……どんなチートだよ……」
ジュンは力なく膝を付く。その間にもレベルは下がり続ける。
ジュンは知らない。レイたちが死闘を演じた地下迷宮には、生命力を吸い取る化け物がゴロゴロ存在する。地下十二階の大陸クモが代表だ。
レイたちはそれに対抗するため、戦闘時は無意識の内に相手の生命力を吸い取るようになった。
生命力とは何か? ジュンが居る世界に例えるならレベルに相当する。
レイたちはゲームに例えるなら、常に相手のレベルを吸い取るスキルを展開しているようなものであった。
レベルという概念に支配された世界で、これほどのチートが存在するであろうか?
「大丈夫か?」
レイはジュンを気遣うように小さい声で話しかける。
「……くだりかいだんはまちのきょうかいにある……さがしてくれ」
ジュンは立ち上がれなかった。絶望と恐怖、無力感、何より、これまで築いた努力が水の泡と化した事実に打ちひしがれていた。
「わ、分かった。あの……元気出せよ?」
レイたちは何が何だか分からないという表情で立ち去った。
残ったのは、白髪になったジュンと、彼のステータスウィンドウだ。
----------------------------------
名前:ジュン
レベル:100
HP:9500
MP:12040
スキル:神に選ばれし者,ete
----------------------------------
まだまだジュンは強い。レベル100などこの世界に居ない。
「ばけものだ……ああああああ!」
だが、再度レベル500を目指すとなると話は違う。
彼は十年かけてレベル500となった。
だからもう一度十年間、レベリングする必要がある。
彼が築き上げた自信は、一夜にして蜃気楼のように消え去った。
「やっぱお前は凄いよ!」
冒険者ギルドの酒場で仲間たちから盛大な拍手を受ける。
両腕には町一番の娼婦が笑顔を振りまいている。
「どうってことは無いさ! 皆の力があればこそだ!」
弾む声は高らかに酒場に響く。
地下9002階のフロアマスターの名前はジュンと言う。
高校二年生の時、不運にもトラックに轢かれて死んでしまった。そこに全王が声をかけた。
「異世界転生だ!」
彼は全王に会うと思った。
そこから彼は転生先の異世界について説明を受けた。
「レベルって概念があるのか」
彼が手に入れたチート能力は成長チートである。
「レベルが上がりやすくなって、さらに誰のステータスも可視化できるスキルがあれば最強だ!」
さらに他者のステータスを盗み見るチートも得た。これにより情報戦では無敵となった。
後は楽であった。レベルが上がりやすくなるためあらゆるスキルが簡単に手に入る。
さらに敵のステータスが見られるため、対策も簡単に立てることができた。
今、彼は冒険者ギルドで最高ランクのSSSランクよりさらに上、SSS+ランクの地位に居る。また敵のステータスを売買する情報屋でもある。
レベル、情報、この二つを武器に、彼は国王と友人になれるほどの実力を得た。
「今日は幻想種の吸血ドラゴンを倒した。どれどれ、皆のレベルは上がったかな?」
彼は小声でほくそ笑むと、仲間のステータスを覗き見る。
「ジンはレベル50か! ここの世界の平均は30だから、十分最強だ! レイナはレベル55か! これなら教皇にもなれる。パトリックはレベル45? 上がってない! さてはサボったな」
仲間のステータスを確認するのは彼の日課だ。最初は好奇心であり、また自分のレベルと比較して優越感を得るためだった。
しかし時が流れると仲間たちの成長を見守る考えになった。
「仲間が強くなるのも嬉しいな」
成長するにつれて、仲間と一緒に居る楽しさを学んだのだ。
「ジュン! 本当にレベル500なの!」
娼婦の一人が興奮気味に話しかける。ジュンは気取った表情で笑う。
「違うよ、今のレベルは510さ!」
「本当? ちょっと見せて!」
ジュンは娼婦のおねだりに応えるため、ステータスを表示する。
「ほんとだ!」
娼婦の驚嘆とともに、ざわめきが酒場に広がる。
----------------------------------
名前:ジュン
レベル:510
HP:153405
MP:201900
スキル:神に選ばれし者,ete
----------------------------------
「見たことも無いスキルがいっぱい!」
ジュンは娼婦たちの声に内心天狗になる。
「前世だと努力しても報われなかった。だけどここは違う! 頑張ればそれだけ強くなれる!」
彼はこの世界が好きになっていた。
そんな順風満帆な彼の元にメッセージが届く。
「ジュン? ステータスウィンドウのメッセージコマンドに受信があるよ?」
「ほんと! ちょっと失礼」
ジュンはステータスを非表示状態にして、メッセージを確認する。
「レイが来た!」
ジュンは人の悪い笑みを浮かべると皆に言う。
「用事ができた。すぐに戻ってくるから」
そして彼は冒険者ギルドから出て、近くの賢者の森に入り、レイを待ち構える。
「さてさて、どれくらい強いのかな? 全王が命令するんだから、そこそこ強いと思うけど」
自分よりは弱い。その言葉は言わなかった。
「レイを倒したら新しいチートが手に入る! 次はどんなチートを手に入れよう!」
待ちきれない様子で独り言を呟きながら、剣を振り回す。彼は暇つぶしをしているだけだが、一般人には猛烈な特訓をしていると思うだろう。一つ振り回すたびに風が舞い上がり、森がざわめく。
そうこうしているうちに、ついにジュンの前にレイたちが現れた。
「お前がレイ?」
「そうだ。お前はフロアマスターで間違いないな?」
「その通りさ」
ジュンは喋りながらひっそりとレイたちのステータスを確認する。
情報は戦闘において一番重要な戦力だと理解しているから。
だが彼は知らない。情報は時に、人の心を砕く最悪の毒であることを!
----------------------------------
名前:''23=-1qd
レベル:n#x46a9;
HP:&kx5h9a;
MP:##y56"";
スキル:""03!bGil;
----------------------------------
「文字化けしてる? 五人とも!」
ジュンは思わず後ずさる。
「何なんだこいつら!」
ステータス画面は絶対だ。誤魔化すことはできない。
ましてや、文字化けなどあり得ない!
「暗殺スキル! 死曲演舞曲」
死曲演舞曲は、魔王さえも瞬殺する音速の暗殺術である。素早い足さばきで幻影を作り出し、背後から心臓を貫く必殺技である。剣は世界三大遺産のエールソード。神の祝福を受けたと言われる剣はすべての物を両断する。
彼は絶対の自信を持って、レイたちの背後を取る。
「何でわざわざ後ろに回り込むんだ?」
だが……何と残酷なことであろう。レイたちはクルリと容易く振り返って、ジュンに首をかしげる。
虚を突かれたのはジュンのほうだった。彼は刺突の構えのまま、呆然とレイたちを見つめる。
「大丈夫か? 顔色が真っ青だぞ?」
レイは困惑した表情で労わるように手を伸ばす。
「来るな!」
ジュンは全身が発する悪寒と破裂寸前の心臓から身を守るために、わき目も振らず背を向けて逃げ出す。
「俺は強い! 俺は強い! 成長チートを貰ったんだ! 誰よりも強くなった!」
ジュンは走りながら気持ちを落ち着けるためにステータスウィンドウを開く。
心が折れそうになった時、彼はいつもステータスウィンドウを開き、自分のレベルを確認する。
順調に上がるレベル、努力が実を結んでいる証拠。
どんなに敵わないと思っても、彼はレベルを確認することで言い聞かせる。
「頑張れば強くなれる! いつか倒せるようになる!」
それが彼の合言葉であり、彼が運営するギルドの合言葉であった。
しかし……ステータスウィンドウを開いた瞬間、彼は絶望とともに足を止める。
----------------------------------
名前:ジュン
レベル:495
HP:150000
MP:195000
スキル:神に選ばれし者,ete
----------------------------------
「……レベルが……下がってる?」
訳が分からない。レベルが下がることはあり得ない。見間違えだ!
そうやって何度もステータスウィンドウを注視するが、突きつけられるのは冷酷な現実であった。
彼は一夜にして、数か月分の努力を失った。
「どうした?」
ジュンはレイに声をかけられて飛び上がる。
さらに開いたままのステータスウィンドウを見て涙を流す。
----------------------------------
名前:ジュン
レベル:450
HP:140500
MP:172040
スキル:神に選ばれし者,ete
----------------------------------
「レベルドレイン……反則技だ……しかも近くに居るだけで発動するなんて……どんなチートだよ……」
ジュンは力なく膝を付く。その間にもレベルは下がり続ける。
ジュンは知らない。レイたちが死闘を演じた地下迷宮には、生命力を吸い取る化け物がゴロゴロ存在する。地下十二階の大陸クモが代表だ。
レイたちはそれに対抗するため、戦闘時は無意識の内に相手の生命力を吸い取るようになった。
生命力とは何か? ジュンが居る世界に例えるならレベルに相当する。
レイたちはゲームに例えるなら、常に相手のレベルを吸い取るスキルを展開しているようなものであった。
レベルという概念に支配された世界で、これほどのチートが存在するであろうか?
「大丈夫か?」
レイはジュンを気遣うように小さい声で話しかける。
「……くだりかいだんはまちのきょうかいにある……さがしてくれ」
ジュンは立ち上がれなかった。絶望と恐怖、無力感、何より、これまで築いた努力が水の泡と化した事実に打ちひしがれていた。
「わ、分かった。あの……元気出せよ?」
レイたちは何が何だか分からないという表情で立ち去った。
残ったのは、白髪になったジュンと、彼のステータスウィンドウだ。
----------------------------------
名前:ジュン
レベル:100
HP:9500
MP:12040
スキル:神に選ばれし者,ete
----------------------------------
まだまだジュンは強い。レベル100などこの世界に居ない。
「ばけものだ……ああああああ!」
だが、再度レベル500を目指すとなると話は違う。
彼は十年かけてレベル500となった。
だからもう一度十年間、レベリングする必要がある。
彼が築き上げた自信は、一夜にして蜃気楼のように消え去った。
0
あなたにおすすめの小説
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
竹井ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
相続した畑で拾ったエルフがいつの間にか嫁になっていた件 ~魔法で快適!田舎で農業スローライフ~
ちくでん
ファンタジー
山科啓介28歳。祖父の畑を相続した彼は、脱サラして農業者になるためにとある田舎町にやってきた。
休耕地を畑に戻そうとして草刈りをしていたところで発見したのは、倒れた美少女エルフ。
啓介はそのエルフを家に連れ帰ったのだった。
異世界からこちらの世界に迷い込んだエルフの魔法使いと初心者農業者の主人公は、畑をおこして田舎に馴染んでいく。
これは生活を共にする二人が、やがて好き合うことになり、付き合ったり結婚したり作物を育てたり、日々を生活していくお話です。
転生ヒロインは不倫が嫌いなので地道な道を選らぶ
karon
ファンタジー
デビュタントドレスを見た瞬間アメリアはかつて好きだった乙女ゲーム「薔薇の言の葉」の世界に転生したことを悟った。
しかし、攻略対象に張り付いた自分より身分の高い悪役令嬢と戦う危険性を考え、攻略対象完全無視でモブとくっつくことを決心、しかし、アメリアの思惑は思わぬ方向に横滑りし。
俺に王太子の側近なんて無理です!
クレハ
ファンタジー
5歳の時公爵家の家の庭にある木から落ちて前世の記憶を思い出した俺。
そう、ここは剣と魔法の世界!
友達の呪いを解くために悪魔召喚をしたりその友達の側近になったりして大忙し。
ハイスペックなちゃらんぽらんな人間を演じる俺の奮闘記、ここに開幕。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
【完結】異世界で魔道具チートでのんびり商売生活
シマセイ
ファンタジー
大学生・誠也は工事現場の穴に落ちて異世界へ。 物体に魔力を付与できるチートスキルを見つけ、 能力を隠しつつ魔道具を作って商業ギルドで商売開始。 のんびりスローライフを目指す毎日が幕を開ける!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる